けちぞう日記
妻やムスメから「けちぞう」と呼ばれる男の日記。
と,いっても書いてるのは妻。

2003年12月29日(月) 年賀状

ああー。
まだ年賀状を書いていない。

いや、妻が刷ってくれてあるので、あとは一筆添えるだけなのだが。
この一筆がまたそのなんというか。

しかし、もう後が無いので、親戚から始める。

・・・

今年もよろしくってもう刷ってあるし。
か、書かなくてもいいかな。

「ちょっとそれはどうよ。コドモの年齢だけでも添えておけば?」

そ、それもそうですね。
ナイスアイディア!

・・・

下のムスメは何歳だっけ?

どす!どす!どす!

あ、こら、暴力はやめなさい。

「それは仕方ないんじゃないの、蹴られても」
「でも、一応注意するか。こらこらやめなさい。ぷぷっ」

アナタ、いつもの迫力がないじゃないですか。

「だってムスメの歳を忘れるなんて。まだ1桁なのに」

いや、僕今気もそぞろなんですよ。
お義母さん、ちゃんと録画しててくれてるかなあ。

と、突然上の娘が
「こんにちは」
と、やってきた。

あわてて、こんにちは、と返すと、
みなさま、大笑いだ。

「マニキュアって言ったんじゃん」
「アンタ、大丈夫?」

だめかも。



2003年12月26日(金) ムスメの行く末

上のムスメが通知表を持って帰ってきた。

ま、まあ上出来なんじゃないですか。
体育はたいへんよい、だし。
いやー、いっときは妻の血を疑ったが、
少しは僕の血も混ざっているようだ。

しかし、生活面を見ると、「もう少し」が2つもあるではないか!!!
忘れ物と整理整頓…

これは。
やはりこのムスメは妻の子であったか。

妻もその点は一応気にしているようだ。

「なんかねー。私に似ちゃったのかねえ」
「将来が心配だよ」
「ずっとこうなんだろうねえ、きっと」

いやー、そんなことはないでしょう。
大人になればみんなできることですし。

「で、でも私はなおってないよっ」

自覚はあるんだなあ。
自覚はあっても治らないのか。

まあ、アナタ程度にはなるんでしょうから。

「私程度じゃ困るんだよっ」
「社会人としてありえないんだよっ」

い、いや。
そこまで自虐的にならなくても。

え?
世間の奥様はこんなにひどくないのか?
そうなのかっ?



2003年12月23日(火) コワイ

人形にはまっている妻。

とうとう本格的に解体にも手を出し、
頭をべりべりはがしたり、
目玉をとりだして色を塗ったり、
シューと怪しいスプレーをかけたりし始めた。

「ねね、かわいくなったと思わない?」

えー、そういう質問は下のムスメにしてください。
僕にそういうこと言われても。
それに、その人形まだ頭がハゲじゃないですか。
どこがかわいいんでしょうか。

「じゃあ〜、来たばっかりのこれは?」
「みんなこわいとか言うんだよ」
「こんなにかわいいのに」

いやあ、みなさま意外にまっとうな感覚の持ち主なのでは…。

あれ?来たばっかりって。
あーあ、とうとう2体になっちゃったんですか。

そして、並べたり解体したりだけではあきたらず、
インターネットでもいろいろ調べたりしているらしい。

「ねね、今度うちに来たやつって首がぐらぐしてたり」
「目の角度がおかしいのが多いらしいよ」
「でんでんとか、100円ハンターとか呼ばれてる〜」
「みんな、変だよ、おもしろいけど。けけけ」

あの〜。
アナタも十分変なんですけど。



2003年12月21日(日) 自由

おひまを頂いて、都心へ。
今日は池袋でラーメンを食べるのだ。
こうやって1人で解放してもらうのっていったい何ヶ月ぶりなのだろう。

「池袋?じゃあハンズで…」

お使いを頼まれてしまったが、そんな小さなことは、まあいいや。

あちこちうろうろして、ラーメンも食べて満足、満足。
さあ、早めに帰ろう。休みは休むことも大事だからな。
と、電車に乗ったら…
携帯に妻から着信だ。
うるさいなあ。
電車の中なんだよ。出られないですよ。

どうやら留守電に何かふき込んだ模様。
聞いてみるか。

「ちょっとアンタ!昼ラーメン食べたねっ」
「うちに怪しい電話がかかってきたよ」
「定期、落としたでしょっ」

え…。
ありゃ、ほんとだ。

すると、また着信。
あー、わかりましたよ。
もう用件はわかってるって。
僕が留守電聞けないと思ってるな。
だったら留守電にいれるなよ。

次の駅で降りて電話を入れる。

「わたし、外国人ですから名前よめないんですけど、男の人が1人でラーメン食べに来てて」
「って聞いたときには、アンタがラーメン屋でひっくりかえったのかと思ってどきどきしたよ」

あー、そりゃすみませんでしたね。
今から取りにもどりますよ。
ほとんど最寄り駅まで帰ってきてるけど。

と、いうわけでお菓子買ってラーメン屋さんに行ってきました。
ご迷惑おかけしました。
家に帰ったら、楽しみにしていた大判焼きはしなしなになってました。
しかも、隣の家から大量に鯛焼きをいただいてました。

「ぷ。せっかくの休日だったのにねえ」
「やっぱり身に付かないっていうか」
「つくづく自由が似合わない男だねえ」

なんかうれしそうですね、アナタ。



2003年12月18日(木) 人形

妻が人形を買った。

「かわいい〜」
と下の娘とともに絶賛しているが、かわいいのか?それ。
どうしてもかわいく見えないんですけど。
僕がおかしいのか?

そもそもこの人形はクリスマスくらいにつく予定だったはず。
それなのに、どうして今月頭くらいからここにある?

「だって、待ちきれないから」

じゃあ、前にインターネットで予約したって言ってたのは、キャンセルしたんですね。

「えー、あれとこれは仕様が違うんだよ」
「だから、いいの」

いいのってアナタ。

緊縮財政だって言い渡してありましたよね?
当然、小遣いで買ったんですよね?

「うーん、はじめのほうはお小遣いだった」

はじめ?
はじめってなんだよ。
人形は一体だけじゃないか。

「だからぁ。たぶん本体は小遣いで買ったけど」
「カスタムしようと思って髪の毛とか買ったのはよくわかんない」

たぶん、なんですか。
よくわかんないんですか。
ほお〜。


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きゅ〜