Coconut Vanilla POISON*
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2003年04月27日(日) 光るおにぎり

「お母さん起きて。僕、お母さんの朝ごはん作ったよ。」

息子のその言葉で目が覚めた昨朝。時計を見ると朝9時。
「僕ね、朝ごはん作ったんだ。お母さんと僕の分のおにぎり作ったよ。」

得意げに私の布団を捲り、私を居間に誘導しようとする息子。そんな事をしてもらったのは此れが初めてでした。私の目はかろうじて開いてるものの白子状態の脳味噌はまだ覚醒していません。But、成長したと実感した我が息子の朝ごはん作りに軽い感動を覚えつつ、息子に促されるまま居間へと行きました。

誇らしげに指差す息子の手の先には机の上に置かれた小さな皿と、不恰好に崩れた4個のおにぎり。頑張って作ったであろうその不恰好な4個のおにぎりには俺が作ったクソなおにぎりと同様に、白いおにぎりとわかめ入りおにぎりと2種類の味に握り分けられ、味付け海苔が巻かれていました。それでも親馬鹿の俺の目にはキラキラとせせらぐ春の小川のように光り輝く感動と歓喜が迫り、汚れた大人となり下がり濁り切った俺の瞳さえもウルウルさせる物体でした。鬼の目にも涙。

ふと台所に目をやると使用済みのボウル(飯とわかめを混ぜたと思われる)、しゃもじ、握る際に手を濡らしたと思われる水が入った皿、そして砂糖。

――――― 砂糖?

何故砂糖があるのだ。
息子は私がいつも塩を手につけておにぎりを握ってるのを見ていたが。
もももももももももしや。息子は塩と砂糖を間違えたか!?

しかし折角の息子の好意を無下にする事も出来ず、突っ込む事も出来ず。「テメェ!砂糖でおにぎり作りやがったな!」とは言えまい。そこで確実に私の脳味噌は覚醒してしまいました。んぎょお!と変な声を上げつつ。

「さあ!お母さん食べて!」
満面の笑みの息子が私の目の前で皿を差し出す。
あ、あ、あ、あ、有難う。ううありがとうありがt・・・。

「おいしい?おいしい?僕ね、頑張って作ったんだよ。お母さんに食べてもらおうと思って。」

うん・・・美味しい・・・。
美味しい気がする・・・。


2003年04月24日(木) 有名キャラとの遭遇

昨日の午後、母のお見舞いに行きまして。
母と昼飯を食いに、病院の地下にある食堂に行って来たんですが。

私たちのテーブルの斜め前に座ってる女性が、ビックリするほどサザエさんに似てるのよ。絶対誰がどう見てもサザエさんなの。タラちゃんは居ませんでしたが、あれは絶対サザエさんだよ。

そう言ってたって「サザエさんに似てる」なんて信憑性に欠ける話なので、これはいっちょ携帯のカメラで写真を撮って証拠を押さえようとカメラを起動するものの、特攻隊精神に欠けるヘタレな私はなかなかシャッターを押せずに、不審人物感満載で挙動不審になってました。

母は私の横で「ね、撮った?撮った?」と煽るものの、私は「うう、シャッター押せない・・・」と寒さで縮み上がったチンコの如く小さくなっていました。

母は「じゃあさ、”すいませーん!貴女はサザエさんに似てますね!サイン下さい!”って言えば?で、ついでに写真も撮らせてもらえばいいじゃない〜!」とか言ってます。

んなコト言えるかよ(;´Д`)

そんな事してる間にサザエさんはうどんを食い終えて行ってしまいました。しょぼーん。


2003年04月17日(木) 宗教の違い

私と私の彼氏は宗教が違います。

と、唐突に言うと何か変なんですけど、私も彼氏もどっちかと言うと無宗教派なのですが、今死んだらどの宗教の下で葬式を執り行うかという点で、宗教が違います。とどのつまりは自分ちの宗教なんですけど。

彼氏の家は父親は無宗教なのですが、彼氏のお母さんが天理教。で、結局は天理教の教えに基づいて生活してるようです。で、私の家はと言うと、母が仏教の寺の娘ということで混じりっけなし一番絞りな浄土真宗で御座居ます。

今、彼氏の御父上がリンパ腫と言う癌に罹っております。以前に自分のサイトのトップページにもチラリと書きましたが、私の母(現在肺癌を患って入院中)と同じ病院・同じ棟・同じ階の同じフロア(徒歩20歩程度)の病室に入院していると言う激しいニアミスを起こしています(゚Д゚‖)

ま、それはさて置き。彼氏は10年ほど前に脳内出血を起こして左の脳味噌を半分ほど切除したらしいんです。その頃は私達は付き合っていたワケではないので、当時の事は私は知らないんですけどね。ま、そういう大病の死の淵から今現在は無事生還しているのですが、倒れた当初は半身不随か脳に後遺症が残ると言われてたそうなのです。その時に両親はせっせと天理に足を運び、自分の息子の無事を祈り続けたそうです。その効果か、彼氏の生命力か、彼氏はほとんど後遺症も残らず飛躍的なスピードで今現在に至っては普通の人と変わらないまでに治癒したらしいのです。

ま、過去にそういう事も在ったので、今度は彼氏が父親の病気の祈願のために奈良の天理に通うそうです。でも普段は仕事もあるので、彼氏が仕事休みの日に日帰りで通うらしく。それをワンクール10回。

「だから、これから休日は天理に通う生活になるかも・・」と彼氏。
「うん、いいんじゃない?そんな事私は気にしないし。万が一、もしもお父さんに何かあった時に”あの時こうしておけば良かった”という場面で後悔しないと思うよ、やっておこうと思った事をしておくと言うのはさ。お父さんの為に出来ると思う自分なりのことをするべきだと思うし。いってらっしゃいな。」と私。

「でさ、御前も行かない?」
「は?私?」
「うん、天理行こうぜ」
「だって私、仕事もあるし子供も居るし」
「どうせ日帰りだし、子供も連れて行ってその帰りにUSJ行こうぜ」
「USJは魅力だけど、日帰りで天理行ってUSJは厳しいでしょ。アンタだけで行ってくればいいじゃない。もうちょっと時間を取れれば別だけどさ。」
「天理でありがたいお話聞いてこよう♪お前の母ちゃんの為にも♪」
「・・・うーん??・・・うん・・・考えとく」
「あっそう。貴様は自分の母ちゃんがどうなってもいいって言うんだな!?フーンフーンフーン」

だから俺んちはバリバリ浄土真宗の仏教なんだっつってんd(以下略

ゴヘゴホゴホゲホむせちゃったよオレ

天理教云々とかじゃなくて、私自身は無宗教だけど母が浄土真宗に則ったヒトなので、天理教でオヤサマやナカヤマミキサマにお祈りしても無意味かと思うわけですよ俺としては。天理教は幼き頃にかじった程度に知ってるんですけどね。


2003年04月11日(金) その喩えは

春を感じてひょっこり頭を出す土筆の如く、色々頭を抱える問題もひょっこりひょっこりひょっこりひょうたん島。冬眠する熊よろしく、春だというのに再度布団を被って当分眠ってしまいたい衝動にかられています。人生とは上手く行かないからこそ楽しいのだとか、そんな事は刺繍針の先ほど考えたくないです。いっそ逃げたい。非現実の世界へと!

先日、かかりつけの産婦人科に毎月処方して貰ってる薬を頂きに行って参りました。其処の先生(推定50代後半)とは8年ほどのお付き合いなのですが(医者と患者という関係ですよ念のため)、その先生が面白い人で。

その日の私の格好(巻きスカート)を見て「御前変わった格好してるなぁ!このスカート、一体どうなってるんだ?女って奴は色んな格好が出来て楽しいなー。羨ましい。」と申しましたので「先生も変わった滑降してみればいいじゃない(´ー`)」と言うと「わしは遠慮しとく」と申しておりました。

しかしそのスカートがどうなってるのか興味津々だったようで、「スカートの中身はどうなっとるんだ??」と言うので「普通にパンツ履いてストッキングですよ」と言うと「ストッキングと言うと、大事な部分が銀行強盗みたいになってると言う事か?!」と。

銀行強盗て。


2003年04月07日(月) 行方が無い怒り

ウチの電話はナンバーディスプレイ機能が付いているんですが、今朝、非通知の電話がかかってきました。最初は非通知の電話は気味悪いので着信拒否にしてたんですけど、仕事関係で非通知で電話をかけて来る人がたまに居るので、非通知も着信可能にしたんです。でも私にするとなんでわざわざ非通知でかけてくるのか理解は出来ないんですが、しょうがないので。

あ、そうそう。話は戻って今朝の非通知電話。

若い男性の声で「美南海さんはご在宅でしょうか?」と私が名指しされて私は「はい、私ですけど」と答えたんですね。その男性は「突然のお電話すみません。此方は北海道で新しく通信販売を始める会社なのですが、この度新規事業展開ということで全国の御宅にチラシを配ろうと言う事になったんです。で、美南海さん、そのチラシ配りをご近所に配ると言うパートのお仕事をしませんか?と言う趣旨でお電話させて頂きました。」と言うのです。フムフムと話を聞いたものの、私はやる気がさらさらなくて、「なるほど。でも私は今他のお仕事をするつもりはありませんので…」と言い終わるかその前にガッチャン!と即切りされちまいました。仕事やる気が無いとわかるとその態度かキサマ!そのドテカボチャみたいなドタマかち割るぞおんどりゃあ!

あんまり頭に来たので、電話をかけなおして文句を言ってやろうと思ったけど、よく考えると非通知なんですね。畜生!この怒りは行方が無いじゃねーか!

行方が無い怒りと言えば、ずっと以前に。
アダルト系のサイトの掲示板で私が書いた内容に食ってかかって来た野郎がいまして。晒してあった私のメアドにその人からメールが来たんですわ。

私が「男性は仕事をしっかりこなして経済的にも安定してこそ然るべきだと思う」と言う趣旨の事を書いたんですよ。それはってーと、のうのうと女にぶら下がって食わせてもらってるような、ヒモみたいなアホ男が私は大嫌いだからです。もちろん頑張ってる人ならそれこそ収入云々っていうより、その努力を認めてあげたいし。でも男たるもの、男のプライドを持って生きろよ、と言いたいわけですよ。もちろん同じ経済貧窮状態でも、前向きに頑張ろうとしてる人と、全然頑張らない人と一緒くたにしてるつもりは毛頭御座いません。頑張っている人には自然と手助けをしたいと思うし、楽して甘い汁吸おうとしてる輩には辛辣なだけです。

その男性からのメールの内容は「私は28歳の調理師見習いです。私には彼女が居ます。その彼女に苦労をかけているけれど、彼女はそれでも良いと言ってくれています。男性の収入をこだわる貴女は可哀想な人ですね」と。

そうか?私が可哀想な人なら、私にしてみれば貴方も可哀想な人ですよ。彼女に苦労をかけてるのを知っていながら、貴方は何もしようとはしていないですよね?「それでも良い」って言ってくれている彼女に甘んじてるんですよね?どうして死ぬ気で彼女を守ってあげないんでしょう。苦労をかけてると感じているのなら、その苦労を減らしてあげようとは、何故しないんでしょうか。それならキサマが寝ずに働けよ。調理師見習いって、寝る暇もなく一日中まな板とにらめっこしているんですか。ま、どっちにしても貴方の惚気話としか私の耳には届いちゃいませんがね。結局、私の言葉に反応する貴方というキサマは、どこか自分に負い目を感じているから、自分の立場を庇護する為に私に対してキャンキャン吠えるんでしょう子犬のようにな。そうじゃないならいちいちわざわざ私の一意見に食らい付いては来ないでしょう。

つーか、でたらめなメアド引っ付けてきやがらなねぇで真正面から来いやごるあぁー!<アタマ来て返事送ったにも拘らず偽メアドでメールが帰ってきたらしい

そりゃ、私の書き込みの内容は言葉足らずだったかもしれません。その男性はきっと私が「金がない男は価値ナシ」と言ってるように思えたんでしょうねー。そうじゃないのに。

ま、でもその辺の考えは人それぞれですし。女が働いて男を養うってのもアリだとは思いますけどね。でも私はそうなると相手の男性を尊敬できる対象にはならないんです。それは収入の大小ではなく、努力の大小の事ですよ。考え方が古いっちゃあ古いんですけど。

ただ股間にチンコをブラブラさせてるだけの男は男じゃないんですよ。
男気ですよ、お・と・こ・ぎ。


2003年04月03日(木) パン

春。春。希望の春。

今日は近くの大学が入学式だったようで、初々しい新大学生がわんさか溢れておりました。げへへへ。また今年も近所のスーパーで買い物している大学生の匂いを背後から深呼吸で嗅ぎまくるとしますか。若い男のエキスをプリーズ美南海ですこんにちは★(爽

仕事の雑務で大量のカラーコピーをしに近場のコンビニへ行ってきたんですが、そのついでにパンなども買ってきました。そこで目に付いたのが「銀チョコロール」。うぎゃあ〜懐かしい!昔、これよく食ってたよ。でもさ、割れ目に挟まってるのが安っぽいカスタードクリームだと興醒めなのー。昔、私が好んで食ってた時は生クリームだったような気がするんだけど、今はカスタードクリームなんだよね、きっと。銀チョコにはカスタードじゃしつこいよね。生クリームの方が合う…あ、でも生クリームの方がしつこいかな。つか、生クリームの方が美味そうじゃん。しかし、何で銀チョコロールって名前なんだろう。銀色の袋に入ってるから?

本当に小さい頃はパンダのパンをよく食ってた。パンダのシールが付いてくる奴なんだけど、パンダのパン知ってる人居るかな…。パンダの顔の形で中に何が入ってたかもう忘れちゃったけど(確かチョコレートだった記憶が)、あのパンダパンが好きだったな。つーか、あのシールが欲しかったんだけど。

学校で出て来た給食のパンと言えばロールパンと食パンだけど、たまたまその席の子が休みで先生に命じられて机の中の教科書やノートを出したら、机の中からカビカビのパンが出てきた事とかあったよね。あと、自分のカバンに入れっぱなしで忘れてたカチカチになった食パンとか。

そういえば天才パンとかあったよね。あれ?天才パンだったっけ。・・・あ、違った、頭脳パンだ!うん、頭脳パン!わははは!ただの味も素っ気もないパンなんだけど、安いわりにデカくてその上何となく賢くなれそうな気がしてよく食ってた。

中学生の頃に。 <つぅか、既に手遅れだから


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感想とか。


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