愛を受け止めてステイチューンド
2006年02月28日(火)  肌寒い季節の夜明け / Kra
部屋の片隅に忘れていった思い出は
やりばのない悲しみで失ったものをつきつけた

遠くなる君の影をいつまでも見送っていた
途絶えた…途絶えた 君との永い春も

肌寒い季節の夜明け また僕は手を差しのべた
面影はいともたやすく指の隙間をすり抜ける

またいつかここで会えるのなら
またいつかここで笑えるのなら
僕はいつまでも君を待つよ
変わることのないこの部屋で

六月。三日目の夜にすべてを失った

遠くなる君の影をいつまでも見送っていた
途切れた…途切れた 君との最後の道

肌寒い季節の夜明け 君のための秘密の歌
思い出の日々をこうして僕は指折り数えてた

泣いて知った想いの数 咲いて散った二つの花
そして知った二人の距離

指を絡める事はもうない…
2006年02月27日(月)  キャラメルドロップス / baroque
恋人ごっこ特別な想いを作ってくれたね
二人で描いた夢の様に咲く花

心の隅でコトコトと揺らいだ言葉の意味も
今では戻れぬ 過去の答え
大切な思ひ出捨てた あの日の夕焼けこやけの下で
僕は願った恋の続き

手を繋いだ温もりも愛おしくて
未来は見えないけど貴女が居ただけで…
子供みたいな その笑顔 愛おしくて
案外 似合ってた赤い靴も…

でも今でも貴女が…
好きだよ声も瞳も仕草も全部

肌寄せた温もりも愛おしくて
強がりな僕を包んでくれたよね
口づけを交した照れた頬も愛おしくて
君の赤く染まる頬に触れたよね

La la la la la…って歌うよ
この夜空を君も見ているのかな?
La la la la la…って歌うから
君にこの想い伝えたいよ…もう一度

「ごめんね」と手紙を書くよ。許せないってのが普通だけれど
待ってるよ…鳴らない電話の前で…
2006年02月26日(日)  すれ違い / Kra
夕暮れの中一人 僕は君を想う
ひるがえす闇を見て何を想う君よ

消えてゆく兆しの中、夢に見えた光と影
僕等は何を背負い 何を抱え生きるのだろう

目指せばすぐに心は乱れ 周りはそれを否定してた
眠れぬ夜に風吹く夜に夜空ですれ違う

またあの日の様に僕等は全てを壊してしまうだろう
咲く花とも咲かれぬ花とも区別出来ず
そんな混乱の中でも絶えず君を見つめていたのは
ただ一人そうただ一人見つめていたのはこの僕でした

大好きです
全てをかけて想い続けてる
でもそれが君の想いとすれ違う元なのだと
強く思い知らされました

赤く燃えるような長い道のり
立ち止まり振り返る
そう一人一人歩き続けてく

また日が沈んでく この街では太陽さえ
夜の闇に迷って月になって輝くのだろう

信じる事に疲れた人の群れに紛れて歩き続け
『つまらないな』と呟く僕のふと見上げた空に雲が流れた
2006年02月25日(土)  夢のような日々 / Kra
君のいない街を見て 君のいない部屋の前で 君がいない事を知って僕はきっと泣くでしょう
それはけして弱さではないという答えがまた 僕に前を向かせる

駆け出すはこの道 先の見えなかった不安と期待の旅路
駆け出したこの道 自分で切り開く不安と期待の道

欠けてた頁を書き足しては自分の影形を作っていった
理由もなく枯れる花は全ての意味を教えていた

君のいない街を見て 君のいない部屋の前で 君がいない事を知って僕はきっと泣くでしょう
それはけして弱さではないという答えがまた 僕に前を向かせる

間違え繰り返し何度なくつまづき強くなってきた心
それでも繰り返し何度なくつまづく「それでも良い」と言う笑顔
欠けてた頁を書き足しては自分の影形を作っていった
        理由もなく枯れる花は全ての意味を教えていた

君のいない街を見て 君のいない部屋の前で 君がいない事を知って僕はきっと泣くでしょう
それはけして弱さではないという答えがまた 僕に前を向かせる

人混みをかきわけ君を目指し走っていたあの日
立ち止まり気付いた…時の流れに僕は負けてた……

気付けばあまりにも遠い場所へ来ていた…永い時間を駆けてた…
微かに見えてきた誰にも訪れる この先という終り

夢のような日々が続いていた…残りの頁もあと僅か…
        学び舎では学ばぬ事…人に触れ知った大切な事

いつも空は目の前に大きな青さを拡げ雲の行く末を僕達に教えていた
そして空はいつの日も同じ答えを示さず 「それが君だ」と笑い背中を押していた

君のいない街を見て 君のいない部屋の前で 君がいない事を知って僕はきっと泣くでしょう
それはけして弱さではないという答えがまた 僕に前を向かせる

綺麗だった。目の前を彩る人と景色 忘れられぬ想い出を明日に託して
いくつもの出会いと別れを繰り返した夢のような日々が終る…
大好きだった日々は夢のように消えて 大好きだった事は今も心に響く……
2006年02月24日(金)  上海遊戯 / Kra
「ねぇ…もっと君の事知りたいと思うのよ…」
そんな言葉で薄れた愛情も妥協を許すの…曖昧なものでしょう?

あたしが生まれてきた意味を知っているのは誰?
寄せる波のような孤独にこの身を打ち付ける

この街はあたしに優しくて夜でも夢でも与えてくれる
足りないモノなんてない……今はそれでいい……。

そう、きっと…街の灯はいつまでも絶えずに瞬くの
明るい夜に眠る事さえ難しいのね

乾いた風を口の中に含んでさ
ゆっくりと呑み込み気持ちを誤魔化し続けた

この街はあたしに優しくて夜でも夢でも与えてくれる
足りないものなんてない…?今はこれでいい…?
だけど海の上に浮かぶ船のように揺れる気持ちは何故?
やがてはその流れに流されそう……。

忘れる事が出来たからこそ思い出せる事ができたのかもね……。

人を好きになった事だって一度くらいはある…
声が枯れるほど叫んだのにあの人は……
伸びていく影があたしとの距離を計ってた
足りない…何もない……お願い何処へも行かないで

この街は今でも変わらず夜でも夢でも与えてくれる
それでも寂しさだけは胸に残る
今夜もあの灯の繰り返し…「逢いたいです」の一言がでない…
今日もまた上海に遊び生きる
2006年02月23日(木)  林檎飴 / シド
夜が朝に平伏す時のその色に 重ねた14mmの青い煙

季節はずれ 林檎飴を欲しがるような
子供を見る目 冷めた目が好きでした。

振り向かせる為にしたこと 費やした時間などに比べれば
鳴らない電話 待ちぼうけ 辛くはないのでしょうけど

欲を言えば 少しの優しさいらない 別れる時のそれに次を期待

浮いて沈む 私だけが 居なくなれば
その先にも後にも 残らない

この部屋には 思い出にさえなれない物が溢れてるから
寂しいけれど離れます 寂しさを越える愛しさ 怖かった

少し寒くなってきたから 林檎飴が欲しくなっただけ
後づけでいいから理由 涙の理由

この部屋には 思い出にさえなれない物が溢れてるから
寂しいけれど離れます 寂しさを越える愛しさ 愛しさ越えられぬ あなた
2006年02月22日(水)  ホソイコエ / シド
抱きしめた温もり 詰めるだけ詰めて
幼すぎる 二人だから 振り切った
25:00決まって 「オヤスミ」は確認
耳の奥が 痛くなるまで 寄り添った

春はすぐそこ 吐く息白い 目に見えないほう信じ
減り続けた「オヤスミ」の理由

今思えばあの頃から 少しずつ不確かなことは増えてた
春が来たら 口癖の 君を覆った
胸騒ぎ一つ

それに慣れることで 繋いでた糸が
朱色でも 構わなくて 僕だけで

今頃同じ 空を見上げて 想いを募らす筈が
不安だけが降り積もるばかり

距離は君を大人に変え 変われない僕のこと ひどく傷つけた
かじかむ手で 匿った 最後の言葉
今夜切り出そう

さよならまでは もう少しだけ 時間があるね
今日は何を話そうか

今思えばあの頃から 少しずつ不確かなことは増えてた
春が来たら 口癖の 君を覆った
胸騒ぎ一つ

細い声は終わり告げる 最後まで受話器越し 許せなかった
頬を伝う 僕よりも 冷たい涙
拭えない距離が

拭えない距離が

許せなかった
2006年02月21日(火)  紫陽花 / シド
残り香だけたよりに 過ぎし日想えば 僕は弱く 枯れるまで只泣きました

帰る場所は違うけど 傘は一つしかなくて
僕は濡れたくないから さよならしました

紫陽花の花が咲くこの道の 角を曲がったら 君の部屋まで
僅かな距離 距離が今は遠く

少し伸びた 睫毛にかかる前髪も かきあげる手 爪を彩る紫も

僕の知らない君を 一つ見つける度に
一年という月日を 只、悔やみました

再会の朝に見たそれぞれの 暮らし 背負うもの 上手く笑えない
僕は僕と 後悔の渦へ

「またね。」と手を振って振り返る 薬指には 日焼けの痕
優しい嘘は 最初で 最後の

紫陽花の花が咲くこの道の 角を曲がったら 君の部屋まで
僅かな距離 距離が今は遠く
2006年02月20日(月)  アリバイ / シド
ドラマティックさに欠けてる 別れも良しとして バイバイ
濡れたショーウィンドウに映る 痩せた 笑顔 一つ

さよならの理由は 幾らもあるのに
咲いた傘の花の数だけ ついた溜息
黄昏 久留米駅から 傾れ込む人の
波 波 寄せては帰らず 街 鼓動 前夜

最後に約束してた 中華に連れて行ってちょうだい
言いそびれた そうじゃない 染まった女の弱み
空気を読めよ 得意の台詞 典型的なBね
次の恋の相手も それを選ぶでしょう

流行らない 気だるい UKと彼のボトル
あのお店で待たされた 夜に気付けばよかった
受話器の向こう 影一つ アリバイ作り入念
Closeで放り出された 街角は聖夜

待ち合わせには決まって 遅れて到着の彼が
なのに 先に待ってるの 最後まで冷たい人
処方箋代りにくれた 煙草 消した後で効くの?
一番街は終電へ 続く波に乗る

夜が明けた空 塗り潰すように キスをしたね
最低な人と見た 最低じゃない夢を

「仕方なく愛した人」と 忘れることは容易い
引き止めてくれるのを 期待したのも事実で
全部がわからなくなる 嘘みたいに 晴れた空
一つだけわかるのは もうすぐ 泣くでしょう

ドラマティックさに欠けてる 別れも良しとして バイバイ
濡れたショーウィンドウに映る 濡れた 笑顔 一つ
2006年02月19日(日)  微熱 / シド
沈む夕陽と伸びた影に追われて 次に逢う約束 切り出すのが怖かった
君と僕をさらって8時のバスは 「ずいぶん遠いとこまで来たね。」って少し笑った

夢中で混ぜ合って 溶け合った 青と春さ
開いたアルバムから ゆっくりと ゆっくりと 次のページへ

ありがとう ありきたりなこの言葉で 済ませたくないけど
ここから歌にすれば 枯れるまでは 僕の意味だから

届いた手紙の封を初めて切った あの日の喜び逃がさぬように 閉じ込めて

嘘や 争い 期待 迷いとか疲れたなら
ここに帰っておいで 気休めで 一時で 構わないさ

ありがとう 一つ一つ届けるのは 難しくなっても
後ろに続く道を 振り返れば そこに糧がある

ありがとう 離れてても 側にいても 全てのあなたへ
覚めない微熱はまだ 七色架かった空へ向かって 越えるまで
Past / Menu / Will