地徊営業日誌
目次|書きすてたもの|未定なもの
こんばんは。年単位ぶりに水泳始めたぜいぇい!と思いきや速攻中耳炎になった小此木です。我ながら早かったです。泳いだ後耳に入った水はちゃんと出すべきですね。うん。
そんな小此木が最近やったことと言えばカカシ誕生日を取り落としたくらいです。あほですねー、この人。 そんなわけで一週間遅れでおめでとう、カカシ!心の中でそっと祝います。皆様のカカシ祝いもまだ見れてないですよ…!(涙) 後は本誌のうちは病にあっはーとなってました。何だろう、あのうちは病…なんなんだろう…
月の使者ががすがす攻撃してくるんでちょっと落ちてきます。ぬー
こんばんは、いつだって時期物には乗り遅れる小此木です。何故なら計画性がないからです。
そんなわけで一日遅れですが97の日ってことで!赤穂線の中でポメラって来ました。 久々に書いたら何だかよくわからなくなったのです。懲りたので大人しくまた次はいけいけナルトと甘やかされすぎなカカシでも書こうかと思います。もしくは変隊長。 診断メーカーの「801CPお題(甘イチャ編)やってみたー」様(http://shindanmaker.com/154485)からお題をお借りしました。 一部ナルトです。まだお付き合い前。
*** 啼かせたい、という欲求 ***
なぜこの子どもは泣かないのだろうかと。
眼下でひょこひょこ揺れている金色の頭をカカシは眺めながら歩いていた。一歩先に行く子供はカカシの前を楽しそうに歩いていく。そのこめかみには大きな絆創膏がぺたりと張られていた。 「痛くない?」 礼儀上カカシが問う。ナルトは振り向きもせず、ニヤリと笑った。 「べっつにー。こんくらいへーき」 背後からはつり上がった口元が見えただけでその瞳までは見えない。見せる気がないことはカカシもわかっていた。目を見れば嘘を嘘と見破るのはたやすい。 カカシ七班としての修行が始まってから、さほど日は過ぎてはいなかった。まだお互い馴染んでいるとは到底言い難いが、それでもナルトの額に貼られた絆創膏がカカシは面白くない。 修行が終わった後、通りがかりの里人が投げた石をナルトは避けなかった。たいした速度ではなかったから、いくら疲れていても避けるのはたやすかったろうに。投げた方も怪我をしたナルトと、その後ろに現れたカカシを見て血の気を失っていたから本当に当てる気はなかったのかもしれない。 カカシは目を細めてナルトの様子を探る。 例えばケガを負った時。例えば暴言を吐かれた時。ナルトは笑って「へいき」と言う。どんな理由であろうとも。 カカシは手を伸ばすとナルトのこめかみに張られた絆創膏を指先で弾いた。 「お前の平気は当てにならないよ」 「ふぎゃっ」 急に背後から攻撃され、ナルトが悲鳴を上げる。ナルトが足を止めてカカシをにらみつけた。 「ひでぇってばよ」 傷口を押さえてナルトが文句を言う。目にはうっすらと涙が溜まっているが、こぼれることはない。 カカシはじっとナルトを見つめた。 (泣けばいいのに) ナルトは泣かない。誰かに傷つけられても、それが不条理な理由であったとしても。カカシの前でナルトは泣かない。 カカシは手を伸ばすとナルトの鼻を摘んだ。 「イヤなら次からはちゃんと避けなさい。いくらドベでもあれくらい避けられるでしょ」 呆れ声でカカシが言う。ナルトが両手を振りあげて怒った。 「ドベじゃねぇ!」 「あーんなへなちょこ玉、おとなしく受けるようなバカはドベで十分。次やったら合格取り消しね」 やれやれ、とカカシが肩をすくめる。カカシの言葉を否定できず、ナルトは頬を膨らませて口をつぐんだ。 ふてくされるナルトは元気な悪ガキそのもので、どこにでもいそうな子供だった。カカシの瞳から光が消える。 (泣きわめいて、恨めばいいのに) 世界を。己を虐げる連中を。そうすれば、納得できる。理解できる。 だがナルトは恨まない。恨まずに別の方法で生きようとしている。感情を消すのではなく、怒りを抱えたまま、確固たる意志を持って。 カカシにはそれが理解出来ない。理解出来ないのが寂しい。 自分とは違う生き物だと思い知らされているようで。 カカシは腰を屈めると、ナルトの頬に手を添えた。ナルトが驚いて顔を上げる。 カカシは微笑んだ。 「ね、ナルト」 まん丸になったナルトの目は晴れ渡った空の色だ。 (オレには似合わないね) 心の中で苦笑し、カカシは顔を近付けた。目をそらせないでいるナルトに、にっこりと笑いかける。 「ご飯食べさせて」 カカシの言葉に、何を言っているんだとばかりにナルトが顔をしかめた。だがカカシは気にしない。 泣かないこの子が、自分の前では泣けばいいのに、と思う。だが、自分が泣かしたいわけではないのだ。この子を悲しませたいわけではない。 だって、これは。 (まいったね) 己の欲望に、カカシは唇をつり上げた。ばかばかしい、と思うが無視するには魅力的な欲望だ。 胡乱な眼差しをナルトがカカシに向ける。 「なんでオレが先生におごんなきゃいけねーんだよ」 ナルトの不信感をモノともせず、カカシは微笑んだ。 「ん。それの治療代」 つい、とカカシが指先でナルトの絆創膏をつつく。むう、とナルトが唇を尖らせた。カカシは笑顔のままだ。 「オレはね、お前が思っているよりお前のことが好きなんだよ」 絆創膏の上に指を滑らせる。カカシの意図がわからずナルトが益々顔をしかめた。 カカシが笑う。今はまだ、教えてやる気はなかった。
泣かしたいのではなく、啼かしたい、だなんて。
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甘…?いや、甘いですよ多分(多分って) 久々がこれかーと思うとちょっと部屋の隅っこで膝を抱えたくなりますが何はともあれハッピーカカナルデー!
この後ナルトに石投げた人はカカシに丁寧にお礼されます。見せしめ兼ねて丁寧にやりますよ上忍ですもの。 しかしカカシ若造くさいなぁ。お題後二つあるんですがそっちは嫁設定で書きたいなぁとか。希望だけは言っておきます。
インフォメも更新したので寝ます。ではおやすみなさい。
こんばんは、駄目人間小此木へっぽこの助です。お腹が空いたです。
「木ノ葉嫁取物語 総集編」ですが、K-BOOKS様にて委託が始まりました〜。 ちょっとイベント売りよりかはお高くなってしまうのですが(汗)よろしければ何かのついでにご利用ください。 よっしゃインフォメ更新するぜ!と思ったのですがタグ打ちしている間に寝オチしそうなのでそっちはまた週末に。申し訳ありません……
そんなわけでちょいとご報告でした。寝ます。おやすみなさいませ〜。
何を思ったか羊毛フェルトちまちまやってる小此木です。 基本何にも考えずにちまちまやるのでサイズが予定よりでかくなります。 入門書にも設計図大事!って書いてるのですがおかまいなしです。己の小説の書き方に似ていると思います。話を書き始めて早二桁になりますが未だにプロット作らない小此木です。………反省しましょうか、小此木さん。
そんなわけでもふもふなきゅーちゃんもといくーたん作るために簡単そうなもので練習中です。もふもふ。もふもふ。 その前に原稿しろって話ですが。冬は遠くて近いといい加減学びたい所存。
一応二冊分のネタは出来たので書くだけですねー。書くだけ…はい…生き延びます…
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