まんまるい月の輝き

早朝仕事の為に家を出ると辺りはまだ真っ暗だった
 だが街灯の灯らない場所で確かに僕の影が僕を先導する

 後ろを振り向くとそこには素晴らしく美しい
 まんまるの満月が輝いていた

 まんまるの満月はガレージまでの道案内をして
 仕事に向かう僕の背中を見送ってくれる

 それはまるで「太陽には勝てないけれど
         まんまるの僕になら明かりが作れる!」

  と誇らしげに自慢して笑っているようだった

 月は太陽に対して影の存在
 でも影だからこそ美しく輝ける瞬間もある

 だから誰でも輝ける瞬間を
 だから誰でも見つける為に生きる

 僕も

 多分
2002年01月29日(火)

面倒臭い楽しみ

 生憎の雨がポタリングを阻んでいた


 新年会から帰ったのは今朝の5時(^^;)
 早朝から出かける母が既に起き出していた
 コンロや鍋を流しに漬けて就寝

 不思議に目を覚ましたらまだ9:00amだった
 雨が降っているので自転車で出掛ける事が出来ない

 昨日の後片付けに一日を費やす

 準備も後片付けも本当に面倒臭い
 でもその面倒をいかに楽しめるか
 そこを楽しむ為にやってるんだから仕方が無い

 面倒臭がらずにやる
 を飛び越えて面倒臭さを楽しむ

 それが出来なければキャンプやアウトドアを楽しめない
 かも知れない
 
2002年01月27日(日)

実践とディスカッション

 今年に入って二度目になる新年会は
 四駆仲間の集まりで行ったにも関わらず、
 自転車の話で持ちきりになった


 早朝の仕事を終わらせて集合場所に到着すると
 一人の仲間の車が既に停まっていた

 既に自転車を走らせているんだろう
 本人は車の中にも周りにもいない
 
 自転車を組み上げてる間に到着した仲間と共に
 先に出発している仲間を追いかけて出発する

 以前に仲間と一緒にポタリングした時に指摘された
 ペダリングフォームがなってない事だ
 
 指摘のおかげで膝じゃなく足首で漕いでいた事が分かった

 なので現在フォーム&肉体改造中
 しんどい上にスピードも出ない(^^;)
 ちょっとずつ直していこうと計画中である


 新年会は10kmのポタリングの後
 大魔王鍋とスモーク、仲間のラーメンで舌鼓
 雨がきつくなってきて辛かったが楽しかった

 夜はファミレスに移動してやっぱり自転車談義
 メンテナンス、フォーム、機材
 実践の後ディスカッションして開眼していく
 やはり仲間は素晴らしい

 今日も新しい自分の欠点に気付かされる
 実践とディスカッション、そして実践
 高めあえる仲間との関係がまた楽しみを増やしていく
2002年01月26日(土)

京都北部自転車屋巡り

 昨日決めたヘルメットを買いに行く
 この間見つけた自転車屋に今度は自転車で行く
 従兄弟の一人が自転車屋をしているのを思い出した

 三つの自転車がらみの目的をかなえる為
 午後ゆっくりとペダルを漕ぎ出した

 京都の北部をぐるっと回るように
 あくまでもゆっくりと

 京都の冬は寒いが
 今日は陽射しも暖かく、すぐに汗が出てきた

 自転車道を中心に走っているので
 車と一緒に走らなければいけない一般道は苦手だ
 車や歩行者の動向を常に気にしていなければいけないし
 調子に乗って来た所で信号に停められるのも苦手

 もう少し自転車専用道が整備されれば良いのに
 とか考えていたら TAKENAKAさんに着いた

 今回はじっくり話を伺おうと思っていたのだが
 常連さんの先客があり割り込めない
 コーヒーを出してくれたのでゆっくり飲んで
 輪行バッグの話を聞いて退散する

 北山を目指して賀茂川を北上する

     

 賀茂川のほとりにアイバサイクルは有った
 TAKENAKAに比べると広い店内に
 自転車、パーツ、アクセサリーが所狭しと置いてある

 ガラスケースの中に目的のSelevのAlienヘルメット
 各色揃っていて悩みに悩む
 これから旅の友になる、相棒になるのだから当然か
 いつまでも悩んでるわけにも行か無いので決めちゃう
 赤とカーボン調のツートン、今年の限定新色らしい

      

 北山通りまで北上して西へ
 従兄弟が店長を勤めるタマダサイクル大宮店
 はっきり場所がわからなかったので探しに探す
 やっと見つけたが休みだった(T-T)

 帰りは買ったばかりのAlienをかぶって走る
 最初は違和感が有ったが
 慣れると軽くてかぶっているのを忘れる位
 非常に気に入った

 なんとなく安心感が増えたような気を持ちながら帰宅

       本日の自転車走行距離:約25km
2002年01月22日(火)

旅の友

 また新しい旅の友に出会ってしまった

 インターネットで見つけたそれは
 美しいデザインを誇るように佇んでいた
 それはどのサイトの写真も同じで
 どの色も同じ様に輝いていた


 自転車に乗る、しかも本格的に
 となると安全装備にも気を使う
 中学生や高校生の時のように若くは無い
 転倒も大きい怪我に繋がる可能性だって有るのだ

 仲間に薦められてヘルメットを探していた
 正直ネット販売で安く手に入る物で良いと感じていた

 そんな時にネットで出会ってしまったんだ
 デザインに惚れて
 サイズのフリー調整と言うギミックに惚れて
 210gと言う軽量にも惚れた

 値段は勿論そこそこするが
 惚れてしまっては仕方が無い
 しかもネット販売で一番安い店は京都にある

 またか、と思った
 また呼ばれたんだ

 車にもレコードにも本にも呼ばれてきたが
 今度は自転車用のヘルメットか

 しかも明日は1日体が空いている
 行かざるを得ない、そんな気がした
2002年01月21日(月)

カニ

 蟹を最初に食べた人は偉い!

 あんな甲羅の中にあんなに旨い身が有るなんて
 最初に誰が気付いたんだろうか?

 焼いても湯がいても、はたまた生でも
 繊維を壊さないように身を取り出すのは難しい蟹

 蟹に限らずなんでもそうだが
 先人の飽くなき挑戦によって旨い物は作られている

 勿論それしか食い物が無かったから工夫したとも言える
 だとするとどんな物も一度は誰かが口にしたのか?

 ま、難しい事はともかく蟹は旨い!
 それだけでいいかぁ
2002年01月20日(日)

順番

 側道からの合流が渋滞していた
 本道も渋滞している

 一台一台順番に合流していく
 割込みではなく、順番通りの合流

 にも関わらず合流させない車に阻まれてしまった

 順番を守る
  なんて言う当たり前の倫理観が失われてしまっている感じがする

 勿論無茶な割込み車は断固入れない、それでいい
 僕もきっとそうすると思うからだが
 きっちりした順番は守るべきだと思う

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 フランス資本の巨大スーパー「カルフール泉北店」に行った
 
 よく知らずに行ったのだが、とにかく巨大
 一つのフロア-にありとあらゆる商品がひしめき合っている
 2階はファッションを中心に電化、雑貨など
 但しなんとなく中途半端な感じは否めない

 対して1階の食料品売り場は楽しかった
 従来のスーパーと違って輸入商品が揃っている
 フランス、イタリアを中心にヨーロッパの商品が一杯

 惣菜コーナーでも鶏の丸焼きなど
 いろいろ美味しそうな物が揃っていて楽しい
 見て歩いていて飽きないのが良い

 色々料理に挑戦したくなる
 そんな感じ

 家から近いわけではないのでそうそう行けないが
 時々行って買いだめするのも楽しそうだ
2002年01月19日(土)

当たり

 自転車のブレーキパッドを新調した

 前のオーナーから数えて6〜7年は替えていない

 物は前のブレーキパッドとほぼ同じ商品
 SHIMANOのカンチブレーキシューだ

 交換を始めたのが既に夕方だったので
 作業をしながら手元はどんどん暗くなる

 懐中電灯を使っての作業の上
 カンチブレーキの交換、調整は初めてと来てる

 簡単に言うと、こっちを立てればあっちが立たず
 見たいな調整だった
 水平に気をつけて閉めると高さが駄目だったり

 結構時間が掛かって終わった時には手元は真っ暗だった

 町内を一周してブレーキの効きを確かめる

 良くなったような気もするし
 変らないような気もする

 ヘタをすると悪くなったような、、、

 しかしブレーキの当たりはまだ出てない
 少なくとも数kmは走らないと当たりが出ないだろう

 当たりが出てからの調子

 本当はそこまでを予測しながらの調整をしなければならないのだろうが
 当たりを見ながら、調子を見ながら

 走りに行く時も工具を持ってないといけないなぁ
2002年01月17日(木)

えさと調教

 パァーンと飛び出したイルカがしぶきを上げて
 もう一度水に吸い込まれていく

 人間ではとても考えられない高さで飛び出すイルカ
 水の中を泳いでスピードを上げて行き
 飼育員の合図と共に水面を破り飛び出して行く

 カメラでシャッターチャンスを狙っていても
 ファインダーを覗いたままでは何処から飛び出すか分からない
 カメラから目を離して水面に集中する

 飛び出してから吸い込まれるまで本当に一瞬の出来事

 素晴らしいパフォーマンス!

 勿論そこには“えさ”と“調教”の存在がある
 人間だって“えさ”と“調教”が無ければ何もしない
 自分ではモチベーションを上げられない
 そんな人が多くいると思う

 僕は少なくとも
 このイルカたち程のパフォーマンスを見せていないのでは無いか?

 誰だってえさを与えられ誰かに調教されて生きている
 えさの量や調教の厳しさに文句を言いながら

 調教以上のパフォーマンスを
 えさの量以上のパフォーマンスを見せられた時

 初めて世間と言う物に認められる
 そんなパフォーマンスを目標に

         
2002年01月14日(月)

蕎麦打ち

 蕎麦を打った
 蕎麦打ち体験のそば
 自分で打ったそばを後で湯がいて食べさせてくれる

 生パスタは何度か作った事がある
 強力粉100gに全卵1個
 練って伸ばして寝かして切る

 蕎麦はそば粉8に対して小麦粉2のいわゆる8:2蕎麦
 粉に水を足して練って伸ばして切る

 粉こそ違うがほぼ一緒の工程
 蕎麦は切りが一番難しいらしい
 肩の力を抜いてリズミカルに力を入れて
 ここの作業で麺のコシや喉ごしが決まると言う
 
 、、、、、非常に難しい 

 いちおうmm単位で進む機械で切ったのだがうまく行かない
 切れ切れになったり太くなってしまったり

 悔しいから今度は家でやろう
 伸ばし棒さえあれば何とかなるもんらしいから

 ま、でも湯がけばあんまり変らなかったけどね
2002年01月13日(日)

夕陽

 ゴールの河川敷公園は夕陽に包まれていた

 雲一つ無い空から沈んで行くオレンジ色に光る夕陽

 街をオレンジ色に染める一瞬を瞬きもせずに見送る


 河川敷公園からまだ見ぬ道に向けてペダルを踏み出したのは日が一番高くなる寸前、時計は11時を指していた。一人の仲間と会いに行く道、もう一人の仲間と河川敷をゆっくりゆっくりと走っていく。
 アスファルト道路が続くかと思われた瞬間、砂利道になり草むらになる。自転車が走る、走れる道路は終焉を迎え徒歩でも辛い道が続いていく。


 更に道を替えて望んだ復路に少年が二人自転車で走っていた

 ゆっくりと抜かして休んでいると、また抜かれる
 まるでウサギとカメのように

 スピードはこちらの方が速いが
 ゆっくり、確実に距離を稼いでいく二人の少年

 僕たちにもあんな頃が有ったのだろう
 ゆっくり確実に、休む事無く

 今新たに、忘れかけた少年の頃の気持ちと体を
 今新たに、思い出す

 夕陽に包まれ
 ゆっくりとペダルを踏みながら


本日の自転車走行距離:44.5km

2002年01月12日(土)

夢と現実のハザマ

 子供の頃よくチャリンコで通った道そばに東洋現像所があった
 現在のIMAGICA。フィルム現像、編集の最大手である

 大映、東映、松竹の撮影所があり
 映画が盛んに撮影されていた京都では
 どうしても近くに現像所が必要だったのだろう
 かなり大きな土地に大きな建物が建っていた記憶がある
 夢の街だった頃の記憶

 映画が斜陽になって長い
 その現像所も数年前に取り壊されて空き地になっていたが
 今日自転車で通りかかってみると
 地域のふれあいセンターに建て替えられ
 ま新しい壁が静かに佇んでいた


 現在も勿論京都の撮影所で映画やドラマを撮影はしているだろうが
 昔の活気があった頃に比べれば激減している事は素人でもわかる
 一番撮られていた時代劇自身が激減しているのだから仕方が無い

 日本映画が好き!
 と自認できる僕であるから
 今の状況は非常に寂しい

 バブルの時期ならそれでも若手が活躍できる場も有ったが
 今、金にならない映画に金を出すスポンサーもいないだろう
 娯楽は特に生きにくい時代である

 俺がやったる!
 と本当は言いたい気分も有ったりするのだが
 現実はそんな夢を食いつぶしていく

 状況は夢にも現実にも辛く

 一歩踏み出す勇気無く

 今日の休みも古本屋へ寄って帰るだけ

 映画のように状況が一変する事なんて
          
           めったに無い


             本日の自転車走行距離:6.3km
2002年01月07日(月)

福袋

バーゲンに行った
 というか目的は別だったのだが
 その近くでバーゲンをやっていたのだ

 たくさんの店にはそれぞれ大小の福袋があった
 2000円、5000円、10000円
 値段以上の物が入っているとは言え
 中身の見えない物に金を出す気になれない

 でもニュースなんか見ると福袋は大人気らしい
 有名百貨店では長蛇の列が出来て整理券まで出して
 その日の午前中に売り切れちゃう
 その福袋が5万円、、、
 って本当に日本って不況なのか知らん?
 そんな気になる

 
2002年01月06日(日)

冬眠暁を覚えず

 早朝仕事を終わらせて早々に帰宅
 いつの間にか就寝
 夕方暗くなるまで寝てしまっていた

 ここへ来て今回初めての寝正月
 とは言え仕事をこなした後の事
 ま、えぇか

 チャリンコ乗ってどっかに、、、
 とか考えていた計画もパァ
 来週は暇続きなので
 ポタリング日和が続く事を祈る

 ビデオを見ながらまた就寝
 どれだけ寝たら気が済むんだか、、、
2002年01月05日(土)

楽しめる僕の足

 本当は宿泊先の箕面までチャリンコでポタるつもりだった

 直線距離で30km、実際の走行距離は40km以上になるだろう
 次の日の予定などの事情で今回は残念ながら断念
 次回環境が整った時には必ず、と誓って諦める事にした

 正直つい数ヶ月前までこんな事は考えもしなかった
 自転車で行けるなんて想像もしなかったのだ

 今では、勿論楽ではないだろうが行ける確信はある

 チャリンコでのチャレンジと言うわけではない
 チャレンジと言うよりも生活に密着した感が非常に強い

 考えてみれば高校生位まではチャリンコは常に生活に密着していた
 車やバイクの免許も無く、公共の交通機関を使う金は無かった
 多少遠い場所へ遊びに行く時も常にチャリンコが僕の足だった

 今、久し振りにチャリンコが足になろうとしている
 楽しめる僕の足、それが希望だ
 
2002年01月04日(金)

新しい何か

いつもの面々との新年会
 久し振りの場所に集まった

 数年前には毎週の様に遊びに来ていた場所だ

 いろいろ有って半ば捨てていたこの場所に集まった
 最近の定例になっていた場所を捨ててきたのだ
 遊び方も変って誰も四駆泥遊びをしない

 けして四駆泥遊びが嫌いになった訳ではないけど
 時間が楽しみ方を変えてしまった
   と言うのが一番正しい言い方になるのだろう

 代わりに参加者の殆どが自転車を持って来ていた
 鍋や酒の合間に自転車で悪路を走る面々
 道交法では自転車も飲酒運転になるらしいが
 公道ではないので許してもらおう

 エンジンの力で四輪動かして走る四駆から
 足の力で一輪だけを動かして走る自転車、いやチャリンコへ

 何かを捨てると言う事は何かに出会う事

 いつもの仲間と久し振りの場所で
 四駆泥遊びを捨ててチャリンコに出会った

 これからも何かを捨てていくだろう

 新しい何かに出会う為

 だから捨ててしまう事を恐れずに

 新しい何かがそこに待っているから
2002年01月03日(木)

2002年最初の雪景色

 寒い寒いと思ったら雪が降ってきていた

 フロントガラスに当たる雪
 その内ワイパーが無ければ前が見えないようになって来た
 道も白く彩られて車のスピードも自ずと遅くなる

 2002年最初の雪景色

 雪は不思議だ
 寒い、勿論寒いのに清々しい
 雪が無く寒い時とは違う清々しさ

 2002年の最初に見た最初の雪景色

 目に焼き付けて

 忘れずに置こう
2002年01月02日(水)

カウントダウンパーティ

 ステージにFM802のDJが立っていた
 遊園地に作られたカウントダウンイベントのステージ

 2001年を送り2002年を迎えるために
 その時間を共有して盛り上がる為に
 大勢の人がステージ上を見つめている

 ここまでゆっくり時間をかけて自転車でやって来た
 到着した時には体が暖まりうっすら汗もかいている程だった
 だが自転車で来た体の火照りもすっかり抜けてしまった
 すっかり夜も更けて気温が下がってきて寒いくらい
 
 DJの掛け声でカウントダウンが始まる
 5分前、、3分前、1分前

 個人的にも社会的にも色々あった2001年が終わる
 カウントダウンが終わって2002年になったからと言って
 突然に何が変わると言う物でもない

 30秒前、10秒前、9、8、7、6、5

 けれど、何かが終われば何かが始まる
 2001年が終われば自動的に2002年が始まるのだ

 4、3、2、1、0
 おめでとう!

 2002年に何が起こるのか
 ゆっくり1年かけて見つめていこう

 カウントダウンにゆっくり自転車でやって来たように
 カウントダウンが終わってゆっくり自転車で帰るように

 2001年ありがとう
 2002年おめでとう


        本日の自転車走行距離:約14km
 
2002年01月01日(火)

大魔王の脳溶け日記 / 大魔王

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