2008年11月29日(土)→→→オルフェオとエウリディーチェ

「オルフェオとエウリディーチェ」を観ました.フランスのTheatre Musical de Paris Chateletので(directorはRobert Wilson),なんとOrpheeがMagdalena Kozenaでした(Simon Rattleの奥さん).EuridicheはMadeline Bender.AmourはPatricia Petibon.すごーく現代的でモダンバレエみたいな演出だったけれど歌のよさが引き立っていて良かった.歌がこれまたすごく良かったのでKozenaってやっぱりすごい歌手なんだなあと改めて思いました.有名なエウリディーチェを失うところのアリアも良かったです.ドイツ語の字幕を追うのは大変すぎてほとんど追えなかったけど,ストーリーが有名で簡単なのと登場人物がほぼ3人なのでわかりやすかった.なんか日本の神話でも同じようなのがあった気がする.スサノオノミコトとかそんなんで.Kozenaの他のオペラも観たいです.2人のソプラノのも!Benderのアリアはこちら.KozenaとPetibonのアリアはこの辺かな?Kozena単独のはこちらをぜひ.Braviです!



2008年11月22日(土)→→→芸術の秋

最近芸術の秋を満喫しています.先日は西洋美術館でヴィルヘルム・ハンマースホイを観てからOちゃんの学位審査リサイタルでロミオとジュリエットを観て来ました.ハンマースホイはデンマークのフェルメールと言われているらしいけど確かに窓辺の構図とかはフェルメールっぽかったけどそれよりもずっとシンプルで無駄が無い構図でなおかつ常に漂う哀しみが印象的でした.北欧の冬の曇空…わかるー.Oちゃんのリサイタルは素晴らしかったー.Oちゃんの声は昔はもっと鋭い感じだったけど,もっとずっと柔らかくて聴いていて心地よくてなおかつ華があってととっても進化していた.Brava!そして今日はこの間M先生が貸してくれたZuerichオペラ,ベルクの「ルル」を観ました.もともと難しい現代調音楽の上,字幕なし,超現代的シュールな演出とかなりの高い山…でもうれしそうに貸してくれたし観ないとなあ…としぶしぶ観たけれど歌はすごくよかったです.演出はさっぱり理解不能だったけれど,主演のLaura Aikinの体を張った演技に凄みすら感じました.いやああそこまで脱がなくても…と思うのは保守的な日本人だからかしら.とりあえずすごかった.アリアの動画はこちら.ト音記号のドレスが印象的.あとまだグルックの「オルフェオとエウリディーチェ」も貸してもらったのでなんとか連休中に観たいです.こっちはきっと字幕があると思う.ドイツ語の…(ううう)確かにドイツオペラが好きとは言ったけど…モーツァルトとかワーグナーは挙げたけどベルクとかグルックとか挙げてないのにーー



2008年11月14日(金)→→→ベルリン・フィルと子供たち

ベルリン・フィル125周年映画が立て続けに公開ということで,見逃していた「ベルリン・フィルと子供たち」がリバイバルしていたので観てきました.ベルリン・フィル映画前売り券提示で1000円♪正直映画館のスピーカーを通したベルリン・フィルの音にはあまり期待していなかったのだけど,実際は音がすごく近くて常に鳥肌だった.amplifyされてもまるで色褪せない,ベルリン・フィルのすごさを改めて感じました.ドキュメンタリーとしての作りも面白く,ティーンエイジャーたちの自意識とか苦悩とベルリンの冬の荒涼とした景色とストラヴィンスキーの音楽がうまくシンクロされていて,ダンスの先生とラトルの子供時代や教育についての語りを挟みつつ繰り広げられる.ラトルの学生時代に学校の先生から言われた「常に旅を続けることを約束してほしい,今いる場所に満足しないこと」言葉が印象的だった.クラシック音楽のハイソなイメージはまるで無く,常に流れる退廃感がいかにもベルリン.ずっと流れ続ける音楽には本当に圧倒される.最後の方は「春の祭典」の音とエネルギーに圧倒されて,とにかく涙が止まらなくなって自分が壊れたかと思いました.ストラヴィンスキーのすごさとベルリン・フィルのすごさが相乗していてそれにティーンエイジャーたちの鬱屈したエネルギーが乗っていって解放されるさまが見える.すごい映画だった…春の祭典全曲Ver.が入ったDVDが観たいです.そして公開中の「帝国オーケストラ」と「ベルリン・フィル〜最高のハーモニーを求めて〜」がすごーくすごーく楽しみ♪



2008年11月03日(月)→→→2008シーズン終了

今シーズンF1最終戦ブラジルGPが終わりました。ファイナルラップ最終コーナーでハミルトンがグロックをかわして、ついにワールドチャンピオンになってしまった…まあハミルトンがチャンピオンになるのは時間の問題だったのではと思うけど、なんと言ってもマッサ。やっぱりチャンピオンになる器ではないのかも…。キミの昨年の奇跡起こしっぷりとは対照的で気の毒ですらあります。しかも最後の最後、最終コーナーだもんなあ…。さて、来シーズンはまたキミにチャンピオン奪回してもらわないと。ハミルトンは速いけど、いかんせんフェアじゃなさすぎるからチャンピオンにはふさわしくないでしょう。フジはハミルトン大好きみたいだけどなんでだろう。赤信号で止まらないで、止まってる前の車に突っ込むワールドチャンピオンっていいのかしら…むしろ免停な気が…

さて、ようやく日本シリーズに集中できます。


     
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