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オトナの恋愛考
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2017年01月26日(木) My history

自分語り、ネットでよく言われない言葉だけれど
ここで語る限りはただの私の独り言だ。

最近よく過去のことを思い返す。
認めたくないけれど歳をとった証拠かもしれない。
けれどもし、自分の命に限りがある事を知ったら
「死ぬ前にやっておきたい10の事」の中に絶対に入れたい事がある。

過去に私に関わり恋人だった男たち一人一人に逢いたいと。

なぜかふとひとりで運転中に思った。現在進行形のひろはもちろんだけど、
この日記を書き始めるよりずっと前から関わっていたひとたちもすべて。

思えば子育てに手が掛からなくなってから何十年も私は働いてきた。
夫の経営する会社が破綻してから別居に至り、数年前によりを戻してからも
私の人生は波乱万丈だったと思うし、実際友人に言われた事は
「なぜ自分から荒波に飛び込むような事をするの」だった。

20代後半に入って久しぶりに仕事を始めて出会った男とは7年
30代後半で別居してから新しい仕事で出会った男とは6年
その間に1年とか3ヶ月とか付き合った男もいた。
この日記の書き始めたきっかけになったあのひとや
別れた後の数ヶ月、奇妙な半同棲をした猫の家のひとや
それから数ヶ月後にこの日記の主人公になったひろ。
ひろともこの春で丸7年になって、あのひとを超えた。

その時その時は一生懸命だった。
しかし客観的に見るとずいぶん自分勝手な自分史だ。
表向きは普通に平穏に生活しているように見えるけど
なんかすごいな、いろいろな意味で。

でも、別に飛び込むつもりもないのだけれど
結果的には荒波に揉まれながらなんとか生きてきたのだから
私は私をとっくに許している。

ただ言える事はこの自分史は自分にとって大切な人たちには
決して見せられないから厄介だけれども。

My history
もう少し元気で長生きをしたいので
これはもう少し先に取って置こうかな。

とりとめもない言葉を書き散らかしているけれど
ここ数年、数ヶ月に一度になってしまっている
大人の事情はもう少し頑張って更新しよう。



2017年01月22日(日) re.start

再出発かな。それは私にも彼にもわからない。

先週末に4ヶ月ぶりに逢ったひろは
私が心配していたよりずっと元気そうだった。
逢った瞬間からずいぶんとご機嫌で、私も嬉しくて始終笑っていたような気がする。
心身ともに疲弊して本社に戻ってきた彼のことを誰も責めることは出来ないだろう。
もう少し若ければ我慢して我慢して病んでしまってとんでもないところだった。
そこまで彼にはもうエネルギーもなかったのだろうけど兎に角ただ嬉しかった。

「戻って来られて良かったね」
「うん、地方は大変だよ。本社の緩さがよくわかった」
「楽になった?」「うん、これで良いのかというくらい」
「嫌なことは嫌って言って良かったね」「うん」
「自分のことを大事にしないと」
「そうだね、今いろいろニュースでもうるさくなってるしね」
「そうだよ、嫌だったら辞めて仕舞えば良いのに」
「うちの会社は法律とか慣習とかにすごく敏感だからね、すんなり戻してくれた」
「そうなんだ、いろいろ大変だったと思うけど私はひろが帰って来ただけで嬉しい」

そんなやりとりをしたと思う。その後は嬉しくて抱きついて涙が出てきた。
ひろは気付かない振りをしたのかどうか何も言わずにぎゅっと抱きしめてくれた。

また逢いに来ると言って帰っていった。
逢いに来てくれてももう二度と来なくても十分だった。
私はすごく彼が好きだったと今気がついた。


2017年01月05日(木) 早春に想う事 2017


書こうと思った時になかなか書けず
今日になってしまった。

先日、定期便がまた毎朝届くようになったと書いた。
今日(正確には先週の木曜日の朝)ひろからの定期便にこう書いてあった。

「うさちゃん、おはよう。うさちゃんに逢いたい。一月中に逢いたい。
 月末はどうかな?」

具体的な日にちまで指定してきた。返事に迷った。逢いたくない訳がない。
でももう逢えないくても良い。彼の生存さえ確認できていれば良い。
そう思って平穏な日々を送っていた。
もう逢ってはいけないひと。逢わなくてもお互いに人生には影響しない。
いや寧ろこのまま続けていればお互いの人生に影響してしまう。

でも仕事に向かう途中にパーキングに車を止めて
「私もひろに逢いたい。お泊まりはできないけど
 日帰りならあなたと朝から晩まで一緒にいたい」と送っていた。

今年もほんの一時でもお互いに幸せになれるように
細心の注意をはらってまた時間を共有できる。


2017年01月04日(水) 定期便


年が明けてあっという間にお正月も終わり
今日から嘘のように普通の日常が始まった。

あれから、そうひろが東京へ戻ってから平日は
毎朝またメールが届くようになった。

出会った頃から金沢へ行くまで毎朝きていたあの頃に戻った。
ただひとつ違うのは次に逢う予定がないという事。

「おはよう、うさちゃん。今日は初出勤です」
「おはよう、うさちゃん。今日は病院に行ってきます」

ひろらしい簡潔で素っ気ないくらい短文のメッセージ。
でも私にとってそれで十分。
彼が生きているっていう証なのだから。


夢うさぎ |MAIL

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