まつや清の日記

2004年08月31日(火) 森町の選択

 森町の合併を巡る住民投票。
 投票率78,20%。
 賛成5683票で44,1%、反対が7204票で55,9%。
 森町は単独の町運営となり、袋井市と浅羽町の合併が進行します。

 これで合併協議会を成立させながらも住民投票あるいは議会・首長判断で合併しない選択を行った市町村は、東伊豆町、吉田町、大井川町、芝川町、河津町、松崎町、川根町、湖西市などに森町が加わりました。
  
 2005年3月の合併特例法の期限切れを目前に、また改正法で県の合併勧告権が付け加わる中で小自治体の首長、議会、住民の決意もなかなかのものです。これからどんな町づくりを進めていくのか、首長のリーダーシップに期待がかかります。

 太田川ダムに反対する住民投票グループはこの結果を受け首長選挙への流れが加速することを予測しているようです。こうした中で太田川ダムの見なおしを掲げる町長の誕生もありえるかもしれません。

 多いに期待したい所です。



2004年08月30日(月) 危ない!

 朝、事務所に向かう途中、交通事故に遭いそうに。
 住宅地に大きなトラック。
 唐瀬街道を走っている時から、気になる前のトラック。
 右のウインカーが壊れている。
 途中、市立高校そばの交差点を右折するのですが、トラックも右折。
 
 ライオンズマンションを右に見ながら北街道へ。
 後ろからは何台も乗用車。
 突然、トラックがウインカー。
 右に回るのかと思ったら、停車ランプでそのままストップ。
 仕方なくバイクの自分もストップ。
 当然ながら後続車は追い越しをかける。
 4台くらいが通り過ぎ、自分も追い越しをはじめようと右に出ようとすると突然トラックがバックし始める。

 えー!
 バイクで右に移動しようにもあまりにもトラックの後ろと距離がなくて右に寄れず、あー!ぶつかる!
 急遽、乗ったままで両足で地面をけりながらバイクを後ろに下げ、左の路側帯に逃げ込む。
 タッチの差で無事。

 なんなんだよーと叫びたかったのですが、とにかく助かったのだから、いいやとそのまま事務所に向かいました。トラックの運転手の方、後ろの私のバイク全然見えなかったんだと思います。

 バイクで走っていて1年に何度か、よく事故にナラナカッタヨナーということが数回ありますが、ほんと、命拾いといういうか、しばらくその場に立ちすくみます。でもその瞬間は反省なのですが、やっぱり何度か同じ経験をするということは、どこかに気の緩み。自分が気をつけていても事故はありえます。本当に交通事故、気をつけたいものです。

 
 



2004年08月29日(日) 東京都中野区長のすすめるNPM

2日目の政策研究会のテーマは、二つ。
1、田中大輔中野区長が進める「市民社会を作る自治体改革の実践」
2、大林ミカ環境政策エネルギー研究所副所長から世界の自然エネルギーの趨勢と静岡県空港跡地利用による自然エネルギーセンター構想」

 前者については財政の現状についての基本的認識からはじまり、既存の「ニーズの発見が政治、ニーズの主張が住民運動、それに答えるのが行政という考え方」からの転換が必要で、行政に経営的視点が必要であり、NPM手法の導入を主張されていました。時間がなく十分な議論が出来ませんでしたが、当然のごとく行政の民営化、市場原理の導入への批判的意見が出されました。

 この講演を聴いて、いくつか質問を考えました。
 例えば保育園運営に指定管理者制度を活用しての民間団体を導入が中野区で進められ、賛成・反対の大議論が巻き起こりました。そうしたことを前提に

1、首長として今までの革新・保守構造を前提にしない施策を進められる過程における議会との関係で与党・野党というわけ方についての考え方について
2、指定管理者制度の協定作成過程における関係者の参加システム、民間団体含めた情報公開はどのように進めているのか。
3、PFIについての考え方
4、こうした自治体運営においては職員の人事がどうしても財政畑のエリート関係者が優遇されるがどう考えるか
5、こうした手法への労働組合の抵抗と新しい公務員管理の手法について
6、中田横浜市長とのスタイルとの自己区別の認識を持たれているのか
 などでしたが、時間の関係で質問できませんでした。

 静岡県もNPMについては先進県ということで企画部からいただいた資料を参加者に配布させてもらいました。 

 9月に入って、質問できなかった点について政策情報センターとしても個人としても田中大輔中野区長インタビュウ機会を作って実現してみたいと考えています。エネルギー問題については後日お伝えしたいと思います。



2004年08月28日(土) 議員事務所へのインターン学生

 地方自治政策情報センターの政策研究会に参加している兵庫県の議員事務所にインターンとしている学生がボランティアとして研究会に7人も参加してくれました。
 関西では、NGOが媒体となって政治活動に関心のある学生をインターンとして派遣するシステムがあるようです。いまどき、こうした市民派の議員の所にやってくる若者が結構いることに驚きます。

 静岡でもこの仕組みを作れないかと以前より考えていました。
 参加している議員の中にはインターンから選挙の直接の候補者になって議員をやっている方がいます。すごいものです。

 議員をやってみようという若者があまりいない中で貴重な人材派遣です。
 ある意味、国政では民主党が公募制による候補者確定・落下傘候補という人材補給の道を確保しています。見習う必要があります。

 ですが、それにしても研究会のあと、カラオケにいきましたが、イヤー世代が違うこと、実感しました。負けじと歌いまくりましたが・・・。



2004年08月27日(金) 三島での政策研究会準備で大忙し

 28日と29日に開催される地方自治政策情報センター主催の研究会準備で大忙しの1日でした。
 というかまだ準備が終わっていません。

 ■第1日目 28日(土) 静岡県三島市民文化会館第一会議室
◆シンポジウム 「もうひとつの政治は可能か」
−参院選結果と日本における「みどり」−
13:00〜14:00 基調講演 住沢博紀さん(日本女子大学教授・「現代の理論」              編集委員)
14:00〜16:00 パネルディスカッション&質議
進行    畑山敏夫さん(佐賀大学教授)
パネラー  小林イチロウさん(サイエンスライター・参議院選挙みどりの会議候       補)
      渡辺さとこさん(香川県議会議員) 
      住沢博紀さん
■第2日目 29日(日) 三島市生涯学習センター講義室
◆9:00〜10:50
「行政改革とNPO論」 田中大輔さん(東京都中野区長)
報告 「静岡県における指定管理者制度の現状」 松谷 清(静岡県議)
◆11:00〜12:45
「自然エネルギーを考える」
大林ミカさん(環境エネルギー政策研究所副所長)
報告 「静岡空港跡地」における自然エネルギー基地構想 松谷 清
■参加費 2日間議員4000円、市民2500円、1日でも議員4000円、市民1000円、学生
500円



2004年08月26日(木) 簿外郵券質問状に知事から回答

 8月11日の総務委員会傍聴後に知事に提出していた質問状に、本日総務部人事室の池ヶ谷参事からの文書でなく口頭での回答がありました。

 質問は4点。
1、7月20日の私の本会議後に知事はむろんの事、総務部長が簿外郵券の全体像を知ったという事実経過の確認について。
2、内部告発によると下田財務事務所の880万余の郵券は02年7月段階で総務部が届けられているという事実関係にの確認ついて。
3、プール金と郵券を別の問題として対応した事の理由について。
4、簿外郵券問題が過去の問題とする根拠について。

 回答に対して疑問点を提示すると事実関係に曖昧な点が数多く存在するため、再度総務部内部で再確認して、後日に再回答する事で今日の説明は終わりました。

 今日の新事実は、下田財務事務所の簿外郵券については人事室監察としては2月にその存在を確認しているという点。
 
 総務部長は、7月20日の質問後に知事部局22ヶ所の簿外郵券存在表を作成した後に全体像を知ったとの繰り返しの説明に
1、昨年の全庁調査団会で熱海行政センター、北遠健康福祉センターなどから提出で確認。
2、11月段階で農業水産部関係含め一時的に簿外郵券を総務部で保管。
3、1月20日に処理してもいい通知を出している。
4、2月に財務事務所の簿外郵券を確認したことを事実と仮定すると、2500万のうち1600万が総務部管轄の財務事務所関係でこれを把握していたことになる。11月の一時あづかり分を入れると2500万のうち4分の3は把握していることになる。
5、しかも3月段階で監査委員から熱海行政センターについて不適切な会計処理として事実の公表がなされている。
 これらからして7月20日にはじめて知ったなどという説明が通用するはずもありません。



2004年08月25日(水) 資料整理

 仕事を始めるにあたっては、まずは資料整理です。
 午前中は指定管理者制度の静岡県の現状について行政改革室からレクチャーを受けましたが、午後から整理開始。

 机の上の膨大な山積み資料。
 本棚の項目別ファイルに入れこんでいくわけですが、簡単そうで意外と難しい作業です。

 立った1枚の資料が議会質問の出来を左右する事があります。
 あの時あそこで見たあの資料。
 探しても探しても見つからない。
 ホントはここにあるはず・・・・なのにない。
 何故?

 いらいらするあの時間。
 あのあせり。
 そして怒り。

 図書館司書が必要のように資料整理司書が必要です。
 一段落したのが夜の10時・・・でした。
 



2004年08月24日(火) 見れなかったSBS土曜スコープ

 静岡に戻り事務所に戻るとボランティの皆さんで「会派・市民の風」ニュースレターの発送作業、ただただ頭の下がる想いです。
 ありがとうございます。

 ニュース原稿に簿外郵券の数値紹介に誤植があったらしく訂正メモも入れているようでとても手間がかかっている様子。
 ごめんなさい。

 スタッフからSBS土曜スコープで「簿外郵券」についての番組が放映された事を知らされ、思わず「ビデオは?」。「とってありません」「えー!」。

 さっそくホームページを開くも短い紹介コメントだけ。
 どんな内容だったんだろう。
 確かホームページには後日詳しいシナリオが載るはずだがと、そこへの期待。

 夏休みの間の新聞に目を通しながら静岡情報を頭に埋め込む、ただ乱読の時間。
 頭の切り替え、さーて明日から頑張ろうか。

 



2004年08月23日(月) 出力820万キロワット

 帰省二日目は柏崎・刈羽原発のサービスセンターへ。
 大学生になった息子に原子力発電の仕組みを知ってもらいたいということもあったことと刈羽村の名産である桃を原料にしたアイスをサービスセンター喫茶室で限定販売というその実体はなんなんだろうという好奇心もあっての見学でした。

 施設は沸騰水型で浜岡原発と同じです。
 3年前の浜岡での冷却系配管の爆発事故、今回の美浜原発での復水系での爆発事故ということもあり、真剣に説明文書を読んでしまいました。

 一つ一つがおかしなことばかりですが、例えば、高レベル廃棄物の最終処分場が、処分場へとは書かれていますが、どこへのなのかはどこにも書かれていません、息子含め初めて見る人たちはこれらをどう読みこんでいるのだろうか。いつこの説明書は書き変えられるんだろうか。

 世界最高出力820万キロワットの原発群。
 中国のある地方での1200万キロワットというダム建設、世界最大同士で交流やギネスブックに世界最大の出力は登録されているという写真説明。
 生まれ故郷の世界最大のという形容に自らのアイデンティティが刻み込まれているんだという何か不思議な気持ちとそこに妙に浜岡原発近接の住民の複雑な生活感が覆い被さってきました。

 

 
 



2004年08月22日(日) 三階節

 夏休み。
 実家の柏崎市に帰省しました。
 親戚縁者の大集合とまではいきませんでしたが、大勢集まって、いつもの宴会。
 弟や妹、姉家族どおし最近の近況や昔話、世の中批判まで話題は尽きません。

 子供達が小さかった頃はとにかく海水浴など子供メニューでしたが、大きくなると子供達世代の交流と雰囲気も変わってきます。

 しかし、一番の関心はやはり親の健康。

 実は、7月20日の私の一般質問、姉夫婦の大奮闘で父と母が議会傍聴する事ができました。本当のありがたいことでした。ただ、父はその時、車椅子。

 ところが、今回の宴席がとても楽しかったのか、今まで杖でようやく歩いていた父が、あの「米山さんからくもーがでーたー♪♪・・・」の三階節のメロディに合わせて踊り始めたのです。
 
 おおー!とみんなの歓声。
 何事も気持ちが大事。
 

 
 



2004年08月21日(土) 柔道ー重量級・金メダルの迫力

塚田真希選手、鈴木桂治選手の金メダル獲得の試合だけは力が入ってしまいました。特に塚田選手の技ありをとられ誰もがもう負けかと思い込んでしまった瞬間も勝機を探し続けた精神力には脱帽でした。

闘いとはかくあるべきというような啓示にみちたものでした。はっと自分の政治生活に思い巡らされるものがありました。

一緒に観戦されている皆さんはいかがだったでしょうか。



2004年08月20日(金) 充実した1日

 朝8時に清水港に入港するアメリカ軍イージス艦に抗議活動。
 とんぼ返りで静岡空港の専門家委員会に対する住民訴訟結審。 
 そして浜岡原発訴訟。

 どれをとっても重要なテーマ。
 どれをとっても小人数でやりきれるようなテーマでなく。
 どれをとってもやりがいのあるテーマ。

 今日からしばらくの間夏休みです。
 充電できるといいのですが。
 

 
 



2004年08月19日(木) 地元城北町内会役員会で麻機遊水地ダイオキシン問題報告

この間しばらく休んでいた地元・城北町内会役員会。
 8月4日の県河川整備室のダイオキシン問題記者会見のあと、町内会関係者からも問い合わせもあり、これまでの報告をさせてもらいました。

1、県の記者会見及び地元説明会の内容
2、県の今後の対応説明の紹介
3、汚染の原因予測
4、課題
5、町内会としての対応
について、あまりダイオシンの怖さばかりの強調でなく冷静な対応をする意味での説明をさせてもらいました。

 議題が沢山ある中でちょっと多めの説明時間を貰っての報告でした。
 今後の対応については三役で検討するとのことで、私としての具体案を次回までに提案させてもらうことで終りました。

 ダイオキシン。
 急性毒性、催奇性、発ガン性、環境ホルモン。
 まずは基礎知識の普及からでしょうか。

 一方で、観山中学校ク全体としては、極めて危機感をもたれている方々からの問い合わせもあり、多角的な対応が必要のようです。



2004年08月18日(水) 外国人のための無料検診会チャリティコンサートの準備遅れる

 9月25日にせまった外国人のための無料検診会チャリティコンサート。
 検診会自体は10月17日に静岡厚生病院で開催されます。
私も実行委員会の1人でボランティア参加で、コンサート担当。
 準備が大幅に遅れています。

 まだチラシが完成せず、チケットの配布が終わっていません。
 つまり、1枚も売れていません。
 きのう、今日と市・県の国際交流協会、新聞社・テレビ局に後援の依頼訪問。
 「えー!すぐじゃないですか」
 
 静岡県ボランティア協会との共催で会場は静岡県総合社会福祉会館7Fホール。
 大人の当日券は2500円で前売り2000円。300枚が売上目標。大丈夫かな?

 アジアを考える静岡フォーラムの会合でも心配の声。
 ウーン、とにかくチケットを売りさばくしかないのです。
 
 コンサートは、「ムジカ・ビバ」という浜松で活躍するブラジル人音楽グループ。ボサノバ、ショーロ、本場のダンサーも参加するサンバ。フォルクローレのラテン音楽も。コンサートに行ってみたい方、チケットを売っていただける方、大歓迎です。
 



2004年08月17日(火) 清水港イージス艦入港と沖縄海兵隊ヘリ墜落とナジャフでの戦闘

 8月20日から24日まで清水港に入るアメリカ・イージス艦に抗議する県知事・静岡市長への「平和と人権のための市民行動」や中部地区労など6団体での申し入れ行動に同行しました

 県知事への申し入れでは、直接に県知事がアメリカに核塔載の確認すべきとのやり取り。その中で、7月29日での海上保安庁からの連絡以降13日の記者会見まで何ゆえ非公開であったのか、旧清水市は非核平和宣言していたわけだが、新静岡市への問い合わせはどうしたのか、ソーラス条約でのテロ対策フェンスは市民の憩いの場を奪うだけでなく、今回のような抗議する権利をも奪っている、入港は通常業務というがイラク、アフガニスタン、北朝鮮など同時紛争勃発に対応する先制攻撃戦略の一環ではないのか、など厳しい言葉が投げかけられました。

 政府・静岡市とのやりとりの文書は入手できました。

 結局今回のような清水入港は自治体だけでなく日本政府をも無視して勝手に通告して入港してくるその姿勢は明治以来の砲艦外交そのもので、沖縄の海兵隊ヘリ墜落で日本警察の現場検証も認めない日米地位協定の不平等性と同じ。

 イラク・ナジャフでシーア派サドル師らを包囲するアメリカ軍とも同じ。幸いにイラク国民評議会が停戦のための交渉団を派遣する事になりましたが、先行き不透明です。

 清水港ー沖縄大学ーナジャフはひとつの糸でつながっています。
 サマワではオランダ軍に死者。
 それにしても日本のマスコミはアテネオリンピック一色。これでいいのか、日本のジャーナリズム。



2004年08月16日(月) 『街角物語』の編集長は誰?

 夏休みは21日からということで今週は仕事。
 昼休みに地産地消のお店『伊太利亭』へ。
 呉服町スクランブル交差店から駅よりに地下道に入ったすぐの所。
 いつも大体は、豆腐のおから入りハンバーグ。
 時々スパゲティうも。
 今日は夏メニューの冷たいスパゲティ。
 中に入っていたモッツアレラチーズの味に妙に感心
 
 経営者・圷夫妻の材料へのこだわりはなかなか。

 このお店でよく見る季刊雑誌の『街角物語』。
 巻頭は無農薬野菜の共同購入グループ「れんげ畑」の生産者・石上光春さん。
 私も会員。
 テーマは、「梅干し」。
 おもしろかった。
 隅から隅まで読み上げてしまった。

 雑誌の協賛店を見るとなるほどこだわりが伝わってくる方々ばかり。
 編集長は誰なんだろう?
 前から後ろか見るけれど編集長名がみつからない。

 



2004年08月15日(日) 今日は8月15日・敗戦記念日

 今日は8月15日。
 2つの企画に参加しました。

 まず11時から、在日本大韓民国民団静岡県地方本部主催、第59回光復節祝賀式。事務局長の金勇さんとは20年以上も前に国籍による公営住宅入居差別など様々な差別撤廃の市民運動を「韓国人の明日を考える会」ろ言う形で組織していた頃からの交流があります。指紋押捺制度撤廃運動、地方参政権運動、考えてみると私の長い市民運動の歴史の中で在日韓国人にかかわるテーマは多彩です。

 一方で、韓国の民主化支援活動や分断国家のを生み出した歴史的責任としての日本政府の朝鮮統治批判なども並行して活動してきました。そこで、金さんからいつも言われたことは「政治的活動もいいけど、松谷さんたちの足で踏みつけられているこの静岡の差別の問題をキチンとしないで何が民族の統一ですか」。

 今日の式典ではノ・ムヒョン大統領のメッセージも読み上げられました。「我々はこの歪曲させれた歴史をたださなくてはいけません。真相を明らかにし、歴史の教訓とすべきです。反民族・親日の行為だけが真相究明の対象ではありません。過去の国家権力が犯した人権侵害と不法行為も対象とならなければなりません。」。

 来年は解放から60周年、朝鮮総連との共同の記念集会が提案されていました。
 
 午後は、静岡靖国問題連絡協議会の第37回平和記念集会と市民デモ。

 いずれの集会でも小泉首相の靖国参拝は、外交路線として正しいのか、と厳しい批判がなされていました。アジアの国でありながら、アジアに支持されない「大国」がありうるのか、と。



2004年08月14日(土) 関西電力の原発全面ストップ

 福井県知事の要請で関西電力の原発が全部ストップしました。
 爆発した配管が0,6ミリでは当然といえば当然です。
 
 もんじゅ、プルサーマル計画も見通し立たず。
 このことをきっかけに原子力政策の大転換が生まれて来そうな予感がします。
 浜岡原子力発電所の徹底調査が必要です。

 20日には裁判。
 



2004年08月13日(金) 映画『東京原発』を観る

 原発反対の市民団体が誘致した映画『東京原発』。
 なかなか面白い。

 関西電力美浜原発事故、中部電力4号炉のコンクリート内部告発と言う真っ只中での上映会、観客も多かったような感じがしました。映画の中にふんだんに登場する原子力発電所問題点ABC、浜岡原発と東海大地震=原発震災の状況、と実に勉強になります。

 アイディアは、20年以上前のノンフィジュション作家広瀬隆氏の作品『東京に原発を』によると想像されますが、1978年のアメリカ・スリーマイル原発事故、86年のソ連のチェリノブイリ原発事故という中で広瀬氏の発言は原発神話に大きな警鐘を鳴らしてくれました。

 このアイディアに一見してわかる石原慎太郎東京都知事のこわさおよび巨大都市の脆弱さと9・11以降のテロの傾向と現代若者気質をミックしてくれた監督・山川元氏。社会派としてもサスペンスとしてもエンターチィメント映画としても注目されます。

 それにしても映画の中の東京都知事の「東京都に原発を誘致してどこが悪いのか」と地方を犠牲にして電気を受け取るだけの東京都民批判、そして、反対運動の勃発の予測とその事を材料にゴミからメタンガスそして水素の取り出し、新エネルギーという逆説の論理で幹部たちを説得するこの構図。

 脅かしの論理だけでしか物質豊かの東京都民を気づかせることができないという「諦め」と「力の構図」、ここからの脱却どうはかれるか。まさにこの論理はテロリズム、オウム真理教の地下鉄サリン事件に通底します。いろんな事を考えさせてくれる『東京原発』。静岡東映にて15日まで上映、観てください。



2004年08月12日(木) 久しぶりに街頭演説

 新静岡センター前での久しぶりに街頭演説。
 夏休みと言うこともあってか通勤の方々はやや少なめ。

 みどりの会議の宣伝カーを使おうか、それともいつものトラメガか。
 結局、宣伝カーで出かけ、トラメガで演説開始。

 目の前に再開発ビルが完成し江川町交差点にエレベーター設置で新しいスポットになるかもしれない、なんていいう導入からの演説。

 県議会の一般質問で江川町交差点に横断歩道をと質問しました、から県議会の簿外郵券問題にという流れの演説と福井県美浜原発での配管爆発事故から静岡県浜岡原発と東海大地震の問題への流れとふたつの話を中心に演説しました。

 50分くらいたっていましたが、どにもこうにも腰がどうにもならず、演説をそこそこにして撤収。事務所にもどって仕事をと思うものの立ち仕事がダメ。これは休まないと大変な事になりそう。

 それにしても原因をきちんとしないとと思い、知人の整体に連絡。
 お盆休みでこれまた込み合いがすごい。

 太鼓の時の無理しなければ良かったのかなと、ちょっと弱気な気分・・・。



2004年08月11日(水) 総務委員会傍聴

 簿外郵券問題での総務委員会。
 「県政ウオッチングの会」」のメンバーと傍聴。
 橋本総務部長の報告に委員会メンバーの質問。
 
 長崎議員、佃議員、佐野議員、柏木議員、蓮池議員、清水議員、中澤議員それぞれにきちんとした質問。自分が想定した簿外郵券問題でなく違った角度からの分析視角や新事実の確認、本当に傍聴だけでもいろんな刺激があり、新しい発想が浮かんできます。

 その意味で県議会議員のそれなりの質の高さというものを感じます。今日の総務委員会、チェック機能としては意味のあった委員会でした。

 特に蓮池議員の質問はなかなかでした。
 一つは、プール金問題と簿外郵券の問題を私ならこうして簿外郵券でプール金=現金を作り出せるという指摘はなるほどと納得でした。その意味で昨年のプール金の特別調査の際に何故プール金問題と切り離してこの問題を解決しようとしたのか、と質問。橋本総務部長、目前の問題の解決の為にそちらに頭がいってしまったという答弁は迫力なしでした。

 私も委員外議員として傍聴していたので、また、今回の問題提起の最初の議員であることからして質疑を要請しましたが、全会一致で否決されてしまいました。

 聞きたかったことは、今回の23部署簿外郵券ですが、実は下田財務事務所の800万余をはじめとする財務事務所の簿外郵券の合計額は1500万余で全体の2500万の5分の3でほとんど。

 財務事務所については2年前の特別監査で金庫の総ざらい監査ををやっており、橋本総務部長が言うところの昨年の特別調査と今年の1月20日の全町調査でわかったとする答弁がとても信じられないこと、また、会派「市民の風」への「投書」で「2002年7月に総務部に簿外郵券は報告済み」とする下田財務所関係者の言い分、を考えると本当は以前からこの簿外郵券問題を総務部は把握していたのではないか、と言う疑いが残る点です。

 止む無く、総務委員会終了後、直ちに知事に申し入れをしました。
 内容は、ホームページに掲載します。



2004年08月10日(火) 美浜原発の冷却系復水器配管爆発事故

 美浜原発の配管爆発事故で4人が死亡、7人が負傷という日本初の大事故。 
 大変な事故である。

 27年間も一度も点検されなかった。
 その理由が今回の爆発事故を起こした3号機より古い1・2号機で点検で強度に余裕があったので3号機は点検しなくても大丈夫と判断していた、です。

 中部電力のコメント。
 美浜原発は加圧水型で中部電力は沸騰水型だから大丈夫。
 よく言ってくれる、です。
 3年前の冷却系配管の大爆発事故を経験している電力会社がこんなコメントでいいのだろうか。

 しかも、4号機のコンクリートでの内部告発がなされている最中。
 型の違いでなく、原発依存行政からの大転換が求められています。



2004年08月09日(月) 議会報告

 議会が終ったのが7月29日。
 まだ議会報告を作れていません。
 委員会視察や雑用で遅れ気味。
 
 今日も原稿締切日なのにビシッとした原稿かけず。
 とにかく早く書き上げないと。

 それにしても簿外郵券問題、11日に総務委員会で当局説明。
 既にマスコミ発表されているものの繰り返しなのか。
 
 昨年のプール金特別調査報告段階で3部署で1月20日段階で23部署というのもどうも事実関係があいまいです。
 監査委員が6月1日段階で北遠健康福祉センターで発見というのも疑わしい。

 議会報告ニュースでどこまで触れるか。
 11日を待たないといけないのか。
 大いに迷うところです。



2004年08月08日(日) 腰が痛い

 きのうは、太鼓サークル「鼓竜」のメンバーと竜南町のお祭りに参加。
 雨が降り出し、中止かと思いきや、30分立ったら少し晴れ間。

 という訳で3曲を披露。
 三宅、楽楽、ぶち合わせ。

 練習量が少ない私はどうみてもグループの落ちこぼれで足を引っ張る方。
 とにかく間違えないようにと、連日一人で太鼓のリズムを口の中で繰り返し練習。よし、いけるぞ、自身満々で祭りの望んだのですが、散々な結果。

 打ち上げでは、メンバーからからかわれっ放し。
 「後ろで待っていて、これが楽楽?」とまで厳しい指摘。

 とにかく練習しなければなんともいえません。
 技術で勝負ですから、言い訳が聞きません。

 家に帰ってサッカー観戦となったのですが、急にというか、今日のリハーサルの時からだったのですが、右の腰が痛い、あれ!と思ったのですが、何とかなるだろうと、高をくくったのがいけなかったのか、立てないくらいの腰の激痛。

 うわー!これってぎっくり腰かな?とも思いつつもとにかく休息しかないと、疲れに任せて眠り込んだのですが、朝起きてみると立てません。困った。いたい。どうにもならない。横になるしかない。

 昼の2時くらいまで横になっていましたが治りません。
 しばらくこれは続くのかな? 



2004年08月07日(土) 日本、中国を破る

 サッカーアジアカップ。
 3対1で日本が中国を破りました。
  
 駄目押しの3点目、またもや玉田選手でした。
 双方、全力を尽くしての闘いでした。
 フェアーなプレーを随所に見せてくれました。

 いい試合でした。
 
 中日の関係がこのスポーツを通じて深まることを願うばかりです。
 それにしても、奇跡的な日本の試合。
 スゴイものです。
 
 川口選手がワールドカップで全然試合に出ていませんでしたが、その彼のすばらしいゴールキーパーぶりに感動しました。



2004年08月06日(金) 記憶と行動の一年

 今日は8月6日。
 秋葉忠利市長の平和宣言を聞きました。

 「残念なことに、人類は未だにその惨状を忠実に記述するだけの語彙を持たず、その空白を埋めるべき想像力に欠けています。また、私たちの多くは時代に流され惰眠を貪り、将来を見通すべき理性の眼鏡は曇り、勇気ある少数には背を向けています」

 2期目に入っている秋葉市長ですが、いつも平和宣言は感動的な文章です。
 数学者でアメリカで教壇に立っていた理知的な方。
 日本に戻りテレビ局のキャスターをやっていた彼を土井ブームの中で国会議員に引きずり込んだ社会党。

 彼の論理的思考と社会党の古い体質があわず、委員長選挙に出馬して破れ、市長選挙の選択。波乱といえば波乱万丈な人生。私が代表を務める「虹と緑の500人リスト運動」の機関誌のインタビュウをさせてもらったことがありますが、非常に面白い方です。
 
 秋葉市長に期待したいことは、広島市に閉じこもることなく政令市市長として全国の新しい政治潮流作りに檄を飛ばして欲しいこと。

 と思っていたら「今日から来年の8月9日までを『核兵器のない世界を創るための記憶と行動の一年』にすることを宣言します」と述べていました。

 大いに期待したいところです。



2004年08月05日(木) 麻機遊水地で規制値を越えるダイオキシン

 4日、5日と環境森林農水委員会で県内視察。
 この点については明日報告します。

 さて、視察中に麻機遊水地(第4工区)の水質、底質で4,4ピコグラム、260ピコグラムの規制値を越える調査結果が出たとの情報が委員に報告されました。

 えー!
 吉津地区での問題が一挙に私の観山中学区での問題に。
 子供たち3人が通った学校のそばの麻機遊水地。
 学校の授業や部活動、遊びと慣れ親しんだ場所。

 しかも、水害対策を兼ねて親水公園構想があり、地元でも柴揚げ漁保存会や、麻機湿原を保存する会、野鳥の会は自然の宝庫として様々な企画や計画が練られていた所なのに。

 視察から戻り次第、まず担当の河川海岸整備室、生活環境室、教育委員会、観山中学校、静岡市廃棄物対策課と状況把握のために連絡。

 昨年の11月、6月と調査が行われており、今回中間発表で公表。結果を受け、専門家委員会を設置し、汚染状況の調査方法を確認して、直ちに実態の把握と原因の特定、対策を確定するとの事です。3ヶ月後くらいにはある程度の方向性が出そうな印象でした。

 とりあえずの対策として、麻機遊水地の水は飲まない、魚介類は食べないという看板を掲げる、地元説明会。そして、せっかくの自然の宝庫、麻機遊水地のイメージが壊れる風評被害を避けたいとする危機感が大変大きいようです。気持ちはよく分かりますが、まずは実態調査、そしてあまり楽観視せず、ダイオキシン汚染の怖さも十分に認識して対応を急いでほしいと願うばかりです。

 まずは、地元の住民どおしで学習会から始めたいと思います。

 



2004年08月04日(水) バ―レン戦のスゴイゲーム

 目が離せず結局最後まで観戦。
 サッカーアジア大会での準決勝。
 バーレン対日本。
 4対3.

 玉田選手の最後のマークをかわしてのスゴイシュート。
 思わず、ヤッター。

 それにしても中国のサッカーファンの日本チームへのブーイングもスゴイ。
 背景に小泉首相の靖国参拝に象徴される過去の侵略戦争への反省なき外交政策があることは明らか。
 スポーツと政治は違うとの指摘もあるが、そう簡単な問題ではないだろう。
 ある時期の韓国と日本の試合に似ているところある。

 こうしたことだけでないが、日本がアジアで受け取られている歴史感情をどう克服していくか、アメリカ一辺倒の外交でなくアジアの中の日本の関係のあり方がはからずも露呈している一側面。

 両国国民の和解は時間をかけて作り上げていく以外にない。
 
 それにしても7日の中国との決勝戦が楽しみ。
 必ず観なくては。



2004年08月03日(火) 自治労主催「政令市と政令県を考える」研究会に参加

 第19回静岡県職自治労研修会に参加しました。
 午前中に、辻山幸宣さん(自治総研主任研究員)の「地方制度調査会の審議にみる地方分権の展望」、午後に「政令市と政令県を考える」パネルディスかション。

 辻山さんの話は久しぶりに聞きましたが、刺激を受けました。

 地方分権時代の背景は、100年後には6000万人になる人口減少時代の政策転換であり、高齢化社会の到来を受け先進国中、日本が極めて安い税負担率という中、GDPの何%を税として支払うべきであるのか、そして、中央集権システムだけでなく、地方制度自体も制度疲労を起こしている時代の要請であるとする現状分析。

もはや財政危機で交付税が20%も削減されている現実。
行政組織におけるアウトソーシングや行政組織の中に民間人が入りこんできている現実。
 三位一体改革の意味として補助金カットで税源移譲、これは正しいあり方であるが、逆を言えば国が税金を集めきれなくなってきたことでもあり、地方自治体が税金の問題で国が悪い論で済ませてきた税徴収の説明責任を自らが問われる側面。
 均衡のある国の発展=都市と地方の格差を是正すると言う大義の元に成り立ってきた戦後政治が転換点。

 このあとに都道府県論が展開されるのですが、レジュメとは全然違う論旨展開で聞いていてメモをうまくまとめきれませんでしたが、面白かった事は事実です。

 都道府県論については、『月刊 自治研』6月号の「都道府県の合併?」の中の『連合自治体としての都道府県』佐藤俊一さん論文が面白い視点を提起しています。



2004年08月02日(月) 「音楽は世界を巡る」チャリティコンサート

 今年も健康保険を持たない外国人を対象に、また母国語での健康診断を希望する外国人を対象に無料検診会が10月17日に厚生病院で開催されます。

 私もこの実行委員会に発足の頃からボランティアで関わってきました。
 今年で7回目。

 資金は、全てが寄附金。
 昨年は、「南こうせつコンサート」で資金確保。
 そして中日新聞のボランティア賞による賞金も大きな励ましになりました。

 今年は、ブラジルで育った日系2世による「ムジカ・ビバ」グループを中心にチャリティコンサートが計画されています。
 ボサノバ、ショーロ、サンバ。
 プロのダンサーもボランティアで参加してくださいます。
 コンサートは9月25日に午後、県総合福祉会館で県ボランティア協会との共催によって開催されます。

 一回の検診会で50万円が必要ですが、昨年の残金を核に30万円の収益目標です。9月25日と言えばすぐそこ。準備が大変です。
 でも若者・大学生の参加もあり、期待大というところです。



2004年08月01日(日) 暑いときはそうめん

 台風一過。
 暑い一日でした。
 昼くらいまでのんびり。
 マラソンも陽射しの強い時間帯は結構辛いものがあります。
 
 汗びっしょりの後、冷たいそうめんは格別。
 ゆでた後、氷水で冷やし、ダシのとれたつゆで、葱や生姜たっぷりいれて、するする。
 路地もの「れんげ畑」共同購入トマトをパクパク。
 このトマトが実にうまいのです。
 
 夜は安倍川の花火をみにいきたかったのですが、一日ずれて会合があり、残念ながら今年は諦めました。
 どこかの花火を見ないといけません。
 
 


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K.matsuya

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