ぶつぶつ日記
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2004年06月12日(土) あらら・・・

日記をさぼり気味です。
いかんです。
でも、明日からまた3日ほど、
日記どころの話じゃないのです。
来週までお待ちください。


2004年06月08日(火) 帰ってこない子供達

痛ましい事件ばかりで、ついこの間起こった事件ですら
忘却してしまうことが多い。
そんな中で、大阪の池田小学校の事件から、3年が経った事をしった。
記事を読んで行くうちに、犯人である宅間死刑囚の記事に行き着いたのだけれど、
相変わらず、反省も贖罪もないそうで、
こんなに死にたい死刑囚をむざむざ望みどおりに死なせていいのか?
などと逆に思ってしまう。
その記事の中で、宅間死刑囚が昨年の12月に、
獄中結婚をしたことを知って、かなりびっくりした。
世の中には、奇特な人もいるものだ。
事件を起こすまで知ることもなかった男性と、
その事件がきっかけで、結婚しようというのだから。
自分が彼を救うことで、自分が救われたいのかな、
とイジワルに思ったりもする。
また、そこまで死にたい人間が、
どうして彼女達の希望をかなえ
(複数の獄中結婚の希望者がいたらしく、最初に結婚届を送ってきた相手と結婚)、
結婚して面会までしているんだろうか。

結局、全てが甘え。
悪いのは自分ではなく、自分以外の全て。
こんな男のために、命を落としてしまった8人の魂は、どこにあるのだろう?
獄中結婚した宅間夫人は、宅間死刑囚にかわって、
8人のために、祈っているのだろうか?
祈っても、祈っても、
例え宅間死刑囚が贖罪したところで、
二度と帰ってこない、8人の子供たち・・・。

http://www.asahi.com/national/update/0608/029.html


2004年06月06日(日) 韓国の、戦後

お隣の国、韓国の若手スターが日本でも人気になっている。
その代表格が「冬のソナタ」のヨン様。
そのため、日本人の韓国への興味も、以前と比べ物にならないくらい
大きくなっているそうだ。
あまり、良好な歴史的関係があるとはいえない日本と韓国が、
どんなきっかけにしろ、お互いに興味を持ち、
相互理解を深めることは、とてもよいことだと思う。

そんな中で、第二次世界大戦後の、
韓国の歴史を扱った映画が2本、公開される。
「シルミド」と「ブラザーフット」。

「シルミド」は、最近までその事実が明らかになることのなかった
史実を元にしている。
1968年、北と南の複雑な関係の中、
社会の底辺に生きる男たちや死刑囚がシルミ島に集められ、
金日成暗殺部隊として訓練を受ける。
3年後、厳しい訓練の末、優秀なエージェントに生まれ変わった彼らは、
揺れ動く時代と国際政治に翻弄され、結局は国により闇に葬られた。

「ブラザーフット」は1950年6月25日に勃発した
朝鮮戦争に翻弄される兄弟の話。
日常から突然切り離され、収集令状もないままに、
戦争に借り出され死んでいった50万という普通の人々。
その中で、弟を守ることに命をかける兄と、
そんな兄を理解できない弟。
同じ戦場にたつ2人と、彼らを待つ兄の婚約者と・・・・。

韓国の学生に、
「金さん(中国の朝鮮族の男性)が中国人なのも、日本のせいですよね。」
と言われたことがある。
彼はその時、私を責めていたわけではなかった。
ただ、彼らの認識を述べたまでのこと。
そう、私たち日本の戦後は、高度成長による復興の戦後であった。
内戦もなく、戦争に直接参加することも、
巻き込まれることもなく。
しかし、すぐその隣では、
同じ言葉と文化を持つ人々が共に殺し合い、
国は分断され、今に至る。
31人の男たちを、抹殺する必要があるほどの、
壮絶な駆け引き。

きっかけは、ヨン様でもいいと思う。
でも、事実から目をそらさないように。
私たちの間に横たわる、不幸な歴史。
それを直視しないことには、
真の相互理解はありえない。
すべてを、謝罪する必要はないかもしれない。
けれども、「戦後」日本が経済大国になっていった影で、
韓国では、「戦中」であったことを、
忘れてはいけないと思う。
その原因が、日本にあったことも。





2004年06月04日(金) なんで「モハメド」?

いや、細かいことで申し訳ないんですが・・・。
イラクでなくなった橋田さんが救援しようとしていたイラク人の少年が、
来日しましたね。
でも、どうして、この子の名前が「モハメド」君なの????
これって、英語読みですよねえ。
病院や周りの人に「モハメド」君って言われたら、
戸惑うだろうなあ。
「モハメド」はムハンマドの英語読み。
ムハンマドって、そんなに言いにくい発音ですか?
日本人にとって。
そろそろ、これくらいの名前、英語読みしないで、
彼らの発音に近い日本語カタカナ発音で読んであげてよ、
と思う。

ちなみに、バクダットもバグダッド、
サウジでテロのあったのは、コバルではなく、アルホバル、
アフガンの首都もカブールじゃなくて、カーブル(最近ではカーブールになってきているらしいが)。
まあ、国都市の名前はしょうがないとしても、
人名固有名詞はねえ。


2004年06月01日(火) 女の子になりたい男の子

最近、渋谷のセンター街には、「センターガイ(GUY)」なる男の子がいる。
簡単に言うと、顔黒ギャルの男の子版で、
同じように顔を黒くして、厚化粧、髪はカラーリング、
服もアルバローザなどのギャルブランドを着ている男の子。
女の子の服を着るために、ダイエットしたりするらしい(^^;)。
ちょっと見、グラムロッカーっぽかったりするんだけど、
多分彼らにグラムとか言っても、「なに?何グラム?」とか言われちゃいそうです。

さて、雑誌の特集を読んでみると、
彼らは「女の子になりたい男の子」らしい。
でも、彼らはトランスジェンダーでも多分ゲイでもない。
性志向的には女の子が好きなんじゃないかと思うが、
じゃあ、どうして彼らは女の子になりたいのか。
男の人生、つまらないって。
なーんにも面白いこと、ないって。
女の子は、きれいな服を着て、エンコーして、お金ももらえて、
それでもなんか、許されちゃう。
仕事だって、なんだかんだいって、アパレルの店員とか、
好きな服に囲まれてたのしそー。
その上、ある程度の年になったら結婚して、だんなの稼ぎで生活して。

彼らの考え方は、ある意味完全に間違ってるんだけど、
ある意味すごく新鮮だった。
昔は、「自由」というのは男性の領域で、
遊ぶのも、勉強も、仕事も、自由に選べるのは男性ばかり。
女性は型に押し込められ、そこから逸脱することが出来ない不自由さ・・・。
所が、この国では、今型にはめられて苦しんでいるのは、
実は多くは男性になってしまった。
女の子、女性達は、するりするりと女であることを利用し、
会社をやめて留学してしまうは、学校も適当、でも、なんとか収まってしまったり。
いくつになって新しいことにチャレンジしても、
それは「生きがい」と言う言葉で美化され、あまり非難もされない。

男の子達は気がついている。
もし、自分達=男がそういう人生を選んだら、
女性よりも多く非難をされ、そして軌道修正することがとても難しいことを。
男は、「コウアルベキ」という型を打ち破るだけのパワーは、
今の日本の経済にはないから。
「カゾクヲヤシナウセキニン」とやらは、いまだに男の領域だし。
自分だって養ってもらいたいなんていったら、
サイテーの男って言われるし。

彼らはある意味とても正直な子達のように思える。
もしかしたら、彼らのような子の意識が、
日本の窒息感を打破するきっかけになるかもしれない。
「マトモニイキル」ことに、疲れてしまったこの国で。


2004年05月30日(日) 冷や汗

マドリでのテロに引き続き、サウジでのテロ。
実は、リヤドのテロの時、
怪我をした2人の日本人の一人が、
友だちで、冷っとしたのだが、
今回も、友だちがすんでいるエリアがテロの現場に近かった。
メールをしてみると、
案の定、彼女の活動エリア。
襲撃されたコンパウンドにもよく行くし、
そこに住む日本人のご家族とも知り合いだという。

マドリのテロのときもそうだったが、
こう言う時、本当に無気力感というか、
脱力感というか、
なんともいえない気分に襲われる。
自分の知っている誰かが、どこかで、
こうしている一瞬の間に、
何かに巻き込まれ、命を落す危険性。
それを考えると、暗鬱とした気持ちになる。
そんな心配は、数年前には必要のなかった感覚だ。

とりあえず今回も、友人は無事だった。
だけれど、友人を無くした誰かも、
この世界にいる。
その人たちのために、そして、登校途中で巻き込まれてしまった
たった10歳のエジプト人の少年のために、
祈りを捧げよう。


2004年05月28日(金) やっぱり、生きてる

最近の私の楽しみの1つ、妊娠初期のネット友だちから、
定期検診時に取る胎児の写真を見せてもらうこと。
友だちのおなかの中を見るのって不思議な感じだけど
(自分のおなかの中も、みたことありますよ、健康診断で)、
おなかの中に育っているものも、
やっぱりとっても不思議。
この前までは「勾玉」だったのに、
もう手が出る足が出る〜。
でも、まだまだ孵化前のエイリアンにしか見えない(笑)。

別の友だちは、胎児からは気が出ていない=まだ人ではない、
と言うことをきいた事があるそうだ。
確かに、まだまだ愛らしいエイリアン。
でもね、そのエイリアンが、
同じ日に撮った2枚目の写真では、
キックしてたりするんですよ(つまり、動いているのだ!)。

こういうのを見ると、よくわかる。
やっぱり生きているってこと。
毎日、毎時間、毎秒、育っているってこと。
勾玉からエイリアンに、そしてどんどん人らしく。
見えないけれど、必死に生きているってこと。
だから、もし、産めないんだったら、
やっぱり、プロテクトしてもらいたいと思う。
妊娠しないように、最初っから、きちんと。
ピルは太るから嫌だとか、
彼氏にコンドームつけてって頼めないとか、
コンドームが嫌いだとか言ってないで、
しっかり未然に防いでよと思う。

それから男性諸氏、
「大丈夫」って根拠のないこと言うのやめましょう。
どう何が大丈夫なんだっつーのか。
自分の体から出てしまったものまで、
見張れないでしょう?
あと、外に出せば良いってのも、神話ですけんね。
結構いい年した大人の方もそう思っている方が多いようですが。
本当に相手を思ってるんだったら、
薄皮一枚まとってくれたって良いじゃない?
何かあった時に、命の危険をさらす目になるのは、
自分じゃなくて相手の女性なんですから。
そうです、中絶で死ぬことだってあるんですよ。

未然に防げるんだから、
できる限り未然に防ごうよ。
と思う、最近のおばさんなのだった。


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