モリハルゆ記

2006年05月27日(土) 意志と目標

 一昨日いつもの床屋に行った。散髪後いつものつけ麺屋に行った。注文はいつもの大盛りつけ麺。
     

 場所と食べ物が結びついちゃう箇所がいくつかある。水道橋駅界隈行ったら『いもや』のロースかつ、横浜駅界隈行ったら『吉村家』のラーメンとかね。そこに行くぞって決まったらもう、その食べ物に頭の中が占領されてしまう。その反動で、たまたま休日にぶつかったときにはかなりモチベーション下がってしまい、その日はもうどうでも良くなってしまう。

 一昨日はモチベーション下がることなく、さっぱりした頭で、カツオ風味のつけ汁と太麺のコンビネーションを、仕事のコトなんかさっぱり忘れて堪能した。「くぁ〜!イイねぇ!床屋の後はつけ麺に限るね!」

 頭がスースーしてつけ麺摂取の満足感から気がユルユルであったのだろう。その夜、めったにかからない風邪の兆候が現れた。のど痛く、節々がだるい。

 今をさかのぼること32年前、第一本命の高校受験前日に風邪を引いた。明日の都立高校入試には絶対に合格しなればいけないというのに、熱がでてきて、頭がボーっとしてきた。いちかバチか、ぬるい湯船に長時間つかることにした。1時間かけてものすごく汗をかき、そのまま就寝。翌日にはすっかり元気になり、見事合格!ご褒美に両親から、すべり止め私立高校の入学金で用意していたお金からエレキギター(グレコのレスポールモデル)を買ってもらった!強い意志と目標があれば風邪なんてチョイチョイだね。当時、そう思ったもんである。

 木曜、金曜の夜と湯船に大量の汗を流し込んで奥さんに嫌がられているにもかかわらず風邪治らん。どちらかというと進行していて咳もでてきた。しかたがないので今日、薬買いに行った。高いよなぁ薬の値段って。
     

 「眠くなることもありますよ」と薬剤師に言われた薬飲んだ後本当に「zzz・・・」うたた寝をし、今夜も大量の汗を湯船に流してから、さすがに酒は摂らずにこんぶうめ茶飲みながらモリハル日記書いている。「風邪治したら奥さんに絶対エレキ買ってもらうぞ!」というような強い意志と目標がなくちゃモリハルはダメなのかな?



2006年05月22日(月) 賃貸物件

 「モリハルさんは賃貸派ですか?購入派ですか?」最近ご結婚された製粉メーカー御曹司兼飲食業経営の青年実業家に以前質問された。

 「前の結婚で一戸建て購入したんですけど別れるときあげちゃたんですよ。だけど今は奥さん子供と賃貸マンションに住んでるから中道派かな。」と軟弱な回答をしたらバシッ返された。

 「私は賃貸派ですね。住宅って10年、20年したら建物とか水道の蛇口とかが古くなるじゃないですか。古くなったら住み替えればいい。賃貸ならいつもいい環境で過ごせるじゃないですか。」賃貸に住む金持ちの心境がちょっと理解できた。

 今日、その青年実業家の住まいへ初めて伺った。オール賃貸物件のマンションでありながら、オートロックで閉ざされたドアの向こうにコンシェルジュなのか管理人さんと呼ぶのかわからんが、スーツ着た方がカウンターの中にいらっしゃるのが見える。インターフォンに部屋の番号押して来訪した旨伝えると。「入り口の横にあるソファーで待っていてもらえますか。」ソファーの横にはTVと冷蔵庫があった。彼が降りてくる前に“Please”とテプラが貼ってある冷蔵庫のドアを開けて中身を確認した。スポーツドリンクと缶ビールが5〜6本づつ「勝手に飲んでね」と待ち構えているではないか。かぁ〜残念!パジェロ・ミニ号で伺ったのでスポーツドリンクをいただくことにしました。
     

 
 今リリー・フランキーの『東京タワー』を読んでいる。会社の朝礼で管理職が「ゴールデン・ウィークにベストセラーの『東京タワー』読みました・・・」と休日の過ごし方を発表したら「古いなぁ!元ベストセラーだよ!」と、ちゃち入れた御仁がいらっしゃったことから判断し、これを今読んでいる普通人は Book-off とかで安く買った人なのか、誰かが読んだのをタダでまわしてもらった人だけなのかもしれん。モリハルは後者の方で、奥さんの義母が「面白いわよ」と最近宅急便で送ってくれたので読んでます。(これ五木寛之の『青春の門』に展開似てる!)

 あらまあ!『東京タワー』の設定たまげた!1階にスーパーマーケット、5階にボーリング場がある京王線と甲州街道に挟まれた、「オカンとボク」が住んだ賃貸物件は、「えのもと」がバイトした養老の瀧、「パンとぶどう」という二羽のウサギを購入した駅前のペットショップと同様、京王線笹塚駅界隈に実在して、モリハル毎日その前を歩いている。けど何がビックリしたかって、ライフと笹塚ボウルの上層階に人が住んでるんだ!今日、買い物がてら確認しちゃいました。
     


 今週末、モリハルは1年間勤めたマンション役員会の任務をまっとうする。賃貸の身でありながら「賃貸・区分所有関係なく順番ですから」と前任者に言われたので、180世帯が住む築33年のマンションの住環境が少しでも良くなるようにと奮闘した。きたる5月28日(日)午前10時、第33期マンション総会を開催した後、広報を担当した3家族がモリハルの家で打ち上げをする。これで完結。不思議なもんだ。住み始めて3年間はこの共同住宅に誰も知り合いいなかったんだけど、この1年で、道ですれ違うと立ち話したり、自宅で飲みながら噂話しあう知り合いができた。

 賃貸物件、イロイロドラマがある。

 
 
 



2006年05月19日(金) 青少年向け

 高い所、好きだなぁ。「アホと煙は高い所が好きだ」そんなセリフを小説だったか映画で聞いたような気がする。モリハル煙じゃないのでアホかもしれん。
     

 これは新宿副都心にデデンと鎮座する東京都庁35階からの眺めだ。いいなぁ、高い所でお仕事している人は。その憧れの人の中にモリハルの友人がいる。しかもお仕事の内容がまた羨ましい。青少年が健全に過ごせるような環境をつくるお仕事だ。もうちょっと詳しくいうと、青少年向けコミック、雑誌の内容を吟味し、「これは成人向けでしょう」となった場合、出版社と販売店に指示を与える。

 月間100冊を街中のコンビニとか本屋さんで実際に購入し、写真、イラスト、文章をスミズミまで舐めるようにチェックして、青少年に悪影響を及ぼしそうなものを見つけ出したら付箋を貼り、都議会議員も出席する月一回の会議で審議した後その対応を決定するみたいだ。「ビニルでラップし成人向け図書コーナーで販売するように販売店に徹底させましょう!青少年が間違って手にとらないようにね!」

 モリハルが青少年のとき、恥ずかしがりやだったのでH本を手にすることがなかなかできなかった。だから森村誠一の官能描写けっこうエロイぞと友達から聞くと、それまで推理小説あんまり読まなかったのだがすぐ愛読者になった。自動販売機でH本が販売されるようになり、本屋のレジに持っていかなくても購入できるようになったときも、いざ自販機にお金を入れようとしたとき向こうから通行人が来るとそのまま素通りしちゃう。ウブだったなぁ。

 現在、モリハルが青少年だったらどうしたんだろう?コンビニの店員さんが若い女性でないのを確認したら、欲しくもない雑誌2冊をサンドイッチにしてビニルでラップされたH本を買い物カゴに放り込み、スナック菓子をその上に置いてカモフラージュしたのかな?それとも公務員試験のお勉強に精出したのかなぁ?とにかくイロイロ悩んだであろう。



2006年05月15日(月) プレゼント

 先週の金曜日、高校の友達4人で飲んだ。単なる飲み会ではなく、お誕生日を祝う目的で会ったのだが、4人中3人が誕生日を祝ってもらう側だった。そう、ひとり祝うだけの者がいたわけだが、それはモリハルだったんだなぁ。(な〜んて、モリハルは昨年の秋、ひとり祝っていただいたんだけどね)

 事前にモリハルは2人の誕生日プレゼントとひとりのサブ誕生日プレゼントを買いに行ったワケだが、プレゼントを調達するのって何か楽しい。渡す瞬間を想像するからかな。欲しかったモノを手にしたとき、自分では選ばなかったであろうモノを手にしたとき、ビックリするようなモノを手にしたとき、みんなとってもイイ顔をする。それを期待しながら選ぶから楽しいんだろう。今回は渡す側を存分楽しんじゃおうと思っていたら、ナ・ナント!モリハルサプライズしちゃいました〜!
     

 わが娘、唯花ちゃんの出産祝いをみんなからいただいちゃいました〜!どうもありがとうね〜!

 で、二日酔いだった翌日の土曜日はお仕事dayだった。小雨降る中、唯花ちゃんの紙オムツ買うために頑張った!エライッお父さん!そして翌日曜、唯花ちゃんの粉ミルク買うために頑張る予定だったが、ナ〜ンもアポイントがなかった。ダメじゃんお父さん!どうしようかなと思案した結果、母の日だからモリハルと奥さんの両実家に行こうということになった。

 まず、近所にある知人の花屋さんに行って叶姉妹の様なゴージャスお花をみつくろってもらった。そして地元の老舗和菓子屋さんでプラスのお土産も仕込んだ。準備万端!モリハル一家、両実家のある、いざ埼玉へ〜!

 ハイ、モリハルのお母さん、奥さんのお母さん&お父さん、大層喜んでいただきました。だが、愛する息子と娘がお土産持参で思いがけずに来ただけでは『大層』はつかなかったな。孫である生後二ヶ月半の唯花ちゃんとご対面できたから『大層』がついちゃった。残念ながらモリハル&奥さんの親孝行では、唯花ちゃんの爺婆孝行に勝てないコトがわかってしまった。違うかな?孫を連れて行くことが親孝行になるのかな?

 けれども、急に行ったにもかかわらず、帰りにお土産沢山いただいちゃいました。ティッュー、タオル、ジャッキーカルパス、プリン、鮪のづけ、漬物等々・・・そうなんだよね、いつまでたってもモリハル&奥さん、親から見れば子供なんだね。
     



2006年05月07日(日) 黄金週間

 暦どおりのゴールデンウィークが始まった。日差しに夏の訪れを感じる中、近所の住宅街を散歩してたら、突如奥さんの母校と遭遇した。

     


 「オオ〜!」と何故か感激し、ポケットから携帯電話を出して撮影していたら門横にある警備員室からスルドイ視線が飛んでくる。中学校から大学まで併設している女子校の出入り口で中年男性が汗拭きながら何やらゴソゴソしている。「オイッ!何してるんだ!」と、声かけていただければ走って逃げようと思っていたのだが、残念、無言の圧力だけだった。

 警備員と亀田兄弟のように熱いメンチを切り合った夕方、4/27付モリハル日記に書いた知人の家にドラムが届いたのでセッティング手伝いに行った。

     


 途中、格闘技『HERO'S』TV観戦したり、酒飲みだしたり、おつまみ作ったりして中断したが、夜9時頃セッティングが終わった。早速、和製ロックバンド『王様』のCDに合わせて知人と二人、エレキギターをかき鳴らしドラムを叩く。「ベースだな。あとベースがあればいいね。」「ボーカル用のアンプとマイクもいるね。」中年男性達の、夢は夜ひら〜く〜♪

 別の友人が渋谷の『ライブハウスAPIA』でアコースティックライブをひらいた。

     


 『ライブハウスAPIA』は30年の歴史を誇る、生ギターライブでは有名なトコロみたいである。友人はそこを貸し切り、プロデューサーとして3組の出演を募り、自分がちゃっかりトリで演奏した。いわゆる陽水・拓郎世代のフォークソング大会だ。

 このライブ出演のためだけに岩手県釜石市からギター片手に新幹線に乗ってやってきたモリハルと同い年のオッサンもいた。「おばあちゃんにぃ〜育てられたけど〜やっぱ幸子ぉ〜お母ちゃんにぃ〜・・・会いたぁ〜い〜〜〜・・・♪」と、バリバリフォークなので暗く、悲しい内容が多かったが「APIAでぇ〜演奏するのは〜わたすの夢だったですぅ〜(岩手弁)」と、出演者みな熱かったなぁ!


 

 


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