つれづれ

2005年02月19日(土) 元彼

実家で夕飯を食べ終わってくつろいでいたら、登録されていない電話番号から電話。
しかも『03』で始まる番号。
だけどワンギリでもなく、結構ちゃんと鳴らしてる。。。
『???』の状態で電話を取ると、「ひさしぶり」の聞き覚えのある声。

去年の始めから連絡も取れず、春にはメアドも変更して音信不通状態だった元彼だ。
音信不通になり数カ月経った頃、私はもう元彼に心を縛られるのに疲れてしまい、きっぱり別れると言う意味をこめてメールを送った。
元彼が家に置いて行ったものを全て処分するという内容。
それにも返事は来ず、そしていつしかメアドが変更され、私もメモリーを削除した。

その人がいったい何の用?
元彼は私の困惑をよそに、普通に話し始めた。
私がメアドを変えたのでメールが出来なかったとも言った。
先に変えたのは自分なのに。。。
私は今は別の恋人がいる事、その人と近い将来結婚をするつもりな事を話した。
その人は自分の仕事の近況や、私に連絡をしなかった言い訳をした。
仕事は大変で”私の事どころじゃなかった”そうだ。
自分の新しいメアドを教えるとも言った。
私は断った。
私は今の恋人が好きで、その人には未練の欠片もない事を実感した。
自分の都合のよい時にしか恋人を必要としない、相手の思いを顧みる事の出来ないその人には、もうなんの思いも抱いてはいない。
寂しい人なのだ。
そして私にはもう関係のない人なのだ。

もうつなげる事もない電話を切った後、恋人に電話した。
正直に話した。
「またかかって来るんじゃないか?」と彼は心配した。
私はもうかかってこないと確信している。
その人には、到底出来ない『結婚』というキーワードをわざと私は出したのだ。
恋人と電話で話して、ささくれだった心がホンワカと暖まった。


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