◇日記◇
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2005年09月30日(金) 忙中閑ありにしたいけど。




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昨日は、出たり入ったり、忙しかった。三度、買い物に行った。

二度は徒歩で。三度目は自転車で。

ついでに、図書館で借りたのは『平気でうそをつく人たち』



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ねこぞーも忙しかった。朝出かけていき、昼に帰宅して昼食。

午後は二つの仕事先を回って、午後7時に帰宅。

バタバタした一日だった。

二人とも疲れて、ばったりと倒れるように眠った。


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今日は、これから少し休憩してから依頼されたシゴトにとりかかる。


5500個のガラス玉のなかから、10個の玉を選ぶのはとてつもなく難しい。



真面目にやると、不可能かもしれない。

どこまで不真面目にやれるか。自分との闘いである。

もちろん、時間との闘いでもある。


2005年09月29日(木) 読了。




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キリノさんの『グ○テ○ク』読了。



題材を○電OL殺人事件に求めている作品、ということで、なぜ彼女が街娼になったのか

に焦点があてられているのかと思ったが、少々違った。


一言で言うと、女性が女性社会のみならず、既存の男性社会に身をおいたときの

存在の証明、とでもいうようなことが書かれてあった(と思う)。



登場するのは、語り手の私、その妹、○電OL

そして某宗教団体に入信し、それゆえに殺人を犯した女医。

みんな、同じ女子高の同窓生、という設定である。


語り手の妹は類いまれな美貌を持ち、○電OLは努力家、女医は成績抜群。

語り手のみが、地味な風貌と頭脳を持つ。



一番象徴的なのは、とうとう語り手の『私』の名前が最後まで明かされないこと。

そして、妹から類いまれな美貌を受け継いだ彼女の盲目の息子の存在。

この息子、ユリオの登場の意味が、実は私にはよくわからない。

もどかしい。


2005年09月26日(月) 偶然




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夜中にこっそり一面だけ揃えてくれた、熊野じゅん。






ねこぞーも私も全くできないのに、熊野じゅんは、えらいなぁ。

偶然ぽいけど(笑)


2005年09月25日(日) ばかはばか。




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よしつね、って本当の馬鹿だったんですね。


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うすうす知ってはいました、あまりお利口ではないってこと。

でも、ここまでとは知らなんだ。



それともN○Kが、悪意を持って描いているのかしらん?

そう勘ぐられても仕方ないほどの、呆れた大馬鹿。

いや、もうほんっとに、たきざわくんに意見してやりたくなるくらいの

(たきざわくんは、いっこも関係ないんだけれども 笑)

際立った政治音痴。あるいは、人間的未成熟さ。


素直さと情の厚さと人間に対する信頼、という本来なら美徳とされる性質も、

ここまでくれば、単なる間抜け。


呆れる、を通り越して、最近は怒りすら覚えています。

がっつり、よりとも派の私(笑)



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結論。



よしつねは絶対に







チンギス汗では、あり得ない。





蒙古帝国に失礼だ。


2005年09月24日(土) あうと。



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桐野夏生。グロテスク、を読んでいる。

『魂萌え!』『リアルワールド』『ジオラマ』読了。



どの作品も、OUTしちゃった人たちを描いている(と思った)。

自分の属する世界からの、アウト。

自ら望んでの、アウト。望まない、巻き込まれ型アウト。

日常のなかのアウト。社会からのアウト。

生からのアウト。


2005年09月23日(金) 飽きっぽい




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寒くなってきたからか、肩が凝って仕方ないので、半身浴をした。

おともは、先日買ったお風呂で読める本シリーズから『世界怪談名作集』

しかし…












いっこも怖くない。



ので、集中できずに、半身浴20分どころか、10分どころか、5分で飽きる始末。


ああ、そうか。半身浴が5分しかできないのは

本のせいじゃなくて、私の飽きっぽい性格が問題か(笑)


2005年09月22日(木) やる気ない。




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昨日は、図書館に行った。

桐野夏生を借りてきた。

『魂萌え!』『グロテスク』『リアルワールド』『ジオラマ』


他に読んでいるのは、森鴎外『雁』宇江佐真理『あやめ横丁の人々』

である。


相変わらず、脈絡のないラインナップ。



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そのせいか、昨夜はめずらしく、3時まで寝付かず、

朝は7時に起きてゴミ出しやら洗濯やらをひととおりしたら、もう使いものにならず、

10時から昼まで眠ってしまった。



**

寝る前に『あやめ横丁の人々』を読んだからか、

暗闇横丁、という町に住んでいる、という夢を見た。



暗闇横丁は、名前の割には、ぴかぴかで極彩色で彩られ、家具もキッチンも、掃除機さえ

最新のもので、どこもかしこも綺麗に磨き上げられ、合理的で隙がなく、あまり

住み心地はよくなかった。


しかし(ここからは願望だと思うが)材料を入れると、お総菜になって出てくる、という

あのオーブン様の機械、あれはよかったな。

あれ、欲しい(笑)

いま、ものすごく、やる気なし。


**

今夜のごはん(予定)


鶏肉としめじと白菜とはるさめを、煮込んで中華風スープ仕立てにしたもの。


だけ、っつうのはどうだろう?だけ、つうのは(笑)

もちろん、ごはんは炊くけど。

緑野菜が足りない?じゃあ、にらの卵とじも加えよう。

根菜類がない? じゃあ… あーめんどくさい、いいよ、今日は(笑)


2005年09月20日(火) 昨日




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昨日は、午後からあまりに暇だったので、ひとりで自転車で出かけた。

ねこぞーは、家でシゴト。


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駅そばの本屋さんに行こうか、緑のあるところに行こうか、迷う。結局、緑にする。



相変わらず、変わらない風景。

いや、変わってはいるのだけれども、人々がやっていることは変わらない。



芝生では、ジンパをしていたし、弓道場では、弓をひいていた。

途中、博物館に寄り、知っている小道という小道を探索し、帰宅。5時。


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帰宅して、ことことと、夕食の支度をしていたら、酔っぱらいからメール。

これから、行く、と。

おいで、おいで、と小躍りするワタシ。

だが

おいで、とか言ってないで、迷惑だから来るな、と止めろ

アンタは迷惑じゃなくても、ねこぞーさんは迷惑だと思うよ

と酔っぱらいに言われる。電話で言われる。酔っぱらいの方がよっぽどマトモ(笑)


しょんぼりしていると、

もうひとりの酔っぱらいに

しょんぼりするんでない、ね?また会えるから。しょんぼりするんでない

と慰められる。

なんか、みんな昼酒飲んでたにしてはすげーマトモ。


どっちが、リアルわーるどだか、わかんなくなる(笑)


**


仕方ないので(笑)、ねこぞーと、豚肉の生姜焼きでごはんを食べ、

お風呂に入って1時、就眠。



そして、今朝も寝坊したのであった…

目覚ましなんかどっかへふっとばし、起きたら、8時半。驚愕。


2005年09月19日(月) 寝る。



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よく寝る。本当によく寝る。一日、12時間は寝る。

どうしちゃったんだろう、と心配になるくらい、よく寝る。


誰でもない、ワタシのことである。


**

夏も終わり、涼しくて寝やすいのかもしれない。

しかし、その割りには、寝付きが悪い。

毎晩2時間ほど、寝返りを打っている。


だが、寝付いたら、ずっと寝る。

今朝もそうだった。一度起きてゴミを出し、また寝た。

布団に戻ったらまずい、という自覚はあるのだが、ソファーで寝るので同じことである。

ともかく寝る。


**

今は、かろうじて起きてはいるが、まぶたが重い。

いま、ねこぞーがあくびをした。

私もあくびをする。ああ眠い…。


2005年09月18日(日) ねこがさね



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やぎママが激しく反応した、私の絵『ねこがさね』










ねこが重なってるなんて、かわいいと思うんだけれども、

しかも、どことなく縁起が良いと思うんだけれども、




これの一体どこが、う○こに見えるんだか。





私のまわりのヒトタチって、ぬるぬるだら、う○こだら……(-_-;)

うーん………私にそういう要素があるからか。

るいともってヤツか(笑)



ちなみに、これは今月のカレンダーに添えた絵である。


2005年09月17日(土) みんな変わる。




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昨日は、やぎママと遊んだ。

お昼ちょっと前、やぎママ到着。

私のお手製うどんを食べさせる。


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知らなかったが、やぎママはうどんが好きらしい。

今日も、事前になにたべる?と聞いたら、うどん、と。確か以前にもうどんを食べさせた

よな、と思いつつ、手間がかからないという配慮かと思ったが、

単にうどんが好きだったらしい。結構かわいいやぎママである。


関西風がいい、とか色んな事を言っていたが、私は自分の作るうどんしか作れない。

ので、ごてごて田舎風の、お醤油の色の濃いうどんを食べさせた(笑)


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二人で、東急ハンズへ。


結婚前、その付近で働いていたので、町並みはよく知っているつもりだったのに、

あまりの変わりように、驚いた。

しかし、以前は小さな木造の酒屋だったはずのところに大きなビルが建っていても、

驚きはしたが、それを現実ではないかのように受け止めている自分がいた。



目は、今の町を見ていたけれども、脳はかつての町を見ていた。


昔の町並みを知っているから、そこがそっけないありふれたドラッグストアになっていて

埃っぽいよそよそしい顔をしていても、親しみを感じる。


**


私は、私の目に映るこの町が、実は今の町ではないことが、よくある。

大きな新しいビルを見上げては、ここには中央郵便局があった、と思い、

パルコの横には、いまだに帽子屋さんがあるような気がしている。


スクランブルを渡るときには、ここにも路面電車が走っていた、と思う。

今はその両脇に大きな道を従えている川でさえ、私のなかでは狭い砂利道と川であり

トンボを捕った思い出の川である。


**


東京に暮らす人もそうなのかもしれない、と思う。

昔を知っているから、そこがどんなに変わろうともそこで暮らしていける、ということも

あるのではないか、と。


いきなり東京に行った私は、すべてが人工物で遮蔽されていて

窒息しそうになったけれども。


**


家から外に出ない生活、というのは、ものすごいことで、

地下鉄で数駅の場所でさえ、こんな感慨を得られる。

お得体質の私かもしれない。



でも、カナリヤの場所をすっかり忘れていたのには参った。

丸善が場所を移転したら、かなり悲しいだろうな、とも思った。



**


いろんなものが変わっていくので、この日記も少し色を変えてみた。

中味はかわらないけどね。


2005年09月15日(木) 今日。

◇◆◇◆


すごく良い天気。

今日はこれから、図書館に行って本を返してくる。


◇◆

私の図書館デビューは、一昨年。

ところが、借りたら返さなきゃならない。

行かねばならない、と思うと行かれなくなるのが、私の常。

二ヶ月ほどは耐えたが、強迫観念が強くなりすぎたのと

出かけることに恐怖を覚えはじめたので、その時点で図書館がよいは止めた。


昨年は、図書館にはほとんど行かなかった。


そして、今年。

いまのところ、順調である。

返さなきゃ、という強迫観念にまとわりつかれることもなく

ごく普通に日常を過ごし、今日のようにぎりぎりになってからでも

返却に行かれるまでに、成長した。


◇◆◇◆


ということで、今日の予定。

図書館に行く。スーパーで買い物して帰宅。

ねこぞーに昼ご飯。

ねこぞーを仕事先に送る。

帰宅して、掃除洗濯。アイロンかけ。

少し休憩して……(3時から4時)

ラジオチェック。新聞切り。

夕食作り。

ねこぞーお迎え。

晩ご飯。お風呂。寝る。


2005年09月14日(水) ゆき。




◇◆◇◆


雨の日の午後は、疲れる。

秋はなおさらである。


一日を、寒いから、と外に出て歩き回ることもせず、

家にこもりがちに過ごしてしまうからだろうか。


あと一ヶ月もすれば、ゆき、だね。


◇◆



初雪というのは、その後数ヶ月いやになるくらい雪にまみれて生活することが

わかっていても、なんだか気分が華やぐ。

雨よりは、数段、気が晴れる。


子どもの頃からそうだったけれども、大人になったいまでも、それは変わらない。





◇◆◇◆



一番印象に残っている初雪は、高校三年の初雪である。

土曜の午後だった。


共通一次模試

(むかーしむかしその昔、共通一次試験というもんがあってねぇ、

いまのセンター試験みたいなもんなんだけれども、それを受けなきゃ、国公立大学の二次

試験を受けちゃいけません、なんてひどく横暴なこと言い渡されてねぇ、だもんでみんな

泣く泣く受けてたんだけれども、これが実に5教科7科目も受けなきゃならなくてねぇ、

5教科7科目っていうのは、国語、数学、英語、理科2教科、社会2教科、だったんだけれ

ども、全部で1000点満点でねぇ、例えば、東大のどこそこに行きたい人は、950点取ら

なきゃ無理、とかそんな風になっていてねぇ、ええもちろん、私は東大なんて受ける気

さらさらないから、950点どころか900点も取らなくても、あるいは800点も取らなくても

ひょっとしたら700点も取らなくてもよかったんだけれども、いや、よくないか(笑)

それにしても私の模試の成績は、いつもものすごく悪くてねぇ、いまだから言えるけれど

600点取れたらおんのじ、みたいなこっぴどい成績でねぇ、当然親には一切見せられなく

てねぇ、これじゃいける国立大学なんてねぇよなぁ受けるだけ無駄だよなぁ、と思いつつ、

その日も模試を受けていたのだけれどもねぇ)

……かっこが長すぎて、わけわかんなくなったのだが(相変わらずアタマ悪い。つうか

最近、アタマゆるいきがする………)、

その共通一次模試つうのは、結局7科目を一日で受けるので(本番は二日間だが)、

とにかく体力勝負で、テイネ山を走って二往復なんてへいちゃらさ、つうくらい体力

あったあの当時でさえ、一日での模試は疲れるもので、最後の英語の試験はみんな

寝ていた(できるヤツは問題を解いてから寝て、できないヤツははなから寝て、私のように

中途半端なヤツは解けない問題を読みながらこっくりこっくりしていた)ものなのだが、

そのこっくりこっくりしている最中に、隣に座っていた、ヤダ君が、私を軽くつついて

起こしてくれて、一言「ゆき」って。


校舎の窓の外では、もう冬間近で日が短くなって薄暗いなかを雪が舞っていて。

しかも、きらきら輝いていて。

あの初雪は、本当に感動した。しみじみした。


ああ、寝てる場合じゃないよな、できねぇとか言ってる場合じゃないよな、雪が降った

つうことは、いよいよ模試じゃなくて、500点しか取れない、それでも笑ってられた模試

じゃなくて、本番の試験が来るつうことだよなぁぁぁぁぁぁ、と、人生ではじめて

四季のうつろいを感じつつも、雪がくることへのわくわく感(なぜにわくわく?)と

期待感(だから、なにに?)で自分まで舞い上がりそうになったのが、あの初雪。


いまでもそう。初雪が降ると、わくわくする。



と、ここまで前向きに考えると、ホラ、今日の寒さ(15℃しかないっ)も

冷たい秋のはじまりの雨も、全然苦にならないから、不思議。


はやく、ゆきむし、来ないかな。

ゆきむしが飛んだら、まもなく雪。



◇◆◇◆


泥酔21歳オンナが神戸で電車の連結部分外側に乗ったというニュースを聞いて

思わず『枕もとに靴』を彼女に贈りたくなったのは、正しいですか(笑)?


2005年09月12日(月) 夢中。



◇◆◇◆


いま、これに夢中。











高校生の頃、流行ったのだけれども、昨日はじめて手に取った。




攻略の仕方が書いてある……


が…………


もちろん一面揃える、どころか、



まずここからはじめましょう、の

スタート地点にさえ立てないワタシ。




崖っぷちの心境。


2005年09月11日(日) 悪夢



◇◆◇◆


タイトル  片づかない部屋。





広い部屋で、散らかっている洋服をたたむ私。

片づけおえ、ふとふりかえると本が散らばっている。

片づける。


またふりかえると、片隅に布団やら座布団やらがもっさり山になっている。

たたんだり、しまったり。布団袋に入れたり、大きな風呂敷で包んだり。

ともかくも、片づける。


またまたふりかえると、今度は、セーターやらオーバーやらが出しっぱなし。

もちろん、片づける。



またまたまたふりかえると、とんでもない量の洋服やら台所用品が、しかも

捨てるモノと必要なモノとがごちゃごちゃにかたまって小山をなしている。


片端から、捨てる捨てる、これは必要、と選別し、

おたまは台所の引き出しに、ラップも台所に、靴は靴箱に、と片づける。



以下エンドレスリピート。




これを悪夢といわずして、何が悪夢か。

というより、これは、ある意味現実か。


現実こそが、悪夢、いや、ホラーなのか。


2005年09月10日(土) 小判。



◇◆◇◆


とーしばの、ギガビー○、とやらが当たった!

びっくり!

エライ、ねこぞー、よくやった!!!



で、これってなにするもん? どうやって使うの??





こういうのを 猫に小判 ていうのかな?



諺を具現化する私(笑)


2005年09月09日(金) ケーキ



◇◆◇◆


今日は、Mヘジちゃんの誕生日だったので、おっかさんと三人でランチをし

(まともな食事を、食事のみを、彼女たちととるなんてべっくり)、その後

ウチで、ケーキとお茶(私)、ビールとかつおのたたき(彼女たち)で軽く乾杯をした。



でも、おっかさんもケーキは八分の一しか食べないし、モヘジに至っては、一センチも

食べないので(えーいらないよぉと言うのを、せっかくだから、ほらほら縁起もんだから、

と一センチだけ取り分けたら、仕方なしに食って、あまーーい!と顔をしかめた 笑)、

残りは全部私が食べた(ねこぞーの帰宅が遅かったので私が全部、食べた…)。

おっかさんの買ってきてくれたケーキは、非常に非常に非常に美味だった。

ものすごく満足した。嬉しかった。私の誕生日じゃないのに、申し訳ない。


しかし、いくら小さめとはいえ、ホールである。…太るかもな……しくしくしく。






◇◆◇◆




先日来、読むと、胸がきゅんと痛くなり同時に気持ちが安らいで、少し悲しく少し楽しく、

少し寂しく少し笑うような、ひとりっきりのようなそしてそれが心地よいような、

しん、と静かなような、あるいは、木々の葉を風がさやさや揺らしているような、

夕暮れのような、でも午後早くの明るい青空を見上げているような、

初夏のような初秋のような、暖かいようなすこうし肌寒いような、


そして読み終えたあとに、

胸をはって青空を見上げてまた明日もこの心地よい風に吹かれて歩いて行こう、と

思わせられるような作品を繰り返し読んでいる。



寝る前に読むものだから、感動でぞくぞくしてそれを誰かに話したくなるのだけれども、

真夜中だし、相手を選ぶし、話し相手として手近にねこぞーがいるにはいるけれども

もちろんねこぞーには無理だし、でも、誰かに話さずにはいられなくなって、

だから毎晩遅くにメールして、○ちゃん、本当にごめんなさい。

でも○ちゃんしか相手にしてくれる人がいないので、仕方ないと思って諦めて下さい。



と思ったが、よくよく考えてみると、万が一私の作品を読んでいいな、と思ってくれる

人がいるとして、その奇特な人が毎晩、あれはどうだこうだ、ここのこの言葉がいい

何だか知らないが、私の心を揺さぶる、などというメールを寄越したら


さぞかし鬱陶しいだろう、といま気がついた。


ああ、本当にごめん。とりあえず、今夜はメールしません。


2005年09月07日(水) 膝小僧



◇◆◇◆


ねこぞーの膝小僧。

小僧つうもんは、かわいいもんだな。

たとえ、ねこぞーの膝小僧でも(笑)







◇◆◇◆


風雨が強くなってきた。いよいよ台風接近か。

早く帰ってきてね、ねこぞーくん。

風に吹き飛ばされないようにね。


それから、飲み助のみなさんも、今夜は外飲みは自粛しましょう。お願い。


2005年09月06日(火) お疲れさんだーばーど♪

◇◆◇◆


ねこぞー、今朝は(眠くて)唸りつつ起きてきて、

唸りつつ朝ご飯を食べたと思ったら、急にしゃきしゃきっと動きだし、無事に










社会復帰。












なので、今日は、私の夏休み♪

やれやれ。


2005年09月05日(月) 夏休み最後の日

◇◆◇◆


今日で、ねこぞーの夏休みも終わる。明日からはまた日常が始まる。



夏休み最後の一日は、のんびりゆったりさせてあげよう、

天気がよかったら一緒に近所を散歩しよう、

あるいは昼風呂を作ってあげよう、

でもって、なんか美味しいもんを作って腹一杯食わせてあげよう、

足の裏マッサージもしてあげよう、

などと私なりにいろいろ考えていたのだが、




実は、ねこぞーのヤロー、この休みの間中、昼夜を分かたず

信長の野望 にどっぷり首まで浸かっており、









綺麗な昼夜逆転生活。








昨夜も朝まで野望の達成に従事。


寝に来たのが、朝の6時。




◇◆



それでも昨日までは、まだ私は大目にみていた。



毎日、昼頃には、

あまり寝過ぎちゃ夜に眠れまい

(そもそもヤツは夜に寝る気なんてさらさらないのだが)、

飲まず食わずで寝ちゃ体に毒だ、

という『優しい気配り』の結果、


布団を剥がされたり、まぶたをめくられたり、転がされたり……


という『優しさを底に秘めた手荒さ』でもってねこぞーは

無理矢理私に起こされていたのだが、

とうとう今日は、そんな『優しさ』にも見放され、

午後の4時に自力で生還するまで、ごっつり放置。





それって、どうなの?

昨夜夕食食べたっきり、飲まず食わずで、野望の達成って、どうなの?

え?お湯飲んだ? 夜中に、お湯、飲んで、遊んでた? ふぅん。


で?


朝の6時に寝て、今はなんじ?え? な・ん・じ?


そういうことでいいと思ってるの?

なに考えて生きてんの?


明日から、一体どうするつもりなの?




と、起きてくるなり、私にがつりと怒られるねこぞー。




夏休み最後の日に、怒られるなんぞ、ねこぞー、オマエって









宿題やってない小学生みたいだな。











無事に社会復帰できるのか、明日の朝がみもの。


なんか、もぅ、一切関わりたくない気分。ばかねこぞー。


2005年09月03日(土) また動物園



◇◆◇◆


今週は、ねこぞーが夏休みなので、ほぼ毎日いろいろな所に出かけては

夏の終わりを楽しんでいるのだが、昨日は、動物園に行ってきた。

二年ぶりである。


◇◆


動物園は、どこも楽しい。モンキーハウスも、水鳥舎も、海獣舎も、シカ・トナカイ放牧場も

さる山も、猛禽舎も、タスマニア館も、世界の熊館も。


でも、毎回まず最初に訪れることにしているのは、実は『こども動物園』。

ここでは、アヒルや、ポニーや羊や山羊が、自由に闊歩していて、ついでに飼っては

いないであろう、スズメやカラスも騒々しく一緒にエサを食べていたりして、

ウルサイんだか、のどかなんだか、楽しいんだか、イラつくんだかわからない、という

生きる、ということの基本を私に提示してくれている。


で、昨日もねこぞーと一緒に、まず『こども動物園』へと足を踏み入れた。


いやぁ、驚いた。


何がって、いつにも増したその騒々しさに。

アヒルも鴨も鶏も、山羊も羊も、ポニーもスズメも、目立たないくらいの




大量の幼稚園児の群れ。




笑ったり、転んだり、突き飛ばしたり、突き飛ばされたり、よたよた走ったり、

何かを言い合ったり、何かを取り合ったり、

でもって、泣いたり、泣いたり、泣いたり…。


アヒルの声も聞こえないくらいの騒々しさ。

いつもは囲いを飛び出してその辺を我が物顔に闊歩している家禽たちが

おとなしく囲いのなかに入っていたのには、大笑い。

羊たちも隅に群れてじっと動かないし。

山羊たちも小屋の横にうずくまっているし。

くじゃくなんか、どこへ行ったんだか、姿さえ見えなかった。


恐るべし、幼稚園児の群れ。



◇◆


私が、動物園をこよなく愛するのは、たぶん矛盾を抱えつつ生きていということを

ここまで見事につきつけてくれる存在が、他にはなかなかないからかもしれない。


孵化器で生まれたばかりのかわいいヒナや、今まさに殻を破って出てこようと

しているまだ体中が濡れそぼっているヒナに愛おしさを感じ、元気に育ってね

と思いつつ外に出ると、

その横の猛禽舎では、もう少し育ったヒナが、殺され綺麗に毛を剥かれ、洗われて

ワシのエサとしてその身を提供している、という現実。


ポニーやシカの放牧場の50メートル先では、トラが唸りながら、捌かれたシカ肉・馬肉に

にかぶりついているという現実。


一方で、増えすぎた猿山のサルを実験に提供するなんて、動物がかわいそう、と

拳をふりあげる、どーぶつあいご団体の皆さんの、わが身を棚の奥底に上げた行為の

その滑稽さ。

それらも含めて、生きるということがあまりに胸に迫ってくるので

だから、私は動物園が好き。





動物という存在(含む私)そのものの抱える、生きるという矛盾と悲しみが、そこここに

あふれている。

その中に身を浸していると、本当は、生きるということに伴う矛盾も悲しみも、ありは

しないのかもしれない、とさえ思えてくる。




ねこぞーは、年に一回しか私を動物園に連れて行ってくれることができない。

誰か、私と一緒に行きませんか、動物園に。




そういえば、ウォンバットは、天寿を全うしていた。

16年、生きて生きて、死んでいった。


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