荒ぶる魂

2003年11月09日(日) 11月7日ゼロワン後楽園

第3試合 坂田・浪口 vs 金村・黒田

浪口修・22才のデビュー戦。
2000人満員札止めの後楽園ホールで坂田をパートナーに
金村・黒田相手のデビュー戦、なんて幸せ者なの、浪口くん!

浪口くん(身長約170cm位?)はずいぶん長いこと
練習生をやっていた。
後から入ってきた大男の土井くん(198cm)が浪口くんを
追い抜いて先にデビュー。
もうそれだけで浪口くんがかわいそうでしょうがなかったのよ!

でも、土井くんに遅れること3ヶ月、ついにデビューの日。
坂田を先導して入ってきた浪口修・22歳。
やけにライトがまぶしいなあって思っていたら
その頭はつるつるにそりあげられていた。
おまけに眉まで!
なんという恐ろしい顔だ!・・・というより眉のない一休さん。

試合は芸達者の3人の厳しい愛のムチ。
金村と黒田にやられてやられて、
私なんて殆ど浪口くんの母親モードで
「早く坂田先輩に代わってもらいなさい!」って叫んでいるのに
浪口くんがマットをはってやっとコーナーにたどりつき
手を伸ばすと、坂田は冷たく「自分でやって来い」!
ママはかわいそうで泣いちゃったわ!(笑)

いやあ、この試合、見ていて、マッチメイクの上手さを
つくづく感じました。
浪口くんみたいな身体のレスラーがただそのままデビュー戦を
やるだけでは、多分インパクトを残せないだろう。
(土井くん改め、明石は身体がデカイというだけでインパクトがある)
でも、後輩に先を越され、大阪大会では土下座してデビューを訴え、
という流れの中で、受けのうまい選手相手にズタボロにされて・・・
こりゃもう観客はみんな浪口くんの応援に回っちゃうしか
ないですよ。

こんな恵まれたデビュー戦飾れる選手っていないよねーって
思ったけど、ふと思い出したら、やぎじゅんも恵まれてた
んだよね。セミで神取・八木vs堀田・前川戦だったからね。
でも、その後のやぎじゅんを考えると
恵まれたデビュー=恵まれた選手生活ではないってこと。
浪口くんにはこれから厳しい道が待っていると思う。
でも、このゼロワンの浪口くんへの期待を裏切らない努力を
してほしい。





 < 過去  INDEX  未来 >


ポー [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加