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2004年05月31日(月) 練習からの痛み

昨日は1時間おきに休憩をはさんで、3回練習をした。
3度目に練習に戻ったときには、なんとなく、
もう良いかな…なんて思ったけれど、
とりあえず、やってみた。

するとその夜、また左手前腕に痛みを覚えた。
鈍い痛み。

Feldenkraisの先生にお目にかかったばかりだし、
無理をした覚えもない。
それなのに、今日に限らず、
最近また時々痛みを覚えるということは、
私の演奏法が悪いのではなく、
本当に筋肉が疲れている、
もしくは弱っているのかもしれない。

真剣に向き合わなくてはいけない。


今朝になっても、痛みを感じたままだったので、
今日は練習せず。
生徒を教え終わり、夜になってから、30分くらい
明日のリハーサルのために、必要な個所だけさらった。


2004年05月25日(火) 生活するということは

やっぱり最近また頑張り過ぎていたかな、と反省した一日。
ここのところ、また左腕が痛くなることが多く、
自問自答していた。
そんなにたくさん練習しているつもりもなかったのだけれど…

今日は1度の練習時間を短くしてみた。
午前中約1時間15分、午後約1時間15分。
オーケストラのリハーサルもあったので、自分の練習はそれだけ。
食事に30分、シャワーや身支度に1時間、
やはりそんなことをするのにも時間が必要だし、
そういうことに時間をかけることが
生活すること、そして、生きること。
いつも時間がない、と走っているばかりで、
食事をしたり、ゆっくりしたり、空を眺めたり、道端の花を眺めたり…
そんなことがムダに思えるようではきっとダメなんだ。

車の調子が突然悪くなり、
学校から帰る途中で煙、水蒸気が前からもくもくと出てきて、びっくり。
そんな車で走っている自分も恥ずかしかった。
途中、夫に電話をして、迎えに来てもらった。
これも時間の無駄。
でもこれが生きているということ。


2004年05月21日(金) 幸運体質

ピアニストの友人によると、
例のコンクールで優勝したLくんが
この辺りでは一番有名で、大きな演奏会場の
小ホールでリサイタルをすることになったらしい。

彼の今年はスゴイ。
コンクール優勝、
夏のサマースクールのオーディションにも通り、
そして、このリサイタル。
彼にとって、今年はとてもいい年。

彼はとてもマイペースで、
穏やかな人。
常にユーモアのセンスを忘れない。

幸運体質とはまさにこのこと。


私は…

ときに、こんな風にいられなくなるので、
幸運を逃がしてしまっていることもありそう。(笑)

でも、それが私。

無理をして他の人になろうとするのではなく、
でも、自分の持っているもの、
自分に与えられたものに対して、
もっともっと感謝できるようになりたい。


2004年05月20日(木) 才能は与えるために与えられるもの

才能は人それぞれに違った分だけ与えられる。
ある人はそれ以上にWorkするし、
ある人は才能があってもWorkしないし、
本当に人それぞれ。
でも、その才能はその人自身に与えられたものではなくて、
頂いたところに返すために与えられるもの。
与えるために与えられるもの。

先生にそう言われて、
心が洗われたし、軽くなった。

私に才能があるのか、それも確かなことではないけれど、
でも、ときどき抱えている何かが
自分には多すぎるように感じることがあって、
自分でもそれをどうしたらいいのかわからなかった。
自分が抱えているものが才能だとは思っていないけれど、
でも、先生にそう言われて、

なんだ、与えればいいんじゃん。(笑)

そう思った。
他の人に与えて、軽くなればいいんだ。
そう思った。


2004年05月08日(土) オーケストラ演奏会2日目:シュライン、ヴィニアフスキ、ブルックナー

昨日は1時半くらいまで起きていただろうか。帰宅が遅かったし、演奏会の高揚感が多少残って眠るのが惜しいような感覚があった。今朝は10時頃起床。もちろん目覚ましなし。今日は全ての生徒のレッスンをキャンセルしたので、1時過ぎまではゆっくりとPCの前で過ごして、その後、昼食。昼食を終えると疲労感が襲ってきたので、ソファーにもたれてぼんやりしたり、本を読んだりして、とにかく、休んで、頭の内で自然と沸いて出てくる音楽を掻き消し、忘れるようにした。その後、着替えて、4時半頃からウォームアップ。6時頃小休止。お昼の残りを軽く頂いて、またウォームアップイに戻る。

演奏会2日目
シュライン、ヴィニアフスキ、ブルックナー

昨日と違って、緊張感はなかった。全体の出来としてはもちろん今日の方がいいようだけれど、私の気分としては昨日の方が充実していた。

出番前、休憩中に先生がいらしてくださった。出番前には「昨日はブラボー!」といってくださったのだけれど、私は照れ恥ずかしくて、「え、何がですか?」なんて言ってしまった…。休憩中には「あなたのソロはとてもセンシティブで素晴らしかったですよ」とまた褒めてくださった。ヴィニアフスキに関しても、「オケを引っ張ってくれてありがとう」ですって。そんなに良いことばかり言われたら、かえって困って、何も返すお言葉がみつかりませんでした。でもこそばゆいのもたまにはいいですね。(笑)

とにかく、無事に演奏会が終わってほっとしました。


2004年05月07日(金) オーケストラ演奏会1日目:シュライン、ヴィニアフスキ、ブルックナー

朝9時から授業。休んでしまおうか、とも思ったけれど、もうすでに一度休んでいるので、がんばって行くことに。7時半ころ起床したら、やはりかなり疲れている。午後のマスタークラスに行ったら、それこそ疲れて演奏会に差し支えると思ったので、朝8時過ぎに先生のオフィスの電話にメッセージを残した。

12時に授業が終わるとすぐに帰宅。まずはお昼を食べる。かなり疲れていたので、その後、お布団の中で横になりながらテレビを見ていると睡魔が襲ってきた。2時過ぎからアラームを4時前にセットして眠る。深く眠ったかどうかわ分からないけれど、この睡眠でかなり疲れがとれた。

アラームですぐに起きられるかと思っていたけれど、そうでもなくて、少し時間をかけて目を覚まし、ウォームアップ。スケールなどを弾いてから、オケピースに目を通していく。そうこうしているうちにどんどん時間が過ぎて、7時過ぎに慌てて自宅を出る。

8時演奏会
プログラム:アーヴィング・シュライン ダンスオーヴァチャー
      ヴィニアフスキ ヴァイオリン協奏曲2番
      休憩
      ブルックナー 交響曲4番「ロマンティック」


しっかりと休んだせいと、ブルックナーに関しては今までのリハーサルでは一度も通したことがなかったからか、今日は「弾きたい!」という気持ちが強かった。ウォームアップでも曲が長いため、逐一全てに目を通すようなことはしなかったので、それもよかったのかもしれない。

シュラインでのソロも多少の高揚感を抱きながらも無事弾き終え、ブルックナーではとても落ち着いて、集中して、音楽を演奏することを心から楽しむことができ、とても気分がよかった。他の弾き手たちは初日で緊張していたのか、あまり弾かないので、ソフトなパッセージなどは本当によく落ちて私好みに仕上がっ(てしまっ)たのも嬉しかった。


2004年05月05日(水) クラス内演奏:ラヴェル ソナタ 3楽章

ラヴェル ソナタ(3楽章)を室内楽のクラスで演奏した。
ピアノがどんどん先に行ってしまって、私は転んだ。(涙)
一生懸命一緒に練習してきたのに、
どうして本番になると聴いてくれないのだろう、
ちょっとピアニストのせいにしてしまいたくなるような気持ち。
どんな風になってもきちんと弾けるべきなのだろうけれど、
ちょっとだけこの人とはもう弾きたくない、そんな気分にさせられた。


2004年05月03日(月) 救いの手  

昨日の夜くらいから、
また少し神様と話をしだした。

自分だけで何でもできるような、
どこかでそんな気になっている自分が
また顔をだしはじめているのに
気がつき始めたから。
調和を忘れかけている自分がいるのに
気がつき始めたから。

なんとなく反省の気持ちを込めて
昨晩も、今朝も、
神様に話しかけたら…

レッスンのキャンセルがでた。

時間が足りない、
時間が足りない、
そんな気持ちの私に救いの手。


けい |MAIL

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