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V字経営研究所・酒井英之の4行日記 DiaryINDEX|past|will
仕事で始めて松江を訪ねる。行きのJAS便、35人乗りにお客さんは12名。出雲空港から松江市内まで、50人乗りのバスに同2名。入った食堂は、午後8時に16席で2名(味は良かった)。宿泊した旅館にも人影はまばら。島根県は県民一人当行政投資額第1位。小泉八雲が愛した美しい街だが、この事実を納得してしまう寂しさだった。
親しくしている勝ち組社長と遊ぶ。いつも恐ろしく元気な人が50歳を過ぎて保守的になったと嘆く。「意欲はあるが、思うように身体がついてこない。思ってもやらないのは、何もやらないのと一緒だ」と自戒していた。逆風吹きすさぶジャスダック上場から1ヶ月、疲れもピークのようだ。こんなときこそ自分は、社長の「打出の小槌」でありたいと思う。
大手システム会社に勤める中小企業診断士A君の相談。某商店街へのインターネット導入事業を担当しているが、全然儲からないという。利益が出ない事業から手を引くべきか…それとも診断士として関わり続けるべきか…。こういうときの判断基準は自分の人生観だ。企業人と診断士。どちらの自分でいるのが好きなのか、それを考えて選べば良いのである。
AERAに「目が強くなった女たち」という記事が載っていた。目元を華麗に化粧することで、魅力的な女性になるという。沖縄行きの航空機内でみた女子高生達も皆強い目をしていた。「目の色」はその人の内面を最も表すが、これをごまかされると本当にダマされそうだ。こうなると人の内面を判断する基準は「口調」しかない。なんとも難しい時代だ。
かねてから福岡空港のアクセスの良さを聞いていたが、実際に体験するとその便利さが実に気持ち良い。その地下鉄に乗っている間に、各駅が独自のマークを持っていることに気がついた。博多は反物、大濠公園は桜、呉服町は宝船、姪浜はヨット…各駅のアイデンティティが凝縮されたマーク。考えて見れば、至極当然のこと。ない方がおかしいと思う。
沖縄から福岡へ全日航で移動。この間90分、ただの一度もスチュワーデスと会話しなかった。飲み物や新聞を配ったり、カタログ販売いかがですか?といった機内サービスがゼロ。あの美貌と接触がないのは残念だが、飛行機はもはや特別な交通手段ではない。航空各社の財政から見ても飛行機ワンマン運転時代はそんなに遠くはないだろう。
友人が語る沖縄の人の暮らし方を聞きながら、この島では2種類の生き方ができるのだな、と思った。ひとつは、ビジネスの世界で成功を望むこと。もうひとつは家族と仲間を大切にあくせくせず、自然を相手にのんびり暮らすこと。前者だけが正義だった時代は過去のものだ。後者のような人生観を持つ若者は多い。大人にはそれを受容れる度量が必要だ。
沖縄。友人と家庭料理の店に行き、感動したことが2つ。第1は「運動会みかん」。運動会シーズンに実るからついたネーミングだが、誰もが運動会という地域交流を大切にしている様子が伺える。今ひとつはお茶漬けに漬物が少量づつ5種類も付いてきたこと。店内の三線にも触れることができ、沖縄の人の来客をもてなす細かい心遣いが感じられた。
マリナーズが負けた。上には上がいるものだ。この負けをバネにイチローは来年も素晴らしいプレーをするのだろう。ライバルほど自分を鍛えてくれる存在はない。ビジネスマンにとって最大のライバルはお客様である。お客様の期待値を上回る成果を挙げることがプロ。新規顧客開拓は自分を成長させてくれるライバル探し。さぼるわけにはいかない。
11人の部下を抱える某社の部長。やってもやらなくても給与が変わらないため、このうち6人は全然やる気がないと嘆く。仕方がないので5名だけで目標数字を達成する作戦に変更。作戦会議にもその6人は呼ばず、壁には5人だけの成績票を掲示した。全員が手を携えて会社を支える時代は終った。自分の誇りのために働く人が頼れる時代なのだ。
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