TOM's Diary
DiaryINDEX翌日のDiary


2004年02月29日(日) FOMA

携帯をFOMAへと変えた。
は料金プランの見直しをしていたところ、FOMAの方がお得に思えたのと、どうせなら料金プランの変更だけでなく、カメラも付いているような新しい機種への変更もしたいと思っていたところに、FOMAの最新機種が発売されたからだ。

さっそく出張時に新幹線のなかから富士山を撮影して見た。
これがなかなかきれいに撮れる。

中途半端な写真なんかを待ち受け画面に設定したんじゃみっともない。プリインストールされている画像か、ダウンロードしてきた画像を使うのがいいだろうと思っていた。あるいはちゃんとしたカメラで撮影した画像をミニSDカードを通して携帯画像にするのもいいかもしれない。いずれにしても携帯付属のカメラで撮るのはちょっとした記念撮影や記録写真レベルだろう。

だが、新幹線の窓越しに試しに一枚だけ撮影した富士山がさっそく待ち受け画像に登録してしまいたくなるくらいきれいに撮れる。もちろん、電線が入らないように、手ぶれしないようにと、最低限のことは気をつけて撮っている。こんなことを言うのはなんだが、いくら携帯で撮っているからと言って、写真をメインにしたHPを作っているような人間があまり変な写真は撮れないと言う自負はある。それなりに気をつけて撮ったものの、出来は想像以上であった。

おそらく、これをMacに取り込んでみたらまたいろいろアラも見えてくるかもしれないが、冗談抜きでメインカメラにしてもいいかっていうくらいの勢いだ。


2004年02月28日(土) 出張

技術部長、営業部長、担当地区の営業所長が客先に謝罪しに行くことになった。
技術部門の担当者としてお客さまへのご説明をしろと平社員の私が同行することになった。
肩書きがどんなにすごくても、お客さまとしては何度も足を運んで現場で苦労している姿を見ている私が説明した方が説得力もあるだろうと言う筋書きだ。

果たして作戦通り、非常にお怒りだと伝えられていたお客さまは終始笑顔で対応くださり、部長さんたちのフォローもあって、特にきついお言葉もなく、「よろしくたのみますよ!」の一言でおしまいとなる。1時間はコッテリ絞られることを覚悟していたのに30分後には客先を離れる。

金曜日の午後、明るいうちに本日の仕事終了、しかも拍子抜けするほどあっさりと終了してしまったとあれば、飲まないわけにはいかない。
営業所長に駅まで送ってもらい、東京行きの新幹線へ。
平社員の私は一人普通席へ。部長同行とは言え緑のマークのついた車両にはそうそう乗れるものではない。部長達に買っていただいたビールとつまみを握りしめ一人普通車両へと乗り込む。

一人でゆっくりとビールを飲み、
夕日に映える富士山を眺めながら
のんびりとした時を過ごす。
しばらくすると
外はすっかり暗くなり、
車内は徐々に静かになってくる。
新幹線の騒音も静けさを強調する。
それに導かれるように夢の中に入っていく。
そして、ぐっすりと深い眠りの中へ

東京駅に着くと、すっかり出来上がったおじさん二人が待ち構えている。
「おい、飲みにいくぞ!」
は、はい、ところでおじさんたち、いったい何杯飲んでるの?
もう、部長の威厳もなにもない、ただのおじさんたちに連れられて夜の帳に消え行く我々3人であった。


2004年02月27日(金) CD

昔のCDを引っ張り出してきた。
と、言うよりも引っ越しのドサクサで日の当たらない場所に埋もれていたCDを日の当たる場所にだした。ほとんどはMacに取り込んであるのだが、取り込んでいないものも何枚かある。それを時間のあるときに少しずつ取り込んでいた。

さて、大方取り込みが終わって、ゆっくりと聞いていると時代を感じさせる歌詞に驚いてしまう。いまや当たり前のように携帯なのだが、ベル(ポケベル)などと当時最新流行の音楽に出てきたりする。それもCDのジャケットを確認すると10年も経っていないのである。今時の携帯をほしがる中学生なんかにベルと言っても意味が分からないのではないだろうか?こんなところで時代の流れの速さを感じるとは思いもよらなかった。

ほかにもそのような事例はないかと、CDの歌詞カードを開いてみる、いや、開いて調べようと思ったのだが、ほとんどが洋楽で、邦楽の歌詞カードなど見当たらない。せっかくTOM's Diaryのネタに使えると思ったのに。

英語版時代を感じる歌詞をネタにすればいいって?英語できません。


2004年02月26日(木) 趣味

S氏はとても役に立つものばかり作ることで近所の評判になっていた。

たとえば、火星人の言葉を人間の言葉に翻訳する装置などがそれであった。

S氏近所の人に装置を見せた、3日後に偶然に火星人がやってきた。NASAの人たちがやってきてこの装置を借り上げ、実際に使われたときには近所の人たちはとても驚いた。
S氏は自分が火星人に会いたくてこの装置をつくったのだが、NASAの人たちは連れて行ってくれなかった。

夜でも太陽が出ているように出来る装置も、近所の人たちはまったくそんな装置が役に立つとは思っていなかったが、その1週間後、町で強盗事件がありその犯人を捕まえるのに役にたったときには、S氏に大変感謝した。
しかし、S氏はほんとうは朝になっても太陽が出ないようにして、会社をサボりたかっただけだったのだが、その作戦は失敗に終わってしまったのだった。

ある日、S氏はクモ型ロボットを完成させた。
普段は小さいのだが、じっくり見ていると非常に大きくなるクモである。
近所の人たちはこんどこそ役にたたないものを作ったと話あっていた。
実際そのロボットは一ヶ月間なんの役にもたたなかった。

しかし1ヶ月たったある日、町で交通事故が発生した。
はねられた子供は100mほど飛ばされ、地面に叩きつけられるところだった。
しかし、たまたまクモ型ロボットがその場所に巣を張っていたために、子供は無傷で着地することが出来た。

警察は感謝状と一生遊んで暮らせるほどの賞金を出すことになりS氏は喜んだ。
しかし、残念ながらS氏ではなく、クモ型ロボットに贈られてしまった。

S氏にとって、S氏の趣味はまったく役に立たないものばかりであった。


2004年02月25日(水) 深夜残業



ぶっちゃけネタ切れで書くことがない・・・


仕事を終えて、ふと顔を上げる。
職場には私しか残っていなかった。

帰り支度をしていると、女子更衣室から、カタカタと不気味な音が聞こえる。
きっとこの間の足音の人は女だったのか。

消灯確認をして、守衛に職場のカギを渡して会社を出た。


2004年02月24日(火) バス

川に向かってジャンプして以来、自転車通勤にこりごりしたS氏はバス通勤を始めた。

雨の中、傘をさしてバス停でバスを待っているとS氏の目の前に信号待ちのクルマが止まった。
すぐ後ろにはバスがやってきた。
もう少し信号待ちのクルマが前に詰めてくれればバスはバス停までやってくることができる。2、3台前のクルマが気がついて少し前に詰めるがその後ろのクルマもそのさらに後ろのクルマも前に詰める気配はない。信号が赤のうちにバス停に待っている人たちがバスに乗れれば、信号が青になったときにバスはすぐ発車できバスの後ろのクルマも余分に信号待ちしなくてすむ。みんなのイライラばかりか環境にも優しい。2、3台前のクルマのようにみんなが信号待ちであってもつねに周囲の状況をきちんと把握しながら運転できるドライバーであればよいのだがと思うのだが、どうやらそう言うドライバーは少ないようだ(前方不注意で川にジャンプしたS氏も他人のことは言えないはずだが、S氏的にはそれとこれとは別の問題のようだ)

そんなことを考えているとS氏はだんだんイライラしてきた。目の前のクルマのドアを蹴っ飛ばしてやりたい・・・などと思ったときには、すでに足はドアを思いっきり蹴っ飛ばしたあとだった。

S氏は全身から冷や汗をかいた。
あわてて逃げ場所を探してキョロキョロする。
クルマのマドがあいた。
ヤバイ〜!
S氏はブルブル震え始めた。

運転席からこちらを見ていたのは雨のためにバイク通勤を諦めた同僚だった。
「なんだSさんだったんですか、そんなに強く叩かなくてもいいのに。
よく私のクルマだってわかりましたね、一緒に行きましょう、どうぞ乗ってください。」

S氏は必死でまだ収まらない震えがばれないように、クルマに乗り込むと
「いやぁ〜、ちょっと見覚えがあるクルマだなぁと思ってさぁ〜」
あまりに上ずった声に同僚はS氏の顔を覗き込む。
S氏は必死で目をそらし、同僚がドアの凹みに気がつかないで居てくれることを祈るのであった。


2004年02月23日(月) 本格稼動

このDiary、有料であるが一昨日までは無料試用期間であった。
今日無事にお金を払って本稼動開始。

お金を払ったと言う事は、すなわちこのまま継続すると言うことです。
と、言うわけで、今後ともよろしくお願いします。


2004年02月22日(日) 吉凶

S氏は思った。
いまさらながら、今月の13日は金曜日だった。
当たり前だが、特に不吉なこともなく、普通に過ぎ去った。
ただし、大安だったのだが。

ちなみに、昔13日の金曜日で仏滅で三隣亡という日があったが、その日もS氏は無事に乗り切った。

三隣亡とはその昔(江戸時代のころ)、三隣宝と書かれ、むしろ吉日だったとか。S氏は試しにWeb検索してみた。三隣亡に関する10くらいのWebのうちの一つにはそのことが書かれていたが、他はすべて、さも大昔から当然のごとくあたりまえのように大凶(もしくは建築関係に限って大凶)と書かれ、一見、ごもっともと「思われる」根拠まで書かれている(よく読むと疑問な点もあるのだが)ご丁寧に三隣亡の日の算出の仕方まで書かれている。

三隣亡と三隣宝、大凶と吉日、まったくの対極にあたるのだが、はたしていつ、この逆転劇が起ったのだろう?吉日が大凶に変わるくらいだから、ベルリンの壁崩壊前後の西ドイツくらいの歴史的大事件だと思うのだが、意外と知られていないのはなぜだろう?

13日の金曜で仏滅で三隣亡を無事に乗り切っているS氏にとって大きな問題ではないのだが・・・


2004年02月21日(土) S氏の野望

S氏はいつものように自転車に乗って会社に向かった。
途中、長い時間待たされる信号がある。ほとんど毎日その信号にかかってしまう。田舎のさして交通量も多くない交差点でこんなに信号を待たされるのは納得のいかないS氏であったが、信号無視してまで横断することは一度もなかった。それは、毎朝その交差点でバイクで通勤している同僚と必ず出会うからであった。

今日も同僚は騒音をまき散らしながらS氏に近づいてきた(S氏には騒音に聞こえるかもしれないけど、私にはとても良いサウンドに聞こえますです。えへ(^^)・・・by同僚)。ヘルメットの奥で目が笑っているのが見える。「気味の悪い目だ」S氏は小声でつぶやく。交差する道のクルマが停止した。S氏は信号を凝視する。同時に斜め後方、停止線のあたりからエンジンをふかす音が響き渡る。

信号が青に変わった。
S氏は静かに、しかし、力強く加速する。
同僚はゆっくりと丁寧にクラッチを繋ぎ、決して慌てるでもなくスタートする。
「ちっ!余裕かましやがって」普段のS氏からは想像できないような言葉を吐く。
同僚はしばらくS氏と併走したが、右手を軽くひねり軽々とS氏の前に出た。
S氏は手を振りながら去っていく同僚の背中を見つめた。
「毎日、毎日、自転車に勝ったくらいで得意気になりやがって」
(S氏が勝負しているつもりだったとは思いもよらなかったです、はい・・・by同僚)
S氏は昨夜、このときのために徹夜して作成した秘密兵器をさっそく本番で使用することに決めた。

それは昨日の仕事帰りの出来事だった。
自転車で前を行く少年たちの会話がS氏の耳に届いた。
「もっとスピードでぇへんかなぁ〜」
「背中にジェットを積んだら楽にスピードがだせるぜ!」
「でもジェットの火でお尻が焦げてしまうがな」
「じゃぁ、足をパワーアップしたらええやん」
「えぇ〜、筋トレとかすんの疲れるからいややで」
S氏もできることならハシさえ持つのが嫌なほどぐうたら好きである。
できることなら履くだけでパワーアップするズボンがあったらいいのに。S氏はさっそく設計を始めた。自転車をこぐだけだから簡単だと思ったが、そう簡単にはいかなかった。いや、むしろ想像を絶するほど困難だった。なにしろ同僚にそんなズボンをはいていることがばれたらまずい。小型化することが大事だ。制御はこの際省いた。なにしろ時間がない。スイッチを入れたらとにかくがむしゃらに動けばいい。ようやく完成したのは、空が明るくなってからだった。ルームランナーに自転車を載せての実験では100キロは軽く出そうだった。

S氏は同僚の背中を見ながらスイッチを入れた。
自転車は一気に加速する。
ミラー越しにこちらを見ている同僚は慌てふためいているようだ。
同僚のバイクをあっさり抜き去ったS氏はニヤリとして前を見た。

道がカーブしていることを忘れていたS氏はそのままジャンプして着水し、そのまま川に流されていった。足はいつまでも動き続けていた。S氏の悔し涙を流していたことは川の流れによって誰も気づかなかった。

同僚のコメント
おかしとおもったんですよねぇ、だって、背中にバッテリー背負ってるんですよ。
しかもコードが足につながってるしぃ、足だってギブスでもはめてるのかと思いましたよ。


2004年02月20日(金) 消費税

4月から、商品の価格表示が消費税込みにすることが義務付けられる。

お金を払うときの計算が楽になってよろしい。
だが、消費税を払っているという意識がなくなってしまう。
言い返れば、消費税を取る側からると消費税率が上がっても反発が少なくなって、
税率を上げやすいと言う事だろう。

消費税アップにあれだけ反対していた政治家や、公約として消費税アップは
しないと約束している小泉首相は、なぜこう言うことには猛烈に反発しない
のだろうか?

これだから野党は信用できない。
結局選挙で票を集めるには与党と同じことを言っていてはだめ、なんでも
反対のことを言っておこうくらいに考えているのではないか?と疑って
しまう。ほんとに物事の本質を見ることが出来ている政治家がいるのだろうか?
はなはだ疑問である。

小泉首相の公約があるから、首相が交代するまでは消費税は上がらないだろうが
消費税を引き上げる準備は着々と進んでいるようにしか思えない。


2004年02月19日(木) S氏

S氏は夜中に突然目がさめた。
軽い偏頭痛がする。
ぼんやりと天井を眺めながら、痛みのある部分に意識を集中する。
ふと目の隅になにかが動くのを感じる。

天井の端の方だ。そちらに目を向けると昆虫のような形をした金属のまるでロボットのようなものが見える。どこから侵入したのだろうか?長い足を動かしながら天井の中心方向に移動する様子はまるで蜘蛛のようだ。

よく出来たロボットだ。S氏は目を凝らして観察する。おそらく胴体の全長は1cmかそこらだろうか?足はそれだけで1.5cmくらいあるように見える。それを巧みに動かしている。どのように制御されているのか?

脚の制御についてだけ単純に考えても、本体のバランスを取る機能と支える機能、移動させる機能などが必要である。つまり、8本の脚を巧みに使って、本体のバランスよく支えつつ移動も出来なければならない。天井のようにまっさかさまな場合もあればデコボコ道もあるだろう。
それらの機能を、例えばバランス機能を制御する部分と移動機能を制御する部分がお互いに矛盾する動作を脚にさせようとして、全体の動作がおかしくなってしまうことがないよう、上手く協調制御してやらねばならない。そのためにはそれらの機能を、外部からの情報(各種センサからの情報)を基に協調させていく為のメイン処理部が必要になってくる。

S氏は頭のなかでプログラムの構成やメカ機構部の設計をしたところで、動力源をどうするかで悩んでしまった。わずか1cmかそこらの本体にバッテリーが入るだろうか?S氏は、もう一度じっくりと蜘蛛ロボットをよく観察する。すでに天井の中心、S氏の真上まで来ている。先ほどより近づいているせいだろうか?体長は5cmほどの大きさに見える。バッテリーも十分入れられそうだ。

足の制御がまずいのか?バランスを崩したようだ。
いや、バランスを崩した弾みに足を滑らしたようだ。
まっすぐにこちらに落ちてくる。
落ちるに従ってどんどん巨大になってくる。
巨大な鉄の塊が今まさにS氏を押しつぶさんとしている。
とっさのことで避けることも出来ない。
もうダメだ!S氏は思わず目をつむった。

巨大な蜘蛛ロボットはとっさに糸を吐き出したのだろう、S氏はかろうじて命拾いをした。S氏は安心したのもつかの間、糸を吐き出させる仕組みを考えていないことに気がついた。S氏は書棚から繊維に関する参考書を取り出し、糸を吐き出させる仕組みを考え始めた。


2004年02月18日(水)

メール着信のポップアップ画面が不意に現れ、集中力が途切れてしまう。
機械のシミュレーションをしようと細かい数字の列をにらんでいたのだが、さすがのS氏もそろそろ集中力も限界に達していた頃だった。できることなら数値シミュレーションはすべてプログラムに任せてしまいたいところだ。だが、特注要素の多いこの物件に合わせてプログラムを変更するにはお金がかかりすぎてしまう、。そのためどうしても手作業となってしまう。


S氏はその仕事を中断し、メーラーに切り替える。
メールを読みながら、ふと触れた耳たぶに、小さなくぼみがあることに気がつく。
正確に言うと、耳たぶの一部に周りより特にやわらかいところがあって、窪んでいるように感じる。

なんだろうといぢっているうちに、人差し指がすっぽりとはいる。
指先になにかが触れている。
そのなにかに指が届きそうなのだが、届かない。
指を押し込むとその分逃げるようにしてしっかりと触ることができない。
夢中になってその何かが何物なのかを確認しようとしているうちに気がつくと手がすっぽりとそのくぼみに入っていることに気がついた。幸い周りにいる同僚たちは私の格好に気がついていない。最初は恐る恐るだったが、だんだん大胆になってくる。どんどん奥へと手から腕、そして肩までくぼみへと入れていく。
気がつくと身体の半分がくぼみに埋もれている。さらに奥へと進んでいく。
周囲の同僚の目などすっかり忘れて無我夢中である。

身体の大部分がくぼみに入り、両手でその何かを掴もうとしたその瞬間、上司の声で我に返った。「お、おい、S君、背広を裏返しにして何やってるんだ?」


2004年02月17日(火) 会社

24時
あたりは静まり返っている。
残っているのは私一人。
ようやく資料が完成した。
(このDiaryのことではない)

資料をメールに添付し送信ボタンを押す。
これにて本日の業務は完了。
いつの間にか、私の席の周りを残して暗くなっていた。

ふと、後ろから引きずるよう足音が聞こえてくる。

守衛の見回りだろう。
私は本日の作業内容を伝票ソフトに打ち込む。
足音は私の方に近づき、そしてすぐ横を通り過ぎる。
いつもならなにかしら声をかけてくる守衛だが、
今日は黙って通り過ぎていく。
気になって顔をあげる。
足音は消える。
だれもいない。

PCをシャットダウンする。
消灯、施錠確認し帰宅する。


2004年02月16日(月) TOM's Diary

最近お気に入りのテレビ番組に「古畑任三郎」がある。
もちろん、いまは放送していない。レンタルビデオ店で借りてきて見るのである。

大概は1度では収まらず、2度、3度観てから返却する。
かみさんのお気に入りは当然田村正和演じる「古畑任三郎」であるが、私のお気に入りは「今泉君」である。友人の弁護士に殺人の容疑をかけられるは、爆弾を仕掛けられた観覧車に乗ってしまうは、災難ばかりなうえ、ドジで間抜け振りは、上司の古畑にいぢめてくれと言わんばかりである。仕舞いには、神経衰弱にまで陥ってしまうのだが、健気にも上司古畑に気に入られようと一生懸命な姿はとても愛くるしい。

そんなビデオを観ているから、TOM's Diaryを書く時間がなかなか取れない。悔しいのでネタにしてみた。


2004年02月15日(日) ネタ

TOM's Diaryをはじめて1週間が過ぎた。

忙しくて書けない日もあったが、翌日、翌々日に埋め合わせを
することで、なんとか1週間続けることが出来た。
特に休日はなかなか書けない。

毎日、毎日ネタ探しには苦労する。一度書きかけたものの、
作家が書きかけの原稿用紙をくしゃくしゃにして放り投げるが
ごとく、途中で頭をかきむしりながら「さlkjわおいうsd
じょぷあい@おぎs」とめちゃくちゃ入力して、最初から書き
直すこともしばしば。会社のお昼休みはTOM's Diaryでほぼつ
ぶれてしまう。

幸い今までのところ本当にネタに困ったことは無い。
むしろ、このネタで行こうと書き始めてから、うまくオチが付
かなかったり、前日のネタとかぶっていたりして、最初から書
き直しということが多い。

金曜日の牛丼ネタ、土曜日朝、また某国のコメントがテレビで
流れ、これがまた傑作だったため、土曜日もこれで行こうと決
めた。だが、さすがに二日続けてだと内容がくどくなってしま
い、最後まで書き上げたもののすべて削除してしまった。
そして、別のネタを思いついてそれを書いてみるが、そちらも
結局ものにならずボツ。

よく考えたら土曜日はバレンタインデー。最初からこれをネタ
にすればよかった。


2004年02月14日(土) バレンタインデー

かみさんから、チョコレートケーキと、ホットチョコレートドリンクを貰う。
チョコレートケーキは温めて食べるようになっている。
温かいチョコレートケーキと温かいホットチョコレートドリンクの組み合わせ。

さっそく食べようとするが箱を開けると、次のように書かれている。
1.生クリームを7分立てする。
2.電子レンジで10〜15秒チンする
3.生クリームを載せる
4.食べる
(文章は正確ではありません)

私「生クリームは?」
かみさん「ない」
私「生クリーム載せろって書いてある」
か「ほんとに?」
私「無しでいいか」
か「せっかくだから買ってくれば」

買ってくると言ってももうそんな時間じゃない。

翌日生クリームを買ってくる。
かみさんとビデオを見ながらホイップする。
ホイップした生クリームをチョコレートケーキに大量に載せる。
チンする(おかしいな?せっかくホイップした生クリームを
チンしていいのかな?・・・前日読んだ食べ方の説明なんか
すっかり忘れてる)。
案の定、生クリームがとろけて容器の外に流れ落ちてる。

かみさん「あとから載せるんじゃないの?」
私「ちゃんと書いてあるとおりにやってるもん」
か「え〜?」と言って箱を手に取り読む。
か「書いてあるとおりじゃないじゃん!」
・・・「じゃぁ、作ってくれ」と言いたいのは我慢する。

食す
か「あま〜い」

私、とろけた生クリームをぽたっとこぼしてしまう
あわててティッシュでふき取る、ふき取る
かみさん、その隙に、食す、食す、半分以上なくなっている。
私「あ、おいらが貰ったのに、おいらが食べる分が無くなりそう!」
か「あますぎるから、食べたくないだろうと思って食べといてあげた」
私「・・・・・」

ふぅ・・・
しまった、せっかくのホットチョコレートドリンクを忘れていた。
か「口の中が甘くて、飲めない」
自分の分だけ作って飲む。

か「美味しい?」
私「うん、飲んでみる?」
か「うん、ごくごくごく」
私「うわぁ〜、おいらの分まで飲むなぁ〜」

う〜む、結局おいらが作ってかみさんが食す。
おらはそのおこぼれを貰う感じ。
だれのためのバレンタインデーなんだか・・・


2004年02月13日(金) テロ

実は吉○家が結構好きである。
近所の吉○家に昨夜も行った。
まいう〜で有名なdebuyaの石塚似の店員は感じが良くていいのだが、(一度、牛丼を食べさせて「まいう〜!!!」と言わせてみたい)昨夜は図らずも「いや〜寂しくなりましたねぇ」と話し掛けられた。
やはり顔を覚えられていたか(笑)

なにが寂しいかって、牛丼がなくなってしまったことほかならない。
ちょっとした仕事を、牛丼特盛りと引き換えに手伝ったりしていたのだが、おかげでチャラになってしまった。食べ物の恨みは・・・

昨日のニュースによると牛丼がないことに腹を立てテーブルを叩き、止めに入った他の客を殴って警察に掴まった人もいるそうだ。酒が入っていたとは言えそこまで暴れることもないだろうと思うが、食べ物の恨みは・・・

今朝、ニュースを見ていると、ウシの全頭検査も出来ていないにも関わらず日本に輸入再開を求めている某国が、実は3年前に日本でBSEが発覚した際に日本からの牛肉の輸入禁止を行い、すでに全頭検査をしている現在でもその禁止を解いていないとの報道があった。

日本から某国への牛肉の輸出高は当時15トン。
某国から日本への牛肉の輸入高は当時24万トン。

日本の牛肉輸入禁止措置の解除を求める前に、まず全頭検査であろう。
百歩譲ったとしても、自分たちの輸入禁止措置を解除しない限り日本に輸入禁止措置の解除を求めるのは筋が通っていない。

ニュースを良く見ていないので判らないが、某国で発生したBSEの輸入元の国からは、当然輸入禁止措置は取っているだろう。全頭検査を実施してる日本からは輸入出来なくてお隣の国からは輸入できるなんてもっと筋が通らない。

彼の国の対応はすべからくこう言うご都合主義的な対応をしているような気がしないでもない。敵が多いのもうなずける。

警察に掴まったあの男、元はと言えばこの某国がもっと筋の通った対応をしていれば、牛丼を食べそこなうことも、警察に掴まることもなかっただろうに。
まさか、牛丼ごときでテロは起きまいが、食べ物恨みは・・・


2004年02月12日(木) 視点

運転中に思わず写真に撮りたくなる風景に出くわすことがある。

山道を走っているときに突然キラキラ輝く海が見えたとき
夜間首都高を走っているときに新宿の高層ビル群が目に入ったとき
渋滞の先でひっくり返ったトラックを見つけたとき
真正面に白く輝く狂気の月があらわれたとき

クルマを止められるような状況ならば問題ないのだが、首都高ではクルマを止める訳にもいかないし、警官やヤジウマでごったがえす中、人が死んだかもしれない現場でひっくり返ったトラックにカメラを向けるもど図々しくもない。

TOM's Galleryには「視点」と言うページがあり、そこにはどのように撮影したか覚えていないが、あたかも運転しながら撮影したのではないかと思われる写真が何枚か載っている。(運転しながらの撮影は、仮にファインダーを覗かないで撮影したとしても、とても危険なのでよい子のみなさまはマネしないよう)

そんな訳でどのように撮影したかはともかくも、ノーファインダーで撮影した写真はなかなか思い通りの写真にはならない。数をこなした上でいくつかを組み合わせることでなんとか作品としての風体を整えることになる。が、これがなかなか難しい。もとがダメ写真なだけに、組み合わせてもロクなものにはならない。正直言って1999年当時どうしてこんな酷い組み合わせでHPに載せたのかさっぱり判らない。載せたあとで「イマイチだなぁ」と思ったことだけははっきり覚えている。

近いうちに「視点」なだけに視点を変えて再構成してみたい。


2004年02月11日(水) 建国記念の日

今日は建国記念の日でお休みです。
いわゆる紀元節。

建国記念の日と言うのは神武天皇即位の日とされていますが西暦に換算するとBC660年2月11日にあたるそうです。神武天皇とは言わずと知れた第一代天皇のことです。

ちなみにこのBC660年2月11日を元年とすると今年は紀元2667年にあたります。零式艦上戦闘機、いわゆるゼロ戦のゼロは、紀元2600年(昭和12年)に制式(正式)採用されたことから来ているのだそうです。
また、太平洋戦争初期、帝国陸軍はこの紀元節(2月11日)にあわせて東南アジアの占領を完了することを目標としたようです。
あの戦争が良かったのかどうかはここでは述べないが、少なくともこの紀元節、忌まわしい過去が付きまとっているイメージは拭えない。

そして、現代。
イラクへの自衛隊派遣は紀元節に合わせたかのように2月10日第2陣がサマワに到着した・・・


2004年02月10日(火) 狂気の月

月のイメージと言えば・・・

・中秋の名月
・ウサギ
・ドビュッシーの月の光
・狼男
etc
etc

素直な日本人なら、中秋の名月をはじめとして
美しいものを想像するのではないかと思うのだが
よりによって、悪い方のイメージをした野郎がいた(笑)

彼曰く「ヨーロッパ流に言うとそれは狂気に繋がるイメージ」
たしかに狼男は満月の晩に狂気の人となる。
闇夜をより不気味にさせる、月明かり。

さてあの晩のこと、何十枚も月を撮影し、チェックし、どうしても
気にいらず、さらに撮り直し、そしてまた気に入らず、撮り直し。
あの寒い中を狂気と言われてもおかしくないほど執拗に撮り直し
繰り返した。

そんな状況が写真にもあらわれたか?

p.s.ネタをくれたPさん!ありがとう(^^)V


2004年02月09日(月) 三日坊主

こう言うのは三日坊主になりがち・・・
早くもくじけそうTOMです。

TOPの写真、大きく月が写っているが、「そんな長いレンズ持っていたか?」などと、ほんとにおまえが撮ったのか?と疑われているかのような言われようだ(爆)
ま、それほど綺麗に撮れていると言う事だろう(笑)

あれはEF70−200f2.8Lに2倍テレコンを付けて400mm相当で撮影している。デジタルなので、実際の画角はこの1.6倍相当の640mmのレンズに相当する。さらにこれをトリミングしているのでおそらく1200mmレンズ相当になっていると思われる。

ちなみにこの写真はシャッター速度1/1600の手持ちだが(身体とカメラを窓枠に固定しての撮影)、三脚使用で1/400でも撮っている。そちらはどうもブレ気味。おそらくは被写体ブレだろう。1/800以下の写真はどれもブレている。
朝日や夕日の撮影で地球の自転速度の速さは痛感しているがこれほど月が速く動くとは少し驚いた。1/1000以上のシャッター速度が必要なことなんてほとんど無かったのだが・・・

それにしても綺麗な月だった。
被写体が良いと、腕がなくても綺麗に撮れる良い例かな?


2004年02月08日(日) 日記始めました(まだ試行期間)

TOM's Galleryには日記がなかった。
あくまでも写真を中心にしたホームページだからだ。

「駄文」と言う名のエッセイのコーナーがあるにはある。
だが、基本はやはり写真が中心のホームページである・・・と、考えていた。

しかし、そこまで写真にこだわる必要があるのだろうか?
意外にも「駄文」コーナーに対する評価は高いようで写真よりもこちらのエッセイに関してお褒めいただくことも多々ある。正直不本意ではあるのだが・・・
「駄文」コーナーを作ったのもほんとのことを言うと写真以外の表現方法はないものだろうかと実験的に設けたようなものである。そしてその評価が決して悪くはないのだ。
であれば、本格的に文章を載せる場所を作ってもいのではないだろうかと考えたのだ。

まずは、日記と言う形を選んでみた。本格稼働は2週間後の予定だが、ひとまず記念すべき第1日目である。

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