ぶつぶつ日記
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2003年06月30日(月) 大きくなった?

今日帰宅したら、ずっと昔に近所に住んでいたおばさんが、
遊びに来ていた。
ここのうちには、おしめがはずれないようなうちから、
結構お世話になっていたうちで、
勝手に上がりこんで、簡易プールに入れてもらい、
そこんちの息子さんの服を着せられ、
ごはんまで食べて帰ってくるような乳幼児だった私(^^;)。
そして妙な縁で、ここんちの嫁さんは
私の高校の時に同級生だったりする。

さて、ずいぶんしばらく振り、というか、
私が幼児だった時以来、久しぶりも良いところであったのだが、
「全然かわってないねえ〜(^^)。」
と言うお言葉・・・・。
うれしいんだかなんだか、なー。
その上「大きくなったねー」を連発されてしまいました。
大きくって、そんな私はすでに三十路も半ばなんですけど(^^;)。
でもまあ、おばさんから見たら
「大きくなった」なのかな。
いくつになっても、年の距離は縮まないわけだし・・・。
ちょっとこっぱずかしい、夕暮れでした。


2003年06月29日(日) ありがとうございました

チャリティーにおわれて
(実はちょびっと夏の旅行についてもおわれていた)、
すっかり日記をさぼってしまいました。
最長かも、1週間・・・。

チャリティーも盛況のうちに本日最終日。
皆様のお心こもったお金は、
再来週にはきちんと寄付したいと思っていますので、
もう少々お付き合いください。

ほんとうに、出展してくださった方、
買ってくださった方、
どちらもありがとうございました。
実は、今回チャリティーが開始になって、
かなり重圧と言うか、
やっぱりたいへんな部分があって、
「あー、もうやだーーー(泣)」
と思ったこともあったのですが、
手伝ってくださるとお声をかけてくださる方もいますし、
「いつまでも続けてください」と言う方もとても多くて
(本当はこう言うチャリティーがなくなる世の中が必要なんでしょうが・・・)、
やっぱり皆、何がしかの機会を探しているのかなと思いました。
次回ももたもたしながらがんばりますので、
またよろしくお願いしますm(__)m


2003年06月23日(月) 悲しいて貧しい、「心の支え」

むしろ、イラクの人々の言葉よりも、
米兵たちの言葉の方が、やりきれなさを誘う。
戦争は終わった「はず」。
自分たちは国に帰れる「はずだった」。
解放者としてイラク国民の人気者になる「はずだった。」
でも、今彼らがいるのは自分の家ではなく、
そうして暖かく彼らを受け入れてくれることのない、
敵意に満ちたイラクという国だ。

夜な夜な浮かんでくるのは、
切断された赤ん坊の死体であり、
焼け焦げた肉体のにおいであり、
いつ殺されるかわからない恐怖であり・・・。
本来疲れて何もしなくても眠れるはずなのに、
そんな体に鞭打って
無意味な仕事を夜もし続ける。
例えば、キャンプの裏にプールを作るようなこと。

ほとんどの兵士は10代後半から20代。
医者は彼らをイラクから国に帰すこと、
それしか彼らが狂気に転がり落ちるのを
止める手立てのないことを知っており、
そういってもいるが、
彼らはまだまだ帰れない。

そんな彼らの唯一の支えは、
ワールドトレードセンター。
そこで死んだ人々のこと。
その正統的な報復のため、
自分たちは正しいことをしているんだという、
たった一つの悲しくて貧しい、心の支え。
しかし少なくとも911時点では、
アルカーイダとイラクを結びつけて考えられる
決定的な証拠はなかった。
むしろ、アラブでも屈指の世俗政権であったイラクは
アルカーイダの攻撃対象ですらあった。
でもそんなことを彼らは知らないし、
そんなことを彼らは知りたくもない。

そしてもうひとつ、
ワールドトレードセンターでなくなった
3000人あまりの「報復」のために、
アメリカとその強力国はすでに、
アフガンとイラクで、
それ以上の民間人を殺していること。
そんなことも、イラクで眠れぬ夜を過ごしている
兵士たちは聞きたくないだろう。

そんな場所に、日本からも人が行く。
そうして同じようにイラクの人々の悪意にさらされた時、
日本人兵士たちは、
一体何を心の支えにするのだろうか。


2003年06月22日(日) チャリティー開催中

チャリティー開催準備のため、
週末は日記お休みモードに入ってます。
今回も力作珍品揃っておりますので、
ぜひごらん下さい。


2003年06月20日(金) 自己満足の狭間で

支援とか援助とか、
それは結局、自分自身の自己満足に過ぎない、
ということを時折思う。
自分が行った何かしらが、
誰かを救ったという、
いわゆる何かへの罪滅ぼしかも、とか。

だから、援助は一切したくないという人もいるだろう。
もっと攻撃的に言えば、
そういったもので営利をむさぼる人をのさばらせているんだ、とか。

でもやっぱり、救えるものなら救いたい。
支えられるのであれば支えたい。
私たちが先進国で生活していること、
そのことだけで弊害をこうむっている誰かがいる以上・・・。
それを自己満足というのなら、
それも甘んじて受けよう。
それくらいしか、私にはできないのだから。


2003年06月19日(木) 本を巡る冒険

つらい時、なんとなく悲しい時、
気持ちが沈んでどうにもならない時、
自分の本棚の前で立ち止まり、
須賀敦子さんの本を手に取ることが
本当に多い。
そうして、読み終わったあと、
この人の優しくて、悲しくて、暖かい、
そして新しい本を、
もうそんなにたくさんは読めないんだなと思い、
残念な気持ちでいっぱいになる。

不思議な題名の新しい本は、
色々な雑誌に寄稿された書評が中心だった。
あといくつ、須賀さんの新しい本が出版されるか
わからないけれど、
須賀さんがどれだけたくさんの地図を
私たちに残してくれていたか、
あらためて気がついた。

それは、本を巡る静かな冒険への地図。


2003年06月18日(水) カウントされない人たち

結局、イラク一般人の戦没者に関しては、
アメリカは調査する気は一切ないようだ。
でも、死んでいる人はたくさんいて。
悲しみを抱えている人もたくさんいて。
憎しみを煮えたぎらせている人もたくさんいて。

やった方は、すぐに自分のやったことを忘れる。
いや、その意義に酔って、
やったという認識すらないかもしれない。
でも、やられた方は、決して忘れないんだよ。

1万人とも言われている、
カウントされない、地下に横たわる人たち。
その上に、危うい平和という文字が
道化面して乗っている。


2003年06月16日(月) 戦争が終わっても、帰って来られなかった人たち

イラクでの戦闘が終わって、
全ての軍人の家族はホッと一息、
胸をなでおろしていた。
夫が、子供たちが、恋人が、友人が、
無事に帰ってくると。
でも、実際には、戦争が終わったというのに、
無事には帰って来られなかった人たちがいる。

なんで今も死んでいるんだろう?
何が起こっているんだろう?
そんな答えを伝えてくれる報道も
ほとんどない中で、
日本も文官含め、多国籍軍に
人を送ることになるらしい。

帰ってきたくても帰って来られくなった人が
実際に現れた時、
この国の人々は事の重大さに、
ようやく気がつくのかもしれない。


2003年06月15日(日) 3歩歩いて2歩下がる

ような心境。
やり場のない、もやもやした気持ち。
相手のことを思いやって、
どうしてそうするのか、
わかっているつもりだけど、
でもやっぱり、
どうしてそんな風にするわけ?
こっちの気持ちはどうなのよ!
と言いたくなってしまう。

そして言いたくなってしまう気持ちを
ごくりと飲み込んで、
距離が遠くなってしまったように感じる。
実際に、今日の心の距離は
本当に、遠い。


2003年06月13日(金) アラバマ物語

少し前何気なく目にした記事、
それはアメリカ人が選ぶヒーロー人気投票の結果だった。
インディ・ジョーンズやジェームズ・ボンドという
いかにもな競合を押しのけてその1位に輝いたのは
「アラバマ物語」の主人公であるフィンチ弁護士。
ずいぶん古い映画だなーと思い内容を調べてみた。
1930年代のアメリカ南部アラバマ州。
根強い黒人差別が残る土地で弁護士フィンチは
白人の娘を暴行した疑いをかけられた黒人青年の弁護を受け持つ。
彼にとっては良心にもとづいた仕事であったが、
町全体が彼の敵となって裁判の前に立ちふさがる・・・。

フィンチを演じたグレゴリー・ペック氏が亡くなった。
そのニュースを見ながら、
こういう人物を心のヒーローに選ぶアメリカ人に、
その同じ心で、国際社会にも目を向けてほしい・・・と思った。
無実の罪で裁判を受ける黒人青年のように、
虐げられている人々がいやしないか?
そうして今自分たちは、
フィンチの前に立ちふさがった人たちのように、
パレスチナの前に立ちふさがってはいないか、と。


2003年06月12日(木)

いつもいつも思う。
悪いのは、パレスチナだけなの?
パレスチナ人は、全員、気が狂った狂信者なの?
それとも、好戦的な人種なの?

否。

そのどれもが違う。
そんなことはありえない。
少しだけ、少しだけ見方を変えれば、
いつも見ているニュースにも
疑問がわかないだろうか?

考える。
どうして自爆テロが起こるのか。
どうして自爆テロに進んで向かう人がいるのか。
イスラエルだけが被害者なの?
イスラエルだけが正しいの?

否。


2003年06月11日(水) 力試し

まー次から次へと色んなことがあって、
ある意味飽きないと言えるぞ、職場(^^;)。
でも精神衛生上はとーーーーっても悪い。
人相と愛想と性格が、どんどん悪くなってしまう。

さてさて・・・。
そんな状況を打破するために、
力試しをしてみることにしろう。
来年がだめなら、さ来年があるさ!
そのくらいの気持ちでやってみます。


2003年06月10日(火) 嫌な仕事

日銭を稼ぐために行っている週末のバイトも、
気がつけば古参組みになっていた。
名前と顔を覚えるまもなく、
次々に新しい人が入っては、
いつの間にかいなくなっていたりして。
淡々と仕事をこなして、マニュアルもほぼ必要なくなっているが、
そうなると今度は、新しい人のお世話をする機会も増えてくる。
何が一番嫌かというと、
それはやっぱりしてはいけないこと、
言ってはいけないこと、
相手のことを注意する仕事だと思う。
先日もそういうことがあり、
ものすごくどきどきしながら、
「それは次からはやってはだめだよ。」
と隣に座っている子を注意した。

誰だって、注意されたらいい気持ちはしない。
でも、する方だってやはり、
嫌な気持ちになるのだ。
そのことは、私にもわかっている。
でも、上に立つ、というのは
そういう嫌なこともひっくるめて、
責任を負うということじゃないのかな。
だから、お給料も高いし、権力もある。
それを、そういう嫌な部分はあくまでも自分たちでやろうとせず、
ただただ下に押し付けたり、えばったりしているんだったら、
いなくなってほしい。
「雇ってやっている」というばかりじゃあ、
雇われている方はやっていられない。
雇う方には雇われる側以上に、
思い責任と義務があるんだから。
そのために労働基準法だってあるんだから。
そういうことすら知らない雇用者のものとで働くのは、
骨が折れます・・・・。


2003年06月05日(木) プリンセスという生き方

K姉妹を生み出したプチブル御用達雑誌、
内容的に、はなはだ勘違いで面白いので、
ものすごく重くて立ち読みには向かないのだけど、
こまめにチェックしている。
現在、私を楽しませてくれている特集記事は、
その名も「緊急特集!プリンセスという生き方」
プリンセスですよ、王妃ですよ、お姫さまですよ(爆)。
しかも生き方ですよ(爆)。
でもまあ、内容はいかに玉の輿にのるか、ということではなく(当たり前か)、
各国の王妃の様々なファッションを取り上げて、
プリンセスっぽいファッションを載せているだけなのだが、
そのくくりというか、コーディネートした服に添えられた文章が
本当におかしいので、ぜひ見てください。

毎回取り上げられている王妃の中でもアラブ好きにはたまらないのが、
ヨルダンのアブドッラー国王(私たちの中では通称アブドラちゃん)の妃、
ラニア王妃。
もっか赤丸急上昇中、
最近のプリンセスファッションリーダーなんだそうだ。
確かにいつもいつもすごい素敵なファッション、
しかもアラブ人なのに、ぎんぎんぎらぎら成金風じゃないのである。
その上美貌とスタイル!
(申し訳ないが、お姫様よりも、
外から嫁に入った王妃の方がどうみてもきれいなのは
どの国も致し方ないことだろう。
だたし、ヨルダン王家の男はかなりの面食い、そのおかげで、
ヨルダンのハヤ王女もかなりの美貌なのは、はむどりっらーか)

プチブル雑誌に言われるまでもなく、そして全く違う意味合いで、
ラニア王妃はこれからもっとも要チェックの人物である。
イスラム教徒のパレスチナ人。そしてファッションリーダー。
一見すると相容れないこれらのものを、すんなりとその身にまとっている。
彼女は何をするだろう。
そうしてイスラム側をも含めた世界は、
彼女をどう受け止めるだろう。
外交でニューヨークに行った時も断食を中断しない敬虔なイスラム教徒の姿と、
白いジーンズを愛用する姿と、
そのどちらもが、ラニアというパレスチナ人女性の中に存在している。

追記)ヨルダンのラニア王妃について詳しく知りたい方は、
今月号のバザール(ペネロペ・クスルの表紙)に、
特集が組まれていますので、ごらんになってみてください。


2003年06月04日(水) 背負えない

一緒に働いている人の個人的事情というものは
本当に背負えないなーと思う。
その事情を理解し、だからどうにも身動きが取れないのもわかる。
じっと耐えているのも大変だなーと同情もする。
けれど、結局私たちは他人なのだ。
相手には相手の、
そして私には私の事情があり、
それぞれはそれぞれで、背負っていくしかない。
理解していたとしても、
その考え方、それゆえの行動を
100%共にはできないのだ。
思いやりをもって、
できるだけお互いがいいように
仕事をしていきたいとは思うが、
やはり、平行線の部分もある。
それが、仕事上の付き合いというものなのかな。


2003年06月03日(火) 選別

そろそろチャリティーも近くなってきたし、
寄付先候補を探そうと思っていた矢先、
広河隆一さんのメルマガを読んで、
うーむむと頭を抱えてしまった。
そこには、優雅な現地生活をしているNGOもたくさんいること、
彼らの人件費にお金は使われているのではないか?
と書かれていた。

難しいなー、と思う。
その見極めが。
本当に一生懸命活動しているNGOもあるだろう。
活動しているものの、
その配分がなんだか本末転倒なところも多いだろう。
それを見極める力が、私にはない。
がくーーーーーーー。
いつか、自分の手でお金を持って、
現地に行って寄付先を選別できたらいいのに。
イラクでは医者は足りているという。
良い医者はたくさんいるけど、医療品が足りないと。
そんな人たちに、直接渡せればいいのに。

どなたか、お勧めの団体は、ありませんか?


2003年06月02日(月) 尊敬できる人の条件

自慢しない人
えばらない人、
人のランク付けをやたらとしない人
タイトルで人を評価しない人
指示ができる人
人のせいにしない人
自分ばかりが偉いと思っていない人
自分が今の自分なのは、誰かのおかげと思っている人
良いことはいい、悪いことは悪いとはっきり言ってくれる人
適度に謙虚な人、
適度に野望のある人、そしてそのために努力している人
人は人、自分は自分と割り切れる人
割り切れているから、人の足を引っ張らない人、
仕事以外に夢中になれるものもある人、
仕事以外に夢中になれるものがなくても、そういう誰かを応援できる人
楽しみを持っている人、
そしてやっぱり、思いやりのある人

あなたはどんな人を尊敬できますか?
そして私はいくつ当てはまってるだろう(^^;)。
人徳者への道のりは、長い。


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