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■ 思うこと。
ずっと迷っていたのですが、やっぱり一度、自分の今の心境を書いておこうと思います。
じゃないと、このままズルズルと、更新できない日々が続きそうな気がするので。
ひょっとしたら、あまり読んで気持ちいい代物にはならないかもしれません。なので、純粋に作品を待って下さっている方、作者の内状なんか知らなくて結構という方はこの日記スルーしてくださいね。
もう４ヶ月も前の話になりますが、日なた５話を更新してから、すぐに６話の執筆にとりかかり始めていました。２月の最後の日記で更新できない焦りをちらっと書いていますが、あの時点で実は６話の８割がた書き上がってはいたんです、が……
何度、直しを入れても納得がいかず、まるっと３度は書き直しました。それでもどうしても、自分の中で違和感を消化しきれなくて。こんなことはおそらく今までで初めての経験だったので、一度冷却期間を置こうと想い、６話更新を一旦諦めました。
それが３月初めだったと思います。
それ以降、一度もテキストを開くこともなく、ネットへ繋げてもサイトへ関わることも徐々に避け始めてしまって……
単にネガティブな思考からだけじゃなくって、執筆しなくなった分の時間を漫画読みあさったりゲームしたりして過ごしてるうちに、自然にって感じでした。
だからといって前にも書きましたが、サイト閉鎖したいとかいう気持ちはまったくなく、来て下さる方に対しての放置プレイは申し訳なく感じながら、そのうちまた“書きたい熱”も盛り上がるだろうとどこか楽観しておりました。
だけど、だんまりももう限界に来ているだろうと危機感を感じて、やっとのこさ絵版に足跡を残したというわけです……。
実は、書けなくなってしまった理由はハッキリしているのです。
でもそれを告白することだけはやめようと、ずっと思ってました。
恥ずかしい話、私は書き手として読み手の方に呆れられたくない、見放されたくないという、ちっぽけなプライドにしがみついていたんですよ。
でも、それじゃ永遠に自分の殻に閉じこもったまま、外に出れないんだって思い始めて。
日なたは、私が初めて書いた小説で、ずっと長い間温めてきた大切な作品です。その気持ちは今も昔も変わらない。だけど、立ち止まってしまった。書きたい事はいっぱいあった筈なのに、言葉にならない。
わたしはずっと、第３部を書き始めてからずっと、陸の考え方・生き方に疑問を持っていた。
２部を書き終えてから、ブランクを置きすぎたのかもしれない。過去作を読み返そうとしても、矛盾やアラばかり目立ってもはや直視できない。
わたしは３部で陸を（精神的に）大人にしてやるつもりだったけど、その親たる自分がつまずいているんじゃ、話も進むに進みません。
我が子のように育ててきた陸が理解できないって……どういうことなんだろう。その事実にきづいたとき、しばし呆然としましたが。
自分が作ったキャラなのに嫌いになるってのは、あるにはあるんですが（１部を書いてたとき宗がそうだった）
最初から主役として決めて作ったキャラは、実はサイト内では陸と結衣だけなので（他のキャラは元脇役が主役へってパターン）だからこそ自分の中で違和感が生じたのかな、と。
今の自分の考えや伝えたい事が一番反映されるキャラだから。昔の作品が恥ずかしいのは、自己嫌悪に近いのかもしれない。だからって今の自分を１００％好きとはとても言えないけど。
最初から、３部では陸の性格をがらりと変えるつもりではいました。けど、実際に文章を書き始めると、すごい落ち着いたもの言いをさせてしまう。もっとはじけた文章に戻そうよ！とかって自分に言い聞かせても無理でした。
１、２部の語りは陸の私的感情がやたら多くて、読み返してみて軽く驚いたものです。
そういうのって、単なる書き手の思い込みなんでしょうか？でもやっぱり、１→２→３って間を空けず読まれるのは（２以降の他作品を挟まずに）嫌だなぁって…（苦笑）
今後、３部の続きをそのまま書くかどうかは、今はわかりません。中途半端な状態ですが、とりあえず下げる事はしません。
今までもこれからも、サイトに上げた作品はどんな形でも残しておきたいと思います。もし修正を加えるなりする場合は、事前にお知らせするつもりでいますが。
……つらつらとここまで戯言にお付き合い下さり、ありがとうございました。
やっぱり喋ってよかったです。自己満ですが、いくらか気持ちがスッキリしました。
書けない書けない、と思ってると塞ぐので、少し長めの構想期間と思って割り切りることにします。
そういうわけですので、今しばらく生暖かい目で（流し目程度で結構ですので）傍観してやってください。
2006年05月23日(火)
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