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■ 陸の誕生日
短編「陸の誕生日」をアップしました。 実はこれを書いた後、約2日間、ずっとずっとブルーでした。 今は回復しましたが、どうにもこうにも気が滅入って、ちょっと風邪気味だったのもあるんですが、ちょっとどないしよ、冬椿が書けないよ、とか本気で思ってました。 うーーーん、どうもそれくらい私が桂の想いに同調しやすいみたいです。 前々から、お兄ちゃんを書くと自分ずーんと落ち込むなぁ、とは思ってたんですけどね。やはし、そうみたい。
桂は、陸や北嶋くんや周りの人達からは分りにくい性格してんなぁ、と思われてるでしょうが、私にとってはめちゃくちゃ分かりやすいです。 それはきっと信念が1本通ってるから、だろうね。 それをわざと見せないようにして(一部バレバレですが;)虚勢張っちゃうのが、桂なんです。 強くなろうとしてるのに、それもどこか危なげで、皆様から「守ってあげたい〜」と言われてしまう(笑)お兄ちゃんは、やっぱり、お姫様。 それも戦うお姫様だな。
短編では、桂が父親と暮らすことにした決意を、ちょこっとだけ書きました。 最初は「陸の誕生日」ということで、楽しいまま終わらせようかとも思いましたが、やはりここはしっかり書いておきたかったので。 もう2度と巡り合えることのない家族を書くのは、正直、辛かったです。 切なくて、やりきれませんでした。 でも、桂と陸が大切にしている思い出を、皆さんにも少しでも伝われば……このお話を書いてよかったなと思えます。
そして、今度はふたりが幸せになった後、どんなふうにお互いの誕生日を過ごすのか……それもいつか、書いてみたいですね。
さてさて…お兄ちゃんも気になるところですが、冬椿もいよいよ大詰め。 そろそろラストスパートかけて執筆いたしますよ。 全体では10話になる予定です。今のところの見通しですが。 あとちょっと、譲の恋模様におつき合い下さいね。
2002年04月28日(日)
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