皇帝の日記
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2002年08月31日(土) グランドキャニオンです

妙な感じでこんにちは。
エンピツさんからあんまりレンタルするのもなんなので上海篇の後から失礼致します。

そのようなわけでグランドキャニオンの淵にいる。
写真で見る限り、山かと思っていたが、どちらかと言うと大地にあいた巨大な裂け目と言った感じ。
裂け目の淵にはあまり柵がなく、年間通じて転落死する人がけっこういるらしい。

雄大な自然を満喫し、近所で一軒しかないレストランへ。
行きの夜空で、皇帝生まれて始めての天の川を見る。
そしてレストラン。
立派な建築に立派なテーブルセット、立派なウエイター達に囲まれて出てきた食事が

壊滅的にまずい。

罰ゲームか、というより拷問のようでした。


2002年08月30日(金) そんなわけでアリゾナです

ネバダ州ラスベガスまで飛行機で、その後レンタカーで3時間半かけて、砂漠を抜け、山をぬけ、谷を抜けてアリゾナ州セドナという田舎町に宿を取った。

アメリカの田舎。
建物が立派という以外は、なんとなく中国の延安に似ている気がする。

このセドナの売りは、レッドロックと言う赤い岩の数々。
付近は赤い岩屋まで覆われている。
その赤さが売りなので、建物は景観を壊さないように周囲と同系の赤に限られている。店の看板にも厳しい規制があるようで、どこの店も風景と同化しており、相当近づかないと何を売っているのだかわからない。

そしてマクドナルドまでMのマークを緑にして地域に一体化を図っている。

赤い町セドナ。

気が狂いそうです。


2002年08月29日(木) ヒューストン篇開始!!

そんなわけでだいぶ前からヒューストンに着いています。
今日はクラス分けテストまで受けてきた。

車の方も相変わらずだ。
前回のテキサス篇で、パワステなのに重いだとか、仮面ライダーのような色だとか、散々文句を言っていたが、実は四輪駆動の良いエンジンをつんだ質実剛健な車だということだ。
でも窓手動。

前回来た時よりは暑くないような気がするが、気のせいかもしれない。

そしてタウンハウス内の猫密度が上がった気がする。
伯父さんちの猫にそっくりなのも見た。

蟻が家の中にまでその勢力を伸ばしつつある。
ここの蟻はファイヤーアントといって、毒性が強く、噛まれると危険である。

などなど。
頭も文も混乱したまま明日からラスべガスに行って来る。
グランドキャニオンが最終目的地なのだが。
アメリカ人に「あれはただのでかい穴」と一蹴され、早くも凹み気味だ。


2002年08月01日(木) 締め上げ!!

そのようにして、魔都市上海から無事生還してきたのである。
以降、ずっと腹の調子が思わしくない。
後から船で帰国してきた人もそうだと言う。

汚れた水と空気に慣らされた体が、清浄な環境に対応できないと言うことだろうか。
ナウシカ現象だ。

とにもかくにも、初留学ではないけれど初一人暮らし(ルームメートいたけど)で親元を離れていたと言う点で,この一年は皇帝の自立にとって大きな意味を持つものでした。

大きな収穫は料理ができるようになったこと。
擬なりにも(むしろ擬まくり)中国語を話せるようになったこと。
世の中善人ばかりではないな、と思ったこと。
だから善人に会うことは貴重だと思ったこと。

そんな感じの一年でした。

それではできれば横浜篇で近いうちに、
できなければヒューストン篇で八月の二十四日以降お会いしましょう。

再見!!


皇帝