Art-Hanaの日記

2006年12月15日(金) 命・・・。

いよいよクリスマスの感も、あちら、こちら、高まってきました。わたしの家もささやかながら、表に小さなイルミネーションを点け、家の中も何となくクリスマスムードになりました。このクリスマス25日が終わると、クリスマスツリーからクリスマス感のあるものすべて取り外し、お正月への模様替えになるんやから、日本と云う所はますます12月(師走)忙しゅうなる。
先日TVの「プロフェショナル」という番組やったと思うけど、いつもは若い方々やが、この時は青森のりんご園のおじさんの木村さんという人が出演なさってて、色々な困難を乗り越えて”幻のりんご”(わたしにはそう思える)を育て作られたまでを放送してはったが、木村さんの印象に残っている言葉は「りんごが頑張ってくれて」「ありがたいことで」・・・を質問されるたびに云うてはった。自分が頑張ったとか偉かった、みたいなことは一言も言われない。りんごの木の生命力、命、の偉大さを語ったはった。やっぱり本当のトップを切る人というのは大自然の中に入って物事を見定めてはるんやなぁ〜思うて頭が下がって、ジィ〜ンときました。ここのりんごを買おうと思うても、もう予約が詰まっていて買えないらしい。でも一度ぜひ食べてみたいなぁ思う。・・・一昨日 今年を漢字の一文字としたら、というのでは、今年は「命」になった。清水(清水寺)さんの森管長さんが大きな「命」という字を書かはった。そうやなぁ・・・。「命」というのは「生物が生存する力、生きている期間、生涯、寿命」とある。そこで、その生きている期間、生涯のことを寿命(寿の命と言い書く)のは素晴しいなぁ〜思うた。「寿とは結婚・誕生・長寿など、目出度いこと、祝い、祝いの言葉」を言う。この寿と命と書いて「命」のことを「寿命」とも呼ぶ日本の文化(文字言葉文化)をわたしは誇りに最高や思うんです。なんかご先祖さんが見守っててくれたはるように・・・。今年は何か歪んだ可哀想な命のあり方が多過ぎたように思うた。来年はみんなが目出度い「寿命」を授かって生きて行けるように・・・かけがえのない重要な命、寿命を大事に大事に・・・、思う。


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