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誰が加害者で誰が被害者か - 2008年06月10日(火)

*犠牲者ばかりが増えてゆく…



…気になっていないようで、ものすごく気になってます。
とりあえず、コンビニで立ち読み出来る分の新聞と観れるだけのニュースを見て、WEB上の各ニュースサイトを駆けずり回っています。更新されてないか何回か同じサイトを観に行ったり…。
どうしてこんなに気になるのだろう?
聖地・秋葉原だったから?自分も同じ日にあの場所に行ったから?知り合いがまき込まれてなかったか気になったから?世間が注目しているから?
きっとどれもそうなんだろうけど、多分本当は「自分が当事者だったかもしれない」からじゃないかな。
被害者だったかもしれない。
ううん。
加害者だったかもしれない。
だって、理解出来ない話じゃないじゃないか。私だって一度は思ったことがある。
「全てが私の邪魔をする」「私は嫌われ者だ」
思ったことがある。沢山の人を殺す妄想だってしたことがある。
あれをやったのは私だったかもしれない。
そして、
死んでいたのは私だったかもしれない。
もし、友人との待ち合わせがもっと遅い時間だったら?私は午前中早めに行って秋葉原をふらつこうと思っていたかもしれない。
もし、加害者がもっと遅い時間にあの凶行を行っていたら…?

ありえない話では決してなく、もしかしたら私だった「かもしれない」。
私が殺したかもしれない。
私が死んでいたかもしれない。
もしかしたら、
私が立ち会っていたかもしれない。
知らない人が次々に死んでいくのを見たかもしれない。
死んでいく人を、嬉々として写真に納める人々を見たかもしれない。

私はきっと怖かったんだと思う。
怖いものからは目を離せなくなるのと同じで、今もまだ怖いんだと思う。
私はきっと悲しいのだと思う。
すごく好きな場所だったから、すごく好きな時間だったから。
これからあの場所がどうなってしまうのかが気になるのだと思う。
だからこんなに必死に、怯える様に、事件の情報を集めて監視しているのだと思う。


あそこで人を殺したのは私で、あそこで人に殺されたのは私です。
私だったかもしれない、他人です。
そう。一度も会話したことも、見たこともない人たちです。
私以外の誰かです。
なのに、こんなにも悲しくなって、こんなにも怖い。
不思議な気持ちだ…。
自分の知ってる人を失った時と同じ悲しさを感じられるから。
人は、こんな風に人の死を悲しめるんだね。
知らなかったな…。



怖いよ…
悲しいよ…




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