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とうとう日本に永久帰国することになったので、その前にロスに寄って友だちに会う事にしました。 が、普通に飛行機で行くのもつまらないのでアムトラックという長距離夜行列車でアメリカを2泊3日で横断することにしました。鉄オタに言わせると身震いするほど素敵な景色を堪能でき、特にディズニーランドのビッグサンダーマウンテンのモデルとなったシーンを拝めるらしい。
ちなみに席にも階級があるらしく、座席を倒して寝られるちゃんとした個室と、自由席のような椅子のみ、で女子一人であれば悪い事は言わん、絶対に高くても個室を取れと口をすっぱくして言われたのでしょうがなく前者を予約しました。
これが約6万円の差です。 ↓個室客の待ち合い室(食べ放題飲み放題ネットし放題)
↓一方こちらがその他大勢の客の待合室
ちなみにアムトラックで調べると、非常に時刻表に不忠実であり、前後に予定や飛行機を入れるべきではない、最大で12時間の遅れが平気で出るがアメリカだから仕方が無い、と怒ってはいけない、などひどい有様です。
ところでこのアムトラック、飛行機に比べると遅いわ高いわ、で本当に電車が好きな人が利用する至高の乗り物です。NYからロスまで直通が出ていないため、一旦飛行機でシカゴに飛び、シカゴを出たアムトラックはサンフランシスコへ。そこからまた飛行機に乗ってロスへ。これで飛行機とアムトラック代、ロス日本間のフライト、ビジネスクラス並です。
という経緯をシカゴでタクシーの運転手としゃべっているときに、 「お前バカだろう?」と散々ののしられました。 だからチップは少なめにしときました。
ほいでこちらがアムトラックの個室客用車の廊下。
個室のドア開けると椅子が2つむかいあって夜になると倒してベッドになります。
最初はただひたすらアメリカの田舎町
先頭車両の方に行くとフルビューで景色を楽しめます。
食堂車です。
ここでは「旅先で出会った知らない人たちと家族のように楽しく話しながらディナーを食べる」というアムトラックのコンセプトらしく、極力相席にさせます。
私は老夫婦とおっさんの4人で食事をしたのですが、このおっさんが曲者ですんごくよく喋るんです。
食事中に列車が急に止まり、その後ずっとのろのろと走っていたのですがそれに対して
「この電車は全然早い列車じゃないね!slow trainだよ!!slow train!!!アハハハハハ(大笑い)」
(笑いながら私に「面白いジョークだろ?笑えよ!!!」という感じで小突いてウインクしてくる)
どこらへんが面白いポイントなんだかわからずとりあえず愛想笑いをしていたら、「いいねえ!日本人は僕のジョークをわかってくれるのかい!」とひたすら喋る喋る、、、。
その後、食事中延々と彼の「どこが面白いんだかわからないジョーク」を聞かされ、その度に笑いポイントで小突かれウインク。 死ぬほど疲れた。 寝よう。
次の日起きたら何もありませんでした。
ミシシッピ川。多分。
あ、こっからがビッグサンダーマウンテンです。 実際のビッグサンダーは早くもないし揺れもしません。 さっきのおっさんに言わせればslow スモールサンダーマウンテンです。
これが例の岩肌ですね。
川です。 私、様子を見て伝える記者にはなれないようですね。
この時、すでに2日目に突入。 電車からの景色をひたすら見るのが大好きな私ですが、1日目で既に満足して2日目にすっかり飽きてしまい、ひたすら個室にこもってDSで延々とテトリスをしておりました。
そんな私を見た車両担当の車掌さんが気を使って、やたらと私を呼びつけるんです。 で、呼びつけられて見てみた景色がコレ。
「ほらナリ!崖の上に車が止まってる!すごいよすごいよ!!」
すいません、どこらへんがすごいポイントなのか教えてください。
とりあえず見てまた個室に戻ってDSを再開するジャップ野郎。
おお!ちょっとなんだかディズニー映画みたい!(よくわからん例え) 若干テンションが戻る。
旅もそろそろ終わりに近づいてきました。(全然内容が伝わってこないですなー)
夕日です! 既にこの時点で5時間の遅れ!!どうすんのよこれ。
朝ご飯も知らない家族と相席。 この家族はほとんど無言でした。あんなにうざかったおっさんが恋しい今日この頃です。
なんとか3時間遅れまで追いついてサンフランシスコに到着!!(それでも3時間遅れって、、、) いやーすんごく楽しかった!!!! 楽しさが全然伝わらない日記だけど。
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