◇日記◇
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2015年10月30日(金)

毎朝、母にメールをしている。

生存確認のために。

母は、そのときの心の状況を、きわめてわかりやすく反応してくる。

良く言えば、素直。

だけど、私から見ると、面倒くさい。

たいていの場合、それがマイナスなネガティブな反応だからだ。

かまって欲しい、を全面に出してくる。


いつもは、放っておく。

あるいは、何かを持ってうちに来る、という申し出なら断る。

そうすると、母は、ふくれる。5歳児のように。


でも5歳児じゃないので、放っておく。


先日は、とうとうキレたのだろう、

「体調不良です、めまいがします、でも、大丈夫です」という

いつものように、言葉遣いと内容による距離感のつかめない

(それはとりもなおさず、母と私の距離感を反映しているのだが)

メールが届いた。

もちろん、放置。

母のそうひどくもないめまいより、自分の足が大事。

なので、整形外科に行って、リハビリを行った。

それが終わったころ、また母からメール。

「いつでもいいので、バナナとプリンを買ってきてください」

体調が本当に悪いのか、と思い、何も食べずに寝ているのか、と思った。

だが、すぐに駆けつけると報酬になってしまうので

(今まで何度もそれをしてきた)

「いまリハビリが終わったところなので、いったん家に帰ってから行きます」

という意味のメールを送った。


そして、30分後、バナナとプリンの他にパンやお刺身、お豆腐、

鍋焼きうどんなどを買い込んで実家に行ってみたら

母は、元気で起きて歩き回っているばかりか、

お昼ご飯の支度をしていた。


ああ、負けた、と思った。


母は、私が行ったことに気をよくして、でも具合悪いふりを少ししながら

何を話すのかと思ったら、私の婚家先のごたごたについて、思う存分

悪口をぶちまけた。

義父の悪口、義弟の悪口、そのお嫁さん、さらにはお嫁さん実家の悪口まで。


やはり、私を呼びつけたかっただけだった。

病院に行く?と聞こうと思っていたが、止め、

暖かくしてゆっくりしてたら?とだけ言って

コートも脱がず、30分ほど様子を見て帰ってきたのだが、

母は、私が婚家先の悪口に乗らないとわかると

父の納骨に話を移した。



私の苛つくところを良く知っている。

誰かに知恵をつけられたのか、分骨する、と言い始めた。

意味わからん。なぜそんな手間のかかることをしなきゃならないのか。

私の要求はただひとつ、両親を同じお墓に入れてあげたい、ということだけ。

でも、母は、違う墓でもいい、とずいぶん前に本音を言った。

私が目を剥いているのをみて、

お父さんと同じお墓じゃなきゃいや、と言い直したが。


でも、がさっとお骨を共同墓地に納骨するいまの方式では、

父は下に、その間に他の人たちのお骨がかさなり合って、そして母のお骨が

もし、その共同墓地が一杯にならなければ、埋葬されることになる。

共同墓地が一杯になったら、母は違う場所に埋葬される。


私は、母のために改宗した父の気持ちを考えると、せめて一緒に、と

思うのだが、母は、本音はどうでもいいのだろう、父のことなんか。

それはともかく、その話にも乗らず振り切って帰ってくると、

まるで子どものように

「耳鼻科に行きました、いつもよりひどいめまいです」

というメールが夕方、届いた。

嫌がらせか。





どうしても、好きになれません。

以前は、それでも形だけ、いろいろなことをしていました。

誕生日や母の日には、お赤飯を炊いて持っていったり、お花を持って行ったり。

父が亡くなってからは、なるべく一緒にいるようにしたし、

今年は、週に一度だけ、半日を母の相手をして過ごしてきました。

でも、もうそれもできない。

疲れました。

どこかに消えたいです。お母さんのいないところに。



2015年10月20日(火)

楽しいことを考えて過ごしたいけれど、そうもいかない。



鬱陶しいのは、あの幼児性なのだとつくづく思った。

わざわざ、マナーモードにしてあるのですぐには返事できません、あしからず、
と書く幼児性。

かまって、と素直に言えばまだ可愛いものを、ねじくれた表現をするので、

面倒になる。


加えて、私には育児の経験がない。

コドモの幼児性のめんどくささにも不慣れなら、

オトナの幼児性のめんどくささにも、もっと不慣れ。



しかし、いずれにせよ、こうやってパワーを吸い取られ疲れ果てるのは、私。


今朝のメールには

「金曜日に受けたインフルエンザの予防接種は熱も出ずにおわりました」と

あった。

予防接種を受けたことを後から知らされ、

熱も出ませんでした、とわざわざ報告してくるのが、もうめんどくさくて疲れて。


私、ほんとに、どこかに消えてしまいたいのだけれど。





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