Just for today !
re-invention



 やりとりを磨きたい

欠席1名,遅刻3名。

さすがに疲労がピーク。
進んでいるクラスの授業は,鉄球のグラフ。
点と点をどう結ぶのか。
一生懸命考えて発表しようとする姿勢がいい。
点と点を結ぶのは,その間のデータがあるかどうかだが,
その間の関係にまで踏み込んだ発言もあった。
とはいえ,M先生のような生徒とのやりとりには程遠い。
修行しなければ。

放課後は,新旧の学年委員会。
思えばこのメンバーで,修学旅行をはじめ,
たくさんのことをやてきた。
向上心があり,気持ちの伝わる生徒たち。
新しいメンバーも,まだまだこれからだが,
この学年の最後を飾る主役になる彼らに期待。

学級通信を作成し,論文を速達で発送。


2004年09月30日(木)



 関数関係のとらえ方いろいろ

今日も欠席者あり,何とも気になるところ。
くじで作った新しい班になって,雰囲気が変わる。

授業は,クラスによって進度差が出てくる。
二乗に比例する関数を,進んでいるクラスは,
教科書にある,斜面を転がる鉄球の写真で導入。
位置をものさしで測ってデータを対応表にし,
1秒後,2秒後の位置を予測させる。
二乗に比例する関数関係を捉えて数式化するだけでなく,
Xが2倍,3倍になると,Yは4倍,9倍になるという
横の関係を捉える生徒もいて,盛り上がる。
自分も気がついてなかった。
さらに,この対応表のデータから,グラフを予測させる。
変化の割合が増加していることから,
ほとんどの生徒が,上昇するカーブを描くことを
予想でき,これもニンマリ。
グラフと仲良しになれたかな?

道徳は,応援のビデオをプロジェクターで再度見せた後,
体育祭の作文。さまざまな思いを綴る生徒たち。

帰りの会で,合唱を始めて聞く。
残念ながら,まだまだこれから。

学年部会の後,早々に帰宅。
深夜,早朝と粘って,論文をなんとか書き上げる
削って加えて,できた内容は・・・・いまいち。










2004年09月29日(水)



 新役員決定

早朝,金沢高専の三尾さんから,
ボール落下を中学生でも扱えるための
改良したプログラムが送られてくる。
本当にありがたい。早速試してみる。

欠席1名。
1時間目,昇龍太鼓とともに,閉会式を行う。
時間が過ぎてしまうと,盛り上がりには欠けるが,
勝者も敗者も淡々とでいて,いいのかもしれない。
生徒会本部に対して,エールを贈る彼らは立派。

授業は,Math-Walkの確認と,関数って何だ?
前回,面白い動きをした班を,いくつか紹介する。
関数って何だという話は,クラスによっていろいろな反応。
授業展開も,クラスによってかなり違ったものに。
これだけのことができたのも,機器を購入できたから。
つまりは,科研費等をいただけたから。
論文も,何とか最後まで粘ろうと思う。

午後の学級活動は後期の役員決め。
思いも寄らないメンバーが委員長に立候補。
専門委員も一気に決まる。
どんなクラスになるのか,不安半分・楽しみ半分。
席替えは,思いがいろいろぶつかる。
その反応を十分見ないまま,市教研の出張へ。

清水地区との合併に伴い,どう運営するかが中心課題。
小中合同になって3年目。
これに対する評価も分かれている。
何が大事で,何を目指しているのか,判断は難しいところ。




2004年09月28日(火)



 祭りの後

昨日の疲れが心地よい代休。
子供たちを順番に送り出し,最後は一番下の息子と幼稚園へ。
うれしそうに手をつないでくれるのも,いつまでか。
お世話になった幼稚園も,今年がラスト。
来年度で閉鎖されるというのも,さびしい限り。

昨年の論文を読んでいくと,自分の名前と実践が,
ちょっとだけ載っているのを見つけ,なんとも不思議な感じ。
論文に手をつけるが,勢いがない。

車の調子ももう一つで,オイル交換と同時に整備を依頼。
何かと叩かれている会社。来客は一人もいない。
整備士の真摯な対応が,逆に苦しさを物語っているよう。

夜,昨日の応援合戦のビデオを家族で見る。
改めて彼らの息吹・躍動感が伝わってくる。

さあ,次の目標に向けて切り替えなければ。


2004年09月27日(月)



 雨の体育祭

昨夜も雨が降った模様で,道路が濡れている。
天気は薄曇り,なんとかできそうだ。
6時に家を出て,学校へ。

グランドコンディションはOK。
生徒も,7時前から登校し始める。
あまりに早くて,校舎に入れてもらえない生徒が,
正門の掃き掃除を始める。
こういう底力が,この学年を支えている。

クラス全員出席でこの日を迎えられたのは,
何よりうれしい限り。
競技は,勝ちも負けも数々のドラマがあったが,
勝ち負けよりも,全員で参加できたことが自分には大きかった。

「主役は全員・みんなで楽しむ応援」をテーマに,
応援リーダーが,一般生徒と同じ体操着を選択した
我がチームリーダーの心意気。
本当は,他の誰よりも格好をつけたかったはずなのに。
全員で踊り,全員で動く応援はもちろん圧勝。
コンセプトの差が,勝敗を分けた。

底から雨が降り始め,騎馬戦・対抗リレーはもうぐちゃぐちゃ。
何とか強行し,閉会式をせずに教室へ。
放送による結果発表。
そこから先は,恒例の廊下でのソーラン節で歓喜の渦。
他学年も巻き込んでボルテージは最高潮に。


2004年09月26日(日)



 延期の一日

朝から雨の予報は大きく外れ,かなりいい天気に。
これなら体育祭をやってしまうんだったと,
担当者は悔やんでいたのではないかと思う。
こんな日は,生徒もどんな気持ちでいるのだろうか?

息子のサッカーの送迎を朝から。
コーチに自分が教員であることがばれたようで,
一人の生徒に就いての相談を受ける。
今年は関わっていない生徒なので,
よく分からない返事をしたが,そうでなければ,
どこまでのことを話していいものか。

両角先生に送っていただいた,昨年の論文集コピーを読む。
締め切りも迫るが,もう一つやる気が沸いてこない。

夜も息子のサッカーの送迎に。
好きだからとはいえ,
小さい体で,よくがんばるものだと思う。


2004年09月25日(土)



 久々の全員出席

朝の練習は,学級対抗リレー。
バトンパスもずいぶん上手くなる。
練習後,下級生のクラスに行き全員で一声掛ける。
一昨日の応援練習のビデオを,プロジェクターで見る。
食い入るようにスクリーンを見つめる生徒たち。
画面が大きいと,迫力が違う。
「これならいける」という実感を生徒も持つ。

授業は,Math-Walkを残りの3クラスで。
校長先生も参加して授業を楽しむ。
短縮日課のため,あとわずかのところで時間が足りない。
3クラス目では,たまらず5分前から授業を開始する。
階段状のグラフだけでなく,
「W」のグラフも,4人でがかりで描くグループが出る。
シャープな角度が描け,生徒も満足げ。
次回はこの紹介から始めようと思う。
生徒の動きをビデオ撮影して,他のクラスにも紹介しよう。

午後から体育祭準備の予定も,雨のため応援練習に変更。
遅刻の生徒もそろって,久しぶりに全員出席!
クラスのムードは悪くない。

下級生との気持ちの溝が,最後まで埋まらないままなのは,
気になるところ。
たまらず感情的なもつれも出る。

明日の体育祭も早々に順延を決定。
この決定が吉と出ることを願う。
思いがけず時間が生まれ,保護者会の資料を印刷する。

帰宅後,昨年度お世話になったK先生の義父のお通夜に。


2004年09月24日(金)



 エラーをチェックするシステムを

朝,昨日の応援練習ビデオを息子と見る。
躍動感が小さな画面からでも伝わってくる。

部活のために登校するが,
今日はコーチに任せて職員室で仕事に専念。
まずは,前期評定の個票作りから。
観点と評定とのルールが守られていない方もいて,
チェックしてよかった。
確認テストの結果も併せて入力し,ラベルに印刷する。
印刷したものを貼ろうとすると,なんだかおかしい。
転入生が入ったことで,計算式がズレていることを発見。
これは自分のミス。
今回は偶然エラーが見つかったものの,
本当はチェックするシステムを考えなければいけない。
次に10月からの私立高校の体験や説明会の一覧表を作成。
希望を集約するのは,かなり面倒なことが予想される。
さらに進路希望を入力,一覧表を作成する。
進路だよりもおおむね完成し,気がつくと16:30。
これから太鼓の練習が始まるが,ちょっと無理。
今日はごめんなさいをして帰宅。

夜,「静岡テクノロジー活用数楽(!)研究会」の案内を作成。
次回は10月22日,作図ツールGCの講習会の第2回目。
さあ,今度は何人集まるのだろうか。


2004年09月23日(木)



 体育祭総練習で

深夜予約録画した「ゆず」のビデオを朝見る。
オリンピックの応援歌を依頼されてから,
2ヶ月間,全く曲が書けなかったことを知る。
結局,自分たちが何度も挫折しながらも,
乗り越えて,今日に至った思いを歌にしたとのこと。
なるほど!

明け方降った雨のため,グランドは使えず,
体育館でのムカデの練習。
いつもは遅れるメンバーも今日はそろって,いいムード。
何度か競争しても,どのチームもしっかり走れるようになる。
欠席2名は残念。気になる電話も。

授業は,二乗に比例する関数の二時間目。
「関数って何だ」
これまで何度も遣ってきたはずの授業を,
距離センサーで様々な事例を示して行う。
おもしろいけれど,内容的には拡散して・・・
生徒はどこまでわかっただろうか?
M先生が見ていることで,緊張している自分。

道徳は「学校へ行けなければ幸せじゃない」の予定を変更,
NHK若者仕事図鑑のビデオを流す。
美容師の仕事は,なによりカウンセリング。なるほど。

午後からは,体育祭の総練習。
暑い中,がんばる3年生。
それ以上に本当にすごいのは生徒会本部のメンバー。
教師がマイクを持たないなんてことは,初めてかもしれない。

応援合戦も最後の全体練習。今日はビデオ撮影も。
ソーラン節は,斜めから見ると,より迫力があることを知る。
「日本舞踊の基本は斜めへの動き」と教えてくれたH先生。
言い出せば,きりはないが,170人が踊るソーラン節は壮観。
三味線のBGMはなく,
生徒自身が「123456ソーレ!」の掛け声で踊る。
下級生との温度差をどう埋めるのか。
声さえ出れば,間違いなく勝てる。

放課後,初段を取った生徒に黒帯を渡す。

帰宅後,いつもの仲良し家族宅で夕食。


2004年09月22日(水)



 支えて支えられて

朝,金沢高専のM君から,
距離センサーで測定したボール落下運動を,二乗に比例する関数に
置き換えるプログラムが届く。ありがたい。
これが完成すれば,距離センサーは爆発的に活用されるはず。

欠席1名,遅刻1名。
クラスは朝の練習から,一つになりきれない苦しさが頂点に。
こうやって生徒同士で学んでいくのだと,
腹をくくれればいいのだが,そうも行かず話を聞く。
結局自分はたいしたこともできず,
フォローしてくれるのはやっぱり生徒。
支えて支えられて,こんな関係を作れる彼ら。

選択は,のめりこむ生徒と,困ってしまう生徒に二分化。
あわてずに,一人一人ときちんと話をしていこうと思う。
贅沢を言っていてはいけないが,
Voyageのつらいところは,画面が小さいところ。
さらに作成したものを簡単にプリントアウトできないところ。

放課後の練習でも小さなトラブル。
難しいなあと思う。
さあ,あと2日。ここからが勝負どころ。


2004年09月21日(火)



 久しぶりの部活動

久しぶりに部活動。
けが人が多く4日も休みを取ったが,
それでもまだ完全ではない。
楽しい練習から始まって,気がつくと
本気でハードな練習に入る指導スタイルが好きで,
これまで何度もお世話になっているH中学校へ。
今日は,清水や三島の中学校も集まり試合中心。
軽量級ばかりのメンバーだが,
この夏の大会を経験している分,そこそこ勝負にはなる。
とはいえ,エース対決では勝てない。
みんなでがんばるムードを作りたい。

午後は息子のサッカーを観戦するつもりが,雨で中止。
ちょっと昼寝をして数学教育10月号を読む。



2004年09月20日(月)



 伝えたいことは

今日も休日。
本当は論文を書く予定の日なのだが,通信表の所見。
以前は,書きたいことを書けないもどかしさを感じていたが,
こちらが伝えたいことを書いたからといって,
必ずしもプラスに働くとは限らないことが見えてきた。
とはいえ内容はいまいち。
生徒との関係作りと同じで,経験に胡坐をかかず,
地道に積み重ねていかなければと反省。

区切りのついたところで,父の墓参りに。
どんな思いで自分を見ているのだろうか。

プロ野球のない夜,マザーテレサの番組を見る。


2004年09月19日(日)



 娘の運動会で

休日。
朝6:30から息子をサッカーの練習会場に送る。
こんな時間から,指導してくださることに感謝。
注意する時は目を見て頭をなでながら,
「朝ごはんを食べてこなければだめだぞ!」
「グランド整備をしっかりやれない奴になるな!」
あたりまえのことを大事にしている姿勢は,
いつもながらにありがたい。
自分の勤務校の生徒も所属していて,声を掛けられる。
話してみると,今のクラスの生徒の弟とのこと。
この日は午後からの練習もあり,息子にとってはハードな一日。

さらに今日は中1の娘の大運動会。
「体育祭」ではなく「大運動会」という呼び名は,
実は自分が中3のときからのもの。
些細なことだが,今も伝統として残っているのは,
当時のことを知るものとして,なんともうれしい。
運動の苦手な娘だが,一生懸命声を出している姿を見て安心。
苦手なことにも,真剣に取り組む人になってほしいと願う。
考えてみると,勤務校以外の中学校の運動会を見るのは初めて。
応援合戦も,その学校ならではのもの。
集団全体に動きを入れていて,とてもおもしろい。
リーダー中心に,躍動感ある生徒たちを見れるのはいいものだ。

帰宅後,息子を午後の練習から迎えに行き一日がほぼ終了。
仕事を進めなければと焦る。


2004年09月18日(土)



 もしやとの思いも

欠席2名。

生徒集会では,校歌を各軍で歌い合う。
応援調の指揮は,わがクラスの生徒。
こんなこともできる生徒なのかと驚きと喜び。
こういうシーンを見ると,やはり血が騒ぐ。

二次方程式のまとめの授業中,かなりの話が飛び込んでくる。
もしやとの思いもよぎるが,ここ何日かで,
確かに魂を揺さぶる関わりができたという思いもある。
結局,自分たちの手のほとんど届かないところでの話で,
最悪の事態も避けられたとのこと。
その日その時の関わりを大事にすることの大切さを再確認。

高校の訪問が続く。
制度が変わり,学校ごとの駆け引きが見える。

放課後は全体での応援練習。 
まだまだ1,2年生のノリが足りない。
焦りからリーダーも「楽しんでやろうぜ!」
の声が掛けられず,どうしても
「しっかりやれよ」になってしまう。
蛍光色の赤の軍手も届き,通しての練習。一応形はできる。
教室の戻ってからはもちろん,廊下でさらにソーラン節。
さらに今日の仕上げは校歌。
こういう瞬間を共有できる生徒たちは幸せ。

欠席している生徒に手紙を書いたり,
クラスとして今できることを真剣に。
学級委員の熱意もうれしい。

面談の計画を立て,山積の仕事にちょっとげんなり。
距離センサーの授業を職員室で校長先生に披露。
理科の校長だけあって,次から次へとアイディアが出てくる。
来週の授業を,是非見ていただこう。

帰宅後は,妻の誕生日のささやかなパーティー。
今年もこの日を忘れなくて良かった。

メールをいくつか出す。
やりたいことがたくさんある人生でありがたい。


2004年09月17日(金)



 止まるところを知らないエネルギーに

欠席1名。
朝の集合状態も気になるところ。

二乗に比例する関数の単元に2クラス入る。
久しぶりのT1。何とか毎回略案を書いていこうと思う。

1,2年でどんなことをしてきたのかがわからないので,
まずは岡山教育大付属の授業を参考にMath-Walkを。
目標は欲張らず,
・時間と距離のグラフを体験・理解する。
・このグラフにおける「直線の傾き」の意味を理解する。
・直線と曲線の変化の違いを理解する。
変化の割合(速さ)が一定だから直線になり,
変化の割合が変化し続けるから曲線になるのだということを,
感覚的にわかってくれるとうれしい。
いくつかの例を示し,グラフを読むところを全体で行った後,
こんなグラフを描いてみようと投げかける。
今回は初めて,班に一台のCBR(距離センサー)とVoyageを渡し,
それぞれに実験を行う。




























簡単なマニュアルは作ったものの,
英語表示であるため,操作で戸惑うかと思われたが,
やらせてみると,すんなりできてしまうのは今の子らしい。
できないだろうと思って出題した「Y」の字を描くことも,
瞬間的に紙を挟みこむアイディアを出す生徒がいて,
あっさりできてしまう。
階段状のグラフも,見事に4人並んで楽しく描く。
全体での確認をする時間が,ちょっと不足するのは
しかたがないことか。
次回,生徒の感想を読むのが楽しみ。

午後は数学と理科の確認テスト。
テスト監督の時間を利用して,久しぶりの学級通信。
体育祭への思いを,できるだけ載せる。
裏面にはゆずの「栄光の架橋」も。
歌詞をしっかり読むと,本当にいい歌だと思う。
帰りの会で,これも久々のギターで歌う。

そして恒例の廊下での応援練習。
今日は2年生のクラスも招いての合同練習で
3年生の意気込みを伝える。
このクラスで同級会をやったら,きっと飲み会の中で,
いきなりソーラン節を始めるんだろうなと想像し苦笑。
止まるところを知らないエネルギーに打たれる。

放課後はテストの採点をしていると,グランドから太鼓。
体育館でやっていた昇龍太鼓も,いよいよグランドデビュー。
音の広がりに最初は戸惑っていたが,
すぐに慣れて,思い切り叫ぶ生徒も出る。
地面が震え,足の裏から伝わってくる感覚にしびれる。

夜は部活の保護者との話し合い。
いろいろあるが,何とかプラスの方向へ持っていきたい。
諦めずに。


2004年09月16日(木)



 絶対評価について

欠席2名。
今日も朝からむかでの練習。
手ぬぐいが解けて立ち往生するグループ続出で
記録は大幅ダウン。

授業は,二次方程式のまとめの問題。
丁寧に指導しているつもりでいても,
簡単な計算すら忘れている生徒も多い。
毎回繰り返して計算する時間をとりたくなる。

道徳は予定を変更して,龍門祭への思いを語り合う。

午後から,とある学校の入試説明会。
後半は,入試にまつわるデータ分析を聞かされる。
絶対評価になり・・・
・分布が5>4>3という学校も存在する。
・学校間格差が,かなりある。
・全体的に評価が年々甘くなっている。
それでも・・・
・入試の学力検査と入学後の成績との間に相関関係はない。
・評価点と入学後の成績との間には,相関関係があること。
例外もあるが,全般的な傾向としては
努力する習慣のある生徒が伸びているという当たり前の結論。
評価の問題は,入試が絡んでくるととても難しくなる。
奇麗事ではいかない。

終了後学校へ戻り仕事を少々。
保護者と面談し,さらに電話で生徒と話す。
トラブルが起きた後の対処は,なかなか難しい。
相手を信じて,粘り強くいこう。

帰宅後,明日からの授業のワークシートを作成。
せっかくCBRを5台購入したのだから,
川上先生に教えていただいたMath-Walkを班毎行う展開に。
今回は,直線と曲線の違いに焦点を絞って行おうと思う。


2004年09月15日(水)



 トラブルも

今日も,朝からリレーの練習。
生徒のがんばりはたいしたもの。
練習なのに,タイムを確実に縮めている。
しかし相変わらず,ムカデは気になるところ。
気持ちのつながりがないと,うまくはいかない。

授業は二次方程式の応用。
1時間に2問。
じっくり問題に取り組むスタイルが,
生徒同士の自然な関わり合い,教えあいを生む。
自分の授業は個に応じるという名のもと,
生徒のつながりをばらばらにしてきたのかもしれない。

選択数学は,いよいよ個別のテーマ追求に入る。
ここからが面白いところ。
テーマ設定に,
本当はもっと仕掛けを用意するつもりだったが,いいかな?

トラブルがいくつかあって,対応に追われる。
トラブルだらけではもちろん困ってしまうが,
トラブルを一つ一つを乗り越えていくところに
生徒の学びや成長がある。
そう信じて,生徒と共に歩んでいきたい。


2004年09月14日(火)



 ちょっと前進

朝から練習。
ほとんどの生徒が集まりリレーやムカデの練習。
うまくいっているように見えても葛藤やズレがあって,
ここをどう乗り切るのか,クラスとしても勝負どころ。

今日は結果として久々の全員出席。
話をじっくりして,つながりが持てた生徒も。
信じて応援することしかできないけれど,
でも,それがきちんと伝われば,人は自分で立ち上がれる。

行事で忙しいけれど,
授業もちゃんと取り組むムードのある彼らは立派。

応援練習は,いよいよグランド。
最初の移動を企画・練習。単純だが,なかなかいい。
放課後も係リハーサルが遅くまで。
そこから太鼓の練習と,ハードな一日。
それでも中学生のエネルギーは尽きない。
こうやって,人は鍛えられ育っていく。

12月のGC活用研の日程は25日に変更とのこと。
申し訳ないが,とてもありがたい。

岡山の川上先生から驚きの企画メールが届き,わくわく。
来月の静岡テクノロジー活用数楽研究会の日取りも決まる。


2004年09月13日(月)



 授業プランで悩む

玉置先生から第2回GC活用研究会への参加のメールが届く。
「喜んで参加」と言いたいところだが,
授業最終日の12月24日では,
参加できるかどうか,ちょっと気がかり。

せっかくの休日。
二乗に比例する関数の授業の流れを考える。
いくつかの資料を基に考えるが,思うように進まず。


2004年09月12日(日)



 9.11は覚えているが・・・

午前中は部活動。
前顧問I先生の率いるH中学が来て,合同練習。
主力の2年生の3名が怪我だったのは残念だが,
新チーム初の合同練習で,それぞれが本気な顔つき。
忙しいが,もっともっと練習試合を組もうと思う。
I先生は,生徒のHeartを伸ばす指導をし,
実にいいタイミングで声を掛けている。

さすがに疲れ,午後はダウン。かなり回復する。

新しいメガネができる。今度はなかなかいい。

夜,9.11を特集した番組がたくさん流れる。
自分はアメリカのイラク開戦の日を覚えていない。
多くの誤爆があった日を覚えていない。
世界貿易ビルという有名な建物が崩れ落ちる瞬間は,
確かにとても印象的だが,そこで亡くなった方の数よりも,
イラク戦争でなくなった方のほうが多いことだろう。
混乱する世界に,安定と秩序をもたらすためには,
何が必要なのだろうか。


2004年09月11日(土)



 何とか週末

さすがに疲れが残り,ドリンク剤で体を起こす。
7:30からムカデの学級練習。
疲れで遅刻する生徒も出て,ムードは今ひとつ。

授業は,二次方程式の平方完成と,応用,まとめ。
クラスによってかなりのばらつきが出ている。

「夏休みの出張管理をACCESSでやりたいのだが」
と教頭先生から相談を受け,簡単に例を示すが,
本気でやるのは大変だろうなあと思う。
どうしてこういうところにお金をかけようと思わないのか。
どの学校でも行っている事務処理を簡単にすることは,
その学校の余力を生むことにつながるのに。

放課後は軍ごとの応援練習。
体育館で,180人で踊るソーラン節。
わずか数日で,何とか形になりそうな予感。
本気になればできるものだと思う。
さらに校舎に戻って,恒例の廊下での練習。
太鼓も入れて,2クラス合同で俄然盛り上がる。

部活は,2年生にけが人続出。明日は練習試合だというのに。


2004年09月10日(金)



 疲れを感じつつも

朝から学年練習。
当たり前のことが,当たり前にできる学年なので
やり直しをする必要もなく,1時間で終了。
残りの時間はクラスごとの練習。
全員リレーは1位だが,ムカデや二人三脚は最下位。
これからに期待。

授業は,二次方程式の計算と応用。
なんでもないけれど,ほとんどの生徒が納得する流れ。
M先生のこの感じを,自分は作れないだろうな。
でも,せっかくだからなんとかまねしてみようと思う。
そろそろ,二次関数。自分の番だ。

久しぶりの選択授業。
データが飛んでいるVoyageや,操作を忘れている生徒もいて,
ちょっともたつく。
また,個々に追求を始めたこともあって,
わずか20人の生徒を相手でも対応に追われる。

APが変化するときの,
・真ん中にできるQとPを頂点とする四角形の面積
・CQとQBの比はどのように変化するか
など,生徒は本当に,面白いことを「問い」にするものだと思う。
生徒は純粋だからなのか。

放課後のクラスでの応援練習。
さすがに生徒の表情に疲れが見えてくる。
でもこれからが勝負どころ。

テスト個票ラベルを打ち出す。
進路だよりもちょっとだけ打ち始める。
進路関係も,しっかりし仕事しないと。

さらに,市の同好会へ。
昨日の講習会に来てくださったメンバーも5人ほど参加。
参加者が楽しむ会にすることの難しさを感じる。
自分の運営する会では,もっとそこを大事にしようと思う。

帰宅後,昨日のGC講習会についてのメールがいくつか届く。
よかったと言っていっていただけるのは,うれしいものだ。





2004年09月09日(木)



 燃える思い

台風が過ぎ,暑い一日。欠席2名。
授業は,二次方程式の応用。
単純な問題のようでいて,一問一問に配慮があるM先生。
方程式の2つの解のうち,一つしか解として適さないもの。
解から,さらに計算が必要なもの。
結果として,解がそのまま答えになるもの。
緻密な計算に脱帽。

道徳は,先日録画した「69人の球児の夏」を見る。
指導者としてどうあるべきなのか,
生徒に密着しているのか,本音で話をしているのか,
反省すべきは自分。

突然の家庭訪問は空振り。しかし,収穫もあり。

放課後は,軍ごとの応援練習。
初めての舞台で,リーダーになりきれるかどうかの勝負。
まずまずがんばる生徒たち。
3年生のノリに比べて,1,2年生はもう一息。
感じて動く生徒になって欲しいと思う。

クラスへ戻って,さらに練習。
ソーラン節が廊下に響く。男子の勢いに,女子も爆発。
クラス全体に火がついてきた。よしよし。

さらに夜,GCの講習会。
何人集まるのか,ずいぶん弱気になっていたけれど,
なんと14人の先生方が集まる。
持参いただいたノートパソコンにインストールするところから。
さらに,作図していただいていくつかの機能を楽しんでいただく。
来てよかったという声をたくさんいただく。
見せるだけでなく,実際に操作していただいたことがよかった。
今後も,続きそうな感じに。うれしい一日。




2004年09月08日(水)



 台風が近づく

欠席3名。
授業は,平方完成とテストの返却。
平方完成は,塾で学習してきている生徒が多いのだろうか,
7月に実施したクラスのように
「エー・・なんで?」という言い方をする生徒がいない。
どこかに寂しさを感じつつも,勉強してできるのだから,
それでもいいのかと自分を納得させる。

台風が近づいているためか,体調を崩す生徒も多い。
体育祭の練習が入ってきて,ここからは体力勝負の日々。

第5時は,学年種目のメンバーを決める。
二人三脚・三人四脚・四人むかでの3種類。
どれも男女混合ということで,なかなか決まらないが,
気を遣って,何とか収集しようというムードがあるのがいい。
そして練習。
一人一人がその気にならないと,うまくいかない競技。
クラスが本当に仲間になれるかどうかの勝負。
体育館から運動場に出た瞬間,雨に降られて・・・・

帰りは恒例の応援練習。
さらに新しい練習も加わり,ノリノリ。
時間を忘れて練習する。

台風が近づき,部活は途中で中止。


2004年09月07日(火)



 ふいごのように

欠席5名・・・um。

テストの返却。今回はM先生と2人でたっぷり1時間解説。
これだけ解説するのも,久しぶり。
生徒の反応をきちんと見ながら,やりとりをしていくM先生。
常に笑いがあるのがいい。自分とは空気が違うんだな。
わからない生徒に,わかる説明をするのは難しい。
何より,わからないと諦めている生徒もいる。
頭の中のキャッシュメモリー(?)が少ないのだろうか。
文章がちょっと長いと,問題を把握できない。
これを伸ばすトレーニングが,音読や読み聞かせなのかも!?

明日からの雨を予測し,午後は急遽体育祭の練習に。
本部がよく準備しているのがわかる。
気持ちを動かす言葉があれば,さらに変わるはず。

帰りの会では恒例のソーラン節。

放課後,ちょっとのつもりで覗いた昇龍太鼓の練習に
ラストまで付き合う。
多くの地域の方に育ててただいているのを感じる。
こうやって,生徒の限界をふいごのように引き出す作業が,
育てるということなんだろうと思う。
これだけのことをやっているのだから,
学年部の職員にもっとついて欲しいと担当の先生に言われる。
それももっともな話。


2004年09月06日(月)



 勝つことは大事だが

朝,息子のサッカーの試合会場まで送る。
昨日の豪雨にもかかわらず,河川敷のグランドは使用可。
まだ雨は心配だが,サッカーは雨でも決行。
負け続けていた息子のチームも,
熱心な指導のおかげで,勝てるようになってきた。

GCの講習会のCD作りに励む。
飯島先生のサイトのものをCDのみでも見れるように保存し,
リンクを張る程度のことしかしていないのだが,苦戦する。
参加者がわからないと,準備も難しい。

69人の球児の夏
〜星稜高校・山下監督の“育てる野球”〜
を録画。
 「いけたよ! ノッカーに負けるなんよ」「俺たちを甲子園に連れて行ってくれるんだろ!」星稜名物のケンカノックで、足がとまりそうな選手に一斉に声がとぶ。補欠がレギュラーの気持ちを乗せている。
 ライン引きのプロ、マウンドをならす職人、そしてピカピカのトイレ掃除など裏方の役割を担うのが3年生の補欠部員である。「監督は、『俺が見ててやるからどんな仕事でも一流になれ』って。だったら中途半端じゃなくて日本一の補欠になってやろうって」背番号は手に入らなくても彼らの表情には誇りがある。それが山下野球である。


勝つことは大事。しかしもっと大事なことがある。
もっともそれは,勝つことを知っているから,
できることかもしれないが。


2004年09月05日(日)



 反応あり!

午前中は部活動。
新チームは部長がテキパキ指示を出して勢いがある。
メンバー全員が流れを生み出すようになりたい。
昨日のテストの採点を片付けていると,父兄も見に来てくださる。
寝技でも,わかっている人が見ているかどうかの差は大きい。

来週のGC講習会の準備を始める。
昨年の冬,一緒に小牧に行って下さった小学校の佐藤先生が
手伝ってくださったり,藤枝からも参加メールが入ったりと,
少なくとも10人は集まりそうでうれしい。
(やっぱり参加申込みを取るべきだったか・・・)

飯島先生の作られたWebマニュアルを読んでいくと,
今まで知らなかったCtr+Xや,Ctr+Aなどの
ショートカットキーがいくつかあった。
特にCtr+Tで画面が縮小Copyされるのは便利だ!と思ったが,
ひとつCopyすると,別のものをCopyできなくなるようだ。
せっかく発見したのに,紹介できずにちょっと残念。
ワークシートや授業記録を作るのには便利なのになあ。
このあたりも,また,飯島先生に聞いてみようと思う。


2004年09月04日(土)



 大人って・・・

県一斉の学力調査。全員登校はうれしい限り。

7月の最後に,クラスの生徒たちに自分が言った,
「本当に困ったことがあれば,電話しろよ。」
今日始めて登校した生徒の,夏休み生活設計の反省欄で,
この言葉の意味を問われていた。
「全員に対して,どうしてそんなことが言えるのですか?」
「大人ってそうなんですか?」
一人の友達の命を支えるのに,汲々としている生徒だけに,
問いかける一言一言はズシリと重い。
それが教師をしていることというのが本当のところだが,
それは通じないだろうと思い,
自分も中学生時代に死んでしまおうと思ったことがあるからと書いた。

昨年秋のある夜,卒業生から
「飲みに行こう」という電話をもらったことを思い出した。
彼は,中学時代,決して自分の指導に従順だったわけではない。
心を開かず,こちらの言葉をはぐらかし,
距離を置いていた男だった。
自分も中学校時代はそんなところがあったので,
なんとなくわかるような気はしていた。
自宅に彼を招いて,ビールを飲んだ。
彼はいろいろあって,薬物に手を出し,
今は更生しているところらしかった。
「おれはさ,辛かったんだよ〜」
初めて彼の本音を聞いたようだった。
こんな話を,いつか彼女にもしてあげようと思う。
どこで,力になれるかはわからない。
でも,教師をやっているのだから,そんな力にはなりたいと思う。

帰りの会では,ソーラン節の練習。
「疲れたからって,だらだらするのはやめようぜ」
こんな言葉が飛び交い,両腿の筋肉をパンパンにしながらも,
明るく練習に励むやつらはすごい。
みんなが輝く応援合戦になりそうだ。

放課後は,学年委員会。学年練習の打ち合わせ。
さらに,部活と,応援リーダーの練習。
なんとも忙しいが充実感はある。

テストの採点は後回しに。
やりたいことをやるためには,
目の前の仕事を手早く片付けなければ。


2004年09月03日(金)



 二次方程式の応用で

早朝,XPのサービスパックを入れる。
1時間以上かかり,登校時刻に間に合うか焦るが何とか終了。

欠席2名。
早速授業開始。
二次方程式の応用を,昨年度の関数で使った事例から。
これもいい方法だと思う。
解が整数値でなく,ルートが入るものになるので,
生徒は苦戦。でも,食いついてくるのは立派。
いろいろなことを忘れている生徒も多い。
特に気になるのは,(x+10)^2の計算が
わからなくなっている生徒がいたこと。
また,解の公式を扱わず,
平方完成も中途半端になった教科書(指導要領)は
どう考えても問題があると思う。

応援の練習を開始。
ソーラン節も楽しそう。
ちょっと恥ずかしそうだが,やってみればノリがいい。
掃除に移動するときにも,動きを真似していた生徒も。
さあ,どうなるのか。

台風の関係で遅れていたパソコンのパーツが届く。
無事交換完了。


2004年09月02日(木)



 9月スタート

いよいよ,9月。でも新学期ではないという変な感覚。
今に慣れるのだろうか?
久しぶりに生徒に会い,ずいぶん背が伸びたのを感じる。
内面的にも成長していることだろう。
マラソンで優勝した野口選手がゴール直後,
「多くの方の眼差しを浴びて幸せです。」と語っていた。
久しぶりに生徒の前に立って感じたことは,
教師という職業は,ちゃんとやっていれば
いつでも生徒たちの熱い視線を感じられる
なんとも素敵な職業だと改めて感じた。
大きく息を吸って,肩の力を抜いて,
やれることを精一杯やっていこうと思った。

防災訓練は,いつものことながら暑い中。
真剣に非難する生徒たちでありがたい。
せめて眩しくない方向に,教師が立ってあげてもいいと思う。

新しいメガネがどうにも合わない。
しかたなく,メガネ店で直してもらうことに。
視力を正しく測ることの難しさを,いろいろと聞く。

悩みに悩んだ末,GCの講習会を来週行うことを決意。
s-mathを通じて,発信する。
何人集まるのか,わからないけれど,
でも,とにかく動こうと思う。


2004年09月01日(水)
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