2008年08月31日(日)→→→Berlin-4

4日目.朝からさくさくBerlin Hbf(ベルリン中央駅)へ.DessauのBauhausへ行くのです!中央駅が完成してから初めて足を踏み入れるので色々写真を撮る.駅前は何もないのでだだっ広く殺風景.そのうちどんどん開発されるのだろう.駅自体はショッピングモールのよう.これまたやたら広いが,すぐに必要になるだろうお店(PresseとかCafeとか)や荷物預かり所などは入り口からわりとすぐのところにあるのでいちいち広くていやになる!ということは無さそう.ガラス張り建築は圧巻.電車の時間まで余裕があったのでICEの写真なども撮る.改札が無いと電車に乗らなくてもホームに入れるので写真が撮れるからよいなーと思う.電車はREでローカルな感じの赤い2階建て車両.ピクニックに出かける感じのおばちゃん10人くらいの集団や親子やらで意外と埋まる.おばちゃんたちは必ず同時に複数人がしゃべっており,誰が聞いているのか疑問.検札の車掌さん(女性)が感じが良くて驚く.

2時間くらいでDessau Hbfに到着.中央駅とは思えないローカルさ.Bauhausへ行くには市街とは反対の出口に出るというのはわかっていたのだが,工事中でその出口は封鎖されており結局市街側から出てぐるっと回る.少し歩くと住宅街に入り,そのうちHochschuleの校舎らしきものがちらほら現れる.どうやらこれがBauhausにも関連しているらしい.そのうちBauhaus Strasseにぶつかり,無事到着.Gropiusの校舎をしばし外側から写真を撮る.有名な例のアングルからも写真を撮り大満足.とにかく天気がよいので写真もきれい☆しかしBauhaus校舎の入場券売り場がわからず思い切って中に入ってみたら外からは見えない場所にKasseの字…切符売り場のおばさまに英語の価格表を見せられたが,ドイツ語で質問したらドイツ語でいいの?と言いつつゆっくりはっきり説明してくれたので何とか全部理解できた.隣で見ていたもう一人のおばさまにドイツ語がわかることが伝わりShoen!(素敵!)と言われる.校舎の入場は無料で,展示スペースだけが有料とのことで展示のチケットを買う.チケットがポストカードになっていて可愛い.ガイドツアーはドイツ語のみで大体1時間とのことなのでやめておく.ネットで調べた時にツアーはドイツ語だけだから参加しないでと言われたとの情報もあったのでびくびくしていたが,別にそういうことは言われなかった.ドイツ語が(多少)理解できたからか?展示は広いとは言えないがかなりしっかり解説してあって面白かった.解説をちゃんと読まないと面白くないかもしれないですが.その後校舎内を探索.Bauhausって本当にいろんな建築デザインに影響を与えているのだなというのがよくわかる.こういうの見たことある!っていうディティールがたくさんあった.根源はここなのだなあ.そしてBauhausのカフェで昼食.トマトスープとオムレツを2人でシェア.やっぱり普通にパンがついてきた.昼食後,Maisterhauser(マイスターハウス)の見学へ.Bauhausの先生たち(巨匠)が住んでいたおうちたちです.校舎からちょっと離れているのだが街並がきれいで歩くのが楽しい.こちらもチケットがポストカードで,3軒あるMaisterhausの入り口でおばさま係員さんが印をつけてくれる.建物は3棟だが家は4軒あるので,3軒しか入れないのか?!と困惑(チケットの説明の時に「3つの家」に入れると言われたので)するが普通に4軒とも入れました.当たり前か.家はすべて造りはほとんど同じで,思ったよりどれも狭かった.ベートーベンの家とかハイドンの家とかに行ってその狭さに驚くのと同じような…そしてこれまた「どこかで見たことのある」感じだった.そしてどれも20世紀のはじめに造られたとは思えないモダンさ.今でも普通に通用すると思う.さすが.そしてとにかく緑が多いのがうらやましい!15時台の電車で帰りたかったのでさくさく駅へ.鉄橋から環境省の有名な建物が見えてさくさく写真を撮る.無事電車に乗ってBerlinへ.HbfではなくZooで下車.

ZooからS-bahnでBellevueへ.ここからすぐのCafe Buchwaldへ.ここはBerlinでは有名なBaumkuchenのお店.有名なだけあって店員さんがとってもてきぱきしていて怖い.対してお客さんはみんな紳士的.とにかく注文を伝え,Baumkuchentorte(バウムクーヘントルテ)をゲット.ここんちのは中にさくらんぼやクリームなどと一緒にバウムクーヘンの破片?が入っていて上はマジパンでコーティングされていた.マジパン部以外はおいしかったが,もうちょっとバウムクーヘン域が多くてもいいかなあ.Kちゃんはタルトシトロンを食していた.おみやげ用のバウムクーヘンもゲット.おやつ用のスライスされたものも買ってみたが,柔らかめで外側のお砂糖もほどよくてなかなかおいしかった.

Buchwaldを出るとそこは建築で有名なHansa地区.普通に人が住んでいる集合住宅が建ち並んでいるのだが,設計の面々がすさまじい.GropiusにAaltoにNiemeyerにJacobsen…と総勢36棟が全て巨匠建築!でも普通に人が住んでいるのでベランダからはパラソルが見えたり植木鉢が見えたり干してあるものが見えたり…と面白い.Kちゃんは大興奮しつつも生活臭のあるものが見えるのがお気に召さない様子だったが,私は逆にそれが面白いと思った.住宅なわけだしそういう「生活」含めての「建築」だと思う.興奮するKちゃんに連れられ30分ほど散策.ここもTiergartenの中ということもあり緑が多くて本当にうらやましかった.

さらにこの日はがんばる!ということで(?)Alexにびゅーんと戻りFernsehrturm(テレビ塔)へ.日曜日だしTorontoのCNタワーなみに混んでいたらいやだなーと思ったがそうでもなくあっさりと上へ.でもエレベーターはぎゅうぎゅう.上の展望レストランもいっぱいだった.展望室はそれなりに混んでいたが普通に見られた.200m上空からのBerlinというのもなかなかおもしろかった.東側と西側で建物の感じが違うのもわかるし,Spree川の夕日もきれいだった.Alex周辺の写真(世界時計とか)を撮り,この日は帰宅.かなり消耗したのでご飯を食べに外に行く気は起きずこの日もkaltesessenでした.ドイツ人らしい生活が板についてきた?!



2008年08月30日(土)→→→Berlin-3

3日目.この日はKちゃんが気になるカフェで朝食ということでS-BahnでびゅーんとSavignyplatzへ.地図で調べていなかったので住所を頼りに大きな通りを歩くこと7〜8分?お目当ての「Schwarzes Cafe」に到着.ここはなんと24時間営業のカフェだそうでトイレが必見とのこと.中にはけっこうお客さんがいて土曜日の朝食を楽しんでいるようす.ここではハーブのバゲットとトマト&オリーブのブルスケッタを注文(周りの人たちは殆どみんなすごいボリュームの朝食プレートを頼んでいるようでしたが).ハーブのバゲットが野菜もりもりでとても健康な気持ちに.一緒に頼んだMilchkaffe(カフェオレ)はBerlinらしくガラスのコップになみなみと入っていてすごい量でしたがおいしいので飲めてしまうー

朝食後はZoo駅付近まで歩き(S-bahnで一駅),ここでは必見のKaiser Willhelm Gedaechtniskirche(カイザー・ヴィルヘルム記念教会)へ.やはり夏は人が多い…前回入れなかった新しい方の教会にも入り,その青い青いステンドグラスがもたらす静謐さを感じる.その後Kudumを散策中,白髪もじゃもじゃ髪で英語を話してる,金髪の若い奥さんを連れた人を発見!もしやRattleでは?!と盛り上がる(小心なので声はかけず).たぶんご本人だったかと思われます.コンサートの次の日だし,Rattleの奥さんて35歳くらいのチェコ人美人歌手らしいし.しかしかなーりラフな服装でした.えっとイギリス人らしいなー.

Zooからはバス(たぶんN26)でLuetzowplatzへ.Bauhaus Archiv Museum fuer Gestaltung(バウハウス展示館)へ.ここは周囲に駅が無いのでバスがおすすめです.この辺りからだいぶバスやトラムを乗りこなせるようになって来る.歩き方の地図やガイドにはバスやトラムは殆ど載っていないのでmaiちゃんに借りた昭文社のガイド本がとても役に立ちました.なんせ地図にバス・トラム停留所が載っているので停留所に貼ってある各路線図を見て行きそうな路線を選んで乗ればよいのです.ってバス・トラムマップをもらいに行っていればいちいちそこまでしなくてもよかったんだけども.Bauhaus Archivは警備のお兄さんがとてもものものしいのに対し受付や監視のおじさんはふつーうな感じでおかしかった.あくまでアーカイブなので展示物などは少ないけれどざっとBauhausを知るのにはよいかと思います.ガイドは10Euroもしたので借りなかったけど(入場は確か5Euro).翌日にDessauへ行く予定だったのでここではBauhausっぽいカードなんかは買わなかったけれどDessauでは売っていなかったので買えばよかったかなーとは思います.それからポスターが充実していました.カフェでもポストカードを売っているのでお見逃しのないように.日本人男子などもやってきていてやっぱり日本人に人気なんだろうなとひしひし感じつつ退散.この近くは人通りも少なくオフィスビルみたいなものも多いのだけど緑も多くて歩くのが気持ちよかった.

歩いてCafe Einsteinへ.Berlinでは超有名なWien風カフェでUnter den Lindenにもお店がありますがこっちのKurfuersten Str.のお店の方が雰囲気がよいらしい.入ると確かにWienのKaffehausという感じ!お姉さんも気取ってます.WienらしいものということでWienerschnitzel(ウィーン風カツレツ)とApfelstrudel(アップルパイみたいなもの)を注文.飲み物もEinspaenner(日本で言うウィンナコーヒー)に.水が付いてくるところがWien風!SchnitzelもApfelstrudelもひとつ取ってシェアしたのに(常に前菜&メインひとつづつとってシェアするという戦法を取りました)ここでは30€くらいして全旅行程で最も高い食事となりました(Wienerschnitzelが19€!).ってそれでも一人3000円もいっていないので観光客としては迷惑な部類でしょう….お店のお姉さんに定型通りSchoenen Tag noch!(良い一日を)と言われたのでGleichfals!(あなたもね)って言ったら苦笑しつつDankeと言われました.でもこれでどうもちょっとは客としては認められたらしくお店出るときにお姉さんの後姿にWiedersehen(see you again)と言ったら慌てて振り向いてまたWiedersehen und schoenen Tag noch!と礼儀正しーく言われた(それまではもっと適当な感じの接客だった).ま,ドイツ語がもっと流暢ならば問題は無いのでしょうけど,なかなか客として認められるのも難しい.

その後またバスでNeue Nationlalgalerie(新ナショナルギャラリー)へ.とにかく晴れていたので外観写真を撮りまくりました.今回も常設展はやっておらず「HIROSHI SUGIMOTO RETROSPEKTIV」を見学.相変わらず切符売り場のおばちゃんは怖かった.スギモトヒロシさんはフォトグラファーでモノクロ写真で色々なテーマに挑戦している人のようでかなり見応えがあった.メイキング的な映像で英語でしゃべってたので見ようかなと思ったけどドイツ語がかぶせるように吹き返られていてわからなかったので断念.字幕という概念の無い国よ…スギモトさんの写真とMies建築は素晴らしくマッチしていて楽しかった.特に映画館のスクリーンをずっと撮りつづけるという光に対する試み?が印象的だった.写真のサイズが大きいのもここの美術館にぴったりでした.しかしここでRetrospectiveが出来るとはすごい人なんでしょう.知らなかったけど(ごめんなさい).これは10/5までやっているようです.

それからSony Centerまで歩いてLEGOのキリン写真などを撮り,PotsdamerplatzからU-bahnでStadtmitteへ.この付近の有名なチョコレート店Fassbender & Rauschでお茶をしたかったのだけどこの日は18時までで断念.チョコレートだけ買う.ボンボンの種類が半端なく,かなり迷いつつも7個ほど買って4€ちょっと.安ーい.しかもかなりおいしかったのでカフェに行かれなかったのが悔やまれる.塩キャラメルチョコとト音記号のついたコニャックチョコが特においしかったです!見た目もかわいいしドイツによくある甘いだけのチョコじゃなくてビターでコクがあって本当におすすめ.Berlinでも他でもよく見かけるLeysiefferも近くにありますがここのチョコはいわゆるヨーロッパの甘いチョコなので近くてもFassbender & Rauschをおすすめします!店内にたくさん飾られたチョコで出来たDomやKircheも見応えあります.それにカフェだけじゃなくチョコレストランもあるのですよー

近くのCheckpoint Charlieへ.ここは東西Berlinの検問所があったところで,Friedlich Str.沿いにたくさんのパネルで壁の歴史が展示されている.全部は読めなかったけれど(日差しもかなり強く…)壁博物館に行かなくてもだいぶ色々勉強することができた.壁崩壊の半年前くらいに壁を越えようとして殺された人の名前などを見ると本当に胸が痛む.

そしてまた戻ってGaleries Lafayetteへ.Jean Nouvel建築を堪能し,Ladureeでお茶をしようと思ったのに見つけられず…(日本で確認したところどうやら撤退したもよう…やっぱりドイツには合わなかったのでしょうか)がっくり.しつつもそのままFriedlich Str.を北上しDussmannで手帳の中身(QUO VADISだけど)やCD(Quasthoff)などを買う.さすがにCDは充実していたけど,19.99€ってどうなんだろう.日本で買っても変わらない気が.

夕食に迷い,まだEisbein(塩漬けした豚のすね肉を煮たもの)を食べていないのでがんばってPotsdamer Platzへ戻り,観光客の定番Lindenbrauへ.ここのお兄さんは観光店らしく親切だった(私のブロークンドイツ語も解読してくれたし).ここではもちろんWeiss BierとEisbeinとOちゃんおすすめLeberknoedelsuppe(レバーのお団子入スープ)を注文(2年前に食べたのとほぼ同じメニューかも…).BierはLemckeの方がおいしいかも?Eisbeinはもちろん食べ切れなかったけれど,KちゃんがLeberknoedelsuppeを気に入ったようなのでよかった.

とにかくこの日は前日がんばらなかった分がんばって詰め込んだのでくたくたになりました.帰りは妙にハイテンションになってPotsdamer Platzで壁跡写真などを撮りまくった.Sony Centerの屋根は以前はいろんな色に光っていたのに白一色でした.Sonyも売却したみたいだしね…



2008年08月29日(金)→→→Berlin-2

2日目.テレビ塔下にあるtourist informationでトラム&バスマップをもらおうと思ったのになぜかinfoは見つからず…まあ疾走するBerlin(by Pen)ですからどこかへ移動してしまったのかもとあきらめて熊の写真などを撮り,朝食を取りにPrenzlauer Berg方面へ.トラムマップを入手できなかったので仕方なくU-bahn.もちろんまず行ったのは103 Bar(この日記の背景写真です!).2年前と何一つメニュー一つ変わっていなかった!小さな朝食(決して小さくない)と甘い朝食を注文.小さな朝食はハムやらチーズやら卵やらのスタンダードなもので,甘い朝食はさくらんぼがぎっしり詰まったパンケーキみたいなのとクロワッサンとフルーツのプレートです.どちらも変わらずおいしかった.このCafeのすぐ近くにはZionskircheという教会があって,カフェ目の前のトラム停留所は「Zionskircheplatz」で路線はM1か12ということを確認し(次回の訪問のため),トラムに乗って「Friedrichstrasse」へ.今回はこの辺りが旅の中心となったのでKちゃんもすぐに覚えたようす.この界隈は市民のお買い物スポットという感じです.

歩いて「Museumsinsel(博物館島)」へ.まだそこいら中工事中の中,「Pergamon Museum(ペルガモン博物館)」へ.やたら人が並んでいるので仕方なく並んでいたが,どうも前の人だかりは団体さんがうだうだしているだけのように見えたのでそれを抜かして様子を見に行ってみたらほとんど並んでいなかった…前の方からKちゃんを呼んだら私たちの後ろの人にもそれが伝わりみんなで大笑いになる.ここでMuseum共通3日券を買い(もちろんStudent?と聞かれ)いざPergamonへ!今回はバビロン展(BABYLON MYTH AND TRUTH)なるものをやっていて内部のほとんどがその企画展に使用されており写真撮影できたのは大祭壇だけだったが,その祭壇がほんっとうに大きくてすごかった!「プラハの春」で亮介とシルビアが待ち合わせした「イシュタール門」もどーんとその姿を見せてくれてその色の美しさにびっくり.会場は美術館の2つの翼がそれぞれ「TRUTH」と「MYTH」に分かれた二部構成でさまざまな遺跡や遺物が展示されていた.見応えたっぷりだったけれど人の多さと暑さと英語解読の面倒さでかなり消耗しました.二部構成の色がそれぞれあざやかな青とピンクがテーマカラーになっていてそのポップさと展示品の歴史的さとの対比がBerlinらしいなあと思いました.企画展グッズも蛍光色でひたすらポップ!ポップ!

その後周囲のAlte Nationalgalerie(旧博物館)などの写真を撮って(ネオンと古い建物とのコントラストがこれまたBerlin的)いるうちに気付いたらBerliner Dom(ベルリン大聖堂)前にいたので中へ.ここは教会ですが入場料がかかり,地下の棺やらmuseum(工事中)やらにも入れます.建物てっぺんの十字架が数日前に新しくなったようで燦然と輝いていました.それまでは旧東時代のぼろぼろのもので修復期間は十字架なしだったとか.さらにRathaus(赤の市庁舎)の写真などを撮っているともうapartmentの目の前.本当にロケーションが素晴らしい!

apartmentに戻って着替え,Berlinでの最大の目玉Berliner Philharmonikerのコンサートへ♪バスに乗ってUnter den Lindenで下車し,ついでにBrandenburger Tor(ブランデンブルグ門)を見学.前回来た時(大雪)と大違いで観光客がたくさん!パフォーマーもたくさん!Unter den LindenからS-Bahnで一駅,Potsdamer Platzへ.この辺りは前回何度も来たので駅の出口なども殆ど覚えていてすんなーりSony Centerへ.写真をそそくさと撮り,Philharmonieへ!Potsdamer Platzから行くと普通に裏口が一番近いので風情も何もなく裏口から入場(いちおう正面に回って写真は撮りました).やはり08-09シーズン初日とあって賑わっていました.そしてやはりドレスアップ度が高い気が.いちおうジャケット&ワンピース着てきてよかったと思う.今回のプログラムはBrahmsの3番とSchostakowistchの10番,もちろん指揮はSir Simon Rattle!席は舞台向かって左側の1st Violinの後ろの席2列目.以外と舞台が近い.Rattleの表情もしっかり見えます.しかも安永さんも清水さんも乗り番!演奏はもうなんとも本当にすごかった.特に管のみなさんの音がこの世のものとは思えないほどすごかった.あんなオーボエやクラリネットやホルンは聴いたことがありません.最後までずっとわくわくしながらも夢心地のひとときでした.本当にあっという間でした.なかなか拍手がなりやまずオケが引いた後でまたRattleが出て来たのでみんなでわーわー拍手をしました.チケット代かなり高かったけど奮発してよかった(日本公演よりはきっと半分以下でしょうが).終了後は200番のバスでさくっと帰宅.音楽の余韻に浸りつつパンとチーズ,ハムなどでKaltesessenで軽く夕食.白アスパラのスープがなかなか美味でした.



2008年08月28日(木)→→→Berlin-1

夏休み1日目,一路Berlinへ.飛行機は本当はKLMがよかったのだけれど帰りがDresden発となるとLufthansaにせざるを得ず,燃油高騰もあって飛行機代は昨年をあっさり3〜4万円ほど上回った…でもANAよりはましだったからよしとする.LHのFRA便の早い方はなんと9:35NRT発なので家を出たのは6時前でした.この便はいつも満席だそうだけど私としては11時台発でB747じゃなくてエアバスのMUC便の方がずっといいと思う(帰りはMUC便♪).そしてLHのインターネットチェックインというのは何の意味があるのかも疑問.だって結局搭乗券はチェックイン機かカウンターで受け取らないといけないし(欧州内フライトだとPDFで落とせて自分で印刷できるらしい),荷物はカウンターで預けないといけないしで3度手間になりました.そしてLHのすごいところは未だにエコノミー席は個別画面が無いところ!そして747の窓際は壁の下の足元部分が金属でとても冷たくなってすごい寒かった.本当にこの747はいいところがないと思う.そんなんで11時間くらいでFRAに到着.ドイツで入欧っていうのは初だったので入国審査で色々聞かれるらしいと噂には聞いていたが本当に聞かれて驚く.「サイトシーイング」なんて本当に言う場面があるのですね.過去ウィーン,パリ,アムステルダムでは何か聞かれたことなんて一度も無くスタンプ押されたが.あと聞かれたのがどこへ行くのか,何日滞在するのか,現金はいくら持ってるのか(でも隣のレーンのKちゃんは何も聞かれず即スタンプだったらしいので人によると思われる).そんなのすぐ出てこないよ…適当に少なめに答えておいた.そういえばGuten Tagって言ったらコンニチハって返された.FRA→TXL(ベルリン・テーゲル)は意外と日本人らしき姿をちらほら見かけた.TXLに着いて,Worldshopをちら見したりしてからTXLバスに乗ろうと切符売場に並んでいたら突然「ticket?」と見知らぬおじさんに聞かれとりあえず「Ja」と言ったら7日券を2枚くれた.え?何?お金払えばいいの??と思ってあたふたしていたらそのおじさんの奥さんらしき人も現れ,私たちはもう帰るんだけど7日券があと2日分余ってるからあげる♪と言われ素直にもらう.こういう時いかにも無害そうで身なりもある程度ちゃんとしてて子供っぽい日本人女子は得だと思うが,これって思いきり違反だろう….でも気にせずそのままバスへ(このバスで検札に遭ったらアウトだったと思われる).スーツケースの置場などを気にしつつも(周りの人が通りにくいため)周りの人はみんなやさしくて,どかそうとするとにこっとしながら大丈夫と制してくるのがヨーロッパだなーと思う.30分ほどでAlexに到着,アパートメントの業者の人と何とか無事会うことが出来,引き渡してもらう.Rathausstr.に面したテレビ塔の目の前のアパートメントで12階だから窓からどーんとテレビ塔が見える.もちろん他の観光地もよく見える.ロケーションで選んで大正解.一番下の階にはスーパーやドラッグストアなども入っていてとっても便利.部屋は2ベッドにソファ,小さいキッチン,バスタブ付シャワーと意外と快適.でもはじめてヨーロッパでドアの鍵を開ける人(カードキーじゃなく)はちょっとこつがいるので要注意です.Kちゃんはかなり苦戦していた.夜は近くの有名なビアハウスLemckeでビールにソーセージなどを食す.英語のメニューを渡されたがどれがドイツ語の○○に相当するのかとかが全然わからなくて,ドイツ語はまるで自信がないけどメニュー解読には自信があるので英語メニューは今後一切断ろうとKちゃんと誓う.夜は肌寒いが,日がある時は意外と暖かかった.



2008年08月21日(木)→→→ちゃいろ

最近ずっと髪をカラーリングしていないのでほぼ地毛に戻ったと思われるのだけれど,数年ぶりに地毛の色を見て,なんだか思っていたより黒くないのに驚く.美容師さんにも黒じゃないと言われるし,K子ちゃんにも黒ではないと言われるし,けっこう意外.眼の色も最近少し茶色がかってきている気がして,これはもしかすると単なる老化現象なのかも…?紫外線浴びすぎってのもあるのかも.おそらく世間のOLさんたちよりは今まで浴びてきた紫外線量がずっと多いと思われます.仕事的に.将来はしみ出まくるのは必至だと思う.



2008年08月19日(火)→→→エーミール

夏旅行のためにケストナーのエーミール2作を読み直すことに.ケストナーの岩波単行本シリーズはすべて持っているが,いかんせんサイズが大きくて電車の中では読みづらいので文庫を買う(岩波少年文庫).奥付を眺めてみると初版が2000年?おかしいなーと思いあとがきを読むと訳をし直したとのこと.ということは私が持っている古いエーミールとは訳がちょっと違うらしいのでこれはまた比べてみなければ…飛ぶ教室も丘沢先生の新訳が話題になったけどそのちょっと前に岩波版も刷新されていたとは.そして肝心のエーミールは児童書にしておくにはもったいないくらいやっぱり傑作でした.正直,変な最近の小説よりずっとおもしろいし泣ける.飛ぶ教室でも思ったけれど,子どもの正義っぷりとやんちゃ子供を自由にさせる大人の懐の深さがいいなあと思う.最近の日本のお受験・縛りまくりor野放しの二極化された感じとは全然違ってうらやましいくらい.エーミールでは「教授」とそのお父さんなんかに象徴されています.飛ぶ教室ではマルティンと正義先生と禁煙さん.エーミールのいい子っぷりにも涙です.しかしベルリンの街をちょっとでも知っているとエーミールと探偵たちの舞台の「距離感」がわかって面白い.エーミールのおうちがある「ノイシュタット」はドレスデンのノイシュタットだろうし,昔はそこから動物公園駅やフリードリッヒ通り駅に電車が直結していたのかーなどいろいろ想像できて楽しいです.古い本も引っ張り出してきて比べてみなくては.



2008年08月11日(月)→→→Beijing

北島康介すごいー!!オリンピックはやっぱり面白い.そして平行して高校野球も神奈川2校とも残ってるのでつい熱闘甲子園見てエキサイト.F1が休みでよかった.
そんなこと言いつつも,頭の半分は旅行で占められているが…ああやっぱり休みが足りない!

のだめ21巻はやたらせつなかった…自分がやりたかったことをそれ以上のすごさで他の人にやられちゃうってショックだろうなあ.しかもそれを目標にこつこつがんばって来て.私ですら同じ分野でいい論文出るとショックだものねえ(自分には出来ないとわかっていても).



2008年08月09日(土)→→→SOUTHERN

Mステがallサザンだった!やっぱり楽しかった.一時期サザンばっかり聴いていて(学部の頃?)TSUNAMIがリリースされた時はその名曲っぷりに驚愕したのを覚えていますが,私のベストはやっぱり真夏の果実.「マイナス100度の太陽みたいに」って!サザンはさわやかな曲ととんでもなく毒な曲(とんでもなくふざけた曲も)と両極端が混在していて,最初は毒曲は好きになれなくても聴き込んでいくうちに麻薬のようにそれらがたまらなくなってくるというちょっと不思議な危険な魅力があると思う.さわやか曲もたださわやかなだけでなくて,なんともせつない感じがこれまた身を捩るようでたまらないし.毒曲は決して一般受けはしないと思うのだけどがんがんリリースするところが素敵です.マイベスト10曲は…真夏の果実,栞のテーマ,君だけに夢をもう一度,海,LOVE AFFAIR,TSUNAMI,希望の轍,みんなの歌,勝手にシンドバッド,Erotica Seven,涙のキッス…って10曲じゃ到底おさまりません.桑田佳祐はほんとにすごい人だと改めて感じました.久しぶりに「海のYeah!」でも聴こうかな.「すいか」は世代的に持っていないのが残念です.



2008年08月05日(火)→→→ストーカー

ハンガリーGPは,予選の結果からすでに絶望していたので3位ポディウムはむしろよかったな〜と思えました.ファステストも出したし.マッサが残り4周でマシントラブルでリタイアしてしまって気の毒だったけれど,納得できないとかちょっとキレ気味に言っていたけれど,キミはマクラーレン時代も昨年もそんなんばっかだったけど淡々としていたぞ.そういうところではっとキミの偉大さを再認識するわけです.国民性とかもあるんだろうけども.とにかくラスト10周の走りからして光が見えてきました.次!次!

最近職場1でのセクハラ&ストーカー野郎騒ぎやらで何を書いてもネガティブになるので日記が書けなかったけれどもういいや書いちゃえ.理系男子のストーカーっぷりには多少慣れているとはいえ,今回はちょっと違うなと思う.なぜなら今まで見てきた人たちは学歴があって仕事もできるけど恋愛に疎いみたいな人だったけど,今回は学歴もいまいちで仕事もできず見た目ももちろんイケていなく劣等感がやたら強いというタイプ.でもプライドは高い.なんだか最近の殺傷事件たちの犯人たちと共通項があるような…30代半ばという年齢とかも.今まで周りにこういうタイプはいなかったのでどう対処していいのかよくわからないのと(まず常識が通じないし日本語も通じないし問題を自分の都合の良い方にすぐにすり替えるし反論すると逆ギレしたりいじめられたと言いふらしたりする)最近の事件の多さとでちょっと怖いねと女子たちみんなで言い合う.実際,ああいう事件を見ているといつ自分が被害者になるかわからないなと思う.そういうことに労力や時間を使いたくないのと,そういうことで精神的にアレルギーみたいな状態になって自分の気付かないところで支障をきたすことが多いので本当にいやだ.現に一番被害を受けている女性はじんましん出たみたいだし.来たメール見せてもらったけど鳥肌ものでした.かなり深刻な事態になっているので上に相談しようということになったけど,退職にまでは追い込めないだろう.この妙な時代の風潮は一体どうなっているのだろう.


     
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