サッカー観戦日記

2010年01月30日(土) 京都高校新人大会決勝トーナメント1回戦 洛星−菟道

この日は京都高校新人戦へ足を運ぶ。幸い便利な桂高校グラウンドだった。第1試合から観ようと思っていたが、寝坊で断念。この大会は4、5チームによるグループリーグ上位2校による決勝トーナメント方式。35分ハーフ。

洛星がFグループ2位。向陽が1位で京都外大西に2−1と競り勝ち2位に入った。20年前は初戦で大敗するようなチームだったが、力をつけている。(20年間まったく観戦しなかったわけではない)試合前、私と同年代の監督が審判服を着たまま、論理的に試合の入り方を話す。

対する菟道はLグループを全勝通過。全国経験はまだないが、コンスタントに上位につけ、関西学生リーグにも人材を送る高校である。実績は明らかに菟道のほうが上。「志在一蹴」という横断幕がある。
 

京都高校新人大会決勝トーナメント1回戦
洛星高校−菟道高校
11時30分 桂高グラウンド ピッチクレー 晴れ

洛星           菟道
−−−−−二二−−−−− −−−−−十一−−−−−
−−−−−十八−−−−− −−−−−七番−−−−−
八番−十四−−十九−十番 十番−十四−−八番−九番
十五−五番−−三番−六番 四番−二番−−五番−三番
−−−−−二一−−−−− −−−−−一番−−−−−

双方ともにGKが主将。洛星は22番が松尾、18番がイザキ、8番が石田、5番が高森。(コーチングによる)洛星GKは左投げの右蹴り。

立ち上がり、洛星はシンプルに相手の裏を狙い、バックラインを押し上げ、ペースを握る。理にかなったプレスから素早いカウンター狙い。しかし決定機はつかめない。13分、菟道、左CKで中央5番が高いヘッド、決まって0−1。洛星のマークミスだった。流れは一気に菟道へ。22分、7番の落としを9番ミドル、GKの脇を抜け、カバーに入ったDFが必死に体に当てるがゴールイン、0−2。兎道7番はFKを担当、突破力もある。直後にも菟道が裏へのボールで7番が抜け、GKを右にかわしてシュート、左にそれるが111番角度のないところでフリー、シュートはマイナス方向に飛び、GKキャッチ。前半は0−2で終了。

洛星はプレスを掛けるものの、徐々に菟道が個々の能力の高さを発揮。2人寄せても動じずドリブル突破するようになる。洛星は1対1の守備が弱い。またワンタッチコントロールが出来ないのは仕方ないが、2タッチで落ち着かせる意識も乏しく、ボランチにボールが収まらないので、マイボール時の攻め手が少ない。キック精度が低いので大きな展開もない。ハーフタイムの監督の指示は、0−2のままで行けばチャンスがある。20分過ぎまで耐えれば勝機が見えてくる、といったものだった。しかし……。

後半2分、菟道・10番が左を突破、ミドルがニアを破る。0−3。入りに差が出た。7分、菟道、右から一気にサイドチェンジ、10番に渡り3対2を作り出す。突っかけてシュート、決まって0−4。7分、菟道・7番→18番。10分、その菟道18番がペナ内でバー直撃弾を放つ。13分、洛星5番に警告。スライディングタックルが足に入る。不運な警告。16分、菟道、ゴールライン際で11番、相手3番をあっさり抜いて中にパス、カットされ右CKへ。19分、菟道・8番、10番→16番、17番。洛星・18番→7番。24分、菟道・9番、裏へ、GK出たところをループ。0−5。27分、菟道・11番→6番。そのままワントップ。結局0−5でタイムアップ。

菟道の完勝。傑出した選手はいなかったが、個々の能力がしっかりしているから、どこでプレスを掛けられても、軽くいなせた。決定機もほとんど与えなかった。洛星は方向性としては正しいと思うが、試合運びがまずく、大差で敗れた。個々の能力差は大きかった。



2010年01月27日(水) なでしこジャパン〔日本女子代表候補〕 メンバー

なでしこジャパン〔日本女子代表候補〕 メンバー
東アジア女子選手権2010決勝大会 直前トレーニングキャンプ(1/29〜2/3)

なでしこジャパン最新情報
なでしこvision
スタッフ
監督
佐々木 則夫 SASAKI Norio
【(財)日本サッカー協会ナショナルコーチングスタッフ】

コーチ
望月 聡 MOCHIZUKI Satoru
【(財)日本サッカー協会ナショナルコーチングスタッフ/びわこ成蹊スポーツ大学】
 

GKコーチ
前田 信弘 MAEDA Nobuhiro
【(財)日本サッカー協会ナショナルコーチングスタッフ】

フィジカルコーチ
広瀬 統一 HIROSE Norikazu
【(財)日本サッカー協会ナショナルコーチングスタッフ/早稲田大学】
  

選手
GK
山郷 のぞみ YAMAGO Nozomi
1975.01.16 163cm 61kg 浦和レッズレディース

福元 美穂 FUKUMOTO Miho
1983.10.02 165cm 66kg 岡山湯郷Belle

海堀 あゆみ KAIHORI Ayumi
1986.09.04 170cm 64kg INAC神戸レオネッサ

山根 恵里奈 YAMANE Erina
1990.12.20 187cm 76kg 東京電力女子サッカー部マリーゼ

DF
須藤 安紀子 SUDO Akiko
1984.04.07 165cm 59kg 日テレ・ベレーザ

近賀 ゆかり KINGA Yukari
1984.05.02 161cm 53kg 日テレ・ベレーザ

矢野 喬子 YANO Kyoko
1984.06.03 164cm 55kg 浦和レッズレディース

豊田 奈夕葉 TOYODA Nayuha
1986.09.15 164cm 58kg 日テレ・ベレーザ

岩清水 梓 IWASHIMIZU Azusa
1986.10.14 162cm 54kg 日テレ・ベレーザ

鮫島 彩 SAMESHIMA Aya
1987.06.16 162cm 53kg 東京電力女子サッカー部マリーゼ

長船 加奈 OSAFUNE Kana
1989.10.16 169cm 55kg 東京電力女子サッカー部マリーゼ

川村 優理 KAWAMURA Yuuri
1989.05.17 168cm 53kg アルビレックス新潟レディース

熊谷 紗希 KUMAGAI Saki
1990.10.17 171cm 59kg 浦和レッズレディース

MF
澤 穂希 SAWA Homare
1978.09.06 164cm 55kg Washington Freedom(アメリカ)

宮間 あや MIYAMA Aya
1985.01.28 157cm 50kg Los Angeles Sol(アメリカ)

上尾野辺 めぐみ KAMIONOBE Megumi
1986.03.15 157 cm 51 kg アルビレックス新潟レディース

山口 麻美 YAMAGUCHI Mami
1986.08.13 165cm 55kg Atlanta Beat(アメリカ)

中野 真奈美 NAKANO Manami
1986.08.30 159cm 56kg 岡山湯郷Belle

宇津木 瑠美 UTSUGI Rumi
1988.12.05 168cm 63kg 日テレ・ベレーザ

木龍 七瀬 KIRYU Nanase
1989.10.31 161cm 51kg 日テレ・ベレーザ

菅澤 優衣香 SUGASAWA Yuika
1990.10.05 167cm 65kg アルビレックス新潟レディース

FW
大野 忍 OHNO Shinobu
1984.01.23 154cm 50kg 日テレ・ベレーザ

高瀬 愛実 TAKASE Megumi
1990.11.10 165cm 59kg INAC神戸レオネッサ

*岩渕 真奈 IWABUCHI Mana
1993.03.18 153cm 44kg 日テレ・メニーナ
  
※「東アジア女子サッカー選手権2010 決勝大会」の登録メンバー(20名)は、2月4日(火)に発表予定です。  
*の選手は、代表(候補)初選出 



2010年01月24日(日) 大阪高校新人大会3回戦 三島−追手門 刀根山−芥川

新人戦3回戦は高槻のチームが2校登場する芥川高グラウンドに足を運ぶ。多分高校のグラウンドとしては、ここが最多観戦地である。試合は35分ハーフ。

大阪高校新人大会3回戦
三島高校−追手門高校
9時30分 芥川高グラウンド ピッチクレー 晴れ

三島           追手門
−−−九番−−十番−−− −−−−−十一−−−−−
十一−−−−−−−−八番 −九番−−−−−−六番−
−−−十三−−七番−−− 八番−十番−−七番−三番
十四−二番−−五番−十六 −−五番−四番−二番−−
−−−−−十七−−−−− −−−−−誰々−−−−−

追手門は5番が三島の9番、2番が三島の10番を主に見るマンマーク。きわめて守備意識が高い。三島は前線で変化のつけられる10番が主将。11番がレフティー、8番が右足FK担当。12分、三島、左CKでファーを襲い10番が上のネットに突き刺す。1−0。17分、三島、右CKで9番がファーで競り勝つが右ポスト直撃。決定機。28分、三島、左CKでショート、10番がペナ内で倒されPK。10番、相手GKの逆を突き左に決める。2−0。前半は圧倒的に三島が押して終了。

多分ハーフタイムに三島16番→6番、9番→3番。8番→18番。後半開始後少し経ってからかもしれない。3番がCBで5番がRBへ。6番がRH。18番FW。

後半8分、三島・10番がサイドに展開しペナ内に突っ込む。クロスを10番スライディングシュート、決まって3−0。12分、三島・10番を中心にダイレクトパスが回り、右への浮き球パス、11番、右に流れながら受けて右足シュート、決まって4−0。その後やや膠着し、試合のテンションが下がる。23分、三島、DFラインでのボール回しにミス、追手門11番カット、そのまま持ち込んで決める。4−1。しかし28分、三島、右クロスを2番ヘッドが決まって5−1。34分には三島GK17番→1番という余裕の交代で〆る。結局5−1で三島快勝。

三島は抜群のバランスを見せた。ミスからの失点以外ピンチらしいピンチはなかった。10番は技巧派にありがちなサボリなどもなく、チームを牽引。好選手だ。



第2試合はともに有力高同士の対戦。刀根山は全国経験こそないが、大阪ではコンスタントに上位に出てくるチームだし、関西学生リーグにも人材を送っている。芥川は高校総体全国ベスト16は記憶に新しい。

大阪高校新人大会3回戦
刀根山高校−芥川高校
11時 芥川高グラウンド ピッチクレー 晴れ

刀根山          芥川
−−−十一−−十番−−− −−−七番−−十一−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−
九番−七番−−六番−八番 十番−六番−−八番−九番
五番−三番−−四番−二番 十九−三番−−五番−二番
−−−−−一番−−−−− −−−−−一番−−−−−

前半は互角の展開。20分過ぎに突然腹痛が起こり、トイレに駆け込む。戻って芥川の部員に確認すると、芥川が1点先制している。

後半5分、刀根山、左CKでショートにつなぎ9番が切れ込んでマイナスのクロス、これを芥川オウンゴール。ショートの対応が出来ておらず、完全に集中を欠いていた。その後刀根山ペースで進み。30分、9番が左を突破しクロス、10番が潰れ8番決める。2−1。そのままタイムアップ。刀根山が快勝した。

9番はものすごい突破力があるというほどではないが、芥川の集中が落ちた時間帯に決定的な仕事をした。チーム全体的に、攻守にバランスが取れていて、安定感がある。芥川ではGK1番がよく声の出る選手で、チームの穴をよく修正していた。

大冠も槻の木も見ていないので、いい加減だが、新春の高槻最強チーム(超独断)は阿武野だと思った。金光も強い。新チームはどこも強く、もう少し4回戦に残ってもおかしくないと思った。



2010年01月23日(土) ミカサカップ2回戦 高槻FC−岩田FC

高野台中は初訪問の学校だ。校門が閉まっているし、どこから入ればいいのか分からないで、周囲をぐるっと回れば、グラウンド裏の高台からピッチが見下ろせる。この場所に慣れている人もいるようで、2人既に観戦していた。10分遅刻。すでに岩田が1点リードしているとのこと。試合は25分ハーフ

ミカサカップ2回戦
高槻FC−岩田FC
13時45分 吹田市立高野台中グラウンド ピッチクレー 晴れ

高槻FC         岩田FC
−−−十二−−三四−−− −−−−−七番−−−−−
−−−−−−−−−−−− 三七−−−四七−−−二三
二十−十八−−八番−二七 −−−七七−−三四−−−
十番−五番−−十七−十三 二九−二一−−二四−十四
−−−−−二番−−−−− −−−−−一番−−−−−

試合は高槻FCが持ち前の細かいテクニックを発揮できず、というかボールホルダーに対し岩田FCがあっという間に2人3人で囲い込み奪う。岩田は昨年のJユースカップ関西大会決勝トーナメントで4試合連続引き分けの上すべてPK勝ちして優勝したチーム。守備力が凄い。しかも高槻FCが足元へのパスばかりで、飛ばしのパスだとか、バックライン裏に出して走らせる、といった動きがまったくないので、岩田FCは守備で狙いが定めやすく、ますます守備網にかかりやすいという流れ。これは両クラブの哲学であり、相性の問題だ。高槻FCはブラジル流の技術にこだわるし、岩田FCは守備力で勝負する。高槻はレフティーの8番の引き球を多用した技術、18番の同じく細かいプレーとセンス、快速の34番が光る。

この試合は2点目が鍵だと思った。岩田は1人の相手を常に複数で囲もうというのだから、後半半ばにバテる。プレスが機能しなくなり、自陣に引くシーンが出てくる。実際、後半
10分過ぎから高槻FCが押し込み、技術で圧倒する。しかし決定機はなかなか奪えず。岩田FCは引いての守備もしっかりしている。個人の守備能力が高いわけではないが、後天的に身につけた守備技術がしっかりしている。そうこうしているうちに17分、岩田FCが高槻DFの裏に出し、GKが中途半端に前に出ているところを7番が見事なループ。0−2とした。20分過ぎから両者選手交代を次々に行なうが、高槻FCが攻めつつ。決定機は奪えない、という流れは変わらず。結局0−2でタイムアップ。

岩田FCの守備は圧巻だった。兵庫のフレスカに様に、個々の能力も組織力も高い、というわけではないが、個人の守備意識の高さは見事だ。一方の高槻FCは局地戦に秀でていたが、パッサーがいなかった。ともにポテンシャルの高いチームなので、今後が楽しみ。



2010年01月17日(日) 大阪高校新人大会2回戦 阿武野−開明

この日の新人戦大冠会場には高槻の高校が3校登場する。芥川と大冠が第1、第2試合に登場する。気候もいい。しかし立ち見でぶっ続け観戦はきついので、無理に行かなくてもいい所用に行き、第4試合のみ観戦する。ぶっ続け観戦をしていれば、1回戦の高槻北・金光と合わせて高槻の主要チームの多くをチェックできるのだが、無理は避けた。

阿武野は高槻南を何度も全国に出場させた悦勝先生のチームなので個人的注目度が高い。

大阪高校新人大会2回戦
阿武野高校−開明高校
14時 大冠高グラウンド ピッチクレー 晴れ

阿武野          開明
−−−九番−−六八−−− −−−十一−−九番−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−
十一−七番−−十四−九二 十四−八番−−十番−四番
十三−三番−−七七−十六 五番−六番−−十二−二番
−−−−−二十−−−−− −−−−−一番−−−−−

22分:阿武野、左クロスがワンバウンドで開明DFの手に当たり幸運なPK。9番決めて1−0。
27分:阿武野、グラウンダー左クロスをファーで9番コントロール、決めて2−0。
48分:阿武野、13番の右クロスを3番ボレー。3−0。
58分:阿武野、9番が裏に抜けてGKと1対1、決める。4−0。
60分:阿武野、裏へのパス、開明GKが少し前に出ているのを見て9番ループ。決まって5−0。
61分:阿武野、右クロスに14番ファーでインサイドで決める。6−0。
68分:阿武野、裏へ、快速の92番追いつき左足で右隅へ、GK見送るだけ。7−0。

バックラインから丁寧にビルドアップする阿武野だが、クレーのグラウンドと、CB陣の判断ミス・技術的なミスで奪われ、ピンチを招く。しかし開明決めきれず。阿武野はキックがしっかりしており、パスの起点になる14番と細かい技術が高く、ドリブルのある7番のドイスボランチが強力で、中盤を支配。対する開明はバックラインを大胆に上げ、オフサイドを取りに行く。幸運な先制からぐっと阿武野ペースになり、9番の決定力や主将の13番のオーバーラップなど、武器の多い阿武野が支配する。後半4点目が入ったとき、開明GKがオフサイドを取り損ねた味方を怒鳴っていたが、この時点で集中が切れた感じがあった。無理にオフサイドを狙いに行っては、次々に裏を取られる繰り返し。結局阿武野の完勝。阿武野は1回戦時の金光よりも強いと思う。全国も十分狙える戦力だ。CB陣はミスもあったが、守備力は高い。攻撃力は申し分ない。



2010年01月15日(金) 雑文・その時代ごとの風潮に反して

ユース年代や大学サッカーを観ていると世間の風潮とズレを感じることがある。世間と逆のことを主張して、自分なりに真実を言い当てた気分になりたい部分は否定しない。風潮といっても、一部のオピニオンリーダー以外の大半は一般のサッカーファンなのだから、単に流されているだけ、という部分もある。しかし疑問は感じる。

Jリーグ創世記、Jの下部組織保有が義務化され、一気にユースチームが増えた。「チームを勝たせることが目的で、蹴るサッカーに走り、個人を育成しない高校サッカー」に対して、「技術重視で目先の勝敗に走らず、ライセンス保有の指導者が個人を育成するクラブユース」などという主張があった。理想としてはそうなるかもしれない。しかし現実的には疑問が多かった。Jユースの指導者は選手としてのキャリアは豊富だった。しかし指導者としては研修を受けてはいるものの圧倒的に経験不足だった。環境面も劣っていた。好素材を集めてお互いに刺激にはなったと思うが、伸び悩んだ。高校との違いを見ようと全日本ユース選手権に積極的に足を運んだ。94年だったか、名古屋の港サッカー場でG大阪ユースと室蘭大谷高校の1回戦を観た。勝ったのはG大阪ユースだが、体格と足元の技術に優れた選手が足先でつつくようなプレーを披露していたものの、試合は圧倒的に室蘭大谷ペースだった。そのときのG大阪ユースの3年生からは宮本恒靖を含めプロが5人出ている。宮本以外にも才能を持った選手はいた。しかし、ほとんどはプロで頭角を現すことはなかった。「東の財前、西の高木」と評された高木が鳥栖である程度活躍できたくらいだった。G大阪が育成面で結果を出し始めるまでにはもう少し時間がかかった。

Jリーグ誕生とともに、一時弱体化したのが大学サッカーである。95年に福岡ユニバーで地元開催の利を生かしきって初優勝。サッカーは世界中でプロ化が進んでいるのだから、世界の大学はレベルが低いと思われがちだ。一般スポーツファンはそう主張するし、当のサッカーファンまで思い込んでいる。しかしそれは、「同年代のサッカーのプロ」と比べての話であって、「一般スポーツの大学生の競技レベル」と比べて劣るものではない。こんなことは実際に福岡ユニバーを観ていれば分かることだ。だから優勝は確かに快挙だった。一時的に大学界は沸き立った。しかし当時の大学サッカーは環境もよくなく、関西では、何十年もその座についている、さして指導力もないOB監督が一部の選手だけを指導している状況だった。だから私はあまり期待していなかった。その翌年のアトランタ五輪代表に福岡ユニバー代表からはほとんど選出されなかった。福岡ユニバーで輝いていた興津はプロで輝きを放てなかった。

5年ほど前は大学サッカーが極端に低くみられていた。ぬるま湯だの、有力選手が大学に入るのを遠回りだの……。プロに行く人数も少なかったし、浦和が坪井など大学勢を獲得したときは疑問視された。しかしすでに大学は環境が激変していた。1部リーグ8チームの試合を秋だけに行なっていた時代から春季リーグや1部リーグのチーム数の増加で、選手個人の積める試合数は激増。Iリーグの整備でBチーム以下の育成も行なわれ、スタッフの充実や人工芝など施設面の整備も進んでいた。Jのサテライトが育成面で行き詰まり、同年代ではサテよりも大学が同等かそれ以上のレベルにまで強化は進んでいた。今ではプロ入りする選手の5割近くが大学サッカー部出身である。

これは世間の風潮というほど広まってはいないが、大学女子サッカー部も過小評価されていた。大学女子界では日体大が圧倒的な実績を挙げている。マイナースポーツは体育大学が強い。他の大学が強化に力を入れていないためで、女子サッカーも同じだった。日体大はLリーグに1年間だけ参加した時期があるが結果は散々なものだった。ユニバー代表にはほとんどなでしこリーグ所属の大学生選手が選ばれ、大学サッカー部からはほとんど選ばれなかった。しかし近年関東の大学では強化が進み、レベルが上がった。ほとんどの地域では大学よりも高校のほうが強いが、関東だけは、少なくとも高校サッカー部よりは大学のほうが強い。昨年のユニバー代表は大半が大学サッカー部だった。今後も大学サッカー部の強化は進むに違いない。初出場で女子インカレベスト4の関東学園大もよくつなぎ、よく守るいいサッカーをしていた。今後一気に大学の層が厚くなるかもしれない。

最近、高校(男子)サッカーの周辺の人から、「クラブは素材を集めているけど育てられない」「ユース年代の代表はクラブが多いけれど、A代表は大半が高校サッカー出身」といった言葉が出てくる。しかしクラブが育成面で結果を出し始めたのは、せいぜいここ10年だ。20代後半で成熟する選手が多いサッカーのA代表において、クラブが頭角を現すほどの時間はまだない。しかも圧倒的に裾野の広い高校サッカーが、上の年代に行くにつれて頭角を現すのは当然ではないか。そして……、有望株の大半が高校選手権に出場する時代ではないし、予選で敗退する有力選手も多い。それにしても高校選手権に出場したJ1内定選手がたったの一人だけだったという、育成面での結果を直視すべきではないか。クラブ云々ではない。高校サッカーはそのポテンシャルを発揮できていないのだ。確かにクラブ内での昇格基準は甘いかもしれない。J1昇格者数だけを比べるのは高校にとって不利だ。しかしあんまりではないか。クラブは個性的な指導者が少ない。1年契約が多いクラブの下部組織内での競争があるとはいえ、熾烈な外部との競争があるわけではない。しかしプリンスリーグなどで高校勢と触れ、刺激を受けてクラブも変わってきているのだ。高校サッカー部はまだ現実を直視できる段階には来てないかもしれない。大学サッカー界は現実に向かいざるを得なくなってから変わった。高校サッカー部も今後の変革に期待したい。

5つ例を挙げた。いずれもそのカテゴリーを観ていて思ったことだ。単なる消費者気分でサッカーに関わるなら大した疑問・問題ではないかもしれないが、私にとっては見逃せない違和感だ。現在進行形の問題によりよい結末が待っていることを祈る。



2010年01月13日(水) フットサル日本代表候補トレーニングキャンプ(1/18〜20@千葉)メンバー

フットサル日本代表候補トレーニングキャンプ(1/18〜20@千葉)メンバー

フットサル日本代表
スタッフ
監 督
ミゲル・ロドリゴ Miguel RODRIGO 1970.07.15 
【(財)日本サッカー協会】

選 手
GK
川原 永光 KAWAHARA Hisamitsu 
1978.11.24 177cm 85kg 名古屋オーシャンズ

冨金原 徹 FUKINBARA Toru 
1982.10.18 180cm 74kg 湘南ベルマーレ

藤原 潤 FUJIWARA Jun 
1982.11.23 180cm 75kg シュライカー大阪

FP
木暮 賢一郎 KOGURE Kenichiro 
1979.11.11 175cm 65kg 名古屋オーシャンズ

上澤 貴憲 KAMISAWA Takanori 
1979.12.04 180cm 69kg 府中アスレティックFC

小宮山 友祐 KOMIYAMA Yusuke 
1979.12.22 172cm 69kg バルドラール浦安

村上 哲哉 MURAKAMI Tetsuya 
1981.09.24 174cm 67kg シュライカー大阪

菅原 和紀 SUGAWARA Kazunori 
1982.07.14 161cm 65kg エスポラーダ北海道

松宮 充義 MATSUMIYA Mitsuyoshi 
1982.07.26 178cm 65kg シュライカー大阪

北原 亘 KITAHARA Wataru 
1982.08.02 179cm 73kg 名古屋オーシャンズ

横江 怜  YOKOE Reo 
1983.06.13 173cm 67kg ペスカドーラ町田

原田 浩平 HARADA Kohei 
1983.06.25 176cm 72kg デウソン神戸

小曽戸 允哉 OSODO Nobuya 
1983.06.28 170cm 67kg バサジィ大分

畠山 ブルノタカシ HATAKEYAMA BRUNO Takashi 
1984.08.21 176cm 73kg 名古屋オーシャンズ

星 翔太  HOSHI Syota 
1985.11.17 175cm 71kg バルドラール浦安

渡邉 知晃 WATANABE Tomoaki 
1986.04.29 180cm 76kg ステラミーゴいわて花巻

滝田 学 TAKITA Manabu 
1986.07.26 177cm 70kg ペスカドーラ町田

吉田 輝 YOSHIDA Akira 
1986.08.26 174cm 68kg Orvieto/イタリア

仁部屋 和弘 NIBUYA Kazuhiro 
1987.12.13 175cm 70kg バサジィ大分

【今後の予定】
2/1(月)〜3(水) トレーニングキャンプ(静岡)



2010年01月12日(火) U−17日本代表チーム メキシコ遠征(コパ・チーバス2010)メンバー

U−17日本代表チーム メキシコ遠征(コパ・チーバス2010)メンバー

U-17日本代表情報ページ
コーチ
監督
大熊 裕司  OKUMA Yuji
【(財)日本サッカー協会 ナショナルコーチングスタッフ】

コーチ
佐藤 一樹  SATO Kazuki
【(財)日本サッカー協会 ナショナルコーチングスタッフ】

GKコーチ
阿江 孝一  AE Koichi 
【(財)日本サッカー協会 ナショナルコーチングスタッフ】

選手
Gk
田尻 健  TAJIRI Ken 
1993.06.11 181 僉70 圈 .ンバ大阪ユース

鈴木 椋大  SUZUKI Ryota 
1994.02.10 187 僉71 圈 _IF・マリノスユース

DF
遠藤 航  ENDO Wataru 
1993.02.09 175 僉69 圈 ‐兎逎戰襯沺璽譽罅璽

柳川 剛輝  YANAGAWA Goki 
1993.04.06 168 僉59 圈 .汽鵐侫譽奪船Ч島ユース

三鬼 海  MIKI Kai 
1993.04.19 170 僉61 圈 〔掌轍哀哀薀鵐僖U18

佐藤 令治  SATO Reiji 
1993.05.21 168 僉55 圈 JFAアカデミー福島

宮本 和輝  MIYAMOTO Kazuki 
1993.07.13 182 僉69 圈 _IF・マリノスユース

西野 貴治  NISHINO Takaharu 
1993.09.14 183 僉65 圈 .ンバ大阪ユース

脇本 晃成  WAKIMOTO Kosei 
1994.01.08 176 僉65 圈 .汽鵐侫譽奪船Ч島ユース

MF
相馬 大士  SOMA Taishi 
1993.02.02 174 僉65 圈 ’陬譽ぅ愁U-18

和田 篤紀  WADA Atsuki 
1993.02.09 176 僉62 圈 .凜ッセル神戸ユース

端山 豪  HAYAMA Go 
1993.04.09 176 僉63 圈 ‥豕ヴェルディユース

田鍋 陵太  TANABE Ryota 
1993.04.10 176 僉64 圈 〇杏養和サッカークラブユース

熊谷アンドリュー  KUMAGAI Andrew 
1993.06.06 181 僉67 圈 _IF・マリノスユース

為田 大貴  TAMEDA Hirotaka 
1993.08.24 173 僉61 圈 ‖臺トリニータU-18

鈴木 雄斗  SUZUKI Yuto 
1993.12.07 176 僉60 圈 _IF・マリノスユース

FW
風間 宏矢  KAZAMA Koya 
1993.04.16 172 僉60 圈 \轍市立清水商業高校

高原 幹  TAKAHARA Motoki 
1993.05.28 166 僉54 圈 〔掌轍哀哀薀鵐僖U18

柏瀬 暁  KASHIWASE Satoru 
1993.06.01 182 僉73 圈 \郷絅┘好僖襯好罅璽

久保 裕也  KUBO Yuya 
1993.12.24 177 僉70 圈 ゝ都サンガF.C.U-18

※U−17日本代表チーム:FIFA U−20ワールドカップ2013出場を目標としたチーム。



2010年01月10日(日) 大阪高校新人大会1回戦 高槻北−関西大倉 金光大阪−阪南大高

高校選手権はまだ決勝を残しているが、各地で新人戦は始まっている。大阪も今日開幕。1回戦ながら好カードが組まれている高槻北高グラウンドに向かう。第2試合は高槻北−関西大倉、第3試合は金光大阪−阪南大高となっている。高槻北は昨シーズンは春がシードで4回戦敗退、秋も4回戦敗退。対する関西大倉は春が初戦敗退、秋は3回戦敗退。高槻北はHPで「全国も夢ではない」と書いており、実際同等レベルの高槻市内の他校が全国へ行っている事を考えると、不可能な話ではないと思う。一方の関西大倉は総体・選手権に1回ずつ出ている。現在の両校は大阪ベスト16ならコンスタントに狙えるレベルだと思う。


大阪高校新人大会1回戦
高槻北高校−関西大倉高校
11時 高槻北高グラウンド ピッチクレー 晴れ

高槻北          関西大倉
−−−九番−−十一−−− −−−十一−−十番−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−
七番−八番−−十番−六番 七番−八番−−六番−九番
三番−四番−−二番−五番 四番−三番−−二番−五番
−−−−−一番−−−−− −−−−−二一−−−−−

高槻北3番は「石田」、9番は「松浦」、関西大倉4番は「サカキ」。細かくメモ取れば、コーチングから選手名がもっと分かっただろうが、寒くてあまりメモ取っていない。試合は35分ハーフ。

5分:高槻北、右FK、7番の右FKのこぼれを10番シュート、クリア。決定機。
7分:高槻北、スルーパスに9番が中から右に流れシュート、左に外れる。決定機。
27分:高槻北、7番左クロス、9番落としレフティーの8番左足シュート、GKを逆を突くが、何とか横っ飛びキャッチ。決定機。
28分:関西大倉、9番→17番。
HT:高槻北、8番→19番(尾崎)。左ハーフ、7番が左ボランチ。
3分:関西大倉、右クロスから6番シュート、上に外れる。決定機。
7分:関西大倉、7番の右クロスを17番がファーで合わせる。0−1。
10分:関西大倉、ゴール前こぼれを5番正面シュート、バー。超決定機。
16分:関西大倉、5番→13番。
17分:高槻北、9番、決定的シュート、上に外れる。

結局0−1で関西大倉が勝利。決定機数は3対3、試合も前後半通じて互角だったが、決定力の差が勝敗を分けた。



第2試合は選手権予選決勝で敗れた金光と選手権予選ベスト32の阪南大高の対戦。金光は人材豊富で新チームも有力。対する阪南大高は強化を始めて数年、人工芝ピッチもあり、近畿大会にも出たことがある。


大阪高校新人大会1回戦
金光大阪高校−阪南大学高校
12時30分 高槻北高グラウンド ピッチクレー 晴れ

金光  阪南
−−−十番−−十一−−− −−−十一−−十番−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−
九番−八番−−七番−六番 八番−六番−−七番−九番
五番−四番−−三番−二番 二番−三番−−四番−五番
−−−−−一番−−−−− −−−−−一番−−−−−

金光は4番の福森が新主将になっている。8番が右足FK担当。阪南は9番が右足FK担当。

8分:金光、中でつなぎ、8番、DFを前に間合いが甘いとみて抜かずにシュート、左隅に決まる。1−0。
13分:金光、8番の左CK、ファーの7番にワンバウンドで届き、ハーフボレー。決まって2−0。
17分:阪南GKが一気に裏へ、11番と8番に対しDFは金光4番だけという状況、巧みにワンサイドカットし守る。
20分:阪南、決定的シュート、左に外れる。
30分:金光、ペナちょっと外でFK、6番と8番が相手に隠れてジャンケン、勝った6番が狙うも壁。
HT:金光5番→12番がRB、2番がLBに。阪南2番→14番、5番がLBに回り7番がRB、14番がボランチ、11番→17番。
11分:阪南、遠距離の左FK、正面17番のヘッド、左上隅にコントロールし2−1。
15分:金光6番→18番。
33分:阪南、右クロス、ファーで折り返し5番ヘッド。2−2。

引き分けでタイムアップ。次戦進出チームを決めるPK戦は

金光:10番○4番○ 3番○ 7番○ 2番×8番○12番○18番○
阪南:3番○ 8番○17番○10番○14番×5番○ 7番○ 9番×

第1試合よりもレベルは高かった。阪南は大学譲りの組織的プレスから早い攻め、金光は個人の能力を前面に出しプレー。もちろん新チーム立ち上げの時期の違いから、阪南は組織力で優ったのだろう。運動力・闘争心は双方十分。守備が堅くあまり決定機はなかった。2−2というスコアは決定力の高さを示している。PKで次戦進出は金光となったが、阪南も上位進出する力は十分ある。



2010年01月06日(水) 女子インカレ決勝 神大−早大

全日本大学女子選手権決勝
神奈川大学−早稲田大学
11時 国立 ピッチ良 晴れ

神大           早大
−−−−−長田◆檗檗檗檗 檗檗殕町−原−−−
−−−牟田◆蘖陛牒ぁ檗檗 檗檗檗檗歉山−−−−
−笹野−金子ぁ歉山ぁ 檗歉野今井た山ぁ
山川市原−伊藤し原臼井高畑◆歛舅騰つ疆牒
−−−−−川口ぁ檗檗檗檗 檗檗檗檗殞詭抬 檗檗檗


神大 監督:鎌田俊司
GK  1 川口真奈  4年 163/56 桐陽高 *南関東選抜
DF  2 伊藤美香  4年 168/60 十文字中学高 *南関東選抜
3 市原伶香  3年 158/54 伊賀フットボールクラブフロライン *南関東選抜
    4 山川莉々加 3年 153/46 作陽高
   14 桑原由恵  2年 157/52 横須賀シーガルスFC *南関東選抜
MF  6 金子かおり 4年 154/52 宇都宮文星女子高 *南関東選抜
    8 小山真央  4年 153/46 相模原サッカークラブ *南関東選抜
9 笹野茜   3年 162/53 横浜国際女学院翠陵高 *南関東選抜
10 永田真耶  4年 156/47 三木FCドリームズ *主将 南関東選抜
   12 牟田佳織  2年 157/47 横須賀シーガルスFC *ユニバー候補 南関東選抜
FW 11 長田いづみ 2年 168/62 桐陽高 *ユニバー代表 南関東選抜
リザーブ
GK 17 岩田信歩  3年 158/56 大和シルフィード98
GK 30 水谷綾香  2年 175/69 藤枝順心高
DF  5 平栗詩乃  3年 166/53 SHRINE LFC *南関東選抜
13 児玉奈々  2年 170/63 埼玉栄高 
MF 15 水島久美  2年 162/55 湘南学院高
   16 堀井千裕  2年 154/48 日ノ本学園高
FW 24 神山典子  1年 159/53 埼玉栄高

早大 監督:長岡義一
GK 16 鈴木望   1年 159/53 日テレ・メニーナ
DF  5 今井さゆり 4年 164/62 神村学園高 *北関東選抜
6 大脇友里佳 4年 157/52 十文字高
   14 鶴田佳代 3年 167/59 富士見FCガイア *北関東選抜
MF  7 杉山遼   4年 159/52 大和シルフィード98
   8 高畑志帆  2年 164/54 藤枝順心高 *ユニバー代表 
9 小山季絵  3年 168/55 日ノ本学園高 *ユニバー代表
   10 小野瞳   3年 166/52 聖和学園高 *ユニバー代表・北関東選抜
FW 11 原一歩   3年 167/65 富士見FCガイア
   15 臼井理恵  2年 170/63 吉祥女子高 *ユニバー代表・北関東選抜
   18 有町紗也香 3年 160/58 福井工大附福井高 *北関東選抜
リザーブ
GK 35 岩田麻奈 2年 159/58 福井工業大附属福井高
DF  3 島田知佳  4年 167/57 日テレ・メニーナ *ユニバー代表・北関東選抜
   23 谷本晴奈  1年 156/52 鳳凰高
   24 水野加奈子 1年 164/60 JFAアカデミー福島
MF 21 菅藤彩子  2年 158/48 常盤木学園高
FW 19 大滝麻未  2年 172/61 横須賀シーガルズ *ユニバー代表・北関東選抜
   20 八木彩香  1年 162/54 十文字中学高

神大は準決勝の続きチアリーダーが来ている。女子選手が女子のチアの応援がそれほど嬉しいか疑問も残るのだが。早大は準決勝のような大応援団は来ていない。

試合前、学歌斉唱後、早大は一列になって声だし。神大はサッカー風に応援団がアレンジしていて好感が持てる。

序盤はつぶしあい。9分、早大、右CK、杉山のキックはあっさりクリアされる。11分、早大、カウンターで臼井から左クロスが有町の足元へ、シュートは弱い。決定機。12分、早大、高畑フィード、原DFの手前から猛スピードで体を入れシュート、セーブ。決定機。13分、神大・永田が右突破右クロスはクリアされる。なかなかのスピードとテクニック。ここまで早大・今井は激しい寄せを見せている。神大・伊藤のキック力は凄い。早大はFKをすべて長身の原の頭を狙っている。18分、早大・杉山フリーで右クロス、これはDFに当たるが、これを再びクロス、有町ニア飛び込むも、GK抑える。21分、早大・右クロスをニアで有町ヘッド、右に外れる。26分、早大・小野が右に展開、有町が右クロス、原がフリーヘッドを右に決める。0−1。28分、神大、いいフィードが長田の裏、牟田に出る。GK出るのに躊躇、危ないが防ぐ。30分、早大、小山が裏で受け体を入れて決定的シュート、左に外れる。直後にも小山は原の後方へ出す、これは右CKへ。右CKは杉山のキックをファーで鶴田が折り返しヘッド、クリアされる。35分、早大・小山が高速ドリブル、鶴田に出し、右クロス、クリアのこぼれを原が右クロス、小山へ、こぼれて高畑決定的シュート、GK好セーブ。38分、神大・牟田が巧みなボールの受け方から一人かわしシュート、右に外れる。長田はボールキープの際手の使い方が下手で、すぐ間合いに入られるため、基点になれない。素材としては凄いが、あまり本格的に指導されていないのだろうか。40分、早大・有町が右からドリブル、ワンフェイク入れて左足ミドル、右隅に決まって0−2。42分、神大・長田→水島。前半終了。

公式でシュート数2対8、手元集計で3対10(枠内0対7)と圧倒的に早大ペース。クロス数も2対12。ハーフタイムショーは日体大チアの演技。

後半頭からの神大の布陣は次のとおり。

−−−−−笹野−−−−− 
−−−水島−−永田−−− 
牟田−小山−−金子−桑原 
−−山川−市原−伊藤−− 
−−−−−川口−−−−− 

序盤は大きな動きなし。様子見である。12分、早大・鶴田から中へ、小山右スペースへ、GK飛び出すが右へ外す。ゴールラインぎりぎりからシュートも外れる。13分、早大・原が右スペースへ快速飛ばし突っ込みペナ内へ、DFを切り返しで外すところカットされる。14分、早大DFのミスが牟田へ、シュートは弱い。14分、早大・有町→大滝。17分、早大・小野が左でドリブルで切れ込み斜め後方に戻し左45度で大滝ミドル、上に外れる。19分、神大、笹野が右シュートも可能性がなかった。22分、早大・大滝、左で1対1を抜けず。25分、早大・今井、右クロスをクリアも今井に戻り右フリー、決定的シュート、左に外れる。26分、神大、左CK、小山のキック、クリアを拾ってつなぎ、小山が左クロス、ファー折り返しを牟田ヘッドもかすっただけ。28分、神大・山川→平栗。28分、神大、右CKのこぼれを再び中にいれ、密集にこぼれて桑原の足元にこぼれる。前でフリー、決めて1−2。ワンチャンスを決めた。31分、神大・伊藤が左FKを直接狙う。外れるがキック力ある。32分、早大・大脇に警告に見えたが、公式では高畑になっている。直後に早大・原の右クロスを大滝がニアに走りこみシュート、左に外れる。37分、早大・臼井→菅藤。41分、早大・鶴田→島田。早大、左クロスを大滝ポストプレー、杉山アウトにかかったシュート、決定的だが決まらず。45分、早大・今井→谷本、原→八木。結局1−2で終了。

後半のシュート数は公式5対6、手元集計3対7、やはり圧倒的に早大ペースだった。基本技術の差がありすぎた。個性あるタレントの絶対数も違った。体格差もあった。

早大ではまず小山がよかった。トップ下ゲームメーカーではなく、積極的に飛び出すタイプ。168cmあるので、ゴール前に飛び込むと迫力が違う。小野は古いトップ下のイメージもあるドリブラー。こちらも166cmある。FWも強力。大滝だけでなく、原のスピード・高さ・パワーは脅威だった。有町のデータ以上に大きく見える。

神大では長田がイマイチだった。高さ・スピードと素材としては凄い。しかし技術的にも戦術的にも向上の余地があり、前半で代えられた。牟田は攻守に大車輪の活躍。いい選手だ。

公式記録



2010年01月04日(月) 女子インカレ準決勝 神大−関東学園大 大体大−早大

7〜8年ぶりの西が丘である。関東大学リーグには行かなくなったし、高校選手権の会場として見に行きたいカードはなかなか組まれない。関西の鶴見緑地などと比べてはるかにすばらしく、ピッチの状態もいい会場だが、なかなか行けなかった。この日もバーモントカップとどちらに足を運ぼうかと迷ったが、初見の関東学園大が決め手となった。ちなみにブログではたまに「関学大」と自称しているが、関西在住の私にとって「関学大」とは関西学院大学に他ならぬ。よって略称を用いず表記する。

関東大学女子リーグでは神大が優勝、関東学園大が4位、直接対決では4−1で神大が勝っている。ユニバー代表には神大から長田、関東学園大から北原が選出されている。関東学園大は強化を始めてから4年目で今大会初出場である。

全日本大学女子選手権準決勝
神奈川大学−関東学園大学
11時 西が丘 ピッチ良 晴れ

神大           関東学園大
−−−−−長田◆檗檗檗檗 檗檗檗檗殘鄲辞−−−−
−−−笹野−小山ぁ檗檗 檗檗檗檗歛臈茘ぁ檗檗檗
−牟田◆欟盪勠ぁ蘖陛牒ぁ々盒境〆拊◆殍霧境E菘牒
山川市原−平栗7原∋該雖す澤ぁ殞詭抬斉藤
−−−−−川口ぁ檗檗檗檗 檗檗檗檗欹粥耕抬 檗檗


神大 監督:鎌田俊司
GK  1 川口真奈  4年163/56 桐陽高 *南関東選抜
DF 14 桑原由恵  2年 157/52 横須賀シーガルスFC *南関東選抜
    5 平栗詩乃  3年 166/53 SHRINE LFC *南関東選抜
    3 市原伶香  3年 158/54 伊賀フットボールクラブフロライン *南関東選抜
    4 山川莉々加 3年 153/46 作陽高
MF  6 金子かおり 4年 154/52 宇都宮文星女子高 *南関東選抜
   10 永田真耶  4年 156/47 三木FCドリームズ *主将 南関東選抜
   12 牟田佳織  2年 157/47 横須賀シーガルスFC *ユニバー候補 南関東選抜
    9 笹野茜   3年 162/53 横浜国際女学院翠陵高 *南関東選抜
FW  8 小山真央  4年 153/46 相模原サッカークラブ *南関東選抜
   11 長田いづみ 2年 168/62 桐陽高 *ユニバー代表 南関東選抜

関東学園大 監督:山口重信
GK 21 佐々木友美 1年 166/58 広島文教女子大附属高
DF 23 斉藤仁美  2年 155/52 本庄第一高
   16 鈴木佳奈子 3年 160/59 成田北高
    4 黒澤志保  4年 164/58 本庄第一高
    8 山崎梨紗  4年 163/52 高岡商業高 *関東B選抜
MF 14 北原佳奈  3年 173/62 藤枝順心高 *ユニバー代表 関東B選抜
   24 細谷奈菜  2年 151/50 日立第二高
   12 嶋田愛子  4年 154/47 磐田東高 *関東B選抜
   28 高橋紗樹  1年 163/53 文京学院女子高
FW  5 大嶋さゆり 4年 155/50 埼玉平成高
   13 野村まい  3年 162/53 太田女子高

神大は表記に苦労した。桑原は上がり気味で3.5バック。金子がアンカー。長田が1トップを務める。

8分、関東学園大、大嶋の左CKが跳ね返されたボールを再び大嶋が入れる。ニアに飛び込んだ高橋のヘッドが左に外れる。決定機。13分、神大、平栗の右CKに桑原ヘッド、上に外れる。18分、関東学園大、嶋田が完全にフリーで上げたクロスにニアに野村が飛び込みボレー、決まって0−1。25分、神大・牟田が左クロス、長田が高いヘッド、DFクリアで右CKへ。これを桑原ヘッド、DFクリア。35分、神大・小山から右の永田へ、前向いてシュート、上に外れる。前半はシュート数8対2。

後半は経過のみ。

50分:神大、左CK、小山のキックがGKの上を襲い、かろうじてパンチしたボールがバーの下に当たりゴールイン。1−1。
57分:神大、相手バックパスを長田がカット、一人で持ち込み右シュート、決まって2−1。
75分:神大・金子→水島久美。
81分:関東学園大・高橋→東。
84分:関東学園大・細谷→富田。
87分:関東学園大、スルーパスを受けた野村がペナ内で倒されPK。北原が決める。2−2

試合は10分ハーフの延長へ。

98分:神大、相手クリアを拾った水島が右に切り返し、一人かわしてシュート、左隅に決まって3−2。

試合を通じてシュート数は18対7、神大が総合力で上回った。長田は高さ・スピードと圧倒的な身体能力が光った。技術的には向上の余地があるかな?小山は右足FK担当。敵陣に突っ込んでいく迫力があった。

公式記録



全日本大学女子選手権準決勝
大阪体育大学−早稲田大学
13時 西が丘 ピッチ良 晴れ


大体大          早大
−−−−−山内−−−−− −−−有町−−原−−−−
白井−−−前田−−−本田 −−−−−小山−−−−−
−−−末田−−六車−−− −−小野−今井−杉山−−
酒井−倉本−−塩川−田中 臼井−高畑−−島田−大脇
−−−−−柴田−−−−− −−−−−鈴木−−−−−


大阪体育大学 監督:石居宣子
GK 21 柴田彩佳  3年 164/62 藤枝順心高
DF  2 田中由女  1年 159/51 大阪桐蔭高
    4 塩川美樹  2年 158/52 東住吉総合FC *関西選抜
   15 倉本あや  1年 158/53 広島文教女子大附高
    5 酒井望   2年 155/54 福井工大附福井高
MF  6 六車美紀  1年 164/55 大阪桐蔭高
    8 末田恵理  3年 156/53 山陽女学園高 *関西選抜
   14 本田紗希  1年 150/48 宇和島南高
    7 白井希生子 3年 158/52 FC岐阜ベルタ
FW 11 前田恵理子 4年 164/58 宇和島南高 *関西選抜
   10 山内典子  4年 160/50 日ノ本学園 *ユニバー代表・関西選抜

早稲田大学 監督:長岡義一
GK 16 鈴木望   1年 159/53 日テレ・メニーナ
DF  6 大脇友里佳 4年 157/52 十文字高
    3 島田知佳  4年 167/57 日テレ・メニーナ *ユニバー代表・北関東選抜
    8 高畑志帆  2年 164/54 藤枝順心高 *ユニバー代表
   15 臼井理恵  2年 170/63 吉祥女子高 *ユニバー代表・北関東選抜
MF  5 今井さゆり 4年 164/62 神村学園高 *北関東選抜
    7 杉山遼   4年 159/52 大和シルフィード98
    9 小山季絵  3年 168/55 日ノ本学園高 *ユニバー代表
   10 小野瞳   3年 166/52 聖和学園高 *ユニバー代表・北関東選抜
FW 11 原一歩   3年 167/65 富士見FCガイア
   18 有町紗也香 3年 160/58 福井工大附福井高 *北関東選抜

早大はエース大滝がベンチスタート。不調か?関東女子リーグでも優勝している。つまりあの日テレ・メニーナよりも上を行ったということだ。

開始すぐに早大が総合力で上回ることが分かる。自陣から確実にビルドアップ、CBコンビは技術がしっかりしている。ただ島田はややスピードに難があり、大体大の快速・山内に苦戦していた。杉山が右足FK担当。小野はテクニカル。小山は積極的に前線に飛び出し、かき乱す。原にはよくボールが収まるし足も速い。選抜に選ばれてないが、怪我でもしていたのだろうか?有町も快速。大体大は山内を1トップに、引いて守る。集中力を切らさず、シュートは許さない。25分、早大・杉山が右クロス、小山斜めに走って受けるもコントロールできず。27分、早大・大脇の右クロスのこぼれを原シュート、左隅も弱い。決定機。30分、早大・ロングボールを受けた原が2人かわし、3人目で後ろ向いて戻し、今井ミドル。外れる。原は強烈なフィジカルを生かし、キープ力がある。35分、早大・小山が30mミドルを唐突に放つ。これがGKの上を襲い決まる。0−1。GKは前へのパスを警戒していたし、シュートもぎりぎりのコースなので、ミスという感じではない。臼井は抜群のスピードを誇る。43分、早大・有町から高畑ヘッド、ループでゴール襲うもGKキャッチ。ロスタイム、大体大の左クロスを鈴木、キャッチミスも何とか抑える。前半終了。

前半は手元集計でシュート数0対5。ゴールキック数7対2と早大が押し込んだ。その割にはシュート数が少なく、大体大がよく耐えた内容だった。

ハーフタイムで早大・原→大滝麻未 (2年 172/61 横須賀シーガルズ ユニバー代表)
はっきりいってこの選手目当てでこの会場に足を運んだ。日本女子サッカーの未来を担う逸材だと勝手に期待している。長身だが、動きがしなやかで技術も高く、局面を打開できる女イブラヒモビッチである。大体大は2列になって声出し。

6分、早大・大滝ポストプレー、ヒールで落とし小野ミドル、左に外れる。8分、早大、ペナ内で大滝鋭いターンからシュート、当たりそこね。直後にも大滝ポストプレー、右に開いた小野がクロス、ニアに突っ込んだ大滝に前でカット、右CKへ。12分、早大・大滝ターンから裏へパス、誰か?シュートも左に外れる。決定機。大滝は動きが少なく、足元で受けてのプレーばかりだが、次々にチャンスを作るのはさすが。16分、早大・小山→谷本。左ハーフ。小野がトップ下へ。17分、早大・有町→八木。19分、大体大・白井→迫。20分、早大・大滝から谷本、八木とつなぎ、シュート、右隅に飛ぶも弱い。GKキックして逃げる。22分、早大・八木右クロス、大滝の上を通過して谷本の前で大体大カット。八木のスペースを突く感覚は鋭い。31分、大体大・六車→村松。34分、大体大、ロングフィード、左の山内へ。島田とのスピード差は再三狙っていた形。かわして切れ込むもクロスはカットされ左CKへ。37分、早大、左CKを小野が蹴り、大外で高畑が折り返し、ラインぎりぎりで島田が押し込む。0−2。38分、大体大右CKを山内ヘッド、ライン上でGKはじく。大体大初のシュートらしいシュート。42分、早大・臼井→菅藤。結局0−2でタイムアップ。早大の完勝。

後半のシュート数は手元集計で1対8。クロス数は4対8。早大は全選手が特徴を持っていて、観ていて楽しかった。DF陣の守備能力はイマイチ分からなかったが、身体能力は高い。小山は大車輪の活躍。調べるとユニバーではFW登録。シャドーストライカー的位置づけなのだろう。飛び出しが冴えていた。原・有町の2トップは破壊力十分。原は長身なだけでなく、自ら局面打開するスピードもドリブルもある。有町はよく動いていた。
公式記録


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