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V字経営研究所・酒井英之の4行日記 DiaryINDEX|past|will
某市の商工会議所での講演。副会頭が講師紹介をして下さったのだが、単なる略歴紹介に留まらず「先生の本にこんなことが書いてありました…」と引用文が付いた。紹介するために拙著を全部読んだというし、私がかつて開発した商品のカタログまで取り寄せていた。たかが講師紹介にここまで丹念に下調べする人。彼の会社が勝ち組になるはずだ。
昨日の師弟講演の主催企業。お客様を集めるには「名駅以外は絶対ダメ!」と常務が指示。よってマリオットHで開催。また講話録を作成し、それを持参してお客様へのお礼参りを行うという。このお礼参り、来週からの予定だったが社長が「悠長なこと言うな!今週からやれ!」と指示。一事が万事、社長・常務の適切な判断力が同社の凄みである。
4年前、師匠である水谷研治に「で、次は何をする?」と聞かれた。咄嗟に「勝ち組・負け組の差の解明をします」と返事。「それには何年かかる?」「3年は…」「長すぎる…2年でやれ」。そして今日、師匠が企業の課題を語り、私がその打開策を語る初の師弟講演が実現した。師匠は私に常に「次は何を…?」を問いかける。その姿勢に心服している。
大手建材問屋の社員研修。社内の希望者を対象としたもので、日曜にもかかわらず40名が各自5,000円の自腹を切って参加した。講義の後、各グループ別に現在と3年後の顧客満足度を測定。このままでは現在よりも満足度が下がることを確認。「今日から××を変えよう」を各自が決意した。この決意は日曜日・5,000円を上回る社員各自の財産である。
急成長中のアウトソーサーの右腕研修。「右腕」とは幹部候補生クラスを指す。依頼主は同社の営業本部長。彼曰く「拠点はこれからどんどん増える。その拠点を任せるのは、彼らだ。だから彼らを光らせたい」。愛される上司は日頃から使う言葉が違う。「光らせたい」。この思いが私が登壇して語ることの何倍も右腕たちを動機づけるだろう。
大阪より帰る。岐阜羽島駅に降り立つと「パパーッ!」と言って3歳の息子が駆け寄ってくる。走りっぷりは危なっかしいが、顔は満面の笑みだ。この世の他の誰が自分に駆け寄って来て、笑いかけてくれるだろうか。子供を抱き上げて、走りぬける500系新幹線を見る。あらゆる疲れが吹っ飛ぶ至福のとき。浮気をする人の気が知れない。
今週の「プロジェクトX」はウリミバエを絶滅させる沖縄の話だった。番組の最後に司会者がリーダーに「何がうまくいった要因ですか?」と聞いたら、彼は「人です」と答えた。その発言に、隣にいたメンバーが嬉しそうに笑った。こういう問に通常は「××戦略」などと答えがちなのに「人」と答えることの愛の深さ。その素朴さと素直さに感動した。
某大手電機メーカーの下請け会で講演。講演後の懇親会で、大垣市と富山県の社長と話したことが感慨深かった。大垣市と浜松市は、一般論では評価されない独立心旺盛なエリア。また富山県はインフラに恵まれてないため、独自の工夫と知恵を出す意識が高いエリア。孤高の志を抱く土地柄の、まさにその人達と親しくできるのはこの上ない喜びである。
名古屋の街を良くしようとする建築家諸氏の会合に出席。街の中で忘れられつつある近代建築物に焦点を当てて、その魅力を紹介していこう!ということになった。日本人は客観的に評価することが下手な民族。その分、他人の付けたランキングに関心が高い。権威主義ではない、本物を見極める目を持った人々の評価が渇望されている。
朝目覚めると右手の人差し指の第一関節から先だけがパンパンに膨れ上がっていた。20年前に蕁麻疹で苦しんでいたとき、今は亡き名医にかかった。彼は私の指先に針を刺し、血を抜いた。それだけで治ってしまった。「そのときの再来か?」と直感し、小刀で腫れた指先を自分で切り血を抜いた。奇行と映ろうとも、治れば何でも良いのである。
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