木陰で遊ぶぞ〜!



2008年10月27日(月)

たぶんきっといや絶対本編には書かない書けない


 私、同○にもどっぷり浸かっておりまして。
 夢小○にも以下同文。
 庭球王子で女夢主&男夢主でダブルでどうだー!と思ったことがありまして。
 そこで思いついた女帝をオリジナルでちょこっと出しちゃったりしたのでした。

 以下、むか〜し考えた、女帝とショタと氷○男子テニス部レギュラー陣。とっても中途半端。
 オリジナルの方の主人公(女子テニス部)の練習に、男子テニス部レギュラー陣専属マネージャー土子よもぎ(男夢主)が付き合うことになり、それを知ったレギュラー陣がこっそり見ていたところ、女子テニス部副部長で生徒会副会長の女帝神山悠陽(女夢主でよもぎの従姉)が速球をお見舞いする。
 携帯には2004年3月13日&12日に書いてありますな。これは実際にその日に書いたのではなく、一日半角500文字の制限だったので、日付が前のところに押し込んでいた為。




(((似合わねぇー)))

「わかったからには、返させねぇとなぁ?」


 スコーンッ!


「ナイス・スマッシュ」

「そこのストーカー達! いつまでもこそこそ隠れていると、全員蜂の巣にするよ!」

「てめぇよくも俺様に当てやがったな!」
「あぁらごめんなさい! 別にバカ殿狙ったわけじゃないんだけど? たまたまちょうどいい頭が見えたからついv」
「充分狙ってるじゃねぇか!」


「よもぎ水くさいぞ、

「……納得」


「そんなによもぎよもぎって言うんなら……」

「あんた達、わたし達の練習に付き合いなさい!」

『なんでだよ!』
「ただし、お得意の特殊技は禁止。きさはあんた達と違うんだから。初心に戻ってやること!」

「じゃぁ先輩達の練習メニューもいるね! やってみたかったメニューも試していい!?」
  キラキラ……



「あっちが皇帝で、こっちが女帝だろ? となったら土子は」

「王子」

「あはははははは!!」


「王子じゃなくてひ」


「危ねぇだろ神山!!」
「素手で取れるからいいでしょ」
「よくねぇよ!」




 こんなのオリジナル謳ってるうちにゃ置けません。うん。

 跡○を「バカ殿」と呼ぶ女夢主は世界広しと言えど悠陽しかいないことでしょう。
2008年10月19日(日)

萌え。人魚姫B


 昨夜、ネウヤコ人魚姫パロ(悲恋)を久しぶりに読み返していたら、閃き。
 人魚姫は明ちゃんー!と思ってたが。
 先に惚れるったら弘美君だよな、と思って。
 弘美君が人魚でも、いいんじゃね?
 明ちゃんが弘美君のこと気になって、っていうよりそっちの方がしっくり。
 先輩を弘美君の仲間にしようと思ったけど、大臣の息子をアイドルから隣国の王子な先輩にしよう。先輩も身分違いの恋に悩んでいたのですーってね。うしゃ。








 苦しそうで、服を脱がそうとする弘美。
 こ、この人、女の子だ!
 楽になった明が目を薄っすら開けて、ほっとするが、姿を見られてはいけない!と弘美は海へ。


 忘れられない。

「僕を人間にしてください」

「どうしても人間になりたいか?」
「はい」
「恋が叶うとは限らないのに?」

「それでも、僕はあの人に会いたい……」

「一つだけ方法がある。古くから伝わる魔法だ。これ以外に人間になる方法は無い」
「どんな魔法ですか」

「人間に恋した人魚が人間になる為の魔法だ。人魚自身の声を使うことで、人魚の尻尾は人間の足に変わる」

「つまり、君は人間の足を得るが、声を失う。おまけにこれには強力な副作用がある」

「お願いします」





 素性を正直に言って信じてもらえるだろうか。嫌われないだろうか。

 文字を教えられる。

 元々頭がいいのだろう。どんどん吸収していく。
 不思議なのは、服の着方など生活上のごく基本的なことや、農家は作物を育て収穫し一部を国に納める、という一般常識を知らなかったことだ。
 記憶喪失という自主申告を明は半信半疑だった。訳あって隠している、と感じたのだ。しかしこの常識の無さは記憶喪失以外にありえるのだろうか。

 悩みをこぼし、質問されて答える内に糸口が見えたり、思いがけない切り口の意見をもらったり。
 筆談と読唇術とジェスチャーを交える。心地いい。

「俺、隣国の王子と結婚させられるんだ」

「浜に打ち上げられた俺を助けてくれてさ。命の恩人だ、って周りが騒いで」

「でも、いつかは結婚しなきゃならない。俺はこの国の王女だから」

〔嫌なんですか?〕

「……うん。王子は嫌いじゃないけど恋愛感情は全く無いし、誰かと結婚して夫婦になるっていうのがまだしっくりこない。……それに、本当は王子の前に、他の誰かに助けられた気がするんだ」

「よく覚えてないけど、王子じゃなかった」

〔もし、王子様より前に明さんを助けた人が見つかったら、どうしますか?〕

「お礼を言いたいな。その人のおかげで今俺は生きているから」

〔王子様でなく、その人が、明さんの結婚相手になりますか?〕
 そういう考え方もあるのか。
「どうだろ。女の人だったら、まず無いとして。男の人で、王子くらい政治的な地位があって、未婚で、年齢の釣り合いが取れたら、候補にはなるかもしれない」

 がーん。



 式の準備で慌しい。衣装合わせやら式典の打ち合わせやら。
 弘美と話す時間が減った。周りが遠ざけようとしている。今更結婚を嫌がったりしないのに。

 明、考える。逆に、誰が相手だったら自分は結婚に納得するのだろうか。
 同じ年頃の男で、国の政治の関係者。知り合い。考えていくが、違う。
 好みは。と考えて。ふと気付く。弘美に当て嵌まってないか?




 声と引き換えに人間の足を手に入れた。明の傍にいることが出来た。
 思いを伝えたい。明を自分のものにしたい。
 けれど、彼女は一国の王女で。自分はその世話になるしかない、記憶喪失者。

 最近、体の調子が悪い。

「弘美君!」
『円子さん!?』

『あ、僕、今声が』
「なんとなくわかる! 今はそれどころじゃないの!」

「このままじゃあなた、死んじゃうの!」

『どういうことですか?』
「人間に恋した人魚が、声と引き換えに人間の足を手に入れる魔法。その副作用は、恋した人間が他の者と結ばれた時、人魚は海の泡となって消えてしまうこと!」



「喜んでこのナイフを渡してきたわ」

「あんのインチキ魔法使い! 最初からこのつもりだったのよ!!」

「姫を殺すか、泡になるか。結婚を中止させるか。自分で選びなさい」



 他の男の物になるくらいなら、いっそ……。

 出来ない。

 明、起きる。

「待って、弘美君!」

 泡になる時、それは明が結婚する時。そんな瞬間を迎えてしまう前に、自分で自分の命を絶とう。

「好きなんだ!!」

「弘美君が好きなんだ! だから死なないで!!!」

「さっきわかった。俺を助けてくれたのは、弘美君だったんだろ?」

「でも、そんなの関係ない。弘美君、ずっと何も話してくれなかったから、きっと深いわけがあって、そんな弘美君に俺の気持ちを伝えちゃ駄目だって、国の王女としての義務もあるんだからって」

「俺を殺したいなら、殺して。だけど、死なないで。弘美君は生きて」

『明さん』

「うん」

『愛しています』

「今、愛しています、って、言ってくれた?」
 弘美頷く。

「俺も、弘美君を愛してる」

 口付け。
 声が。

「明さん」

「ずっと、あなたの名前を呼びたかった」
「これが弘美君の声なんだね」



 その後も紆余曲折あったが、二人は幸せに暮らしました。ちゃんちゃん。






 とかとか。

 時々きっと書き足していきます。
2008年10月14日(火)

萌え。3


 師匠の名前が決まりました。苗字をください、植物系。という唐突な言葉に答えてくれてありがとうG嬢。
 師匠も丁寧口調に……いややっぱやめるか。明ちゃんには丁寧口調で、他はもっとざっくばらんに。師匠の以前からのイメージを維持しよう。うむ。






「これ以上ご迷惑をおかけするわけには」
「いいって。うち広いし人間多いから、一人くらい増えたってどうってことないし」
「でも」
 思いついて、明はにやりとする。
「じゃぁ何かお礼でもしてくれる? 例えば」
 素早くベッドに上がり、弘美の脇に片手と両膝をつき、覆いかぶさるようにしてもう片手で弘美の頬を撫で、間近で囁く。
「カラダで」
 目を見開いた弘美がまた少し赤くなり、明から視線を外して目を泳がせる。予想していたのと違う反応で、明はおや?と思う。男の相手をさせられるのが嫌で逃げてきたというから、嫌悪か恐怖で青くなるかと思ったのだが。実はそちらはいいが身売りが嫌だったのか?
「あの」
 唇同士が触れる寸前の位置にあるので下にいる弘美は迂闊に動くことが出来ず、せめてと僅かに顔を横にずらす。
「女性がそんなことを言わない方がいいと思います」
 明はぽかんとした。
 何も言っていないのに??
「なんで?」
「最初は男性だと思っていたんですが、あなたの気を読んでみたら女性だったので……」
「気でわかった?」
「はい」
 嘘ではないようだ、とわかって、思わず明はくつくつと笑う。
 明は、見た目は美青年だが、体も心も女だった。ちょうど弘美と反対に。声が低く、男の服装をしていればまず女に見られることはない。それが、弘美は「気」で判別したという。面白い!
「すごいな、弘美君。最初もそれでわからなかった?」
「僕への敵意は感じなかったので、あまり読まなかったんです。普段から誰のでも深く読める状態でいると疲れてしまうので、抑えてあるんです」
「なるほど。ごめんね、からかったりして」
2008年10月13日(月)

萌え。2


 明ちゃんが大好きだ。弘美君も大好きだ。
 でも弘美君をいじめるのも好きなんだ。すまん弘美君。その分明ちゃんとラブラブにするから許してネ。






「慣れているので大丈夫です。あ、僕の名前は」
「谷塚(たにつか)弘美(ひろみ)君、だろ?」
 さらりと言った明の言葉に、弘美は固まった。
 自分は身一つで逃げ出して来たはずだ。名前がわかるものなど何一つ持たずに。
 凝視する弘美に明はゆったりと笑う。
「そう警戒しないで。危害を加えるつもりはないよ。少し離れたところで人を探して騒いでるみたいだったから、ちょっと調べてさせてもらった。亡くなったご両親の借金を返すのに男相手に身体売らされそうになって逃げたんだってね」
 ますます強張る弘美を明は静かに観察する。
 車の窓から外を眺めていたら、何かが倒れるのが見えた。ちょうど人の大きさのものが。なんとなく気になって車を止めさせて戻ってみるとやはり人で、しかもかなりの美少女。揺すっても軽く頬を叩いても目を覚まさず、汗だくの様子と通りの向こうから聞こえる怒鳴り声にただ事ではないとわかる。そのまま置き去りにしてもよかったが、あまりに辛そうな表情が憐れで家に連れ帰った。
 抱えた時に見た目より筋肉質だなとは気付いたが、汗で濡れた服を着替えさせようとしたら男だったから驚いた。この美少女顔で、男。着痩せするらしく無駄無く引き締まった肉体は素晴らしい筋肉美で、これはすごいと明は素直に感嘆した。
 電話しておいた医者が到着して診察している間、報告させた内容に明は耳を疑うと同時にどこか納得し、この青年に興味を覚えた。
 明が医者を見送り部屋に戻ると、弘美は目を覚ましていた。口を開いて出てきたのは、容姿に相応しい可愛らしい少女の声。言われてみれば少し高い男の声とも取れなかったが、何も知らずに聞けば誰もが女の声と思うだろう。
「僕を、どうするつもりですか」
 美少女の顔と声で僅かに身じろぎする弘美に明は笑みを深くする。布団に脚が隠れていても明にはわかる。いつでも布団を跳ね除けて飛び出せる体勢に変えたのだ。面白い。
「さっきも言ったけど、危害を加えるつもりはない。行き倒れを助けただけだよ。弘美君はどうしたい? 捕まって身売りさせられたい?」
「嫌です!」
 弘美は途端に鳥肌を立てて青くなった。正直な即答に明は目を丸くし、弘美は明の表情を見て今度は恥じらいに顔を赤らめる。自分から警戒していた相手にこんな馬鹿正直に答えてしまうとは。それがまた正直で、明は吹き出した。
「はは、そりゃそうだ。ごめん。まぁうちにいる間は安全だから、安心して」
2008年10月12日(日)

萌え。


 私、広く浅くやっておりますが、萌えるのは明ちゃんだけです。
 何でもいけます。
 どんなパラレルだって。(え



任侠ってどうよ
パターン1:弘美君拾われる


 どうしようもないのだとわかっていた。彼らの言うことは何一つ間違っておらず、自分も覚悟を決めたつもりだった。
 けれど、その手が自分の肩をなぞった瞬間、今までの経緯や状況やら全てが吹っ飛び、体が動いていた。
 そして今、弘美(ひろみ)は夜の繁華街を全速力で走っている。
 背後から幾人もの怒鳴り声が響く。何事かと振り向く人々にぶつかる寸前で避け、割り込み、脇目も振らずひたすら走る。
 当てはない。逃げ続けても意味は無い。頭で理解していても体が止まらない。
 走って、走って、やがて、自分を追う気配は感じられなくなった。徐々に足を緩め、人気の無いビルの陰に立ち止まる。
 汗だくで荒い息を吐く弘美を通りすがりがちらちらと見ているのがわかる。ビルの壁に寄りかかり、無機質な冷たさに熱い体を預ける。
 これからどうするつもりなのだろう。無計画な自分を他人事のように思い、乾いた笑いが漏れる。
 捕まれば、ただではすまない。逃げ出す前でも無事の保障は無かったが、殺されることは無かったかもしれないのに。
 今ではもう、すぐに殺されるかもしれない。
 ――しかし、自分は生きたいのだろうか。
 ここ数日の精神的な疲労と駆け抜けてきた肉体的な疲労で、弘美の思考はぼんやりと霞み始める。
 逃げたのは、反射だ。死の恐怖よりも、目の前の予測可能なおぞましさに突き動かされた。
 逃げずに生かされても、その生を自分は受け入れられただろうか。
 もし今から戻り、謝罪し、万が一死を免れても、そこまでして自分は生きたいのだろうか。
 このまま逃げても、捕まらない可能性は消えない。一生怯えながら生きていくのか。
 それなら、もういっそのこと……。
 瞼を閉じると同時に、弘美の意識は静かに暗闇に吸い込まれていった。





 目が覚めて、弘美は飛び起きた。
 そこは薄暗い繁華街の街角ではなく、明るい誰かの家の客室のようだった。自分以外誰もいない室内を見回し、ベッドに寝かされていた自分の体を確認する。服を着替えさせられ、汗も拭われているようだが、異常は無いようだ。
 絶望と共につい眠ってしまった記憶はある。あの後、誰かに連れてこられたのだろうか。彼らに捕まったにしては扱いが丁重だ。
 ここは、一体……。
 部屋のドアの向こうに人が立ち止まるのを感じて、弘美は振り返った。
 ガチャ
「あぁ、目が覚めた?」
 ドアが開き、一人の青年が入って来た。弘美と同じ年頃で、すらりとした体格の美青年だ。彼はドアを閉めると、ベッドの上で硬くなっている弘美に近づく。
「気分が悪いとか、どこか痛いとかある?」
「いえ、大丈夫です。あの、あなたは……?」
「俺は村岡(むらおか)明(あきら)。ここは俺の家。道端で倒れてる君を見つけて連れて来た。医者は疲れて寝てるだけだって言ってたけど、体調が悪くなったりしたらすぐ言って」
「ありがとうございます、村岡さん」
「明でいいよ」
 深く頭を下げる弘美に明は気さくに笑い、テーブルセットから椅子を持ってきてベッドの傍らに座る。
「汗かいてたから、勝手に服を着替えさせてもらった。ごめんね」
「いいえ。本当にありがとうございます」
「……失礼だとは思ったけど、ちょっと裸見ちゃってさ。驚いた。見つけた時はてっきり女の子だと思ったけど」
 まじまじと見つめてくる明に、弘美は苦笑いするしかない。
 弘美は、一言で言えば美少女だった。正確には、美少女に見える、男の子、だった。
 睫毛の長いぱっちりとした瞳、しみ一つ無い透き通るように白く滑らかな肌、愛らしい形をした血色のいい唇。どこからどう見ても、正統派の美少女。
 だが、弘美は、生まれついての男で、心も男。16になって、身長も170cmを越えてまだまだ伸びていて、服装にも気をつけている。それでも女に見られてしまう。この容姿には昔から苦労させられてきた。
 ……そしてこの容姿は、今回の一因でもある。
 自分が逃げてきたことを思い出し、弘美の表情に翳りが差す。
「よく間違われます。正真正銘、男なんですが」
「ごめん、気ぃ悪くした?」
2008年10月04日(土)

走り書きでどこへ行く。


 ヤナギさんは、ボディーガードのお仕事をしています。
 なんだか、総理大臣のボディーガードをすることになりました。
 という続き的な。頭の体操的に書いてみようかと思います。







 新しい仕事で、ヤナギはいつも着ているパンツスーツより値段の高い物を支給された。仮の仕事柄それなりの格好をしてもらわなければならない、という依頼主の注文があったからだ。
 同僚のツユにメイクを考えてもらった。ぱっと見がいつものヤナギとは違い、しかし濃すぎず、上品に、嫌味なく、且つ理知的に。
 ヤナギは鏡に映る自分を見て、よし、と気合を入れる。その姿は、どこからどう見ても非の打ち所の無い「秘書」だ。これから自分は「秘書」になる。しかし、本物の「秘書」ではない。
 ヤナギは個人専門のボディーガードの会社に勤めている。これまで様々な人間のボディーガードをして来たが、今回の仕事はヤナギにとって初めてのことだ。
 ボディーガードの対象は、総理大臣。
 期間は、海外で行われる国際会議に参加する5日間。
 国の代表には当然、警察が警護に付く。ヤナギのような民間の警備会社の人間など必要無い。実際、在任中の総理大臣の正式な公務の警護に警察以外の人間が入ることなど前例が無いという。
 ことの始まりは、一月前に遡る。

   


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