私の勤務しているホテル館内の清掃は市内に ある請負業者さんにお願いしています
いつ頃からか、とても元気のいい(良すぎる?) おばちゃんが来てくれるようになりました
仕事をとても丁寧にしてくれました 自宅の庭に咲いている花を持ってきて館内に 飾ってくれました 花がない季節には、買ってまでして持ってきて くれました
「古畑さん、これはどうすればいいねぇ?」 「古畑さん、いつもありがとねぇ」 「古畑さん、きょうは寒いねぇ」 「古畑さん、頼まれたこと、やっといたからねぇ」
「お疲れさまでした」と当たり前のように でも、きもちだけは込めて見送っていました
ここのところ、新しい人たちが仕事に来ているな、 と思っていたのですが、今日職場に着いてすぐに そのおばちゃんが亡くなられたことを知りました
「えっ?この間まで普通に来てくれてたでしょ?」 そうだよ、「お疲れさま」って見送ったのはいつの ことだっけ・・・つい最近だよ、最近だよ
「休憩のときにみんなで食べてね」とお菓子を渡すと とても喜んでくれました 「今年もよろしくお願いします。お正月からお疲れ さまだね」と、ほんとにきもちだけのお年玉を渡すと とても喜んでくれました
まだ66歳なのに
明日、お礼とお別れをしに行ってきます もっともっと体調を気遣えればよかったのに 何ひとつできなくて本当にごめんなさい
これを読んでくださっている皆さんは、少なからず このホテルに関わってくださっている方々と存じます
皆さんを迎えたロビーを 皆さんの疲れを癒したお風呂も 皆さんが目にされたかも知れない花も
あのおばちゃんが してくれたこと
ありがとう
天に昇る ひとつの魂に そっと 祈っていただけると幸いです
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