加藤のメモ的日記
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2007年09月09日(日) サバンナの掟

今日NHKの「ダーウィンが来た」という番組でハイエナの特集があった。残りの20分しか見れなかったのだが、興味深いものがあった。いままではハイエナというのは、ライオンの食べ残しを食べる草原の掃除屋と思っていたのだが、それは一面だけであった。番組に出たハイエナの集団は4匹であった。オスが混じっているかは定かではなかった。女王が決まっているところから多分メスだけの集団ではないだろうか。彼女らは狩もする。鹿などは彼女らの絶好のターゲットである。

今回の放送では、群れ内で争いがあった。群れの女王が食べ物をいつも独り占めにするので、皆で懲らしめるため1対3の戦いがあった。多勢に無勢で女王は左の後ろ足に重傷を負う。そして新女王が決まる。ところが怪我を負った元女王はその群れにとどまる。群れも彼女を追い出さない。なんという度量の大きさか。自然は懐が深い。

しばらくしてライオンが彼女らの子供を狙って襲ってきた。彼女らは果敢にライオンと闘い追い返す。その時新女王は重傷を負った。彼女は草原に一晩横たわっていたようだった。しかし次の日群れは彼女を迎え入れた。以前、重傷を負ったメスライオンが林の中に一匹だけ消えていく映像を見たことがある。たぶん群れから追われたのではないだろうか。ライオンの世界では働けなくなたら群れから追われるようである。


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