2002年03月28日(木)
現在、今月の日記は今日を入れて五日分しかない。別に忙しかった訳でもなく、単に怠けていただけだ。 取り敢えず、反省のポーズを取ってみる。 時間とやる気ががあれば、これから数日分をアップしようかと思う。
さて、今日は所用で、久しぶりに学校に足を運んだ。 通学の際、一本の小さな橋を渡るのだが、その下には幅の狭い川が、その川と同じくらいの幅の土手に左右を挟まれて流れている。
橋の下を眺めると、鮮やかなレモンイエローの小さな花がまばらに咲いていた。 菜の花である。
この季節の橋下では、ちょっとした菜の花畑が堪能出来る。それこそ、黄金色の川が、二本流れているかの様な有様なのだ。
しかし、菜の花の数がいつもより少ないと感じるのは気のせいだろうか? まだ時期が早くて咲きそろっていないだけなのか? それとは少し違う気がした。
そう言えば去年、雨で川の水が増水した事があった。
泥で濁った水は菜の花よりも高く溢れ、荒々しく川下を下っていった。 今年の菜の花はもう駄目だねと、誰かと話したのを覚えている。 ところが一昼夜経ってまた川を橋から見下ろすと、澄んだ川の水の中でたゆたうレモンイエローが、 水面と一緒に綺羅綺羅していた。 あの瞬間の感動とその美しさを、上手く言葉にするのは少し難しい。
残念ながらその後すぐに水の退いた土手には、なぎ倒されてずぶ濡れの植物だけが残されて、あの幻想的な水中花は束の間の出来事になってしまったけれど。
多分、あの増水が原因で去年は種が出来なかったのだろう。
菜の花の少なさに寂しさを駆られたりもするが。
またあの水中花を眺めたいと云う欲望もあったりする。
そんな僅かな後ろめたさをその影に感じながら、アタシは今年の菜の花を眺めた。
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