ひとつのかたち

芯からしびれるような寒い夜に飲む、一杯のホットココアのような、
誰かにとっての、そんな人になりたいなぁ。
2002年12月11日(水)

イルミネーション

夜、いつもの帰り道をてくてく歩いていた。
駅から帰る道に、アーケードの小さな商店街があり、
12月初頭からクリスマスに向けてと思われる飾り付けがされていた。

商店街を抜けると、河に架かる橋にさしかかる。
ふと右を向いた。

街路樹と、一つ向こうの橋に、びっしりと電飾が施されていた。
もともと灯りがあまり多くはないこの町で、その電飾はとても鮮やかに光っていた。
ちょっと感動して、なんか、ほっとした。
そういう、粋なことが出来る街に引っ越してきたんだなって、嬉しくなった。

本当は、その風景を写真にでも納めるべきなんだろうけど、
人通りのある道でカメラを構えることが出来るほど、神経座っていないのです。
でも、いつかきっと撮ってやろうと、カメラはバッグに忍ばせてあります。
雪の降る夜に、こっそりと撮れたらいいな、と思いつつ。
2002年12月10日(火)

束縛(あるいは、自由の一つの形)

「僕らの役割ってなんだろうね」
「んなもんないさ」
「でも、目標がない人生なんて、なんの価値もないと思うけど」
「そう思うことを恥じるべきだ」
「え、でも」
「考えても見な。
 何かを成し遂げねばならないって事は、そのことに束縛されるって事だ」
「束縛されることは、悪いことかなあ?」
「望んで束縛されることも、また一つの価値だとは思う。
 恋愛しかり、友情しかり。
 だけど、それはあくまで自ら望むものでなくてはいけないはずだ」
「そっか、役割を望むって事は、自ら自由を捨て去るって事だね」
「まあ、そう思うのも君の勝手だ」
2002年12月08日(日)

ミュージッククリップ

HUSKING BEEのDay of the Sunという曲のミュージッククリップがある。
ケーブルテレビ導入から、在宅時は常に音楽番組をつけっぱなしにしているのだけど、
このクリップが流れると、つい画面を見てしまう。

曲も素敵なのだけど、クリップに展開されるストーリィがとても好きだ。
場所は、どこかの小さな架空の工場。
その工場の一日を流しているのだけれど、
とにかく平和で、すごく充実しているという雰囲気が伝わってくる。

みんな一生懸命で、小さなラブロマンスもあって、
上手く言葉に出来ないんだけど、とにかく素敵なクリップです。
見終わった後に、とてもゆったりとした気持ちになれます。

オフィシャルホームページ
2002年12月07日(土)

問い

「人は、どこへ向かうのか?」
「どこにも向かっていない。
 変わって行っているのは、自分自身であり、周辺ではない。」
「なぜ変わるのか?」
「理由が必要かい?」

2002年12月03日(火)

日々 / いけだ