サッカー観戦日記

2026年10月31日(土) 東北地区大学リーグ 仙台大−富士大


東北地区大学リーグは長年仙台大が最強だった。あまりにもぶっちぎりなので東北まで行く必要を感じず、総理大臣杯などで仙台大を最優先で観る。それで十分なはずだった。リーグ戦としての面白みがなかった。しかし富士大がいきなり全国制覇して仙台大がダントツではなくなった。今季初めて東北地区リーグを見る。最終節とはいえ順延の関係で必ずしも最終戦ではない。富士大、仙台大、八戸学院大のみつどもえで首位は富士大だ。富士大は勝てばインカレ(東北からは2校)で、仙台大は勝てば順位逆転でインカレ、3位八戸学院大にもチャンスがある。富士大は人生初観戦。岩手県花巻市にある。学生数が少なく、スポーツで大学経営を立て直すという近年ありがちな大学だ。ただし富士大を総理大臣杯全国制覇させた監督は九産大に行った。

会場の仙台大は名前と違って仙台市内にはない。最寄りの駅は東北本線で仙台と白石の間の船岡駅だがこの日阿武隈急行に乗れるので、より最寄りの東船岡駅からアクセスした。

東北地区大学リーグ
仙台大学−富士大学
10月31日 13時 仙台大学サッカー場 人工芝 曇り


仙台大
鮎澤太陽1 GK
佐藤怜司3 DF
前田航星 (Cap.) 4 DF
鈴木大翔7 DF
石毛翼17 DF
菅原颯太20 MF
山口春汰6 MF
三沢大和10 FW
武田陸来9 FW
川村紀吏14 FW
高木輝人18 FW

小舟凰雅23 GK
武石大空2 DF
大畑魁5 DF
池田勇気21 DF
天野瑠成8 MF
阿部吉平11 MF
細谷唯斗13 MF
村山優成15 MF
衣川藍斗25
監督 吉井秀邦

富士大
GK 1眞中裕都
DF 3大江晃太郎 (Cap.)
DF 6伊東諭良
DF 13村澤進太郎
DF 20佐立恭梧
MF 7則松隼人
MF 8佐々木悠磨
MF 14山田遥斗
MF 17蒲田陽向
MF 29齋藤太賀
FW 11野村一颯

GK 25小笠原信哉
DF 2槝之浦陽
MF 16林叶磨
MF 19小森琉已
MF 22戸島滉心
MF 26佐藤小次郎
MF 27石関琉
FW 9伊藤俊輔
FW 28村上太一
監督 鳴尾直軌


仙台大
十番十八
十四六番二十九番
十七四番三番七番
一番

富士大
八番
十四七番十七二九
十一二十三番六番十三
一番

立ち上がり仙台大がバックラインでつなぐが前進ルートがなく、そこからいきなり裏に蹴る。仙台大と言えば個人能力で、少し前まで毎年Jリーガーを輩出していた大学だが、平山相太さんが監督になったあたりからいきなり弱体化して、プロ入りは必ずしも出なくなったし、今年も発表されていない。私の目には今年のチームもプロから声がかかるレベルの選手はいないように見える。富士大は5バックで引いて守るが、その割に裏に不安があるが、仙台大のアタッカーのスピードが上回るということでしょう。23分、仙台大、後方に引いた��三沢の裏へのパスに�温睫擇�裏を取り決める。仙台大は裏、裏、裏だから次は裏はないと思ったらまさにドツボである。さらに28分、左サイドバック�雲侈咾�ら左裏�温睫擇悄△海譴魴茲瓩藤押檻亜�

仙台大。�ち暗帖B腓�い。裏へのフィードを再三狙う。�雲侈咾魯譽侫謄�。フリーキックも蹴る。��山口は引いてビルドアップ、と見せて、結局蹴るだけ。�歓�原はフォワードを追い越し飛び出す。��武田は速い。��三沢はトップ脇として自在に引く。�温睫擇魯─璽后�ポストをこなし裏にも走るしフォアチェックもする。仙台大にはプロの可能性を感じないという趣旨を書いたが、強いて挙げるなら彼に可能性がある。

富士大は5バックで引いて�┷粥耕擇悄H爐砲惑�発的なスピードがあり、ピッチ内では最もプロに近い。5バック中心の�B膵召鷲坿鑞僂覆�らドライブして前進し、繋ぐ意思と闘志がある。�Π謀譴和臺繊��敢肝�はレフティでフィードがある。上手くはないが。キーパーはキックは伸びる。

双方力量は関西学生2部くらいか?

44分、テントの陰でゴール前は見えなかったが、�┷粥耕擇虜献侫蝓璽�ックに中で㉙齋藤は合わせて2−1。

後半だが、ハーフタイムの修正で富士大が攻勢に出る。不器用ながら繋いで前進できるし、教えられている。交代を織り交ぜ4バックにして攻勢に出るが、仙台大も必死に耐える。

富士大
八番二九
二七七番十四二八
十一六番三番十七
一番


そして終了間際ハンドで得たPKを��武田が決めて3−1として仙台大が勝利した。

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帰りはJR東北本線船岡駅からだが、大幅に乱れていて40分以上待った。なぜか駅に石川啄木の歌碑があった。



2026年10月24日(土) 関西クラブユース選手権プレーオフ ガンバ大阪−奈良

クラブユース選手権について。言うまでもなくクラブユースの全国大会で今年から冬季開催になった。関西の枠は4つ。長年、京都・ガンバ・セレッソ・神戸で分け合っていたが、近年奈良クラブが頭角を現し、一昨年はセレッソを倒し全国へ、昨年は前年度全国制覇のガンバと引き分けてPK戦でガンバが全国へ行った。予選の形式だが、関西4強で総当たりで上位2チームが自動的に全国へ。下位2チームはその他のクラブのトーナメントを勝ち上がった2チームとプレーオフを行う。関西4強は「J組」と称していたが、関西のJクラブは最近になって奈良・FC大阪・レイラック滋賀と加わり、滋賀以外にはユースチームがある。したがってJ組はPP組と名称が変わった。「プレミアプリンス」という意味だと思われる。奈良クラブはいつプリンスリーグ関西に加わってもおかしくないが、そうなれば4強だけのリーグを行う理由はなくなるので、5チームで5角形を作って隣の頂点のクラブとだけ対戦する、いわゆる「ペンタゴン方式」で予選を行うと想定される。総当たりリーグならば、4クラブなら3節で済むが、5クラブなら5節も必要だからだ。あるいはトーナメントか。

さて今年のプレーオフには4強からセレッソ大阪とガンバが出場し、セレッソはすでにBASARAに大勝して全国行きを決めている。奈良クラブという貧乏くじを引いたのはガンバだが、準備期間の短い例年と違って、今年は春にプレーオフ行きが決まったので、奈良クラブを分析研究する時間はたっぷりあり、プレミアリーグに所属して戦力で上回るガンバの絶対優位と予想される。

関西クラブユース選手権プレーオフ
ガンバ大阪−奈良クラブ
10月24日 10時 OFA Bグラウンド 人工芝 雨 ピッチ悪 水が浮いている


ガンバ大阪
GK 16 藤ヶ谷陽歩 09.06.14 179.70
DF  5 嶋岡陽大  08.10.20 173.67  
    2 丸岡海太  08.12.03 180.70
   41 岡元侑大  09.05.24 183.71
    7 村田康輔  08.05.22 177.62
MF 40 深江龍明  09.12.13 179.64
   17 藤本祥輝  09.04.02 169.59
   13 城阪光輝  09.12.29 178.70
   44 岡本新大  09.12.16 174.64
FW 10 安井司   08.07.21 155.54
    9 三村走太  08.08.31 180.75

奈良クラブ
GK 12 川又春太
DF  6 吉田悠輝
    3 石橋晴陽
    5 レアル甲偉
    4 田中郁大
MF  8 長又逢来
   11 鈴木健
    2 佐藤悠雅
FW 14 浜名元希
   10 眞?嶺海大
    7 福山剛汰

ガンバ大阪
九番
十番
四四四十十七十三
五番二番四一七番
十六

奈良
十番八番
十四十一六番七番
五番四番三番二番
十二

4分、ガンバが中でつなぎペナ右寄りで空いていた��城阪へ、グラウンダーダイレクトで左足で正確なシュートが決まり1−0。
11分、城阪から中の��安井へ、正確なトラップからコントロールシュート左隅へミドルを決めて2−0。

ガンバはキーパー�案�ヶ谷とセンターバックコンビ��丸岡㊶岡元が圧倒的に高い。さらに水の浮くピッチでガンバは強く正確なグラウンダーパスがあるが、奈良にはない。センターバックコンビは守備面では真価は分からないが、それくらい圧倒していた。岡元の可能性はどれくらいあるのだろうか?上背がもう少しあれば確実にプロなのかもしれないが。丸岡は大学で即Aチームレベル。ガンバはビルドアップできて奈良はできない。�ヅ莢�は右利きで中を持ち上がり、偽サイドバック的に絞って受けられるので起点になれる。��村田は守備では対面の奈良��浜名に大苦戦。攻撃面ではスピードを見せた。ボランチ㊵深江は技術的に安定し守備力も上がった。クラブの期待も大きい。右足フリーキックも蹴る。ガンバのドイスボランチは攻守の役割を均等割りだが、彼は攻撃に持ち味があるが、プロには守備力を求められる。一年間でどれだけ守備を高められるか?相方の�影K椶盥チ�手。守備面で奈良クラブの��浜名のケアも役割だったが完遂した。戦術的能力も高いのだ。技術的にも高い。右の��城阪は右利きでセットプレーも蹴るが、両足使える。突破もなかなかで中に現れるタイミングもいい。意識が攻撃、攻撃だったかな?左の㊹岡本はレフティで左足フリーキック担当。彼が開いて�ヅ莢�が中に現れる。��安井は上手い。今までに見た高校生選手では一番うまいかもしれない。トラップが自由自在で細かいステップで運べるドリブルも自在で速い。シュートも上手い。ただあまりにも小柄で、クラブの期待もイマイチなのか、明らかに一番うまいのにフリーキックを蹴らせてもらえない。��三村はなかなか強い。

奈良クラブはビルドアップを図る。図るが、ゴールキック時にキーパーの近くにセンターバックがいてそこにガンバは��三村と㊹岡本がケアして��城阪も奈良の左サイドバックを見ると、中盤へは全く繋げない。つまりグラウンダーパスを蹴れない。�Φ氾弔�アンカーだが繋ぐことはできない。雨のピッチで波乱が起きるどころか、奈良クラブだけが技術が足りず、ビルドアップできなくなった。そして前に蹴るが精度がない上に前線に高さ・強さがなく、ガンバに完璧に撃墜されカウンターを受けてサッカーにならない。��鈴木健が中盤上がり目だが、ほぼ無効化され、左に開くジョーカーでトップ昇格の��浜名はボールに絡めない。トップから��長又がボランチの位置に降りてきたり、�∈監�が偽サイドバックとしてボランチに位置に現れたりと、�Φ氾聴奮阿房�け手を増やそうとするが、パススピードの差でビルドアップの差が出ている。前半は2−0。時折��浜名の単発ドリブルが光るが、彼を戦術的に無効化したガンバが圧倒していた。

後半もガンバが圧倒。水の浮くピッチにガンバは全く困らず、奈良は大苦戦。68分、奈良は��浜名を交代させ、ほぼ勝ち目がなくなった。後半アディショナルタイム、奈良は左に現れた�∈監�の右足左クロスにファーポスト際��福山のヘッドで2−1と追撃。公式記録では前半アディショナルタイムとなっているが誤り。しかし直後にガンバも一気の攻めで��安井が決めて3−1でガンバが勝利、全国行きを決めた。



2026年10月21日(水) アジアパラ大会 ブラインドフットボール 日本−イラン

私はフットボールファンだが、好奇心強めの人間として様々な障がい者フットボールも観てきている。が、パラリンピック種目のブラインドサッカーは未見だった。
現在行われている。名古屋アジアパラ大会。アジア大会と同じタイミングで行われる障がい者のための総合国際スポーツ大会である。ある程度メジャーなスポーツならば、その障がい者スポーツもまた盛んに行われており、パラリンピックだと車いすテニスや車いすバスケが有名だ。フットボールにも様々な障がい者スポーツがあるが、パラリンピック採用種目は1スポーツ1種目。フットボールの場合はブラインドサッカー。今大会での表現ではブラインドフットボールだ。会場は名古屋駅から中央本線で少し入った鶴舞(つるまい)駅そば、テラスポ鶴舞(つるま)だ。公園内のピッチ。ブラインドフットボールはフットサル大の20×40メートルのサイズで行われるので、グラウンドを狭く切って使う。したがって余った人工芝部分は余剰スペースとして使われる。

主たるルールを説明しよう。キーパ1人とフィールドプレーヤー4人から成り、攻撃する相手ゴール裏にガイドという目の見えるコーチが指示役になる。ピッチ横からは監督も指示する。またキーパーも見える人(弱視含む)なので、要するに三か所から指示が飛ぶ。キーパーのプレーへの直接関与はかなり制限されていて、もちろん自らドリブルで攻め上がることはできない。フィールドプレーヤーはアイマスクをつけて全く見えない状況でプレーする。ボールは中に鈴があり、転がせば音が鳴る。ボール持っている選手に近づく際は「ボイ!」(スペイン語で「行くぞ!」という意味)という声をかけ、見えない中での激しい激突に備える。とはいえ、激突は避けられない競技であり、勇気を求められる。両足に交互にタッチするドリブル主体で、パスは相手が見えないので、指示に従いサイドチェンジか、タテに蹴り出すパスのみ。サイドは腰高の壁に囲まれ、壁にぶつけて外に出ないので壁付近での激突も多い。コーナーキックはパスの出しどころが分からないので、守備側はキーパーとフィールドプレーヤ計4人がコーナーに近づいて守る。もちろん一定の距離は離れなければならない。ゴールキックではなく、キーパースローまたはゴールクリアランスから再開するが、どうやらノーバウンドでハーフウェイラインを超えると「オーバースロー」の反則である。キーパースローの際はフィールドプレーヤーが壁際の深くで待ち、一気に進むチャンスである。
選手個人については、まずマッチョであることが求められる。激突が多く、身体をこじ入れるドリブル主体だからだ。そして想像力が必要だ。通常の?フットボールも想像力(創造力)のスポーツだが、ブラインドサッカーは音で位置を判断し、正確にドリブルのコースを想像しなければならない。そして精神力が必要だ。見えない中集中し続けるスポーツだけに消耗が激しいだろう。
部外者から見て、圧倒的な習熟性に驚かされる。私の考えでは障がい者スポーツは競技者に同情して観るものではなく、高度な競技レベルに感嘆して観るものだと思う。想像力があるものにとっては彼らは高度な能力を備えたアスリートだ。障がい者がただ頑張っているという程度のものではなく、才能あるものが鍛え抜かれてこの場にいる。以前ブラインドサッカー選手が見えない中で正確に円形をドリブルできるという映像を見たことがあるが、そんなことよりも遥かに高度なプレーを見せている。目の見える人の指示通りにプレーなんてスポーツじゃない。
観客は声を出してはならない。目の見えない、音が頼りのプレーヤーにとって邪魔だからだ。思わず出る歓声はアリらしいのだが。この点私はうっかり歓声を上げていた。

さて試合である。第1位試合は韓国対タイ。遅刻した。世界ランキングではタイのほうが上で、実際実力ではタイが上だったが、第1ピリオド(前半)は0−0。前後半それぞれ20分間のランニングタイムで行われる。第2ピリオド、タイが中央ドリブルから正面で左に切り返しシュートが決まり0−1。以降もタイが押して結局0−1で勝利した。

直射日光がきつく、第2試合は日本対イランで混むだろうし、暑くて前半で帰ろうと思った。サポーターが何故かゴール裏ではなくメイン(ベンチと逆側にしか席がないのでバック?)に陣取り声を出すので邪魔でイランサイドに移動した。観客もイランサイドのほうが多い。サポーターが鬱陶しいのか、単に入口に近い自由席だからか?

日本対イランはスターターは日本のほうがマッチョである。イランとは男子A代表や男子フットサル代表では日本と宿命のライバルだが、イランの最大の武器はアーリア人特有のゴツさだ。筋肉ではなかなか勝てない。だがブラインドサッカーについてはイランの福祉が手厚くないのか?競技人口が多くないのか?なんと筋肉で日本が対抗できている。さらに世界ランキング3位の日本はパスが他国とはレベルが違う。サイドチェンジがぴたりと決まる。ただイラン相手だと身体をこじ入れるドリブル成功とまではいかない。前半残り数秒で日本の右コーナー。ゴール裏のガイドがシナリオを伝える。そのシナリオ通り、コーナーからドリブル、8番が左足を振りぬき1−0と日本先制して前半終了。

しかし後半はイランがスターターの8番に加え、ゴツい5番を前線に入れてパワフルなドリブルを仕掛け、日本も止めきれなくなる。そしてついに8番がドリブルからミドルを右隅に叩き込み1−1へ。日本も盛り返し、互角の展開になる。そして残り1分48秒、日本のキャプテン10番が叩き込み2−1へ。残り時間、日本が上手く時計を進め2−1で日本が勝利、決勝進出を決めた。

ハーフタイムで帰るつもりが熱気に当てられて最後まで見た。なるほど、高度な専門性を持ったスポーツで、しかも聴覚障碍者のデフサッカーと比べて一目瞭然の違いがある。パラリンピック採用も納得である。なかなかないだろうが、機会があったら是非一度見てほしい。



2026年10月19日(月) 専門学校選手権1回戦 京都医健−静岡医療科学大学校 ルネス紅葉−シティフットボールアカデミー

専門学校とは。高校卒業程度の学力を入学条件とする、職業若しくは実際生活に必要な能力を育成し、または教養の向上を図ることを目的として組織的な教育を行う専修学校のうち、専門課程を有する教育機関である。いわゆる資格スクールとは異なる。

さて、30年以上昔にある専門学校のCMに「なーんも専門学校」というものがあり、批判で取りやめになった。明るい雰囲気を演出した意図があったと思われる。専門学校のもう一つの社会的役割として、中学や高校の学校教育で取り残された子の救済というものがあるだろう。あるアニメ専門学校で講師が「ここを出てもアニメ業界にはほとんど入れないが、社会の中で行き場をなくした子供たちの救済の場だ」と話していた。

もちろん明確に向上心を持って専門学校に進む子もいる。ただ学校社会と実社会をつなぐ場としての専門学校の存在はどうしても「非主流」という色彩が濃い。

フットボール的な話をすれば、「敗者復活戦」である。以前ほど「Jリーガー輩出」を謳い文句とした専門学校はなくなり、業界人育成にシフトしてきている。専門学校を出てもプロ選手にはなれない。そもそも専門学校に進む子は高校生時代には高いレベルでプレーした経験はほぼないだろう。が、全国大会である専門学校選手権を通じて、人生の指針となるべく、自信と誇りを養ってほしい。

さて専門学校選手権は20年間にわたって関西勢が優勝を独占している。履正社系の専門学校が強い。履正社高校は大阪府トップクラスでプレミアリーグにも所属していたことがあるが、実はサッカー界に「履正社」の名前が出てきたのは専門学校が先だ。高校の強化は歴史が浅い。今大会も履正社スポーツ専門学校北大阪校が出場している。今大会の優勝候補も履正社のほかに天皇杯出場歴があり、フットサルでは2回全国制覇したルネス紅葉、栃木シティ系列のシティ・フットボールアカデミー、宮崎情報ビジネス専門学校あたりが優勝候補だろう。その初日、ルネス紅葉対シティフットボールアカデミーのカードが初日1回戦午前中にある。会場のJグリーン堺のレストランは月曜日は定休日なので昼は食べられない。近くにコンビニはない。したがって午前中だけ観戦する。


まずS16の京都医健専門学校と静岡医療科学大学校の試合を観る。大学校とは法的には厳密な名称ではないらしい。防大こと防衛大学校はインカレでの全国ベスト4経験があり、気象大学校は大学校の中でも最も学力を求められるだろう。一方で専門学校に近い大学校もあるということで、今大会にもほかにも群馬自動車大学校がエントリーしている。
レベルとしては等身大の学生さんで、前日に観た高校選手権大阪府大会5回戦(ラウンド32)よりはっきり落ちる。明らかに京都医健のほうが上。大会プログラムによれば、力のある高校出身者はほぼおらず、フィジカルも普通。今大会は90分ゲームでしかも交代自由でも再入場可能でもないのに、大会を勝ち抜ける肉体には見えない。前半で3−0。ピッチ移動してS15へ。ルネス紅葉0−0CITY FOOTBALL ACADEMY。こちらは大阪府高校ラウンド32の平均よりは上か。シティは当初プロのアカデミーという体で売り出したが、しかしプロ輩出レベルではない。とはいえ今の専門学校のトップレベルは大阪府高校ラウンド16レベルに達している、と同時に関西から優勝カップを奪うのではないか?
後半シティが3点とり、0−3でシティが勝利した。

今大会もレベルを確認出来て満足だ。しかし90分ゲームの連戦というレギュレーションはやはり過酷だ。連戦が避けられないなら、試合時間は考えたほうが良いと思う。



2026年10月18日(日) 高校選手権大阪府大会5回戦(ラウンド32)

この日のメインはJFLで堺開催が、こういう時は抱き合わせを検討する。で、高校選手権大阪府大会ラウンド32(5回戦)が入っている。JFLは13時からで、11時からの高校選手権の第2試合を観ることにした。前日の福井県大会準々決勝と同等以上のゲームを期待できる。繰り返すが大阪府は5回戦なので基本的には4回勝ち上がったチームのレベルの高さを期待できる。
この日はバスも臨時便が出ている。Jグリーン堺行きは場内が渋滞で、バス停に着くまで時間がかかった。堺浜北行きならピッチまで近いしすぐに着くし、そちらにすれば良かった。
さて場内のバス停に最も近いS6ピッチでは桜宮対アサンプションのカード。いきなりだが前日に観たカードだと丸岡とほぼ同等、坂井より明らかに強い。桜宮は市立高校。スポーツでは県立高校とか府立高校は強化しづらいが、市立高校は強化しやすい。桜宮もそういう高校だが、暴力体質があってバスケ部では顧問の暴行の挙句、部員が自殺して問題になった。その際にバスケ部の顧問だけでなく、学校の体質も問題になった。対するアサンプションは中高一貫で、中学サッカー部も強化していてすでに大阪府トップクラス。近年高校サッカーは6年間一貫教育がトレンドだ。高校からの強化でも勝てなくはないが、戦術的には突き詰められない。さて、そんなことを思いながらピッチ移動する。この日はS6、S8、S9、S10の4つのピッチで各4試合、計16試合を行う。メインからだけではなくバック側からも観戦できて見やすいS8では関大一が押している。「月まで走れ」がキャッチフレーズでひたすら走る前顧問が亡くなったが、走力は相変わらずだ。しかし関大サッカー部に人材を送り込むほどのレベルではない。
S9は夏の大阪府代表校の大阪桐蔭に廃校が決まった東大阪大柏原が挑む。前半を終えて0−0。後半に入りS10の履正社対浪速を観ていたが、履正社が1−0でリードしている。ここで様相がおかしい。S9に戻ると東大阪大柏原がリードしているのだ。0−1。
メモはつけなかったが大阪桐蔭は3バックで2枚看板の9番11番のうち9番がいない。11番は左アウトサイド。私はプロの可能性もあると思っている。が、今期の大阪桐蔭は困れば、右アウトサイドの9番か左アウトサイドの11番をトップに上げる。この日も11番をセンターフォワードに上げる。後半20分頃押し込んで11番に当てて反転シュートが決まり、1−1。これはシンプルに11番の能力で決めた。そして大阪桐蔭が一方的に押し込み、東大阪大柏原はひたすらに耐えてPK戦狙いと思われる。終了間際、大阪桐蔭はセンターバックキャプテン5番をトップに上げてパワープレー。引き分けPK戦を嫌うのは大阪桐蔭のほうだ。そして終了間際に押し込んで右パスを5番が右足で蹴りこみ2−1と逆転し、大阪桐蔭が勝利した。夏の代表校大阪桐蔭が激戦区大阪とはいえ、ラウンド32で危うく敗退するところだった。
もちろんレベルの高いゲームで、地方の予選準々決勝や準決勝よりもレベルでは上だろう。大阪府は高校サッカーの盛んな土地柄で、レベルも高く層も厚く、予選参加校も多い。人口の多さ以上に参加校の多さが目立つ。その割に全国では勝てなかったが、今年の全国高校総体では大阪府の中ではトップクラスではなく、大阪府からのエントリーの多いプリンスリーグでもない近大附が全国準優勝して、改めて大阪府のレベルの高さを証明した。今年の大阪府には多分近大附よりも強い高校が7,8校はあるだろう。全国最強クラスはいないが、全国制覇可能な高校は多い。楽しみだ。



2026年10月11日(日) 青森国スポ(国体)少年男子2回戦 青森県−秋田県 千葉県ー長野県

青森国スポ(国体)少年男子2回戦
青森県選抜−秋田県選抜
10月11日 10時 多賀多目的運動場 ピッチ良 晴れ 主審 三好柊真氏


青森県 所属記載なしは青森山田高校
GK 12 越後莉琉  16 180
DF 3 鶴岡隼   16 179
DF 4 中野颯馬  16 184
DF 5 増田叶   16 177
DF 15 鶴田暖   15 180
MF 6 泉晴人   15 166
MF 7 齊藤蓮介  15 179
MF 8 古川瑛大 (Cap.) 16 172
MF 11 菊地玲真  16 168
FW 10 神遥之介  15 174
FW 14 �眦呈酋蝓 。隠供。隠沓�
GK 1 赤荻龍翔  16 176
DF 2 今渕瑛心  16 168 ヴァンラーレ八戸
MF 13 藤島溫   16 168
MF 16 西村太佑  16 177 青森県立八戸
FW 9 平山瑛大  16 165
監督 宮本徹郎 青森県立三本木恵拓高校

秋田県 所属記載なしはブラウブリッツ秋田U−18所属
GK 1 齋藤結進  14 177 ブラウブリッツ秋田U−15
DF 2 伊藤大朗 (Cap.) 16 169
DF 3 用松隼   15 190
DF 4 小田嶋優希 16 184
DF 5 遠藤応世  16 173
MF 8 高橋太陽  16 174
MF 10 尾張谷大知 15 165
MF 14 菊池心   15 170
MF 15 斉藤琉斗  16 174
FW 9 藤井伶皇  16 175
FW 11 刀根逞翔  16 174
控え選手
GK 12 舘岡海斗  16 190
DF 6 藤澤善司  16 166
MF 7 高橋十夢  16 161
MF 13 黒沼葵   16 180
FW 16 佐藤稜馬  16 169
監督 今井尚也 秋田県立角館高校

角館高校は高校サッカーでは無名だが、実はJリーガー輩出している。したがって少なくとも当時は優れた指導者がいたと想像されるが、監督の今井先生が該当するのかは分からない。はっきり言えるのは優秀な指導者はどこにでも眠っているということだ。

青森県
十四
十番
八番六番七番十一
五番四番三番二十五
十二

秋田県
十一九番
十番八番十五十四
五番三番二番四番
一番

青森県は左の�┯点邵献�ットイン主体に攻撃の起点になる。両足使える。右の��菊池はかなり速いが封じられる。�D甓�は上半身が強くセンターバックながらロングスローを投げに来る。�っ飜遒楼掬歸�に高い。
青森県はタテに速い。というかタテ一本だが、この日は相手の秋田もデュエルで戦えることがあって跳ね返され攻撃にならない。しかし青森県は戻りが早く、というかこの点が徹底され、速攻をあまり受けない。

秋田県はキャプテンの��伊藤は確かに右センターバックなのだが、不調か?ボールロストが多い。しかしカバーが早く、統率力もあり、実力の一片は見せた。相方の�M兢召牢萎�に撃墜し、秋田のボールポゼッションの起点にもなり、今大会見た中では屈指のセンターバックだ。右サイドバック�ぞ�田嶋もスケールの大きな守備力を見せ、対面の青森県キャプテン�┯点遒離織討鯢�じる。やや中に絞り技術もある。なかなか上手い。秋田県は確かに4バックなのだが、�ぞ�田嶋��伊藤�M兢召裡灰丱奪�気味にも見える。�ケ麁�は突破力がある。右ハーフ��菊池はレフティのドリブラー。フリーキック担当。実はファイターでもある。左の��尾張谷は中に絞りカットイン得意。インサイドの�┨盒兇鉢�斉藤のコンビは戻りが早くデュエルでも負けず、常にアラート。��藤井はポスト役だがトリッキーでもある。��刀根はエース。速くて突破力があり、なかなか止まらない。
秋田県は技術に優り、支配して崩してチャンスを作る。別に県外からの留学生を集めているわけでもないのに体格が良く、まずデュエルで負けない。青森県のタテを跳ね返せる。素材では若干青森県が上回るが大きな差がない。たまたま逸材ぞろいの世代なのかもしれないが、ブラウブリッツ秋田がここまで強化しているとは。割と好みのポゼッションスタイルだ。前半は0−0。

後半も激しいデュエルで双方シュートには行けない。

49分、右から秋田県��尾張谷のドリブルを何とか防ぐもこぼれを�ケ麁�蹴りこみ0−1。
65分、青森県��神の右足右コーナーに�っ飜遒�圧倒的高さでヘッド。1−1。コーナーを獲得した流れの右サイドバック�∈�渕の80メートルドリブル持ち上がりが良かった。

試合はこのまま引き分け。PK戦を観るのは好きじゃないので離れたら、結局青森県が制して勝ち上がった。

主審の三好氏は流し気味のレフェリングで余裕で捌いていた。双方フェアでマナーが良かったのはあるが、地元青森びいきの中、公平で場内も納得させる笛を吹けるということは相当才能のある審判員だと思った。


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青森国スポ(国体)少年男子2回戦
千葉県選抜−長野県選抜
10月11日 12時 多賀多目的運動場 晴れ ピッチ良 主審 久保沢透大氏

千葉県
GK 1 金森央円 16 185 流経大柏
DF 5 井上颯     16 182 流経大柏
MF 4 菊池夢翔 16 173 柏レイソル
MF 6 関田理人 15 170 市立船橋
MF 8 坂本敦哉 16 166 市立船橋
MF 15 長井健     16 166 市立船橋
MF 16 森田翔葵 16 183 流経大柏
FW 7 秋元大樹 16 170 市立船橋
FW 10 熊木虎太郎 (Cap.) 16 172 流経大柏
FW 11 稲田凌久 15 181 柏レイソル
FW 13 出川瑛太 15 167 ジェフユナイテッド千葉
控え選手
GK 12 大泉未来 16 182 流経大柏
DF 2 堀智尋     16 170 流経大柏
DF 3 大川颯太 16 176 ジェフユナイテッド千葉
DF 14 岡崎皇我 16 174 流経大柏
FW 9 大岬斗真 16 178 流経大柏
監督 平塚智 監督 千葉県立士気高校

長野県
GK 15 齊藤匠   16 178 松本山雅
DF 2 太田朔   16 174 松商学園
DF 3 高橋真平  16 180 松本山雅
DF 5 海江田凌史 16 171 松本山雅
DF 12 金山凌也  16 174 長野パルセイロ
MF 6 渡邊創太  16 173 松本山雅
MF 9 中村裕ノ進 15 166 松本山雅
FW 8 牧内瑛 (Cap.) 15 161 松本山雅
FW 10 吉澤凰河  16 167 松本山雅
FW 11 和泉佑希  15 174 松本山雅
FW 13 萩原侑大  16 165 東京都市大塩尻

GK 1 相馬大輝  16 189 松本山雅
DF 4 佐藤心   15 169 長野パルセイロ
DF 16 田上遼真  15 169 松商学園
MF 7 小暮大翔  16 170 長野パルセイロ
MF 14 内藤凰士郎 16 178 松本山雅
卯之原勇輝 長野県立松本深志高校


千葉県
十一十三
十番八番十五七番
四番五番十六六番
一番

長野県
十一
十番
十三八番六番九番
十二五番三番二番
十五

千葉県は2トップへの依存度が高くて、ほかの選手の個性が見えにくい。センターフォワード��稲田の強烈なポストで押し込み、��出川の爆発的なスピードが生きる。この二人はプロに行く可能性が高いんじゃないかな?稲田はフリーキックを担当する精度もアイディアもある。出川は小柄ながら小刻みなドリブルもよい。キーパー�ゞ眇垢論爾�大きい。左センターバック�グ羮紊篭�烈な寄せが光る。相方の�或硬弔蘯虍�はいい。右サイドバック�Υ愿弔榔燭戮襦�その前の右ハーフ�Ы�元は速い。右は武骨だ。左サイドバック�さ特咾皹燭戮襦�上手い。�┷篷椶魯織瓩鮑遒譴襦���長井にはミドルがありキック精度があるがフリーキックを任せてもらえるほどじゃない。

長野県はセンターバック�9盒兇�千葉県��稲田と互角の勝負を繰り広げる好センターバック。��吉澤は細かくてレフティで上手い。エース。��牧内は右足フリーキック担当で上手い。長野県は残念ながらデュエルで劣勢で千葉県とは素材の差が出ている。とてもうまくてそれなりに人口の多い長野県のポテンシャルと主力となる松本山雅の育成の成果を感じるのだが。国体で毎回感じる都会の優位性、数の論理を感じる。残念ながら先天的なタレントの差で千葉県が圧倒的に優位なのだ。

24分、ハーフカウンターから千葉県��出川がスピードで右をぶっちぎりゴール。圧倒的なタレント。
47分、生観戦者あるあるとして、トイレで離れている間に長野県同点。1−1。��吉澤。
66分、千葉県�Ы�元がスピードで左深くまで突っ込み横パスを�B臉遒�決める。2−1。


結局千葉県が勝利した。順当ではある。しかし内容的にはイマイチ。長野県も良さは見せた。監督さんの士気高校というのは高校サッカーの予選を熟読している私でも記憶にないのだが、近年頭角を現している有力校なのだろうか?



2026年10月10日(土) 青森国体(国スポ)少年男子1回戦 茨城県−青森県 長崎県−京都府

国体(国スポ)は伝統ある総合スポーツ大会で可能な限り同一県で行う。サッカー競技のみならずチームスポーツは県選抜単位で行われることが多い。今年は青森県開催で、少年男子は八戸開催だ。
地方の国体はとにかく宿が取れない。が何故か八戸の東横インをとれた。これならば二日間見てもよい。前日の埼玉の宿から大宮駅で新幹線に乗って八戸に向かう。はやぶさは仙台までが混むので、仙台まで立ち席、仙台から指定席をとって八戸に向かう。で、八戸に着いてから驚いた。案内のボランティアが足りてない。八戸駅西口のシャトルバス乗り場にロクに案内がいない。西口に出てから少し迷った。地方はとにかくお金がない。人もいない。ボランティアもいないのか。国体ではお馴染みだった無料メシも無料ドリンクもない。正確に言えばせんべい汁が振舞われるが、無料ドリンクはない。

会場の多賀多目的運動場はヴァンラーレ八戸のホームスタジアム、プライフーズスタジアムと言ったほうが通りが良いが、この観戦記は長年続いており、ネーミングライツをそのまま載せても名称変更して資料性がなくなることが良く分かっているので、正式名称で記載する。

シャトルバスで20分くらい。なかなかの僻地にスタジアムがある。グルメはそれなりにある。八戸のイカ唐揚げとか。八戸に限らず、日本は漁業資源管理がなってない。八戸も獲り過ぎを指摘されている。漁業従事者も農水省も意識低すぎる。いったん壊滅したニシン漁から何も学んでいないのか……?

会場には遅刻。というか東京を起点にしてはどう急いでも遅刻する。20分近く遅刻したが、シャトルバスは30分かかるという話で、それが20分早く着いたのだからよかった。試合は35分ハーフだ。



青森国スポ少年男子
茨城県選抜−青森県選抜
10月10日 10時 八戸市多賀多目的運動場ピッチ良 晴れ 主審 鈴木辰汰氏


茨城県
GK 1 三崎斗馬 (Cap.) 16 183 鹿島アントラーズ
DF 3 スコットディヴェッティモアントニオ大翔 16 184 鹿島学園
DF 15 森保凌太 16 175 東洋大学附属牛久
MF 5 軍司海空 15 168 水戸ホーリーホック
MF 6 中島大和 16 175 水戸ホーリーホック
MF 7 芝山叶睦 16 172 水戸ホーリーホック
MF 8 大谷理琥 16 175 水戸ホーリーホック
MF 10 東城樹     16 167 鹿島アントラーズ
FW 9 吉成葵     15 171 水戸ホーリーホック
FW 11 毛利侑雅 16 162 第一学院
FW 13 飯田蒼生 16 181 鹿島アントラーズ
控え選手
GK 12 南谷大和 16 178 水戸ホーリーホック
DF 2 玄ラファ 16 175 鹿島学園
DF 4 板橋弘毅 16 178 東洋大学附属牛久
MF 14 海老澤開生 16 166 水戸ホーリーホック
FW 16 齊藤颯人 16 180 鹿島学園
監督 飯田慎一郎 茨城県立竹園高校

青森県 所属記載なしは青森山田高校
GK 12 越後莉琉  16 180
DF 2 今渕瑛心  16 168 ヴァンラーレ八戸
DF 3 鶴岡隼   16 179
DF 4 中野颯馬  16 184
DF 5 増田叶   16 177
MF 6 泉晴人   15 166
MF 7 齊藤蓮介  15 179
MF 8 古川瑛大 (Cap.) 16 172
MF 11 菊地玲真  16 168
FW 10 神遥之介  15 174
FW 14 �眦呈酋蝓 。隠供。隠沓�

DF 15 鶴田暖   15 180
MF 13 藤島溫   16 168
MF 16 西村太佑  16 177 青森県立八戸
FW 9 平山瑛大  16 165
監督 宮本徹郎 青森県立三本木恵拓高校


茨城県
九番十六
十一十番六番誰々
五番三番誰々誰々
一番

青森県
十四四番
八番六番七番十一
五番四番三番二番
十二

青森に眼鏡を持っていくのを忘れたので到着時の出ていた選手の番号が分からないところがある。裸眼でも見えないわけじゃないが、ピッチの逆サイドは難しい。

到着時0−2。敵陣に素早く蹴りこむ青森県がずっと攻勢。茨城県は鹿島アントラーズの選手が少ないが、昨年本国体前に選手を引き上げた前例があって、今年も引き上げたのか、茨城県協会サイドの不信で最初からあまり選ばなかったのか、とにかく少ない。そうなると青森県は青森山田主体、茨城県は水戸ホーリーホックユース主体になり、チームのレベル差が個人能力差に出ている。国体は都会絶対優位、地方は不利なのだが、全国から最強クラスの留学生を集めている青森県や佐賀県ならば渡り合える。

青森県のターゲットは�っ飜遏�センターバック登録で4番なのにセンターフォワード起用。短期トーナメントで勝つための起用だろう。青森県は優勝を課せられたプレッシャーか、勝利へ最短距離という方向性が感じられた。私の思う育成とは違うが、地元国体で経験の浅い指導者の重圧は計り知れない。ひたすらタテに急ぐスタイル。キャプテン�┯点遒藁沼�を駆使したプレー。基本もしっかりしているがハードにプレー。茨城県では��海老澤はなかなかのドリブラー。��東城は左足フリーキック担当。到着時にすでに2点入っていて、青森県がひたすらタテで、デュエルの強さはよくわかったが、選手の個性はよくわからず。茨城県に至っては何故関東ブロック予選を突破出来たのか分からなかった。最終スコア2−5。


+++++++++++++++++++++++

せんべい汁をもらってスタグルも食べて、何とか第2試合に間に合った。

青森国スポ(国体)少年男子
長崎県選抜−京都府選抜
10月10日 12時 多賀多目的運動場 ピッチ良 晴れ 主審 大塚一輝氏

長崎県 所属記載なしはV・ファーレン長崎
GK 1 柿田龍希 16 175
DF 2 一ノ瀬蕾 15 161
DF 3 高野匠人 16 180
DF 5 村上悠剛 16 169
MF 6 東山隼斗 16 170
MF 8 森山太一 (Cap.) 16 170 長崎日大
MF 11 宮嶋良治 16 171
MF 15 松本光     15 166 長崎南山
FW 7 桑原颯太郎 15 170
FW 9 原田琉依 16 180
FW 16 �靈杪�     16 172 国見
控え選手
GK 12 竹田宗徳 16 173 創成館
DF 4 �靄楸格� 16 174
MF 14 川内蒼士 16 172 国見
FW 10 北里駿弥 15 176
FW 13 黒木健太郎 16 175
監督 森保洋 V・ファーレン長崎

京都府 所属記載なしは京都サンガ
GK 1 加曽利悠馬 16 180
DF 2 西井玄篤  16 181
DF 3 大坪丈悟  16 176 京都精華学園
DF 4 金淳優   16 170
DF 5 俣野希輔  15 173 京都橘
MF 6 吉村洸葵  16 171
MF 7 阪下乗太朗 16 173 立命館宇治
MF 8 小柳徹心  16 170
MF 10 杉田琉晟 (Cap.) 16 162 京都橘
MF 13 三輪万葉  16 169
FW 9 樋口僚哉  16 170

GK 12 阿武真都  16 183 京都精華学園
DF 16 青山輝   16 174 京都橘
MF 14 上原颯介  16 177
MF 15 宮谷桜士郎 16 168 京都橘
FW 11 権藤永大  15 173 京都橘
監督 内田貴之 京都サンガ

長崎県
十六九番
七番八番六番十一
十五五番三番二番
一番

京都府
九番
七番十番十三
八番六番
五番四番三番二番
一番

第一試合でも書いたが、国体は都会優位の地方不利だ。なぜなら県選抜単位の勝負となると、人口がすなわち素材の数で、後天的教育が互角ならば、先天的才能の差で都会が勝つからだ。これが高校サッカーだと単独チームの争いなので、都会だとチームも多く人材も分散するから勝負になるのだが。で、人口の多い京都府と地方の長崎県。京都府絶対優位が予想されたが、どうやら様相が違う。つまり先天的才能に差がないとしか思えない。京都府はたぶん意識して京都サンガからはあまり選んでいない。選手選考には日の当たらない選手に大舞台を経験させようという意識がある。だから素材で落ちる。それを差っ引いても長崎県がタレントに恵まれている。選手リストには記載していないが、大会プログラムには中学時代の所属チームも載っている。それによると長崎ジュニアユース以外に、シーガル広島が2人、サガン鳥栖、FC多摩、八代フューチャーズ、ソレッソ熊本、ロンドSCが長崎ユースに入っている。つまりきっちりタレントを集めている。今まで地方かつ人口が少ないところ、つまり田舎ならば青森県(青森山田)や佐賀県(サガン鳥栖)くらいタレントを集めないと苦しかったが、長崎県はこれに近い。これならば渡り合える。

長崎県。��原田は強くてターゲットになる。高さ以上に強さがある。またいいタイミングで引き、�胃世糧瑤喀个靴鯊イ后�つまりクレバーでもあり、��原田は相当いい選手だ。左センターバック�ヂ湿紊魯譽侫謄�−でフィードがあり、相方の�9睫遒歪戮靴�強烈で屈強な長崎県の象徴だ。�ε貉海肋綣蠅�て飛び出せる。�Х�原は荒削りのドリブラー。相当しつこい性格をしている。あきらめない。右ハーフ��宮嶋はレフティでカットインを狙うドリブラー。キャプテンの�┸校海話鰐�だが見えている。

京都府。�ざ發魯疋薀ぅ屬任�てカバーも速い。判断もよく、かなりクレバー。�∪尚罎魯丱奪�ラインで最もよかった。対面の�Х�原をよく見て封じ、寄せもよく激しさもあり、攻撃面もよかった。バックラインというかピッチ上で一番良い。�Φ搬爾楼�いてビルドアップ。左足フリーキックを担当する精度もある。相方の�┥�柳は攻撃的。このドイスボランチは相当強力。しかし彼らと互角に渡り合える長崎県も強力ということだ。��三輪は速くて突破力あるドリブラー。ピッチ内では�∪尚罎畔造屮織譽鵐函��Ш絏爾榔β�フリーキック担当。��樋口は速くて点で合わせるストライカー。

さて試合は激しいデュエルが続くが長崎県は互角に渡り合う。タレントで負けてない。シュートに行けない。
後半すぐ、長崎県はエースっぽい��北里を投入する。大柄で運べるフォワード。しかし京都の守備を打開するところまではいかない。
59分、長崎県、�Х�原が仕掛けて��北里から右にこぼれ��宮嶋が右シュート。これが決まって1−0。これを守り抜き長崎県が勝利した。

この激しいデュエル合戦を主審の大塚氏は余裕で捌いていて、とてもよかった。



2026年10月03日(土) アジア大会クリケット男子3位決定戦 スリランカ対バングラデシュ

アジア大会ではなかなか生観戦できない競技も行われる。世界で最もメジャーなスポーツの一つ、クリケットは野球の兄貴分のスポーツだが、世界ではほとんど行われていない野球が日本ではアメリカの影響で盛んで、その結果、クリケットが割を食って国内ではほとんど行われていない。野球界は野球界でクリケットのせいで世界ではほとんど野球が行われない、と思っているんだろうが。

アジア大会ではどの程度のメンバーが来日するのか分からない。プロの選手が賞金もないただの名誉のためにどの程度プレーするのだろうか?インドの誇る世界最高峰のスターは来ない。クリケットにおいて世界最高のカードはインド対パキスタンである。どちらも大国であり、しかもクリケット大国だ。決勝のカード。しかし決勝のチケットは売り切れで3位決定戦に足を運んだ。スリランカ対バングラデシュである。バングラデシュも膨大な人口を抱える大国だ。子供のころから人口が多かったので記憶している。農業が盛ん。日本では、特にフットボール界ではバングラ、バングラと呼ぶが、強ち間違いではない。つまりバングラ(ベンガルの)・デシュ(国)であり、バングラで区切るのは過ちとは言えない。スリランカはご存じ紅茶の国だ。首都はスリジャヤヴァルダナブラコッテ。なんとなく国名と首都名が同じイニシャルで始まる国はブラジルとブラジリアのような例を除くと珍しいので記憶している。最大都市コロンボとキャンディーも有名。鉄道ファンとしては世界三大高原鉄道に数えられることもある紅茶鉄道もある。そう、スリランカは中央を南北に山脈が走っていてそこでモンスーンが食い止められるので一年中東西の片方では雨が降っている。両国とも英国の支配下にあってクリケットが普及している。

クリケットの今大会ルールについて。T20という3時間くらいで終わるルールを採用している。1チーム11人。
まずボウラー(投手)が助走あり、ワンバウンドで投げ、バッツマン(打者)が打つ。売ったら走るも走らないも自由だが、対面の投手方向にもう一人のペアのバッツマンがいて、息を合わせて向かいの安全ゾーンに走り、フィールダー(守備者)の送球よりも先にたどり着けば1ラン。さらに走って2ランも可能だが、滅多にない。打球がグラウンダーで外側の線を越えたら4ラン(ホームラン)。ノーバウンドで越えたら6ラン(ホームランを超えたホームラン以上のもの)。要するに1ランが1点、4ランが4点、6ランが6点。もちろんフィールダーは必死に守る。守備者はダッシュの連続だ。投球は6球で1オーバー。これを20オーバー120球続けて攻撃終了。あるいは10ウィケット(アウト)で攻撃終了。ウィケットの方法は投球がバッツマンの後ろにある木の棒(ウィケット)を倒すことが一つ。ボウラーは木の棒めがけて投球する。あるいは1ランになる前にフィールダーを送球で仕留める。もしくは打球を地面に落ちる前に補給する(フライアウト)。後は反則。フィールドは360度あり、後方にも打球は飛ぶ。先攻と後攻が各120球の間にどれだけ得点できるかを競う競技だ。

先攻はスリランカ。最初の6オーバーは大量点を狙えるルールだ。つまり「外野」の人数が少ない。守りにくい。しかし序盤大人しい。バングラデシュのボウラーが良いのか、スリランカのバッツマンがイマイチなのか。中盤までスリランカはさっぱりだった。しかしバングラデシュの伝説的ボウラー、カッター(変化球投手)で、「ザ・フィズ」と呼ばれる、アジア大会出場全競技の中でも最大級のスーパースターというムスタフィズール・ラーマンが不調なのか、滅多打ちを食らい、大量失点する。クリケットは流れが怖いですね。しかも不調でも大選手のためか交代しづらいようだ。

後攻のバングラデシュも序盤から大人しい。中盤にも若干盛り返すが追いつくには難しいペースで、しかもウィケットを重ねる。追いつくためには4ランや6ランが大量に必要なのに、ウィケットされるのもまずく空振りもできない。状況はどんどん絶望的になり、そして17オーバーでフライアウトで10ウィケットで試合終了。スリランカ165対102バングラデシュ。
 

近くにバングラデシュサポーターがいてちょっと会話した。「野球に似てますか?」と言われて「似てない。野球よりずっと面白い」と答えた。タフなスポーツというのは共通見解だった。フィールダーが足攣っていたし、連戦もむりだろう。ボウラーも過酷だが、フィールダーも負担が大きい。メディカルも何度も入っていた。

試合終了後退去したら決勝のインドサポーターが大挙してきていた。青いレプリカユニフォームを着ている。全員入れるの?そうは思えないが。全世界6億人が中継を観るらしい。インド対パキスタンのカードだから。パキスタンサポーターはあんまりいなかった。日本とインドのつながりは濃いが、パキスタンとはあまり密ではないから。


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T.K. [MAIL]