*未完成のお城*

2003年11月20日(木)  父という人。2

「優等生でいなくてもいい」

そう 言ってくれた父。
あまりにも その言葉は不意打ち過ぎて あたしはなにも言えなかった。

心配してくれているのが 痛いほど伝わるから 伝わってきたから
心からの 心からの 感謝を

ありがとう
ありがとう
ありがとう

何度言っても足りやしない。
不器用な優しさを ありがとう、お父さん。

***

■2003/11/20 (木) 23:15:28 大事な大事な宝物

君からもらった 緑色のバインダー 今のあたしの一番の宝物
大切なことに気付かせてくれる言葉があったり 懐かしい思い出があったり
キラキラ キラキラ 輝く言葉ばかりがそこにあった
この緑色の大切な宝物に支えられて あたしは今 こうしてひとりでも立っていられてる
立っていられるだけの力を この宝物からもらったから

挫けそうな時 バインダーを開く 君からの言葉を吸収する
負けそうな時 バインダーを開く 君の体温を感じる

やっぱり 君に 支えてもらっている

君は やっぱり あたしの 特別な 「君」です
君が 「自分なんかでいいのか」っていう言葉 書いてあるのを読んだ時
「君」だから 「君」じゃなきゃ って
強く 強く 強く 思ったよ

あたしも 君のことが とてもとてもとても 言葉以上に 大好きです。



2003年11月16日(日)  夜時間。

なにかが足りなくて 持て余す 夜時間
なにかが足りなくて 漠然とした 不安発作
なにかが なにが なに…が?
なにが足りないの?
答えられない 布団の中 持て余す 夜時間。

眠いはずなのに 眠れなくて
疲れてるはずなのに 眠れなくて

真っ暗な部屋の中 持て余す 夜時間。

訪れるはずの 穏やかなはずの 眠りは
もたらされるはずの 緩やかな 眠りは

気付けば何処か 遠い 何処か

逃がしてしまって 持て余す 夜時間。

朝まであと 何時間?

ひとりきり 持て余す 持て余す 夜時間。



2003年11月12日(水)  父という人。

いつまで経ってもこどもっぽくて
やんちゃで元気な人。
それがあたしの父。

電話が苦手らしい父。
電話をかけても会話は長続きしない。
手紙が苦手らしい父。
いつも、書留の中には一言一文だけ。

「元気で帰ってくるように。 父より」

最近のあたしを知っているから、心配してくれたんだと思う。
そんな中での、たった一言。
帰省のための航空券と見比べながら、暫く涙が止まらなかった。

おかげで元気に帰れるよ。
お父さん、ありがとう。
いつまで経っても泣き虫な娘でごめん。



2003年11月08日(土)  宝物をもらった。

宝物をもらった。
キラキラ キラキラ 輝く言葉の詰まった宝物。

読んでいて涙が止まらなかった。
嬉しくて嬉しくて涙が止まらなかった。

あたしには勿体無い言葉たち。
あたしには勿体無い気持ち。

君からの最高の贈り物。
あたしの最高の宝物。

この思いを君に返したい。
この、「嬉しい」や「大好き」だという気持ちを返したい。

大切にするね。大事にするね。

心を込めて、心から ありがとう。



2003年11月07日(金)  本当に始められる?

禁忌を…冒してしまったかもしれない。
過ぎてしまったことを揺り起こしてしまったかもしれない。
忘れていたかもしれないことを、思い出させてしまったのかもしれない。

どうして?と、訊かれれば、「寂しかったから」としか言えない。

メールへの返事は電話だった。
何ヶ月ぶりかに聴くその声に、恐怖が半分、不思議が半分。
自分でも自分の気持ちが良く分からない。

何故、メールしてしまったんだろう。

今となってはそう思う。
どうして、何故、なんで、と疑問符ばかり繰り返す。
でも、きっと、あたしが寂しかったからなんだ。

寂しさで縋ってはいけない人なのに。

もう傷つけてはいけない人だ。
そう思う。
たぶん、傷つけたであろうあの日からずっと、後悔している。

優しい人だから、もう気にしてないかもしれないけれど。

嬉しそうな声が心苦しかった。
あたしはそんな声で喜んでもらえるほど「良い女」じゃないのに。
あなたが思うほど、優しくも、可愛くもないのに。

これからまた、繰り返すんだろうか。

あたしは恋の出来ない欠陥品だと思う。
あなたとなら出来ると思ったけど、でも、無理だった。
それでもまた、あなたと、繰り返すんだろうか。

もう少し、時間が欲しい。

今は時間が足りない。
あたしの心の余裕も足りない。
足りないものだらけで、崖っぷちだ。

春がきたら。

ねぇ、春がきたら、なにかが変わってるかもしれない。
あたしが「其処」へ戻って、ひとりきりじゃなくなって、社会に出て。
時間の余裕も心の余裕も出来たら、なにかが変わってるかもしれない。

恋に変わるのはそれからでもいい。
恋になれるなら、それからがいい。

あたしのワガママばかりだけれど、受け入れてもらえるならば。

あなたとなら、恋を始められると思ったこともあったんだ。
それは本当のことなんだ。
あたしの15年の片想いを終わらせるのは、もしかしたらあなたかもしれないと。

本当に始められるだろうか

春がきたら

あたしの心にも その春は 訪れるだろうか。


 < 過去  INDEX  未来 >


hinase