ぶつぶつ日記
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2005年04月26日(火) 日本的な事故

尼崎で起こった列車脱線事故は、
ありとあらゆる国でトップニュースになったらしい。
理由は、「あの日本で、そんな事故が?」
と言った感じだったようだ。

日本=まじめ=安全、みたいな神話が海外にあるので、
そんな列車が脱線するなんて、
しかも、何十人も人が死ぬなんて?
という驚きがあったようである。

しかし、事故の原因がスピードの出しすぎ、
そしてその理由が、1分30秒の遅れを取り戻すため?
と報道されたのを聞いたとき、
なんと、「日本的な」事故ではないか・・・・
とため息が出た。

世界中で、電車や列車が1分遅れたからといって、
車内放送や駅放送であやまる国など、
多分日本のほかを探すのは難しい。
PタイムNタイムじゃないが、
スケジューリングというものがあるようなないような第三国だけではなく、
欧米先進国と言われる国でも、
列車が遅れるのは当たり前、
列車の出発や到着のホームが変わるのは当たり前・・・
そういう国が多い。
もちろん、タイムスケジュールはできるだけずれない方がいいし、
日本のような劣悪な通勤状態の国では、
ちょっとした列車の遅れが、人々のストレスになる。
でも、それもあまりにもストリクトに求める過ぎると、
今回のような、本末転倒の事態になってしまう。

生真面目さというのは、実は危うさの隣にあるもの。
最近、そんなことも考える。


2005年04月20日(水) 時間配分

さすがに、今まで5日かけていた仕事を2日でやらなくちゃいけなくなって、
通学時間にも時間がかかるし、時間配分は頭が痛い感じです。
大学院に行く場合、70分同じ電車に乗りっぱなしなので、
いろいろできそうな気がして、
重いのにアラビア語の課題とか持ち込んでいます。
が、そう思ったようにできないというか(^^;)。
電車の振動って眠気を誘うので、寝てしまったり、
おきていても、ぼーっとしてしまったり・・・。
なかなか、思うようには時間が使えません(^^;)。

仕事に関して言えば、今のところ暇な時期だし、
もともと、大して仕事量の多い職場じゃないので
(現在、授業を担当しているわけじゃないし)、
2日くらいでも、あまり問題はないんですけどね。

これからレポートなどが増えるとちょっと頭が痛くなることも
出てくるでしょうね〜。。。。。


2005年04月16日(土) 人は見かけに寄らぬもの

今日は、千葉方面へお仕事に。
暖かくて外出日より。
電車はそれなりに混んでいました。
乗り込むと、いまどき〜な若者が2人、
座席を三つ占有。
っむ(ーー)。
ったくよー、立ってる人はまだいないけどさー。
乗ってくるぞ〜、これから・・・。
と、おばさんは心の中でぶつぶつ言っておりました。

案の定、2つほど駅が進むと人が増えてきた。
すると、件の若い衆は、とりあえず席を詰める。
ふむ、よろしい。
意外とわかってるじゃないのさ。

そして、また駅がいくつか通り過ぎた時、
おもむろに顔を見合わせ立ち上がる件の若者。
その視線の先には、杖をついた老夫婦が立っておりました。

ほえ〜(・・;)。
若者よ、えらい。
人は見かけに寄らないのね。
おばさん、感動(TT)。
穏やかな春の午後なのでした。


2005年04月11日(月) 桜咲いたら、一年生

咲いたと思ったら、散ってますね、桜。
今年は勢いで咲いて、あっという間に終わる。
侘び寂味わう時間もない感じです。

それで。
桜も咲いたので、ついに明日から大学院の授業。
お弁当も作ったし、準備は万全(^−^)b
のはず・・・。
というか、教科書もないし、準備っていうほどのものもない。
するのは、心の準備だけでしょうか。

先週は、交流会やなんかで、何回か大学に行って、
先輩や学部生、新しく赴任していらした先生なんかにも、お会いしました。
その先生たちの授業を取ることになるのですが、
まだお若く、気さくな感じで良かったです。
新人同士、和気藹々。
こう言う時に、小さい大学の良さを感じます。
そして、授業が始まっていないのに、
担当教授にこき使われる(笑)。
それも、またよし。

体に気をつけて、がんばります。


2005年04月04日(月) 地獄に落ちる?

最近テレビでもよく聞くけれど、
今日は見知らぬおじさんに言われた(笑)。
勧誘じゃないと言いつつも、
信じないと四方八方ふさがりになるだの、
地獄に落ちるだの。
それは宗教勧誘っていうのよ、おじさん。

それに、私はすでに地獄に落ちることに決まっているんです(苦笑)。
決まっている人間に、脅し文句をかけたって、
ちっとも利かないでしょう。
相手を見ないとね。

地獄に落ちることは、怖くない。
そうならなければいけないのならば。
そして、だからと言って、
あきらめたりもしない。
そう生きると決めたのは自分。
誰にも弁解も、命乞いもしない。
天地がひっくり返って、膝まで血の池に浸かっても。


2005年04月03日(日) 人生のバリエーション

人は色々な瞬間に、あらためてこの世界の広さや狭さを感じる。
それは、その人によって、色々な瞬間で、
違う人によっては、何にも感じない出来事や瞬間かも知れない。

私が世界の広さを感じるのは、
本やドキュメンタリーの中で、自分と同じ世代のの女性が、
自分とは全く異なる世界に生きていることを知る時。
同じような時代に生まれ、同じ時を過ごしているはずなのに、
その生活があまりにも私の生活とかけ離れている時。

例えば、ボリビアに生まれたリゴベルタ・メンチュウ。
彼女は、私の兄の世代であるのに、
彼女の生活は、貧しさだけではなく、
先住民であるというだけでのあらゆる迫害、
そして、弾圧による家族の死に彩られている。

そして、トレイシー・ローズと言うアイコン。
彼女は私と同じ年。
貧困と飢えすらあるアメリカの階級社会の現実、
両親の離婚と家庭の崩壊・・・。
私が恋愛なんて興味がなかった15歳の頃、
同じ年の彼女は、その体をスクリーンに切り売りし、
ポルノスターに「なるしかなかった」。

世界はなんと広く、なんと残酷か。
見えているものはあまりにも一部で、
同じ時代に生きながら、
そのあまりの共通性のなさに、混乱する。
それもこれも、同じ地球の上の出来事。
今、この一秒に広がる数え切れない人生のバリエーション。


*私の名はリゴベルタ・メンチュウ―マヤ=キチェ族インディオ女性の記録
エリザベス ブルゴス (著) 新潮社

*トレイシー・ローズ 15歳の少女が、いかにして一夜のうちにポルノスターになったのか?
トレイシー・ローズ (著),WAVE出版


2005年04月02日(土) 根競べ

ローマ法王、重態のようですね。
法王職は終身雇用制、今年の年始の挨拶を見た時は、
あまりの老いの姿に、見ているのがつらい感じでした。
こうなると、あまり延命治療をせず、
速やかに安らかに、天国への扉を開けてあげた方が
本人にとって、幸せなんじゃないかと思います。
しかし、信者の方々に取ってみたら、
やはり奇跡を信じたいものなのでしょうか。

さて、信者ではない私は、こうなってくると
なかなか下世話な想像をしてしまうわけです。
今頃、ローマ法王庁内、緋色の衣を着た人たち(枢機卿)が、
どたばたと右往左往、
時期法王選出に向け、画策をしてるんだろうなあ、とか。
一般的政治と何らかわることなく、
いや、むしろ国を越えての権力になるので、
そりゃあ、すごいどろどろなこともあるでしょう。
昔から、ローマ法王庁が清廉潔白であったためしはないし、
法王選出には、現在の地球上の権力争いや、
カソリック教会の今後の布教活動に関わる問題とされていますし。

ちなみに、法王選出の会議のことを、イタリア語で

コンクラーベ

と言うそうです。
日本人にとっては、かなり皮肉で笑える名前です。


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