壁紙:しろくろねこの家さん

もうひとつの浪漫

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2003年02月22日(土) 春の匂い





ちょっとあったかくて
ホッとする

何処からか春の匂い

微笑んでいる

噛み締めるように
愛しむ

陽だまりにも

君の心にも

もちろん

ボクの心にも

ほら

春の匂い





2003年02月13日(木) スィーツ




手を撫でてみる
手首に青白い血管

夜が更けたら
そっと忍び寄って
指先を
口の中に含み
喰らい付いてみたいね

深く深く噛んで
骨まで 噛み砕いてみたい
君の骨なら 甘い味

白い小さな箱の中に君をしまって
朽ち果てることなく
ずっと僕の傍で生きていくんだよ

楽しいだろ
ワクワクするだろ
甘い時間だろ

時間は止まる
永遠にね





2003年02月12日(水) 仔犬と仔猫




ちらつく想いは置いておこう
何処へ?


君が僕を突き放して遠くへ行っても

雪の中置いていかれる仔犬?
それとも炬燵で丸くなる仔猫?

無防備な眼差しで君は僕を信じていたんだね

裏切ったよ 嗚呼 裏切ったとも
でも 
君は泣かなかった 
怒らなかった 

失望しなかった?

いいや 
背中が言っている

信じていたのに・・・


それでも
君は僕を置いては いかないらしい
雪の中 放置される仔犬にはならないらしい

僕は炬燵の中で丸くなれるらしい

喜ぶべきことなのか?それは




2003年02月05日(水) 彼方から





暗い空から白い小さな粒が落ちて
手を広げると 
小さな粒はすぐ 
水に変わる

白い息をひとつ

電波に乗せて声を届ける
雪国の君
踏みしめる音
弾む息

離れたところから
その愛しい声だけが
僕と君を繋ぐ

君は・・・
僕が君を愛しているほど
僕の事を愛しちゃいない

いつだって
片想いだ

それでも
それでも いい と
思えるほど
僕は君を愛しているんだ

小さな自己満足




あーにゃ |

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