dust box
akane

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■ 恋人






胸をしめつける糸をたぐり


たどりついたのはあなた


2002年10月31日(木)

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■ 選択権

私に選択権はなかった
気持ちを楽にするための方法なら
いくらでもあるだろうに

飲みこむしかない
私に選択権はない

2002年10月29日(火)

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■ sin

私の罪は、最初から何もかも知っていたことだ
こんなふうになってゆくことを
知っていて
それでも階段を登り続けたことだ


「きみの気持ちを知っていて
ずっと気付かないふりをしてきた」
ずっとずっと前に読んだ本にあったな
「そうすることで折り合いをつけてきた」




庭には、光が降り注いで
午後は、ゆっくりとお昼寝をしたい
夜明けに祈りをささげて

そして私は罪を抱こう
本を閉じて眠りに落ちるまでの間
その罪をしっかりと刻もう


2002年10月26日(土)

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■ するり


核心にせまると
するりとかわしてまた逃げる

言葉をあやつって
またするり

あなたの欲しい結論を
知っていてそれでも

まだ怖くて
するり

2002年10月25日(金)

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■ それは至福



目を閉じた時に

響いた声

あたしはあたしのままでいいんじゃないの?




そうか
どうしたって変えられないものもあるな
いくつかポロポロと
ふとした時にそういうのがあらわれるな

そういう小さなカケラが
あたしを形作っていて
そこがいいというのなら
それは至福





2002年10月24日(木)

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■ どうしてわかってしまうんだろう

どうしてわかってしまうんだろう

価値観はとてもとても複雑で
自分でさえ把握しきれない

小さなささやかな
イントロダクション

私の言葉のずっと奥の方に
どうしようもないくらいの気持ちがあることを

どうしてわかってしまうんだろう

2002年10月23日(水)

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■ 2ヶ月

2ヶ月前の今日
あたしは夜の魔法でさらさらと
何もない一枚の紙に
火花を描いた

それはまるで本当の魔法みたいに浮き上がって
不思議なことでもなんでもないのに

少しだけはっとしていた

魔法みたいと思えることは
奇跡みたいにきらきらしていた


「あと2ヶ月だね」とあなたが言った

奇跡は続いていくのでしょうか
魔法を信じるみたいに

2002年10月22日(火)

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■ 甘いせつなさ


「だきしめたい」って思ったのは
瞳がとてもきらきらとしていて
どうしようもなくいとおしいから

ぎゅっと力を込める
頬がふれあって
ぬくもりが伝わって

一番の笑顔をひとりじめしてしまう

しあわせで
しあわせで
しあわせで

とても とても 胸が痛い

2002年10月21日(月)

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■ まんなかで

あなたのそのストレートさが
羨ましい

羨ましいというの?
その時点でもう
結論は出ているんじゃないだろうか?




困ってしまうのは
そのみちのりだろうか?
果てしなくて遠いのに
思いもよらないほど近い存在


まだまだ時間は必要だし
それに時間だけはたくさんあるんだし
余計なアレコレをとっぱらって
考えなくちゃいけないことをどまんなかで考えなくちゃ
















それにしても今日という日はとても長く
いろいろなことに気持ちを浸らせて
充実していたね


2002年10月20日(日)

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■ 好きです。



中学生の時に
「好きです」と
何度も何度もとなえたけれど

結局伝えることができなかった
いや
結局自分の意思で伝えなかった

気持ちを大切にする部分は
今の自分にも中学生の自分にもちゃんとあって

でもその響かせ方を
あの時はあまり知らなかった

2002年10月19日(土)

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■ 弱点


ごめんね

あたしこんなに弱くて

ごめんね

あたしこんなんで




眩しい光に目がくらんだ
こんなに手を伸ばしたのに
眩しくて眩しくて
目が痛い
心が痛い




照らし出されたのは
あたしの弱点
「さよなら」さえ言えない
弱さはあたしの武器ですか?

2002年10月18日(金)

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■ 罪作りな恋愛

たぶん一つ目の階段に足をかけた
どきどきしている
心臓が耳の横にある

世界は遠く切り離されたみたいで
自分と
そして自分の中のあなただけが取り残される

その箱の中におさめておこう
罪作りな恋愛は
秘めることで力を増すから



2002年10月16日(水)

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■ その時が来た

このふたりの間にあるものを
説明しようとしても
ありきたりな言葉ばかり浮かんで
どれもぴったりとはまらない

くるくると回転させても
一枚の絵のひとかけらにはまらないパズルみたいに
どうがんばっても説明する言葉を見つけられない

ただどうしようもないくらいに
ここにいてほしいと思うだけ



やたらに手を伸ばさない私だから

今は「その時」とわかる

今が「その時」なんだ

2002年10月15日(火)

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■ 不可欠



生きて行くのに必要なのは
水と
空気と
地球と

それらがあなたの中にあるようで


私にはあなたが不可欠


2002年10月14日(月)

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■ 後味


こういうのはやっぱり後味が悪いね
もう絶対にやめておきたいけど
でも助けたいと思ったことは本当なんだ

短い言葉じゃつたえられないね
いつもすぐにだきしめあえたらいいのに


後味の悪さが
ずっと胸につかえてもやもやと
胃もたれを起こして 消化不良

とげのはえた一瞬の言葉に
敏感な反応を示したことだけが
嬉しかった

2002年10月13日(日)

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■ 関係


電話
携帯電話
メロディー
会話を楽しむ


ホテル
そのまま抱き合う
隙間のなさが心地よく


時間
あってもなくても短い
ふたりっきり
もういつだってこれが最後だって思おう

2002年10月12日(土)

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■ キリキリ




考え出すとすぐコレだ


キリキリと胃が痛む



あたしを押しつぶそうとしているのは
いつだって
あたしかもしれない

2002年10月11日(金)

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■ もっと強く抱いていて

この居心地のよさから
どれくらいの距離を置くんだろう
今の私にはわからない
漠然とした不安だけで
もう立っていることすらできないから
今はもっと強く抱いていて

今だけはその腕の中で
力をこめて
確かなものを体の中に刻み込んで

2002年10月10日(木)

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■ 愛し抜けない想い

指先が冷たい
この空気のせいかな
秋と冬の間で
揺れ動いているのは何だろう

この季節は
鳥がとても遠くを飛ぶから

いつまでも見上げては
飛びたてないことを痛感するんだ


愛し抜けない想いは
罪と一緒に飛び去って

願いはかなく空に消えながら
そのままひゅうるり落ちてくる

目の前の
その小さなカケラを
あたしはもういくつ集めてしまっただろう

2002年10月09日(水)

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■ タイムリミット



家族が増えるってこういう意味もあるんだな。

「この人が あたしの好きになった人だよ」





後悔はしても意味がない
タイムリミットは近づいている

運命がもしあるのなら
それをくつがえす力だってどこかに存在するのでしょう

2002年10月08日(火)

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■ ゴクリ

ゴクリ

息を飲む



ただでさえ手が届かないのに
こんなふうに見せつけられた事実に
もうそんなふうに立ち尽くして
息を飲むしかなかった

耳の傍であらゆる音がかなでられる
比例して遠くなる意識

周囲と分断されて
床に接している足の裏の面積だけが
唯一の現実

2002年10月07日(月)

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■ LOVE

私が大切にしたい人たちはこんなにいっぱいいるんだな
愛を贈りたいと思う人が

私にしかできない何かで
あなたにしか伝わらない何かで

ベットに横たわる姿で
病に倒れたその姿で

目の前に立って微笑みあうことを
しあわせに思う

愛を贈ろう


目に見えず
言葉にせず
そっとそっとそっと
私だけのやりかたで

2002年10月06日(日)

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■ 敗北宣言

だいすきだーって伝えるのに
なんでこんなに言葉を知らないんだろう

にこにこしてても意味がないことだって
あるんじゃないだろうか

だいすきだーって伝えるのに
どうしてどうしてこんなに迷うんだろう

誤解したら誤解をとくための説明をして
その説明でまた生まれる誤解


おかしいのかな
すきなのに

恋に負けない
あなたに負けても

2002年10月05日(土)
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