インソムニア

 明け方目を覚ますと激しい雨が窓を叩いていた
 自転車で出掛けるつもりが台無しになったなともう一度眠る
 9時頃もう一度目を覚ますと嘘のように青空が広がっていた

 昨日父親に貰った映画の券を持って新京極へ
 久しぶりに訪れた映画館はすっかり姿を変えていて
 最近流行りの多スクリーンシアターになっていた

 昔何度も通ったその辺りで一番の映画館は閉鎖し
 そのシアターの駐輪場として軒先を使うだけ
 映画を見ている人だけとは思えない数の自転車が散乱している

 映画は「インソムニア」
 前情報が殆ど無くて観に行ったので
 完全にサスペンスホラーと勘違いしていた
 実際の映画は事件物、勿論サスペンスでは有るのだが

 映画はまぁまぁ、悪くも無いけど良くも無い
 焦点が少しボケた印象が残る映画だった
 もう少しロビンウィリアムスのいやらしさが出れば
 見応えも有ったろうに残念無念

 映画館を出ると空は曇って暗くなっていた
 台風が近づいているらしい

     本日の自転車走行距離:約18km
2002年09月30日(月)

VELO TAXI

 京都に自転車のタクシーが走るようになった

 ニュースを聞いたのはかなり前だったが
 その時から一度は乗りに行きたいと考えていた

 VELO TAXIと呼ばれるドイツ生まれのタクシーは
 運転者一人に客二人の三人乗り
 京都の中心部の限られたエリア内を回ってくれる
 流しているタクシーに手を上げて乗る事も可能だが
 恐らくなかなか出会う事は難しい
 だから停留所のある新風館で乗り込むのが賢明だろう

 実際僕もそうした
 新風館で乗り込んで新風館に戻ってくる
 たった10何分の一回り

 ゆっくりと進む自転車タクシーの中から見る見慣れた景色は
 車でも自分の自転車でも感じれない不思議な風に見えた

 何枚も何枚も写真を撮った
 客席から何枚も何枚も
 けれどフィルムの装填が上手くなかったのか
 一枚もまともに写っているものは無かった

 もう一度写真を撮りに乗りに行こう、と思う

        本日の自転車走行距離:約15km
2002年09月29日(日)

お久し振り

 夏の間一度も会う事の無かったスタッフと久し振りに顔を合わした

 一年を通してのレギュラー番組では有るのだが
 夏休み期間に合わせるように仕事も休みに入る

 秋に入って休みも終わり
 同じリズムで仕事が続く

 朝は涼しくなったけれど
 太陽が上がるとやっぱりまだ暑い
 秋が深まるのははもう少し先である
2002年09月03日(火)

趣味のカギ

 仕上った丼茶碗は考えていたよりもずっと感じが良く
 ただの粘土の塊だった事などもう想像もつかない

 たかだか体験だったのに次はどうしたいとか
 こうしたいとか考えている自分が居る

 初めての事にぶつかって、もう一度ぶつかりたい
 今度は乗り越えてもっと上手くやりたい
 そう思えるかどうかが体験を趣味に変えるカギだ

 そのカギを今まで幾つ
 そのカギをこれから幾つ

 多趣味で居たいと思う事と
 多趣味である事

 趣味になり得る物と出会えても
 それを趣味にできる事は少ない

 今回のカギは何とかして使いたい、と思う

     
2002年09月01日(日)

大魔王の脳溶け日記 / 大魔王

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