のほほん日記
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キンモクセイいっぱいの家は東京の外れにあった。 静かな黄昏の空を見ながらいただく手打ちの蕎麦は格別で 食の豊かさとはこういうことなのだろうなと想いにふける。 ビールとワインと焼酎と銭湯でリフレッシュして 翌朝、雨音のテラスでひとり煙草を吹かしながら キンモクセイの香りに包まれる。 こんな暮らしもいいな。 朝食のなめこ汁とおにぎりも格別だった。
せせらぎのある少し光量の少ない店で 初めて会った女性は始めから泡盛を頼む。 福岡という出身地名を聞いてすぐ解きほぐれてしまうのは なぜだろう。 人に安心感を与えられることはひとつの天性であると思う。 心を許せる人たちと楽しい酒を飲む。 「しあわせ」の原点のような気がした東京での二日間。
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