TOM's Diary
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2005年11月28日(月) PTの燃料ポンプと2006年モデル試乗

かみさんのPTクルーザーのエンジンが不調になった。
昨年も同じような症状が出てバッテリー交換をしてもらったことがある。
完治したとは言いがたいものの、症状は軽減されていた。
それが、ここに来て症状が悪化してきたのだ。

症状としては、長時間(10時間以上)放置したあと、冷え切った状態で
エンジンを始動すると、一発で始動しない。また、2度目以降のクラン
キングでエンジン始動しても、数秒間は回転数が上昇せずストールしそうな
状態が続く、と言う状況だ。

さっそくクライスラーに入庫させたところ、「バッテリーに問題はない、
ほかのところを調査するので、少し時間を呉れ」とのことだったので、
2006年モデルを試乗させてもらったりして時間を潰した。

新しい内装は、写真で見るよりもはるかに好印象であるが、
前後のバンパーのスタイルは2004年モデルの方がよい。
動力性能は、ようやく、車重に見合った性能を得たと言う
感じで、全体的に見るとハナマルは無理でも二重丸は上げても
良い感じであった。

そんなこんなで2時間弱経過。
ようやく調査が終わったかみさんのPTだが、結果は燃料ポンプの
故障が予想されるとのことで、部品が入り次第交換が行われること
になった。

もう少し詳しく書くとこうだ。
・燃圧を調べたところ、エンジン停止後、異常なほど燃圧が低下が見られた。
(本来、燃圧は維持されなければならない)
・燃料のリークは見当たらなかった。
・エンジン始動中の燃圧は正常。
以上のことから、燃料ポンプに付随しているレギュレータに異常が
あることが予想されるとのこと。


レギュレータは、燃圧があがりすぎると燃料タンク内に燃料を戻す。
おそらく、夏場も現象が出ているものの、気温が高い夏場は燃料
タンク内の圧力が冬場より高いため、配管内との圧力差がそれほど
大きくなく、症状が顕在化しにくいものと予想される。
と、言うわけで調査結果は納得できるものであったが、とりあえず
部品待ちである。

部品交換が終わったら、また報告する予定である。


2005年11月24日(木) 構造設計書

某建築士が設計書を偽造した問題。
某建築士がすべて悪いかのような報道がされていて
とても違和感を覚えていたが、ようやく矛先が本来
行くべき方向へ向いてきたような。

だいたい、某建築士一人の力でこんな大きな問題が
起こせるはずが無い。
イーホームズと言う民間の検査機関、某建築士曰く
「チェックが通らないと思って、正しい設計書も用意
しておいたら、通ってしまった」たぶん、本当のこと
を言っていると思う。
某建築士だって、最初は「ばれたらどうしよう」そう
思って、戦々恐々としていたに違いない。発注元から
の圧力に負けて、偽造した設計書をだしたものの、
ばれたら「うっかり間違えました」と言って正しい
設計書を再提出するつもりだったのだろう。
おそらく、そうなって欲しいと思っていたに違いない。
だが、通ってしまった。
多くの人の命を思うととても恐ろしかったに違いない。
そのままビルを建ててしまったら、如何に危険かと言う
ことは某建築士が一番知っていたはずだからだ。
しかし、一度落ちてしまった落とし穴からはそう簡単に
は這い上がれなかったのだろう。
イーホームズがきちんとチェックしていれば、某建築士
だって、道を踏み外さなかったに違いない。
発注元が社会的責任と言うものをきちんと果たしていれば
某建築士はこんな泥沼に陥ることはなかっただろう。

某建築士はある意味被害者だとも言える。

ところで、ヒューズの社長、オジャマモン。
(この人、自分のことオジャマモンとか言ってますが、
ちょっとふざけすぎです。精神構造に疑問を感じます。
一度病院に行くことをお勧めします。)

「この顔が悪いことする顔に見えますか?」
取り囲んでいた報道陣はこの質問にはっきりと答えていない
ようだったが、私からはっきり言わせてもらいます。

見えます。


2005年11月18日(金) 灯油屋の声

最近、朝がとっても寒い。
しかも灯油がない。
買えば良いのだが、買いに行く時間がない。
昨冬は、週末に車で回ってくる灯油屋さんから買っていた。

先週の週末、久しぶりにその灯油屋さんが車で回っていた。

「とうゆ 18リッター せん さんびゃくはちじゅうえん」
(灯油、18L、1380円)

とテープに吹き込んだ音声を拡声器で流している。
半年ぶりくらいの音声に懐かしさを感じもするのだが、
昨冬となんだか微妙に違う。

リズム感に欠けると言うか、間延びしているというか・・・

そう、昨冬は「きゅうひゃくはちじゅうえん」と言っていたところに
「せん」と余計な言葉が付いている。

ちょっと試して欲しい。
少し、ゆっくりめに、スペースのところはひと呼吸開けて、
下の二つを声にだして読んでみると微妙な違いが判ってもらえると思う。

「とうゆ 18リッター せん さんびゃくはちじゅうえん」
「とうゆ 18リッター きゅうひゃくはちじゅうえん」

なんか気持ちが悪いのだ。

石油価格上昇の影響がこんなところにもでているのかぁ〜、などと
思いながら聞いていたのだが・・・

あっ!

と思った時には、もう遠くへ行ってしまったあとだった。
そんなわけで今週は寒い思いをした。

今週末はなんとしても灯油を買わなくては。


2005年11月15日(火) 新幹線の車窓から

先日、掛川から新幹線に乗った。

ホームに入線してくる列車の運転台を何気なく見たら女性が
運転席に座っていた。
東海道新幹線に乗っていると女性の車掌が良く回ってくるが、
東海道新幹線の場合、車掌が運転手の交代要員を兼ねている
と言う事なので、当然女性の運転手が運転している新幹線に
乗ったことはあるはずだ。

が、新幹線に乗っていると運転席は見えないので、いつ
女性が運転しているか確認のしようがない。と、言うわけで
女性が運転していると意識して新幹線に乗ったのは初めて
である。

初めて女性が運転しているバスに乗ったときの印象がとても
よかった(とても安全運転で、加速も減速もハンドル操作も
とてもスムースで、とても快適だった)ので、その後どんな
に裏切られても(結局、運転は個人の技量であって男女に差
はないのだろう)、女性が運転手だと乗り心地が良いような
気がしてしまう。

さて、新幹線はどうだろうか?
乗ったとたんにぐっすりと眠ってしまい、目が覚めたときには
目的地に着いていたので判らない。が、あれだけぐっすり眠れた
のだから、運転が良かったということにしておきたい。
(単に、いつも以上に疲れていたと言うのが正解だとは思うが)


前置きが長くなったが、新聞によると新幹線の運転士が運転台
からの風景を撮影し、自分のHPにアップしていたと言うこと
で懲戒免職になったそうだ。

きっと運転開始前にビデオをセットして、運転中は運転に専念
していたのだと思いたいが、そう言うわけには行くまい。やはり
カメラは気になるだろう。
仮にそうだとしても、運行前点検の合間にビデオをセットする
余裕などあるのだろうか?運行前点検がおろそかになったりは
していないだろうか?いずれにしても危険な行為に違いない。

が、私が一番問題だと思うのは、このような運転士がいたこと、
そして懲戒処分にしたことを、鉄道会社が発表する必要がないと
判断していたことだ。たしかに、運転士の行為は些細なことかも
しれないが、懲戒処分にしたと言うことは、鉄道会社は些細なこ
ととは考えていなかったからではないのか?また、懲戒処分その
ものも、些細なこととは到底思われない。

企業の社会的責任(CSR)が求められている昨今、公共事業で
ある鉄道会社が如何に安全を追求しているか情報開示することは
とても重要であると考える。


2005年11月14日(月) 中央道集中工事

11月7日から中央道の集中工事が行われている。
11月9日、集中工事真っ只中を三鷹の本社に打合せ
に出かけた。朝から工事渋滞なのは覚悟の上だが、事故
まで発生してしまうのは・・・まぁ、それもやむなしか。

それはともかく、帰り道。
深夜になってもどこも道は混んでいる。
中央道の集中工事の影響かと思いきや、一般道も工事、工事。
そういや、朝も、大掛かりな工事はやっていなかったものの
植栽の整備やらなんやら小規模な工事を一般道でやっていて、
高速を降りた後も渋滞に悩まされた。
それが夜になって、本格的な工事渋滞になっている。

中央道が工事をしているときくらい一般道の工事はやめて
もらえないだろうか?

結局、中央道(ETC割で半額!)を使うことにしたのだが、
ICに向かう途中もとにかく渋滞。思わず交通整理のあんちゃんに
「中央道が工事してる時くらい工事やめられんのか?」と文句を
言いたくなるが、我慢我慢。
結局、中央道は片側一車線規制されているものの、渋滞することも
なくスムーズに帰宅できたが、本来なら一般道でも、同じくらい
の時間で帰れたはず。ずっと一般道で帰っていたらいったい何時に
なっていたことか・・・

道路公団の民営化はよいが、横との連携はしっかり願いたい。


2005年11月13日(日) ETC

先日、電車に乗っていたら、向かいの席の人が読んでいた
タブロイド版の新聞に「ETC義務化」と書いてあった。
詳しく読んでみたかったのだけど、なにしろ遠くて記事まで
読めない。さらに、人が増えてきて、新聞自体も見えなく
なってしまった。
記事の内容はわからないけれど、もし、すべてのクルマに
ETC義務化と言うならやりすぎだろう。ひょっとしたら
高速道路を使うすべての車にETC義務化ならまだましだが。

そういえば、最近はETCの普及率を実感することが多い。
「ETC/一般」と書かれた料金所でも、前後の車が
すべてノンストップなんてことも珍しくなく、昔のような
優越感はあまり感じない。それと同時に、ETC車の方が
多そうな場面でも料金所渋滞にひっかかるようなことは
少なくなった。それだけETCの効率がよいと言う事だろう。

そうなると、ETCをつけていない車は迷惑に思えてくる。

ETCをつけていない車がなくなれば、有人の料金所ブースは
不要になる。まぁ、バイク用やETC車載機故障時のために
1レーンくらい残しても良いとして、人件費がかなり減らせる。
それに、ブースそのものの数も減らせるから、新規のICも
作りやすくなるだろうし、既存の料金所なら、余った土地を
処分したり、新たなPAにするなど、なにかと経費節減に
なって、結果的に通行料の値下げにつながるだろう。通行料の
値下げとまでは言わないまでも、サービスの向上につながれば
利用者にとってはとても助かる。それを阻害しているETCを
つけていない車はやはり迷惑に思える。

もちろん、ETCを付けていない人にはそれなりに言い分も
あるだろう。たとえば、年に1回、帰省のときにしかクルマを
使わないのだから元が取れないとか。そう言うのは行政が
なんとか良い案をだせばなんとかなりそうだ。

そういえば、昔は料金所のおっちゃんに「○○に行くにはどっち
に出たら良い?」なんて聞くと、ご丁寧に地図を出して教えて
くれたりとちょっとしたコミュニケーションがあったりした。
しかし、最近そう言うこともなくなってしまった。
そう言うのが良くてETCを付けないなんていわれてしまうと、
それはもう、反論できない。やはり、有人ブースは残すべきだな。


2005年11月02日(水) 滑空

S氏は空を飛んでいた。
開け放ったドアから巻き込む風の音やエンジン音がうるさい。
パイロットが「もう少し待て」と言う。
耳に付けたヘッドセットからかろうじて聞こえてきた。

いったいなにを待つのだろうか?

S氏は黙ったまま、外を眺めていた。
空には雲ひとつなく、地平線がくっきり見える。
美しい景色だ。

下には大地が広がっている。
大地には巨大なビルや小さな民家がぎっしりと建っており
灰色のじゅうたんのようだ。
灰色のじゅうたんを切り裂くように川が流れており、高速道路や
鉄道が走っている。その川を大きな船が、高速道路を小さな車が、
鉄道を長い列車がうごめいている。
きっと人もたくさんうごめいているに違いないが、人の姿は小さ
すぎて認めることは出来ない。
しかし、S氏にはうごめいている人の姿を想像することができる。

S氏は眼下に広がる街を見ていると孤独感にさいなまれた。
自分の命はパイロットにゆだねられている。
眼下の街に帰るにはパイロットに連れて行ってもらわねばならない。
ここでは自分に出来ることは何一つないのだ。
S氏はたまらなくこの場を抜け出したくなってきた。

眼下の高速道路を走るトラックの荷台に積まれた金属の何かが
太陽の光を反射してきらりと光った。
同時にパイロットが「よし、いけ」と言った。
その瞬間、S氏は動いた。

S氏は宙を舞っていた。
パイロットからの束縛を離れ、自らの自由を得たのだった。
どんどん眼下に見える自分の街が近づいてくる。
S氏は自分が街に降り立つ瞬間を想像した。

S氏は我に返った。
パニックになった。
激しくアスファルトに叩きつけられる自分の姿を想像したからだ。
いったいなぜこんなことになってしまったのだろう?
どうして自分は後先考えずに飛び出してしまったのだろう?

S氏は必死で冷静になろうと考えた。
まずは、少しでも空気抵抗を大きくして落下速度を落とそう。
両手足を大きく広げなんとか抵抗を大きくした。
あまり効果はないようだが、気分的には少し落ち着いた。
深呼吸をしたかったが、ものすごい風圧で息もまともにできない。

酸素が足りない状況でなんとかもっとスピードを落とす方法を考えなくては。
S氏は自分がリュックサックを背負っていることに気がついた。
何が入っているか検討も付かなかったが、とりあえず中を覗いてみようとした。
この風圧のなかなかなかうまくいかなかったが、なんとか中身をひっぱりだすと
中から出てきたのは戸板だった。

S氏は台風のときの要領で戸板に乗って滑空を始めた。
台風の時と違って無風であったためコントロールは容易だった。
S氏は上空から自分の家を見つけるとそちらに向かって旋回しながら
降りていった。
S氏は無事に家にたどり着くことが出来た。

しかし、どうしてリュックサックに戸板が入っていたのだろう?
S氏はとても不思議であったが、とりあえず戸板を物置に戻しておいた。


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