白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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当日記は移転しました。下記で更新を続けています。
引越し先 白い木蓮の花の下で


2009年12月30日(水) 良いお年を。

今日は年の瀬らしくお正月準備に大忙しだった。

今年の大晦日は夫の実家で迎えることになったので、明日のお昼までにはお節料理を仕上げてしまわなければならず、大掃除は二の次ってことで、台所仕事にいそしんだ。夫は娘の遊び相手と注連飾りだの、鏡餅だのの飾り付け担当。本当なら夫に掃除も頼みたかったのだけど、娘が風邪気味なので「掃除は良いから全力で娘と遊んで。外に行きたがるけれど、そこのところはヨロシク!」と、我が家の労働の中で、最も重要なことを夫に任せていたため、私はじっくりとお節料理作りに取り組むことが出来た。

私は台所仕事は好きな方だけど、お節料理って作っている途中で嫌気がさしてくるのは何故だろう? そして、お節料理って「それほど好きって訳ではないんだけど、無いと格好が付かない気がするしなぁ…」って料理を入れてしまうのは何故だろう? 酢蓮根は大好きだけど、叩きゴボウと紅白ナマスはそれほど好きではないのに、今年もやっぱり作ってしまった。

夫の協力のおかげで、予定していた作業はつつがなく完了した。明日は煮物を煮かえして、焼きものを作って重箱に詰めたらお節料理は完成。どうにかこうにか無事にお正月を迎えることが出来そうだ。大掃除はスルーしているけれど、まぁ…それは気にしない方向で。娘の風邪も回復傾向にあるようでホッっとひと安心。

夫は夕方から友人達と忘年会。娘を寝かせた後で、お正月花を活けた。今年は生協でセットを頼んだのだけどイマイチな内容で少しガッカリ。来年は盛り花じゃなくて、お花屋さんで若松を買って活けようかなぁ。まぁ、しかし手のかかる2歳児がいる中、曲がりなりともお花を活けることが出来たのだから、それだけでも良しとすることに。

用事を終えてカフェオレとチョコレートで休憩。戴きものの美味しい焼き菓子があるのだけれど、なんとなく1人では食べる気がせず、安売りしていたチョコレートをパクパク。私は特別美味しいお菓子は1人ではなく誰かと食べたい派。美味しいお菓子はお正月のお楽しみに。

今年も明日でオシマイ。この1年は育児に埋没していて、なかなか色々なことに目を向けることが出来なかったけれど、これも長い人生のうちのほんの一瞬だと思えば、これはこれで良い1年だったと思う。家族が健康で1年過ごすことが出来たのは何よりも幸せなことだ。来年も良い年にしたいなぁ……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。

今年1年、拙い日記にお付き合いくださって、ありがとうございました。今年の更新は今日が最後です。良いお年をお迎えくださいませ。

ベルギーのチョコレート。80グラム入で100円也。スタンダードな味わいので美味しいチョコレートでした。来年もささやかな幸せ(甘い物とか!)を楽しみつつ過ごしたいものです。









2009年12月28日(月) 何かとバタバタ。

年末と言うことで何かとバタバタ。

土曜日は徳島に住む友人が帰省していて、家族で遊びに来てくれた。ついでに何故かFも来てくれて賑やかに、得難い時間を過ごした。日曜日は年末年始の買い物など。

色々と書きたいことがあるのに、ゆっくりPCの前にすわって書くことが出来ないのが実に残念。

年内にもう1度ちゃんとした文章を書きたいのだけれど、微妙な雲行き。この残念感だけでもひと言、記しておきたいと書きはじめた次第。そんな中、ここ最近は中島みゆきにハマっていて、家事の合間にちょくちょく聞いている。中でも『愛だけを残せ』がお気に入り。私もかくありたいと思う。

夕方からやけに冷えるなぁ…と思っていたけれど、年末年始はかなり寒いとのこと。年末のバタバタした用事をこなすのも大切だけど、それ以上に体調を崩さないよう気をつけなくちゃなぁ……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。

中島みゆき『愛だけを残せ』


2009年12月25日(金) サンタクロースの幸せ

今朝、娘の枕元には娘の希望通り「野球で使う赤いバットとボール」が置かれていた。娘にとって生まれて初めて貰ったサンタさんからのプレゼント。娘が大喜びしたのは言うまでもない。

娘はよほど嬉しかったのか、今日は何かにつけサンタクロースについて話していた。バットを抱きしめながら「サンタさん…パオちゃん(絵本の登場人物)の家にも来たし…保育園にも来たし…Yの家にも来たし…」などと、独り言を言っている姿の可愛らしいことと言ったらなかった。私達夫婦はあと何回娘のサンタクロースが出来るのか分からないけれど、出来る限り長くサンタクロースをしていたいと思う。

昨夜は娘の枕元にこっそりプレゼントを置いた訳だが、実は夫の枕元にもこっそりプレゼントを置いてみた。夫と私は事前にプレゼントを交換していたのだけど、当日に何もないのは寂しいな……と。夫は丁度、携帯電話を買い換えたところだったので、食玩タイプのストラップを買ってみた。子供だましのようだけど、こういうサプライズって楽しくて好きだ。

朝、夫は「俺にもサンタさんが来たよ」と報告してくれた。「それは良かったね。きっと良い子にしてたからだよ」と私。

サンタクロースからのプレゼントって「貰う」よりも「贈る」方が幸せのような気がする。若い頃は「贈る」幸せなんてちっとも分からなかったけれど、今は私にサンタさんの役をさせてくれる家族に心から感謝している。

自分が誰かから大切にされるのは、とても嬉しい。そして大切にしたい誰かがいるのはもっと嬉しい。

昨夜と今朝はサンタクロースでいられることの幸せを満喫させてもらった。クリスマスが終わったら本格的に年末モード。そろそろお正月に向けて準備しなくちゃなぁ……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。


2009年12月24日(木) 2009年クリスマスイヴ

ここ2日クリスマス気分で我が家は何かと浮かれてた。

昨日は実家の母と弟を招いて、ささやかながらクリスマスパーティーを催した。鉄板焼きをしてケーキを食べて。娘は弟(おじちゃん)からクリスマスプレゼントに子供用包丁を貰って大喜び。そしてクリスマスケーキの飾りのチョコレートを食べてご満悦。娘はこの日、生まれてはじめてチョコレートを食べた。「スーパー行ってチョコレート買う!」と興奮気味の娘を見ながら心の中で「ごめん、娘。実は我が家にはチョコレートは常備品なの…」と懺悔した。そして、まだしばらくその常備品が娘の目に触れることはないだろうと思われるけれど、まぁ…それはそれ。

そして今日は保育園のクリスマス会に参加した。私の住んでいる市では保育園に通っていない子供でも、保育園児と一緒に遊べる日があって、今日はクリスマス会だった。娘はサンタクロースにプレゼントを貰って喜んでいた。自分のうちに来てくれるサンタさんからは「野球で使う赤いバットとボール」が欲しいとのこと。きっと明日の朝には娘の望み通りプレゼントが枕元に置かれていることだろう。

昨日のうちにご馳走を食べてしまったので、クリスマスイヴの夕食はいつも通りのおかずを並べた。サバの塩焼きとか、小芋と野菜の炊き合わせとか。何も無しでは寂しいので娘と2人でチョコバナナケーキを焼いた。

クリスマス週間はクリスマスプレゼントが届いたり、カードが届いたり、メールが届いたりして、良い人達に囲まれていることを再確認させられた。「物を貰う」こと自体も嬉しいけれど、私や私の家族のために時間と心を費やしてくれる人がいる……ってことが嬉しい。

私の周囲にいる人達に感謝しつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。これょ読んでくださっている方が温かく幸せなクリスマスイヴを過ごされますようお祈りしつつ……


2009年12月22日(火) 2009年冬至。

2009年冬至。今日は南瓜を食べて柚子湯に浸かった。

所帯を持つまで季節行事には鈍感だったのに、いざ自分が家の中を切り盛りするようになったとたん「やらなくちゃ」とか「やらねば」と言う使命感に突き動かされるようになった。

実家の母は季節行事に頓着しない人で、クリスマスとお誕生日だけは押さえていたけれど、それ以外の事となると世間が騒いでいても「ふ〜ん」と我関せずを貫いていた。そのせいか私は子供の頃から、季節行事をキッチリ押さえているご家庭に憧れていた。季節行事に執着するようになったのは、その辺が発端なのかも知れない。

冬至に南瓜を食べて柚子湯に浸かると風邪をひかないと言われているけれど、今日は娘の新型インフルエンザの2回目の予防接種だった。娘は南瓜を食べて、柚子湯に浸かり、予防接種を受けたことになる。風邪をひかずに、この冬を乗り切ってくれたら嬉しいのだけどなぁ。「風邪をひかずに」などと贅沢なことは言わない。大きな怪我や病気に見舞われなければそれで充分幸せだ。

私も娘と一緒に柚子湯に浸かったのだけど、柚子の良い香りがお風呂に充満していて、いつものお風呂よりものんびり出来る気がした。自然の香りってありがたいなぁ。入浴剤も好きだけど、やはり本物の香りには叶わない。昔の人の知恵って馬鹿にしたものではないと思う。

冬至とクリスマスが終わったら、駆け足で今年が終わってしまう。柚子湯に浸かりながら、ふと今年1年のことを振り返ってみた。穏やかな良い1年だったと思う。このまま穏やかに年の瀬を迎えたいなぁ……と思いつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。


2009年12月21日(月) いっそ諦めて…

最近、娘は夕食を終えて寝るまでの時間に折り紙や画用紙を使って工作をするのことに決めているらしい。

ここ数日のブームは「食べ物作り」。娘と私が合作で作るのはママゴトで使えそうな食材ばかり。蜜柑、大根、バナナ等。娘が「作ろう」とリクエストするものを作るので、娘が好きな食べ物ばかり。娘は色紙で作った野菜や果物を愛していて、それらはママゴトや買い物ごっこの花形になっている。

なんだかんだ言って我が家は娘と私とで作った「微妙な玩具」が幅を効かせている。娘にとって、それは大切な玩具なのだけど、視点を変えれば「それってゴミなのでは?」と言う代物揃いだ。それでも私が作った物で喜んで遊んでいる娘を見るのは、誇らしくも幸せな気分だ。

……と。楽しく過ごしている反面「年末に向けて何もしていない現実」がドーンと横たわっていたりするのも事実だ。

年賀状もクリスマスカードも投函したし、サンタクロース名義のクリスマスプレゼントも買った。お年玉も袋に入れた。しかし「専業主婦なら外しちゃダメでしょ?」と言うべき大掃除には全く手を付けていないのだ。

大掃除なんて普段の掃除をキチンとしていれは必要は無いのだろうけれど、我が家は定番の掃除(掃除機とか床や棚の拭き掃除)以外のことは、見て見ぬふりを貫いている。本来ならば大掃除で頑張らなければいけない場所が沢山あるのに日々の「定型業務」をこなしていくだけで精一杯。大掃除の割り込む余地など、どこにも無い。

娘と遊ぶ時間を削ったり、自分がゆっくり時間を削ったりすれぱ、時間は作れるはずなのだけど「まぁ。いいか」と思ってしまう自分がいる。本当は間違っているって事は自分が1番よく理解しているのだけど。小さい子供を育てながら、家事をキッチリこなしている人って凄いよなぁ……と、他人事のように思う毎日だ。

もはや、こうなったら「綺麗サッパリ気持ちの良い新年」を迎えるのは潔く諦めて「元気で楽しく迎える新年」に向かって進んで行った方が良いような気がしてきた。良妻賢母への道は果てしなく遠いなぁ。とりあえず自分のペースで進んでいくことにしよう……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。

娘と作った食材達。焼き芋、蜜柑、バナナ、大根。色紙の中にティッシュペーパーを詰めて立体化しています。大きさの比率がバラバラなのはご愛敬。








2009年12月20日(日) 年の瀬の休日に…

12月も半ばを過ぎた日曜日。今日は昼食にパンを焼いた。

12月も半ばを過ぎたのだから本当なら大掃除をするべきだったのだけど、どうしてもやる気が出なかった。心身共に草臥れていてバリバリ働く気になれないと言うか。しかし、遊び盛りの娘を何もせずに家に閉じ込めておく訳にはいかない。せめて楽しいイベントを……ってことで家族でパン作りなど。

今日はソーセージやチーズを乗せたパン以外に「あんぱん」に挑戦してみた。餡は小豆から炊いたのではなく、茹で小豆の缶詰を使用。案外美味しく仕上がった。娘も自分で丸めたパンにチーズだのソーセージだのを乗せて、パン作りを楽しんでいた。しかし今日のパン作りで誰よりも張り切っていたのは夫だった。麺棒でパン生地を伸ばしてチーズを練り込んで、デニッシュ風のパンを作ってご満悦。こう言うことって、男性の方が凝り出したら頑張れるような気がする。夫プロデュースのチーズパンはとても美味しかった。

とっておきの紅茶とパンで夕食を済ませ、午後からは家族で図書館へ出掛けた。夫が娘を見てくれている間、久し振りにゆっくりと自分の本を選ぶことが出来て嬉しかった。小説3冊と暮らしの手帖を1冊借りた。最近は平日に娘と2人で図書館へ行っても「新刊・おすすめコーナー」をチラ見して借りるばかりだったのだけど、やっぱり本はじっくり歩いて選ぶ方がずっと楽しい。その後、娘の絵本を借りて撤収。スーパーで食糧の買い出しをして帰宅した。

早めに入浴を済ませて夜は石狩鍋など。娘を寝かした後は夫婦どM1グランプリを観た。長年、応援し続けている笑い飯が今年もダメでがっかりした。ネタの面白さからすると当然の結果だとは思ったけれど。

なんだかんだで地味に充実した1日だったけれど「年の瀬の主婦の過ごし方」としては間違っていたように思う。本当なら夫が娘を見てくれる休日にこそ家事を頑張らないといけないのだろうなぁ。まぁ、明日からまた頑張ろう……っと事で今日の日記はこれにてオシマイ。


2009年12月18日(金) コンビニスイーツの幸せ【ローソン・プレミアムエクレア】

今日はハードな1日だった。

どうしても外せない用事があったので娘を連れて電車でお出掛け。午前10時には帰宅出来たので、スーパーで食料品の買い出しをして、あまりの寒さで誰もいない公園で娘を放牧。帰宅して昼食。午後も家事&娘の相手で全力疾走。娘が寝るまでホッっとする暇が無かった。そんな日に限って夫は会社の忘年会。ならば私も何か「自分へのご褒美」的なことをしてもいいんじゃなかろうか……って事で、1人でコンビニスイーツを食べることにした。

買ってきたのはローソンのプレミアムエクレア。電車で出掛けた帰り道、コンビニに寄って、娘には内緒でこっそり購入した。娘は風船を買ってもらったので、それに夢中で気付かなかったらしい。。自分はコンビニスイーツなど食べるくせに、子供には市販のお菓子はあまり食べさせたくない(厳密な制限はしていないけれど)だなんて、大人って勝手な生き物だと思う。

娘を寝かせつけた後、ポットで紅茶を淹れて、ワクワクしながら食べてみた。美味しいと言えば美味しいのだけど、いかんせん食べ難い。「スプーンで食べてください」とのことだったけれど、スプーンで食べても食べ難かった。なんと言うか…美味しいのだけど「やり過ぎ感」の漂うデザートで、個人的にはファミリーマートのダブルクリームエクレアの方が好きだ。しかし、ガッツリと甘い物が食べたい時には良いかも知れない。ちょっぴり、不満が残ったけれど「1人でコンビニスイーツを食べる」だなんて、滅多にないシュチュエーションなので、それだけで満足してしまった。

「コンビニスイーツなんて洋菓子屋さんのお菓子には叶わないでしょ?」と馬鹿にしていた時期もあったけれど、今の私にはありがたいアイテムだ。「買いやすい」のが何よりも嬉しいし、味も随分美味しくなっているし。ガッツリと働いていた独身時代からコンビニスイーツは私にとって肩肘張り過ぎている時に使う弛緩剤のような存在。

好きな音楽を聞きながら1人ささやかな幸せを満喫させてもらった。

美味しい物は「みんなで」食べる方が好きだけど、たまにはこういうのも良いなぁ……と思う。今夜は夫を待たずに早めに休むつもりだけれど、しばらくは紅茶を飲みながらのんびり過ごそう……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。

ローソンのプレミアムエクレア。生クリームがあっさりしていて美味しいです。トッピングが豪華で食べごたえアリ。








2009年12月17日(木) 初雪。

朝から寒いなぁ……と思っていたら夕方、雪が降ってきた。

今年は秋がやけに長くて、なかなか冬にならないと思っていたのに、突然雪が降ってくるのだから驚いた。冬になったのだから寒いのは当たり前。雪だって降るだろう……って話だけれど、先週までの暖かさを思うと面食らってしまう。

午前中は娘を連れて保育園の園庭開放に出掛けたのだけど、人っ子1人いなかった。急に寒くなったので自重して家で遊ぶ人が多かったのだろう。普段人でに賑わっている場所に誰もいないとテンションが下がるらしく、娘が地蔵のように固まってしまったので室内でやっている育児支援スペースへ行ったら、そこには人が大挙していた。こう寒いと外に出たくないと言うのは誰しも同じと言うことだろう。

午後から公園へ行っても誰もいないだろうと思ったので、今日は家の中で過ごそうと覚悟を決めて、娘と2人でさつま芋でお団子など作ったのだけど、外遊びに命をかける娘は、雨でもないのに家の中でじっとしているのは耐えられなかったらしく、やはり出掛けることになった。

午後からの寒さと言ったら、もう!

これから毎日、このレベルの寒さと向き合わねばならないのだと覚悟を決めた。暑くても寒くても子供には関係のないことなのだ。風邪をひかないように気を付けるのは当然のことだけど、家の中に閉じ込めておくなんて無理な相談。諦めるべし。

それでも雪を見れたのは、ちょっと嬉しかった。大阪に住んでいると「雪」はけっこう珍しい。冬になると「どうせ寒いならいっそ雪が降ってくれたらいいのに」と思ってしまうほどだ。今日はちらちらとミゾレ交じりの雪だったけれど、それでも雪が降ってきたってだけで、ちょっと嬉しかったりするのだ。

流石に今夜は冷えるなぁ。用事も一段落したことだしホットミルクでも作って温まろうと思う。明日も寒そうだけど挫けず頑張ろう……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。

1つだけ顔のある蜜柑。もちろん遊ぶだけじゃなく、ちゃんと食べます。冬は苦手だけれど楽しいことも多いのです。








2009年12月16日(水) げんしけん

毎年、この時期になると決まって『げんしけん』が読みたくなる。

『げんしけん』はヲタクな大学生達の日常を描いた漫画。この時期…と言うのは「クリスマス時期」とか「年末年始」と言う意味ではなくて「コミケ前」という意味でのことだ。

結婚してからも娘を産むまではコミケに行ったりしたものだけど、ヲタク活動については、今ではすっかり引退したも同然。細々とアニメや漫画をチェックしたりネットで世間様の流行りをチェックして「ほぉっ」っと感心してみたりする程度になってしまった。自分で言うのもなんだけど、表面上はすっかり「いいお母さん」だと思う。だけどコミケが近づいてくると、なんとなくソワソワしてしまうのだ。娘に手がかかる間は参加するなんて無理な相談だし、娘に手がかからなくなったら、その時、再び「コミケに行きたい」と思えるかどうかは激しく謎だ。

『げんしけん』の中で、サークルのメンバーで同人誌を作ってコミケに参加 するエピソードがあるのだけれど、そのくだりを読むと、かつての自分と重なってしまって胸が熱くなってくる。あのドキドキ感は外の行為では代替できない特別なものだ。

今の生活に不満はないし、自分の成すべきことを放っておいてまで、そう言った活動をしたいとは思わないけれど、懐かしくて涙が出そうになってしまう。思えば、あれは私にとって青春だったのだろうなぁ。もっとも「青春」なんて甘酸っぱい言葉を使うのは不適当かも知れないけれど。ほんの数年前まで携わっていたのだから。

ともあれ、コミケに限らず「熱く打ち込める事」があるのは、人として幸せなことだと思う。特にそれが仕事とか、世の中に役立つような事ではないと、なお良い。利害を抜きにして自分のためだけに楽しむ時間ってのは、この上もなく贅沢なことだと思う。今の私はそういう事から遠ざかってしまっている訳だけど、かつて、そういう時間を持っていたというのは幸せな事だと思っている。

コミケに参加する人達はこれからが正念場。風邪などひかずに目一杯楽しんできていただきたい。私は『げんしけん』などを読みつつ、今、自分がやるべきことに打ち込んでいこう……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。


2009年12月15日(火) 石焼き芋。

娘は今日、生まれて初めて焼き芋を食べた。

今日は午後から散歩がてら実家へ行った。我が家と実家は大人の足で歩いて10分くらいの距離。娘が歩くと40分かかる。実家が近いと「実家にベッタリになっちゃうでしょ?」と言われるけれど、案外そうでもなくて、今日は実家の母から娘と遊びに来て欲しいと遠巻きに言われたので、娘に「おばあちゃんちへ行こうよ。途中で大根を見たりしたら楽しいよ」などと誘導して連れて行った。

実家に着くとタイミング良く石焼き芋屋さんを売る軽トラックがやってきた。娘は以前から「石焼き芋」に憧れていたので「買う〜」と大喜び。丁度オヤツの時間でもあったので、大きなのを1本買って、女3代で焼き芋を楽しんだ。

実は私……大人になるまで焼き芋が苦手だった。

味自体は嫌いではなかったのだけど、喉にひっかかる感じが苦手だったのだ。食道が細かったせいか、焼き芋だけでなく卵の黄身とか、パンとか「喉の通りが悪いもの」はまずまず苦手で、子供の頃は食事の時間が苦痛だった。今にして思えば、負けん気は人一倍強くいくせに、肝心のところは線の細い幼児だった。食べることが好きになったのは、かなり大きくなってからのこと。「喉の通りが悪いもの」については、大人になるまで苦手で、今でもビスケットやパウンドケーキのような「飲み物がないと食べにくい物」は、ちょっと苦手だったりする。

そんな経験があるので2歳の娘に焼き芋は無理じゃないかなぁ……と思っていたら、娘は大喜びで焼き芋を食べていた。私と娘とは違う人間で、しかも好みの傾向は違っているってことを、しみじみと感じた。食べることと、健康面に関して娘はとても頼もしい。そこのところは自分に似なかったことを感謝せずにはいられない。

……とまぁ、そんな話はさておいて。今では私も焼き芋を美味しいと思って食べられるようになっている。今年はじめて食べた焼き芋はとても美味しかった。石焼き芋って、どうしてあんなに美味しいのだろうなぁ。家で煮たり焼いたりするお芋とは、また違った美味しさがある。寒い冬は苦手だけれど、冬の食べ物はけっこう好きだ。心身共に温まる気がする。

今日は昨日よりも寒かった。天気予報では、大阪でもこの1週間で最低気温が0度になる日があるとのこと。今年は秋が長く感じられたけれど、もう本格的に冬がやってきたのだなぁ。石焼き芋に冬の到来を感じてみたところで、今日の日記はこれにてオシマイ。


2009年12月14日(月) 娘、野菜を切る。

娘、2歳2ヶ月。ちょっと早過ぎるかも知れないけれど、台所で刃物を持たせてみた。

以前から娘が台所仕事をしたいと言う時は極力手伝ってもらうようにしている。ハイザーからお米を出したり、お米を洗ってもらったり。卵(ヒビを入れてから渡す)を割ってもらったり、泡だて器で卵や小麦粉を混ぜてもらったり、野菜を洗ってもらったり。

包丁仕事については大きな包丁を一緒に持って野菜を切らせたりはしていたのだけど、いつまでも「お母さんに手を添えてもらって」では楽しくなかろう……と言うことで、果物ナイフを渡して1人で野菜を切ってもらった。大根だの白菜だのを薄く切った物を渡して「これを切ってね」と。娘は流石に四苦八苦。横で持ち方から野菜の押さえ方などを教えながらだったけれど、娘は時間をかけてどうにかこうにか野菜を切断。娘の切った野菜は大袈裟な賞賛と共に鍋に入れられた。

娘はおままごとではなく、本物の刃物で野菜を切ったのが嬉しかったらしく食事の時も「ちっちゃい包丁 大根 切った」と喋っていた。しばらくは果物ナイフでも事足りそうだけど、そろそろ子供用の包丁を買おうかなぁ…と思案中。遊びの延長上ではあるけれど、おままごととは区別したいので、出来ればキャラクター物ではなく、本物に近い物が欲しいのだけどなぁ。娘はサンタさんからは野球のパットが欲しいそうだ。娘の希望は大切にしてやりたいので、包丁は別の形でのプレゼントを考えてみよう。

娘と一緒に台所に立つのはかえって手間が掛かるのだけど、とても楽しい。母親の自己満足なのだけど「娘と一緒に台所仕事」ってシュチュエーションは母親のロマンが詰まっているのだ。父親が「息子とキャッチボール」にロマンを感じるのと同レベルの親馬鹿的お楽しみ。

……なんて事を書いていると「娘との生活は毎日が楽しくてバラ色」のように思えるけれど、なかなかそうもいかない。娘もいっぱしに「いやいや」を主張するようになり、自分の意思を通そうと泣き転がることもしょっちゅう。叱らねばならない場面も多くなってきて、日々の生活は楽しいだけではないのだけれど、だからこそ余計に「楽しい事」や「嬉しい事」が際立ってくるのかも知れない。

今週からグッっと寒くなってくるとのこと。クリスマス、お正月も控えているのだし、体調を崩さないよう気をつけなくては。今夜は暖かくして寝よう……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


2009年12月11日(金) クリスマス会

今日は我が家に近所の子供&母4組が集ってクリスマス会を楽しんだ。

2歳児2名と3歳児と4歳児。うち男児3名。女児1名。娘は紅一点。同性の遊び友達も欲しいのだけど、何故か我が家のご近所は男の子が多い。娘ももう少し大きくなってきたら物足りなく感じるのかも知れないけれど、今のところは男の子達に混じっても違和感無く遊んでいる。

みんなで体操をしたり、絵本を読んだり。クリスマスっぽい三角帽子を作ったり。昨夜のうちに仕込んでおいた子供カレーをみんなで食べて、子供達でケーキを作った。もっともケーキのスポンジは市販の物を買ってきたので、「作った」と言うよりも「トッピングをした」と言うのが正しいのだけど。卓袱台にサランラップを敷きつめて、親は極力、手出しをせずに子供達の好きにさせた。ケーキを作るよりも味見(と言うかつまみ食い)に忙しい子もいれば、黙々と苺やバナナを乗せていく子も。娘はケーキ職人のように黙々とケーキ作りを楽しんでいた。

出来あがったケーキは……見た目は微妙だったけれど、以外と美味しかった。「自分達で作った」というプレミアを差っ引いても、果物を贅沢に使っていたので、その分美味しかったのだと思う。市販のスポンジ台が想像していたよりも美味しかったのもポイントだったのかも。親も子も満足のいくケーキ作りだった。

じっとしていられない子供達が、カレーとケーキを食べる時だけは大人しく席について黙々と食べていて、ちょっと神妙な顔がなんとも言えず可愛らしかった。午前10時集合。午後2時解散。アッっと言う間の4時間だった。

プレゼントの用意だの、カレーやケーキの準備だの、準備はいささか面倒だったけれど、みんなが楽しめる会になって良かった。事前の労力を考えると、頻繁には出来ないけとれど、またこう言う機会を作れたらなぁ……と思う。娘に楽しんでもらえたのが何よりだったけれど、私自身も楽しかった。良い思い出になったなぁ……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。

左、ケーキ作りの途中。完成したとたん切り分けられてしまったので完成写真は撮れず。大胆なケーキが出来た。右は娘が作った三角帽子。子供達がかぶるとクリスマスムードがいっきに盛りあがりました。








2009年12月10日(木) 亀は山を目指す。

今日は午前中、公園で砂遊びをした。

娘は最近砂遊びに情熱を注いでいる。先月は団子作り。先週は穴掘り。そして今は山造りがマイブームらしい。娘のマイブームと言っても主戦力になって作業するのは私の役目。言うなれば娘は工事監督。私が作業する横で一緒にチョコチョコっと作業したり、私の仕事っぷりに文句を言ったりしながら砂遊びを楽しんでいる。

今日も今日とて山を作った。

娘の要求は日に日に高度になっていて今日は高さ50センチほどの山を作った。ふと、気が向いたので「カメ」の型を使って、砂山に亀を貼り付けてみた。ちょうど、亀が山を登っているような感じで。すると娘は「むか〜し。むか〜し」と話をはじめた。どうやら『ウサギとカメ』の話を思い出したらしい。「そうそう。カメさんが山を登ったんだよねぇ」なんて話をしていたら、娘はもっとカメを増やして欲しいと要求する。カメは1匹から2匹へ……そして、いつしか砂山を埋め尽くすほどの大軍になってしまった。

砂山をよじ登る亀の軍団……なかなかシュールな光景だった。

せっせと作業をしていたら、公園の裏に住んでいる娘の友達のお母さんから「すごく大きな山を作ってるね」とメールが届いた。「その山に今は亀の大軍が登っているよ」と返事を返したら「スゴイ!後で子供と見に行くわ」との返信。娘を喜ばすために作った山だが、他人に褒められてなんとなく良い気分だった。

そんな事があった夕方、娘と散歩をしていたら、近所の人から「凄い山を作ったね!」と呼びとめられた。その人はメールの人とは別人で、お子さんはお砂場遊びを卒業するほど大きくなっている。そんな人にカメ山の事を知られていただなんて! 午前中は褒められて得意になっていたが、ものすごく恥ずかしい気持ちで帰宅した。すると御近所の小学生男子からも「凄かったね!僕も作りたい!」と称賛されてしまった。……ますます恥ずかしい。

カメ山を見た人はきっと驚くだろうとは思っていたけれど、たかが砂山。午後には誰かが潰しているだろうと思い込んでいたし、まさかそれを作ったのが私だと知られる事は無いだろうと呑気に思っていたら、意外な展開に驚きを禁じえない。今夜から明日にかけて雨なので、カメ山がこれ以上、人の目に触れることはないだろうけれど、それにしても恥ずかしいことだ。

楽しかったけれど、今度からは砂場で珍妙な物を作ったら壊して帰ろうと決意した。恥ずかしい思いをしたが、悪事を働いた訳ではないのだし、今日のことは水に流して、今後も娘と砂遊びに興じることにしよう……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。

山を登る亀の軍団。頑張りました。











2009年12月09日(水) 行動の原点

この金曜日は近所の子供&母親有志でクリスマス会を開くことになっている。

会場は我が家。なので勢い私が飲み会で言うところの「幹事」の役を請け負っている。昼食のカレーを作るのと、会計係。その他の雑用(クリスマスカードの作成等)と連絡係。面倒と言えば面倒だけど、負担に思うほどの労働ではない。クリスマス会の参加メンバーからは「面倒ごとを押しつけてしまう形になってゴメンね」と言われたり、あるいは手際を褒められたりするのだけど、褒めてもらうような事は何ひとつない。

何故なら私は娘のために動いているだけであって、他人のために動いているの訳ではないからだ。

「白蓮さんって、いい人ねぇ」的なことを言われたとしても、その行動の原点は「娘のため」だったり「家族のため」だったりする。クリスマス会は娘が楽しい時間を過ごして欲しいから、あれこれ頑張っているだけなのだ。そりゃあ、娘の友達だって可愛いと言えば可愛いけれど、その子達のために、これだけ頑張れるかと言えば答えはNOだ。

今回のことに限らず「いい人ねぇ」みたいな事を言われる時って、たいてい、その行動の原点は自分のためだったり、家族のためだったりする。「情けは人のためならず」のコトワザではないけれど、自分以外の人のために無欲で行動するのは非常に難しい。頭の隅にはチャッカリ計算が働いていたり、別の目的があったりするものだ。

たとえば私が家族以外の人間のために労力を注ぐ相手はなると、その対象は友人だったりする事が多いのだけど、これも突き詰めて言えばその友人が私にとって「好きな人」であり、好きな人が喜ぶところが見たいから…と言う、自分本位な感情が行動の原点になっている。

「無償の愛」なんて言葉があるけれど、あれを実践出来る人って凄いと思う。憧れるけれど、私には到底行きつくことが出来そうにない世界だ。

……などと書いていると、自分が利己的で情の薄い人間のように思えてしまうけれど、じっとして誰の役にも立たない存在でいるよりも、内心はともかく行動して誰かの役に立てる人間でありたいと思う。自分と自分の大切な人が幸せでいられるよう、常に行動していたい。団子虫のように丸く縮んでしまう時もあるのだけれど、なるべく活動的でありたいものだなぁ……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。


2009年12月08日(火) 新型インフルエンザの予防接種

遅ればせながら娘に新型インフルエンザの予防接種を打ってきた。

「いまさら」な感じではあるけれど、最寄の病院の予防接種では第1陣。第2陣は年末ギリギリか年明けになるとのこと。地域差があるのかも知れないけれど、私の住んでいる地域では「予防接種難民」で溢れている。新型インフルエンザだけでなく、季節性の方でさえ「受けられなかった」と話している人がいて、最近やっと「受付が再開したから申し込んできた」なんて話をチラホラ耳にする。

娘が予防接種でお世話になっている病院では、普段は診療していない時間帯での診療だった。きっと、普通の時間帯では対応出来ないのだと思う。医師もいつもの人ではなく助っ人に来た知らない人だった。診療時間は診療だけで一杯なのに、季節性インフルエンザと新型インフルエンザとの予防接種まで受け入れられないのだろう。事務も滞っている感があり、業務がパンク状態なのだなぁ……と気の毒に思った。新型インフルエンザ騒動で医療に従事している人は大変なのだなぁ。どうにかならない物かと思いつつ、娘をあやしながら順番待ちをしていた。

娘は絵本の影響もあって、予防接種に行く時は毎回「注射、頑張る!」と連呼しながら意気揚々と出掛けて行く。もっとも、いざ注射…となると泣いてしまうのだけど。今回は「おりこうさ〜ん。おりこうさ〜ん」と、自分のお利口っぷりをアピールしながら泣いていた。可愛い……可愛過ぎる。まぁ、子供が泣いているのを見て可愛いと思うのは親だからなのだろうけれど。

新型インフルエンザの予防接種については「受けられない」人も多いけれど「受けない」と言っている人も多い。安全性等が心配だからと言う理由ならまだしも「費用が掛かるから」という理由の人が多くて驚かされる。経済的理由から医療(この場合は予防だけど)を断念する人がいる社会って、どうなんだろうなぁ。世の中、何をするのにもお金が必要だし、サービスに対する対価を払うのは当然のことだけど、人の生死に直接関わる事柄については公的な補助があってもいいように思ったりする。「じゃあ、健康保険料を払わない人の分にも補助するのか?」と問われると、私自身即答できなかったりするのだけれど。

ともあれ、娘に予防接種を受けさせることが出来て、ちょっとだけホッっとした。予防接種をしたからと言って100パーセント安心ではないので気をつけるに越したことはないのだけれど、そこは気分の問題で。今年も残すところあと少し。家族共々、元気で過ごしたいものだなぁ……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。


2009年12月07日(月) カワイイが不足している…

最近、生活に「カワイイ」が不足している。

娘は可愛い。すごく可愛い。だけど、そういう意味では無くて…なんと言うか、もっと即物的な感じの「カワイイ」に飢えているのだ。お花とかレースとか刺繍とか。色でいえばピンクとか。そんな私が最近、楽しみにしているのは『東京カワイイ★TV』。こういう可愛いを追求した生活をしたいとか、可愛らしい格好がしたい……とまでは言わないけれど、可愛らしい物を愛でで、ささやかな幸せを感じている。

私は現在37歳。1児の母となった今、名実とも「おばちゃん」と呼ばれるのに何ら躊躇いはない。だけど、身も心も「おばちゃん」に浸りきってしまいたくはなくて、どこかジタバタしている自分がいる。せめて乙女心の欠片なりとも、大切にしていたいなぁ……みたいな。

もっとも現実は「カワイイ」とは対極のことろで生活してるい。日常着はもっぱらジーンズだし、可愛らしいより「動きやすい&洗いやすい」が最優先。家の中を素敵な雑貨で飾ることより、むしろ牛乳パックを使って冷蔵庫の中やタンスの中を仕切って使いやすくする事に情熱を燃やしている。

かつて……そう具体的に言うなら20代前半の頃。私は30代、40代の主婦を見て「結婚して主婦になると、どうしてあんな風になっちゃうんだろうなぁ」と思ったものだ。だが、今は自分自身が「あんな風」になっちゃっている。きっと、私が見ていた主婦達も、その心の内には乙女心を内に隠した女性だったのかも知れないなぁ……なんて事を、ふと思う。

最近は娘も少し大きくなってきたので指輪やネックレス等を身につけたりするようになったけれど、圧倒的に「カワイイ」は不足している。「いい歳した主婦が何言ってるんだか…」と思われるかも知れないが、それでも私は抵抗したい。全力で! とまでは言わないけれど、余力を費やす程度には。なかなか難しいことだけれど、どっぷりとオバチャン化してしまわないように気をつけたいなぁ……などと思いつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。

我が家のクリスマスツリー。可愛いとは少し路線が違うけれどクリスマスツリーの「キラキラ」を見ると不思議と気持ちが和らぎます。娘が寝る前に、部屋の電気を消して2人で「キラキラ」を見るのが最近の日課です。








2009年12月05日(土) ギャップに胸キュン?

今日は土曜日だと言うのに朝から生憎の雨。

しかも夫は休日出勤。午前中はご近所に住む新米ママさんを招いて自宅で遊んだりしていたのだけど、午後からにわかに雨が上がった。張り切って外遊び……と行きたいところだったのだけど、公園も道路もびしょ濡れで思い切り遊べそうになかったので、電車に乗って手芸店へ出掛けることにした。

娘は電車好きなので、ものすごくお利口についてきてくれた。手芸用品を選んでいる時もグズることなく付き合ってくれて大助かり。街は年末モードで賑わっていたので、ちょっとウロウロしたいようにも思ったのだけど、パン屋さんで娘の好きなパンを買って、大きなクリスマスツリーを見て帰路についた。

帰りの電車はガラ空きだった。私達の座った長いシートには誰もおらず、向かいのシートには「いかにもハードロッカーです」と言う風体の20代前半の青年(個人的には男子と呼びたいような感じ)が座っていた。彼は、ちょっと…と言うか、かなり意気がった格好をしているのだけど、誰かの家へ遊びに行く途中なのか、彼の地元で買ったであろう和菓子屋さんの紙袋を下げていた。百貨店等に入っている有名店ではなく「地元では評判」の和菓子屋さんのお菓子を手土産に選ぶだなんて、見た目はともかく、気の利いた青年だなぁ……なんてことを思った。

そして彼はどうやら子供好きらしく、娘に向かって手を振ってきた。そして私達が電車を降りるまで、ずっと娘の相手をしてくれた。電車を降りる際に「お兄ちゃんに『遊んでくれて、ありがとう』って言ってバイバイしてね」と娘に促すと、娘は「あーとう。ばいばい」と青年に手を振った。その時、彼が見せた笑顔の可愛らしかった事と言ったら! 彼の身近にいる女の子(たとえば同僚とか同級生とか)が見たら、好きになってしまうだろうなぁ……と言うレベルでの可愛らしさだった。

……なんだかんだ言って私は「ギャップ」に滅法弱い。

男性でも女性でも「ああ見えて実は…」なんて事(もちろん良い意味でのギャップ)があったら、その人のことを大好きになってしまう。今は夫も娘もいる身なので、色恋云々なんて事は考えもしないけれど、なんかこぅ…若かりし頃を思い出して甘酸っぱいような気持ちになってしまった。

手土産子供好きのハードロッカーのおかげで、思いがけず楽しい時間を過ごすことが出来た。彼もまたお出掛け先のお宅で楽しい時間を過ごせていると良いなぁ……なんて事を思いつつ、今日の日記をこれにてオシマイ。


2009年12月04日(金) ゴロンゴロンしたいなぁ…

枯葉が舞い散るこの時期になると毎年のように森茉莉の『枯葉の寝床』という作品のことを思い出す。

作品の内容よりも題名に惚れていて、ひとところに吹き集められた枯葉を見ると「ゴロリと横になりたいなぁ」と思うのだ。『アルプスの少女ハイジ』に出てくる干し草のベッドに通じる物があるように思う。

昨夜は風が強かったので公園に行くと枯葉の吹き溜まりが出来ていた。私は例年のように「あぁ…ゴロリと横になりたい」と思った訳だが、私も37歳の大人…しかも1児の母だ。まさか人目も憚らずにそんなことをが出来るはずもない。しかし、娘はそんな私の気持ちを知ってか知らずか、枯葉の上に仰向けになって寝ころんで「お布団〜」と言って喜んでいた。娘は枯葉の吹き溜まりを見つけるたびに、ゴロンゴロンと寝そべって空を見上げていた。

昨年の今頃、娘は枯葉の吹き溜まりを見ても、踏み鳴らして歩くことしかしなかったけれど、1年経った今、彼女も枯葉の吹き溜まりを見て「お布団みたい」と思うだけの想像力がついたのだなぁ。

娘の成長を愛おしく思うと同時に、私は娘に嫉妬を覚えた。

枯葉の寝床に寝そべって見上げた空はさぞ綺麗だっただろう。そして、なんとも言えない良い匂いがしたのだろう。しかし、これは子供の特権。もっとも、住宅街にある児童公園で自らを解き放てば大人にだって不可能ではないだろうけれど、私には生憎とそこまで自由になる勇気は持ち合わせていないのだ。

大人になると子供時代には出来なかったことが沢山出来る。お金をかせいで自分の好きな物を買ったり、お酒を飲んだり。だけど、だからって大人は子供より自由に生きている訳ではないのだ。大人は見えない何かに縛られているからこそ、子供には許されない快楽を味わうことを許されているのかも知れないなぁ……なんてことを、ふと思った。

大人と子供のどちらが幸せか…なんて単純にはかる事は出来ない。でも、今日ばかりは子供時代に戻れたら……なんてことを思わずにはいられなかった。私は大人だけれど、いつか人の目の無いところで枯葉の寝床でゴロンゴロンしたいなぁ……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


2009年12月03日(木) お団子を作る。

最近、娘は「お団子」に並々ならぬ執着心を持っている。

キッカケはたぶん『桃太郎』に出てくる「きびだんご」だと思う。娘は桃太郎を絵本ではなく私の語りで聞いているので、きびだんごのビジュアルをどのように想像しているかは激しく謎なのだけど、お話の途中で「きびだんご」が出てくると、やたらテンションが上がる。

そして、もう1つのキッカケは砂場でのお団子作り。娘はまだ2歳になったばかりで、上手にお団子を作るなんてまだまだ無理なのだけど、小学生のお姉ちゃん達に遊んでもらっている時に「お団子作り」を覚え、それに感動したらしく、砂場に行くと私にお団子を作るようを要求する。作ったお団子は当然のようにお持ち帰り。お団子が乾いて割れて涙するのも定番行事だ。

そして今日は雨。雨の日は退屈しのぎに家で手造りオヤツを作ることが多い。家にある材料と睨めっこして「クッキーにしようか、バナナケーキにしようか…」などと悩んでいたのだけれど、娘のお団子熱が高まっているうちに、娘にも自分で食べることの出来るお団子を作らせてあげようと思い立ち、サツマイモお団子を作ることにした。

作ったのはサツマイモを茹でて潰した物に、水溶き片栗粉を入れて火にかけたものを団子にして、きな粉をまぶす……というシンプルなもの。小さく丸めたお団子を楊枝に刺して「串団子」にしたのだけれど、団子を丸めて串に刺す段階で、娘がきな粉を舐めだしたので「ちょっと味見をしてみよう」と、味見をさせたら大変なことに。娘はお団子を作ったはしからパクリパクリと食べ始めたのだ。

はじめて作るレシピだったので、どんな味になるかちょっと心配だったので、娘が喜んで食べてくれるほど美味しく出来たのは嬉しかったけれど「美味しいお茶を入れてティータイム」は出来なくなってしまった。娘は味見だけでお腹いっぱいになるほど食べてしまっていて「これ以上食べると夕飯が入らなくなるから」と出来あがったお団子は早々に引き上げることになってしまった。

娘とお菓子を作りはじめて今日で何回目になるのかは分からないけれど、サツマイモのお団子はかつて無いほどの食いつきだった。娘はあれこれ手をかけたお菓子よりも、素材の味が前に出るお菓子の方が好きなのかなぁ。実際……今日のお団子は今まで作ったお菓子の中で1番簡単だったけれど、1番美味しかったかも知れない。

今日もお風呂の中で娘に『桃太郎』の話を聞かせたのだけど、娘はきびだんごのくだりになると「お団子、作った!」と嬉しそうだった。サツマイモのお団子は娘のお腹も心も満たしてくれたようだ。また、何かの機会に作りたいなぁ……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。

娘と作ったサツマイモのお団子。紫芋を使用。写真に登場しているのは比較的形が綺麗な物。娘が丸めたお団子はなかなか個性的な仕上がりだった。








2009年12月02日(水) 師走の青空

今年も残すところ1ヶ月を切ってしまった。

居間にはクリスマスツリー。玄関にはリースを飾って、クリスマスムードを盛り上げていこうとしているのだけど、その空気は師走と言うよりも、まだ秋の気配が色濃く残っていて、なかなかそんな気分になれないでいる。特に今日は見事な秋晴れで、空を仰げば雲ひとつ無く、誰かとこの空の美しさを共有したいと唐突に思った。その時、娘と手を繋いでいて「見てごらん。お空が青くて綺麗だね」と話しかけたのだけど、娘と……じゃなくて、感性を分かち合える大人と今日の空について語ってみたいと思ったのだ。

年末気分になれずに困っているのだけれど、時間は刻々と過ぎていくので、やるべき事は済ませていかねばならない。娘が寝た後に少しずつクリスマスカードを書いたり、来週控えているクリスマス会(近所の子供達&母親が集って我が家で行う)の準備をしたりと、微々ではあるけれど、年末っぽい作業を進めている。

慌ただしくはあるけれど。年の瀬の「なんとなくソワソワして落ち着かない感じ」は決して嫌いではない。クリスマスにしても、お正月にしても実際に訪れてみると「こんなものか」と言う感じがしないでも無いのだけれど、心待ちにしつつ準備をするのが楽しいのだ。言うなれば「溜め」の時間。じわじわと満ちてくる感じを楽しむべし。

今日は見事な秋晴れだったけれど、明日はお天気が崩れるとのこと。秋から初冬とは思えないほど暖かい日が続いていたけれど、この暖かさも今日あたりが最後だろうか。そう思うと少し寂しい。本格的に寒くなると、散歩や外遊びが辛くなるなぁ。

今日もこの日記を書いたらクリスマスカードを書いたり、年賀状の印刷などをするつもりでいる。今年もあと僅か。悔いのないように過ごしたいなぁ……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


↓ここ数日のマイブーム。ちょっとした作業時に聞くのに持ってこい。音楽に集中し過ぎず、そこそこに浸れるような曲ばかりなので便利に使っています。
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2009年12月01日(火) 堂島ロール

お隣のお宅から堂島ロールを戴いた。

堂島ロールとは巷で「美味しい」と評判のロールケーキ。大阪では1番有名なロールケーキではないかと思う。我が家は私も夫も甘党なので「1度食べてみたいね」なんて言っていたのだけど、娘が生まれてから「お洒落スポット」には、とんと縁が無い。地元の百貨店等で、数量限定で売り出されることもあるのだけれど行列が出来て大変とのこと。2歳の子を連れて、ロールケーキのために行列に並ぶ訳にもいかず「まぁ、いつか食べることもあるでしょ」などと思っていて、もはや「あれは、きっとガンダーラにあるんだ…」くらいに遠い存在になっていた。

ワクワクしながら食べたのだけど……すごく美味しかった!

実はここのところ「華やかなお菓子」に飢えていたのだ。娘と一緒にプリンやクッキーや、ちょっとしたケーキを作ったりすることはあるけれど、家で作るお菓子は「家にある材料で作る素朴なお菓子」ばかり。そりゃあ、それなりに凝って作れば家庭でも華やかなお菓子が作れるのだろうけれど、それだと時間もお金も大変なことになってしまう。自家製のお菓子は売っている物にない美味しさがあり、それはそれで気に入っているけれどケーキ屋さんでケーキを選ぶ時に感じる「うふふっ」と笑ってしまうようなトキメキは無い。

都会のお菓子……そう。「スイーツ」と呼ばれるようなお菓子を食べたのは久しぶりだったので、堂島ロールはことの他美味しく感じられた。素朴なお菓子も良いけれど、たまには改まったお菓子も良いものだ。

そして「評判のケーキ屋さんのケーキは流石に美味しいなぁ」と思ったと同時に「ローソンのプミアムロールケーキって凄いなぁ」と思った。専門店のケーキとコンビニスイーツを較べるのは乱暴すぎるって事は理解しているけれど、ローソンのプレミアムロールケーキは、あの値段(150円)で、あの仕事は頑張っていると思う。私にとってローソンのプレミアムロールケーキはファミリーマートのWクリームエクレアと並んで「愛さずにはいられないコンビニスイーツ」だったりする。もっとも……その2つも滅多に買わないのだけど。

思いがけず華やかなお菓子を戴いて至福の時を過ごさせもらった。甘いお菓子って人を幸せにする力が強いなぁ。もっとも、私という人間が単純に出来ているからかも知れないけれど。たまにはケーキ屋さんのケーキもいいものだなぁ……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


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