母が亡くなってもう半年ぐらい経つんだけど、なんだか最近しみじみと母がもういないということを思って寂しくなっている。
母と同居しての介護生活は実際、かなりきつかったんだけど、でも心のどこかでは母がいなくなったら寂しい思いをするんだろうな、とか、母が死んだらすごく悲しいんだろうな、とか思いながら生活してたのね。だから母がいるうちは、しんどくてもがんばろう、なんて思ってた気がする。
母は亡くなるときは結構、急だったので、ビックリはしたんですよ。あっけにとられたというか。でも不思議と「悲しい」という感情は、なかったんだよね。いや、まったくなかったというワケではないけど、思っていたほどでは全然なかったというか。それよりは、これからやらなくてはいけない葬儀とか相続手続とか、そういうのが面倒くさいよな、という気持ちのほうが勝っていたというのか。
喪主としては結構やらなくてはいけないことが多くて大変で、悲しんだり寂しく思ったりするヒマはなかったかもね。でも四十九日が終わって、一段落した後も、そんなに寂しく思ったりすることはなかったのに。
最近ね、なぜかじんわりと母ロスなのです。うすーいカンジではあるけど。
相続対策ということもあって、母が亡くなった後も、基本的には実家住まいなんですけど、誰もいない実家に夜行くと、やっぱり一人が寂しいのね。今年の初め頃までは母と暮らしてたのかあー、なんて考えたりしてね。
「アンタが死んでから結構大変だったんだから」なんて、いつか母に話す機会があるとなんとなく思ってて、もういないんだから実はそんな機会はないんだ、なんてハッと気づいたりする。これは立派な母ロスの症状ですよね。母が死んだ直後、あんまり悲しくなかったもんだから、自分が冷たい人間なのかと思ってたけど、そうではなかったらしいです。
親父が死んだときも、結構悲しかった記憶があるけど、母親の場合、またちょっと違うね。もっとうすく、でも長いカンジ。
10月から職務内容が変わったりして、そんなこともあって、まったく前向きになれない年の暮れを過ごしています。まぁ喪中なんで。ちょうどいいかも、です。
あーそういや、今度の日曜、自分のライブだった笑
|