私「んー…何か最近献立も一周しちゃったよね。リクエスト無い?」
彼「…何でも良いよ」
私「それじゃ聞いた意味が無い。」
彼「だって、何作っても旨いじゃん」
私「…(一寸嬉しい)んじゃ、今まで食べたので一番美味しかったのは何?」
彼「…んー??んー…みんな旨いよ?」
だーかーらー!!!!
私「だって、もう思い浮かばないんだもん!」
彼「前と被ったって良いって。旨いから」
私「……んー」
彼「あ!じゃあ春巻き!!」
私「……ヤだ」
彼「何で」
私「揚げ油下ろすのやだー油高いー!!」
彼「意味ねえじゃねえか!!!」
そして最初に戻る。
アホだな。
ずーっと。 それは長い間。
私はずーっと隠された存在で、彼が私を誰かに紹介するなんて事 過去に2度しか経験が無かったんだけれど。
最近彼が友達のお店を手伝い初めて 毎回顔を出す様になったのね。
個人的には今まで通り「知り合い」とか「まあファンみたいなもん」で通そうと思ってたんだけど、何かとオーナーが絡んでくるので彼に聞いてみたら
「ん?だって、あいつには彼女だって言ってあるもん」
って言われた。
音楽とは全く関係ない旧友だからさ 面倒も無いし そういうの無いと、お前も疲れるだろ。
でも、あいつには「何でゆえちゃんと結婚しなかったんだ」 って怒られたよ。 むかつく位お前の事気に入ってるみたい。
って笑ってた。
来月旅行行こうか。 それとも、指輪買いに行こうか。
そういう話も、彼の友達の前で出来るのって 何だか凄く気楽で良いもんだね。
物凄く当たり前の事なのに 物凄く長い間それが出来なかったんだなって つくづく実感したと言うか…
そうそう。 そんな彼も音楽だけでやっていける訳でも無く。 今まで仕事してたノウハウ生かして お店を始めます。(飲食じゃ無いよ 二足の草鞋だねー 私も内装と宣伝からお手伝いする事になったので (ちゃんとお給料くれるらしいです) 一寸楽しみ。
別に悲しくも無いし 罪悪感も無い。
冷たい人間なのかも知れないけど。
生きてたらまた会おう。
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