荒ぶる魂

2004年07月25日(日) JWP東京キネマ倶楽部大会

会場は鶯谷駅から歩いて3分くらいの抜群の立地。
以前はキャバレーだったとのことで、なるほど正面にステージがあって
ステージぎりぎりに置かれたリング。
ステージの3列の客は試合をそのままの目線で見ることになる。
リング3方の客は普通の試合会場と同じ目線。
それからステージの真向かいには大きなバルコニー。
これはリングの辺のぎりぎりまで張り出していてほぼ真上から見下ろす目線。
選手にとってはかなりやりにくい環境かもしれない。
でも、2、300人くらいのキャパで交通の便がよくて・・・ということを
考えると、よい会場ではないかな?(多分コストの面からも)

さてJWPをプロパーで見るというのは数年ぶり。
だがその数年のうちにJもLLも選手が一桁になってしまった。
どちらも他団体の選手やフリーの選手を招かないと
試合を組めない状況。
しかもJの場合は、きちんとしたフロントもなく、選手が運営していると
いう話を聞いていたので、そのあたりの興味と
ECOウーマンとかいう謎の選手を見たくて、本日の観戦となった次第。

(長い前置き失礼しました)

第1試合 渡辺えりか 松尾永遠(NEO)vs 木村響子 斉藤啓子(チームOK)
4人ともビジュアル系、でも渡辺組がロングの髪にひらひらフリルの
お嬢様系(プリキュアで言えばキュアホワイト(笑))で
木村組はセパレーツタイツのボーイッシュ系、もちろん短髪(プリキュアで
言えばキュアブラック(笑))。

あまりなじみのない選手ばかりなので最初はとまどっていたのだが
自然に流れに乗せられてしまった。
幾つくらいなんでしょうか、この4人。
ピチピチ元気でいいですねー。

第2試合 ジャガー横田の眼力伝承atJWP
 ジャガー横田(フリー) vs KAZUKI(チームOK)
ジャガーさん、シンプルな白の水着。(競泳用みたいなの)
こういう水着を着て人前に出られるというのは、自分のボディに
相当自信がなきゃ出来ないことで、それは素晴らしいことだと思う。
ジャガーさんのほかには神取さんしかいないんじゃない?

試合そのものはタイトル通りにジャガーさんが若手に胸を貸して
何かを、じゃない、眼力を伝えるという教育マッチ。
だから、ジャガーさんがいろんな技をこれでもか、これでもかと
出すだけで、面白いとは思わなかった。
だが、この試合の後、KAZUKIがジャガーに「今度はあなたの横で
勉強したいから一度タッグを組んでください」と直訴したり
他の選手たちからも慕われ、尊敬されている様子を見て
ジャガーさんが(多分最年長の部類だと思うけど)現役選手として
活躍していくことに大きな価値があるんだなあと思った。
本人も「後輩を育てていくことは私の幸せだ」とマイクしていた。

タイトルがat JWPとなっているのだから、at LLPWというのも
可能なんじゃないでしょうか?
ぜひ遠藤や沖野あたりに眼力を伝承してほしいものです。
(プライドが邪魔して無理かなあ・・・)。

第3試合 日向あずみ 米山香織 vs コマンド・ボリショイ タニー・マウス(NEO)

日向以外の3人がコミカルなムーブが出来るのに対して1人わが道を行く日向。
これはこれでいいですね。変に付き合う必要はない。日向らしくていい。
ボリショイとタニーはもう何回もタッグを組んだり対戦したことが
あるのでしょうか?よく息が合っているというかプロレス観が同じところに
あるんでしょうね。
日向はよく鍛えた見事な体をしてた。
ちょっとあのコスチュームじゃもったいない気がした。
もっとシンプルに体そのものの美しさを活かすデザインにしたら?
米山ちゃんは相変わらず可愛いかったけど、もうちょっとマイクが
上手くなるといいね。

第4試合 三田英津子(フリー) vs 倉垣翼

三田ももうすっかりベテランの部類に入る選手になってしまったが
相変わらずの強さ・うまさを見せながら楽しそうに戦っている。
対する倉垣は、最近の選手には珍しくレスラーらしい、しっかり
した身体に恵まれている。
顔もかわいいし、試合中に見える根性も相当なもの。
あの大きな体でよくピョンピョン飛ぶもんだと感心した。
エースの器だと思うのだけれど、あと一つ何かが足りない。
よくわからないけど、もうちょっとアクが強くてもいいんじゃないかな?
っていうか、押しが弱い気がする。
ライバルを押しのけて私がトップに立ってやる、っていうのがない?
春山のアクの強さが倉垣にあればいいんだけど。

第5試合 春山香代子 ECO vs 吉田万里子(M's Style) AKINO(M's Style)

この試合を見たくて行ったのだが、行って良かった〜と思わせてくれた。
ECO前身の頃からしたら別人かと思うような動き。
よく練習しているんだなあと思ったのは、技の失敗が無くなったこと、
動きやタイミングがよくなったこと。それと体がひきしまったこと。
ひきしまった分だけ相対的に脚が長くなったように見えた、そんなことは
あり得ないけど、でもホントにそう見えた。
春山はうーん、難しいなー。若さの割りに早く活躍しちゃって
そこで止まってしまう、という芸能界なんかでもよくありがちな
タイプにならないでほしいと思う。
次期エースを期待されているのならもうちょっとマイクが上手くなるといいね。

吉田は可もなく不可もなし。でも、ちょっと怖い技使う?
AKINOって本当にナマイキ女ですねー、でも、それが大きな魅力になる
(なっている)んだろう。
せっかくあれだけボーイッシュでナマイキ女キャラなんだから
あのコスチュームは即刻止めるべし。
濃紺に青と白くらいで抑えた色でライオネス飛鳥みたいなデザインのコスにしてごらんよ。
女性ファンが3倍増えるから。(現在も女性ファンが多いと見受けたけど)

以上、とても満足した大会でした。


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