フルートさんの日記
フルート奏者 齊藤佐智江



 ハスの花

 念願の光ファイバーが開通したものの、ディスプレイの調整がうまくできず、相変わらず不自由をしている。とはいえ、光が開通したらフルートさんの日記、書こう!と思ってたのでしばらくぶりに書かせてもらうことにする。
 
 あるパーカッションの友人と電話で話していたとき、(彼は足が不自由なのだが)、楽器をハスの葉のように回りにおいて、演奏することを思いついた、と意気揚揚と語ってくれた。イメージがとても具体的で、しかも寛容で卓越した強い精神の持ち主なのでお釈迦様のイメージとダブってしまった。
 そんなこともあって、以前から見たいと思っていた千葉市の花(ですよね?確か)であるハスの花を、つい先日見に行ってきた。検見川の現在の東大グラウンドあたりで、なんでも大賀博士という方が400年前の古代ハスの種を(実際に見つけたのは一緒に発掘をしていた女生徒らしい)見事に発芽させたというので、千葉市の花になっているらしい。
 ハスは早起きしないと、昼には花が閉じてしまうと聞いていたので、がんばって早起きし8時過ぎに、弁天町の千葉公園に到着した。ところが、肝心のハスの花の池の真中にある歩道と、ハスの由来などが説明されている建物は、夕方5時から朝の9時まで閉鎖とある・・。幸い、友人が一緒だったので、近くで時間をつぶして9時過ぎにまた行ってみた。
 ハスの葉は、撥水性があり、葉の上にその日の小雨をきらきら光る透明の小さな玉にして転がしていた。その建物の中には睡蓮との違いも説明してあって、ハスの葉は水から出ているが、睡蓮の葉は池に浮かんでいる、とか、ハスは長生きな植物だとか(実際400年前のハスの実が生きていたのだ!)・・・。実際、実物を見てみると、とても高貴な感じを受けた。思ったより、花も大きく、色もはっきりとして美しい。見ごろは8月の初旬までだということだが、まだ梅雨も明けない今年はもう少し楽しめるかも・・。
 ふとここまで書いて、そういえば同じパーカッションの仲間、ドラムという楽器はシンバルや太鼓がハスの葉に見えなくもない。ではドラマーはそのハスの葉に囲まれている花に見えなくはない?・・・うーん、どうかな?(笑)
 

2003年07月29日(火)
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