My Huckleberry Friend***
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1983年10月13日(木) 性悪の根源

言われて一番嬉しい言葉はなんですか?
ワタクシは・・・
「性悪」「性格ブス」
です。
ワタクシほど邪なる人間はいないと思えば思うほど更に高慢になる。
人に嫌われることが得意で仕方のないワタクシは
そんな自分のことを、ただ一人孤高を持しているものと勝手に
思い込んでいるのであります。
わたくしが泣く時、それは悔しさ と 怒り のただ二つのみです。
人を突き動かす、いわば動力というものは、「負」の力によって
成るものしかないとさえわたくしは思いますけど。
このような欠陥品をめいっぱい愛してくれる人がいないわけではない。
そういう人間たちから嫌われるように更に高慢に、わがままに、高飛車に
今日も振舞うのであった。
それはある意味、そのような人間たちを試しているのかもしれない。
このように、わたくしは高校生の頃から他人を突き放し
高慢な態度をとることによって 篩いにかけている。
小さな網目に残るのは、粒の大きい、寛容で、優れた人間だけなので
あります。
網目に残った数少ない友人と男たちは、今でもわたくしのそばにいながら
この恐ろしき性格にうんざりしつつも 離れることがないのであります。
そして性悪女は、何を言われても傷つくことがない。
確固たる自信がそうさせない。
怒り狂うことはあっても、傷つくことはありえない。
フリをしているだけであって、実際作戦であることが多いのだ。
実は頭の中では何とも思ってもいない。ただただ相手を見下し、
あざ笑っているだけであったり。
女の涙だとか 許しを乞う姿に決意が揺らぐ男は五萬といるだろう。
果たして、女のそれがホンモノかどうか疑ってみた方がいい。
彼女らは、容易な信用に値するような生き物ではないことは
世の定説のはずなのだが・・・?


















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