せきねしんいちの観劇&稽古日記
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2003年11月25日(火) 返し

 高円寺を9時スタートで今日は一日、車で返し。
 ドライバーは早瀬くん、同行するのは、マミーとマッスーと僕の4人。
 まずは高津のさっこさんの家。
 青梅街道から環八への道を間違えながら、結局、裏道を通って正解。
 ここまでは予定通りなかんじで順調に。
 さっこさん宅に荷物を降ろして、一路、劇団の倉庫がある亀戸へ。
 大雨が降っていてどこを通っても渋滞は逃れられそうもないので、まっすーの直感に従い、246を直進するコース。
 亀戸に着いたのは1時過ぎ。
 雨に濡れながら、倉庫へパンチ他を運び込む。
 駅前に車を停めて、駅ビルエルナードで食事。ややのんびりなかんじ。黙々と食べる。
 ここから大急ぎで越谷へ。中野の日本レンタカーに車を返すのは夜の六時。間に合うかどうか、微妙なかんじだ。
 越谷へ向かう車中は、ひさしぶりのアンケート朗読大会。
 僕が、書いていただいたアンケートをひたすら朗読。いつもよりずっと多いアンケートを、どんどん読ませていただく。
 結局、往きだけでは読み終わらず、残りは帰りということに。
 ぼくの家にソファ等の荷物を降ろして、帰り道。
 心あたたまるような感想に、時々ほろっとしながらアンケートを読み終える。
 帰り道はとっても順調に流れて、6時20分に中野着。
 みんなと別れて、また越谷へ帰ってくる。
 なんだかひさしぶりな気がする半蔵門線〜東武線では爆睡してしまう。
 終わったんだという気がしみじみとしてくる。
 スタッフ、キャストのみんな、お疲れさまでした。
 ご来場いただいたみなさん、どうもありがとうございました。


2003年11月24日(月) 「PRESENT」千秋楽

 今日でおしまいだ。
 この間の月曜日に小屋入りしてから一週間。あっという間だったと感慨深い。
 開演前にバラシの段取りの確認。
 マチネで終わりという千秋楽は僕らには珍しい。
 妙にあっさりした不思議な気持で開演を待つ。
 千秋楽のお客様は、予約の段階で160人を超えていて、どうなるんだろうというかんじだったのだけれど、なんとかお返しすることなく、全員に入場していただけた。よかった。
 「違う太鼓」を昨日まで上演していた、D.O.Gの青山吉良さん、大塚隆史さん、岡田英二さんも見に来てくれた。
 芝居は、いい意味で楽日の芝居だったと思う。
 みんながみんな、きっちりとやらなきゃいけないことをやって、気持ちよく終わることができたと思う。
 カーテン・コールでみんなの名前を紹介しながら、声がつまってしまいそうになり、あたふたする。
 ほんとにみんな、よくがんばってくれたと思う。
 いい芝居ができてほんとによかった。
 終演後は、さくさくとバラし。
 きれいな劇場は、片づけをするのも気持ちがいい。
 7時から打ち上げ。
 制作の高市氏から、劇場から、ご祝儀をいただいたと報告。みんなびっくりする。そんな話きいたことない。ほんとにありがたい。
 二次会に流れ、僕は、結局、宇田くんとよしお&ナルミとタックスノットへ。合流したムラポンと青山さんとたくさんおしゃべりをして、タクシーで高円寺へ。


2003年11月23日(日) 「PRESENT」5日目

 財布を忘れて家を出てしまって、取りに戻る。わたわたと始まった一日。
 今日も二回公演。
 ビデオ撮影の秋本くんが来てくれる。
 マチネは、いいかんじで終了。
 夜は、予約が少ないということで心配だったんだけど、当日の飛び込みで40人以上の方に来ていただく。新記録だ。
 制作の高市氏が舞台を見ていたり、ビデオの撮影があったりで、やや緊張したかもしれない。
 僕は、終幕の早瀬くんとの二人の場面が演じていておもしろくてしかたない。
 最後に僕が楽屋から出ていくのは、早瀬くんと小林くんの二人が演じるエレベーターの場面のあと。
 出番がないみんなと一緒に楽屋を見ながら、つっこんだり、ほろっとしたりした後、気持を切り替えて、にぎやかな場面の板付きだ。
 元気に登場して、思いきり動揺して、ぼろぼろになって引っこんで、大急ぎで早変わり、最後の出から退場までの振り幅の大きさが、自分でも楽しめるようになったきた。
 今日も、多くのお客様にTシャツを買っていただく。ありがとうございます。
 終演後、サッコさんとだんなさんのマッキーさん、それにトシくんと飲みに行く。
 サッコさんと、市川崑の金田一耕助シリーズの話で盛り上がる。やっぱり草笛光子はいいよねえ。


2003年11月22日(土) 「PRESENT」4日目

 今日から一日二回公演。
 マチネは、とっても多くのお客さんに来ていただき、今日もまた助けられながら、楽しく終わる。
 出番の前に楽屋で、ノグに「関根さんの最初の出で拍手が来たりするんじゃない? 松竹新喜劇みたいに」と言われ、「そんなことあるわけないでしょ」と出たら、まんまと拍手をいただきびっくりする。あとで、モニターを見てたノグに「拍手もらって、ポーズ取ったでしょ?」と言われ、「そんなことしてません」と否定する。
 終演後、「非戦を選ぶ演劇人の会」のTシャツを気持ちよく買っていただき、感動。
 ソワレまでの間の時間、最後の場面の衣装を着たまま、近くのコンビニまで行ってみることにする。
 「女装」して外を歩くときめきは全く無し。ていうか、誰にも気付いてもらえないかんじ。
 帰ってきて「透明人間になったみたい」と言ったら、「それは違う」とつっこまれた。
 ソワレも無事に終演。
 終演後、表方の手伝いに来てくれた森川くん、岩井さん、亜弓ちゃん、三枝嬢とサイゼリアで食事をする。


2003年11月21日(金) 「PRESENT」3日目

15時に小屋入り。
 それぞれアップをしながら、開演まで準備。
 表方スタッフで桜澤さんが来てくれる。感謝。
 で、定時に開演。
 今日もお客様に支えてもらいながら、無事に終演。
 空調の問題も無事に解決。よかった。
 母親役を演じられた手応えのようなものがようやくすっきりと感じられた。
 解散の後、高市氏とまみー、さっこさんと食事して帰る。
 今日は、アルコール解禁。いやあ、おいしかった!


2003年11月20日(木) 「PRESENT」2日目

 冷たい雨の日。
 電車に乗ってしばらく経ってから、台本をわすれてきたことに気がついて、取りに戻る。
 あたふたと小屋入りして、後半の確認の稽古をする。
 2日目の開演。
 芝居としては大きなトラブルもなく終わったのだけれど、客席の空調を調節しなかったせいでとっても暑くなってしまう。
 外は寒いからだいじょぶと思っていたら、どんどこ温度が上がってしまったのだそう。
 僕らも暑かったけど、お客様にはもうしわけないことをしてしまった。ごめんなさい。
 今日も帰りはまっすぐに。


2003年11月19日(水) 「PRESENT」初日

 11時入りで仕込みの続き。
 僕は、朝まで起きていて、「台詞を入れるには少しでも寝なきゃダメ!」とちょっとのつもりで眠って寝過ごしてしまい、大急ぎで出掛ける。結局、12時入りに。
 後半の芝居を通してみて、それからゲネプロ。
 写真撮影の山口さんが来てくれる。
 表方のスタッフも次々登場。
 で、本番。初日の開演。
 やっぱり芝居はお客様と一緒につくっていくものなんだと今回も思う。
 昨日まで、今日の昼間までとは全然違うものが、できあがっていく。
 いろいろなことがありながら、無事に終演。
 僕も舞台で絶句したりすることもなく、母親役を全うできたと思う。
 終演後、お客様にご挨拶。なつかしい人に大勢会えて、うれしい。
 これから7ステージ、もっともっといい芝居にしようと思う。
 駅まで向かう途中で森川くんに会う。ひさしぶりなおしゃべり。
 油断はできないので、僕はどこにもよらずにひとりでまっすぐに帰ってくる。


2003年11月18日(火) 仕込み二日目。

 11時入りで、朝から仕込みの続き。
 まず全部の場面を舞台を使って、稽古してみる。
 その後、音と照明をあわせてもらって、転換ときっかけの稽古。
 夜になってから、通し稽古(ゲネじゃなくね)を開始したものの、途中でトラブル発生で、そこまで……。
 みんな待機したまま、一人一人自分の準備をする時間に。
 撤収した後、僕は、ひたすら台詞と段取りの確認。朝まで。
 今朝の電車で向かいに座ったおばさん三人衆を「この人だわ!」とばかりに携帯のカメラで撮影。「この人になりたいと思うのよ」と楽屋でみんなに見せてたら、「それって危なくないですか?」と言われる。たしかにそうかも。待ち受けの画面にしちゃってるしね。でも、僕にとっては今回の「お守り」なかんじだ。


2003年11月17日(月) 劇場入り

 中野ポケットに劇場入り。
 9時から仕込み開始だ。
 となりのmomoの稽古場の荷物をポケットへ移動。
 照明と音響の仕込みと一緒に、舞台にパンチを敷いていく。
 今回は、ちょっとだけいつもと違うかんじかな?
 昼過ぎに、「これでいこう!」という線が決まる。
 さっこさんのプランでできた舞台が、とってもいい!!
 照明さんに舞台を渡して、役者衆はあちこちで稽古。
 僕は、大ラスの早瀬くんとマッスーの場面、小林くんと早瀬くんの場面を、妙に熱くなって演出する。「急がなきゃ」と思い、あわてた結果なんだけど、いい場面がどんどこできあがって、感動する。
 10時に撤収して、のどを守りながら、帰ってくる。


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