すず子さんのボヤキ。
モクジカコミライ


2006年06月16日(金) 屈辱


自分の記憶にある、最大かつ最初の屈辱は

確か小学校の1年生。

近所の子と始めたお習字の最初の昇級試験。

隣の家の女の子は7級まで上がった。

私は9級だった。

その結果に納得がいかなくて

「なんで? 由美ちゃんが7級で私が9級なの?

 私が由美ゃんより下手だっていうこと?」

と母親にしつこく質問したら

「そういうことでしょ」

と、あっけなく返されて大泣きした。

その後、必死に頑張ったかどうかは全然記憶にないけど

次の昇級試験で、私は一気に1級まで上がった。



昨日、ボスに突然呼ばれた。

「聞いてるかもしれないけど、今度の選抜研修、すず子さんは

 年齢的にも社歴的にも条件は満たしてるけど、

 部門を離れてた時期があったでしょ。

 社長がその時期のことに否定的でね、

 僕としても、キミはまだ部門に戻ってきてから日も浅いし、

 今回は見送った方がいいと判断したんだ。

 キミより年下の子が何人か参加するから、

 周りから色々言われるかもしれないけど、

 気にせずに、次の機会を待って欲しい」



正直、選抜研修があることすら知らなかったし、

興味も全然なかった。

そんなとこに連れられて行っても困る、ぐらいの勢いだったし。

だから、ボスの前では

「わかりました」

と答えた。



でも。

どうも納得いかない。

前の部署にいたのは会社の判断だったし、

その部署の成績が思わしくなかったのは、

そこにいた者から言わせてもらえば、

他ならぬ社長の我慢のなさだと思ってる。

それを理由に、そこにいたから、というだけで

そのレッテルをこの先ずっと貼られてしまうのか?

ボスは社長の名前を出したけど、そのボスだって

前の部署のことは悪くしか言わない。

どういう状況でその部署がああいう結末を迎えたのか、

そこにいた者と、いなかった者の言い分は

永遠に交わらない。

社長の名を借りながらも、結局はボス自身もそういう目で

私を見てるんだな、という結論に至り。



ボスと仲のいい、私より年下のデキル子たちが

その研修に参加する、って改めて考えると、

なんだか屈辱を感じた。



もともと、仕事に対するヤル気や向上心なんて

とっくの昔にどこかに置いてきてしまってた。

頑張れば頑張るほど、自分がボロボロになっていくのを

身に沁みて経験したし。

それでも、現状で自分に出来ることはそれなりに頑張ってきた。

向上心はなくとも、置かれた環境の変化に必死に追いつこうと

努力はしてきた。

意外とプライドも高かったりする。



屈辱を受けたからには、この屈辱を跳ね返さねば。

それも、表面上は今までと変わらないスタンスで。

内面を。

ちきしょーーーー!!!!の精神で。



だから。

お父さん。

パワーをください。

管理職になるための、とは言いません。

受けた屈辱を跳ね返すためのパワーを送ってください。

私は静かに戦います。




どるふぃん |MAIL

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