凪の日々



■引きこもり専業主婦の子育て愚痴日記■

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2003年11月30日(日) 湯船

赤ん坊と湯船に入る。
しきりに足をばたつかせお湯を蹴る。面白いのかしらん。
アイは六ヶ月からベビースイミングに通い始めた。
この子はどうしようかな。正直、家計が苦しいし。

スイミングでは親子でもぐりっこなんてのがあった。
赤ん坊と一緒に水中に潜るのだけれど、化粧が落ちるのを嫌がる母親達は誰も潜らず、皆、赤ん坊だけを水中にどぶんと沈める。
アイはそれが大嫌いで沈めるたびに泣き喚いていた。
この子も泣くのかしら?
今のところアイより水を怖がらない子みたいだけど。

赤ん坊を湯船にどぶんと沈めてみる。もちろん一瞬。
赤ん坊は水中で目を見開いたまま私を見ていたが、上げられたとたん咳き込んだ。
あぁ水を飲んだか。沈め方がまずかったのね。
赤ん坊の顔に息を吹きかけ、驚いて反射的に息を飲んだ瞬間に沈めるんだけど。
ちょっとタイミングがずれたか。

赤ん坊は咳き込みつづけるが、泣きはしない。
何が起きたか分からないのだろう。

それにしても
プールに沈めるのと湯船に沈めるのと、やってる内容は同じなのに、どうして湯船だと虐待しているような気分になるんだろう。
大勢の中でやるのと一人でやるのの違いかしら。


一人でやるとどこかのスイッチが入りそうでまずい気がした。
もう湯船でベビースイミングの練習はするまい。


2003年11月21日(金)

赤ん坊をあやす。
「だいすき〜!」と頬をすりよせ耳を甘噛みする。

体の奥からこの口中の柔らかい耳朶を噛み切りたくなる衝動が込み上げて来る。
それはいつも突然。
首にまわした手に力をこめてみたくなる一瞬。
抱き上げたこの両手から力を抜きたくなる一瞬。

赤ん坊は可愛い。
可愛い、いとおしい、
枷。


縛られている幸福
しかし時折それから解き放たれたいという思いがよぎる。


私は母親失格


2003年11月19日(水) 乳首

授乳していると赤ん坊が時折乳首を噛むようになってきた。
そろそろ歯が生え始めようとしてるのか?
歯茎で噛まれるわけだからそれほど痛くは無いが、それなりに痛い。(←?)
「いたいー」と言うと赤ん坊は私の目を見上げて乳首を咥えたままにやりと笑う。
「へっへっへっ」といった感じのいたずら笑い。
この野郎。去年の今ごろは羊水の中でぷかぷかしてた生き物だったのに。
いつのまにそんな感情が芽生えてきたんだ。

授乳シーンを見ていたアイが「おっぱいに触ってもいい?」と聞いてくる。
おや、珍しい。どうしたのやら。
「いいよ」と触らせると恥ずかしそうに笑いながら「おちんちんみたい〜」と言う。
おいおいおいおい。
な、なにがおちんちんみたいなんですか?色?形?やっぱり触感?
その場合の比較対象ってやっぱり夫のなわけだよね?
さ、触ったことあるの?おいおいおいおい(汗

SMAPの中居君が乳牛の乳搾りをする場面で「きもちわりぃ〜!おちんちんみて〜!」と笑っていたのがあったが。
ま、まぁ牛の乳首は良いとして、私の乳首が…ってそんな巨大ではないぞ!ってことは夫の(以下自主規制)だとでも(←おい)

でもまぁある意味乳首とおちんちんって似てるのかもなぁ。
子供の事を考えると母乳がはって出てくるのもHな事を考えると(以下自主規制)ってのと同じなようなもんかもしれないし。
どっちも本能なんだろうしー

ちっ。もうちょっと母乳とか母性とかを神聖なものとして考えられんのか私。
いずれにせよ、おちんちんと同列に置かれるのは遺憾だ。くぅ(涙)



*************

村松がオリックスに移籍決定。やっぱりなー。
はぁ。井口は残留みたいだから良かったけど。
まぁオリックス戦を見る楽しみが出来たと思えば。
小久保が巨人で何番を打つかも楽しみだよね。
江川さんは六番あたりじゃ、と予想してるみたいだけど。
ってか、ローズ、やっぱり巨人に取られるのか?


2003年11月15日(土) やってしまった

六ヶ月。赤ん坊は寝返りは完璧にマスターし、ずり這いがハイハイにレベルアップするのも時間の問題のように自在に動くようになってきた。
当然物も掴む。口に入れ確認する。しゃぶって遊ぶ。食う。
こうなるともう目が離せなくなる。
しかしまた彼奴の行動範囲は二次元。
三次元になる前にせめて何か今しか出来ない事を、と編物を始めていた。

編物は好きだ。
単純作業は頭の中を空っぽにして手だけを動かしていけば経過した時間の分だけそこに具現化した何かが残る。

赤ん坊が泣く。あぁお腹が空いたのかな。
編物の手を止め乳を含ませるも出が悪いらしい。泣き止まない。
仕方ない、ミルクを足すか。
そう思ってミルクを作りに立ったわずかな時間。

いきなり激しくなる泣き声。
慌てて見ると赤ん坊の口に不自然な角度で咥えられた竹の編み棒。
あきらかに突き刺さっている角度。

全身の血が引く。駆け寄り口から編み棒を抜く。

良かった。頬の方だ。頭蓋骨じゃない。
安堵で力が抜ける。
頬の内側に血が吹き出ている。

口の中は比較的唾液で洗浄消毒されるので治りが早い、といわれたっけ。
第一こんなとこ薬の塗りようも無いし。

作ったミルクを口に含ませると赤ん坊は泣くのをやめ飲み始めた。
食欲で忘れる程度の痛みなら大丈夫だろう。

気をつけていたつもりなのに。
一瞬の油断を見逃さないんだなこいつ。
これから気を引き締めていかないと。はぁ。


2003年11月12日(水) 成長

幼稚園の参観日。
まったく、幼稚園って出事が多いこと。
あいにくの雨の中、赤ん坊を抱いて園へ。

遅れてしまった為教室へ向かう親御さんは皆無。しまった。
途中アイのクラスの子供達と出くわす。
「あ、アイちゃんのおかあさんだ!」男の子が笑顔で寄ってくる。
「こんにちはー!頑張ってね!見てるから!」と頭をなでる。
誰だっけこの子。(←無責任)
よその子供の顔なんかまじまじと見ないし興味が無いのですぐ忘れる。(←いいのかそれで)
多分年少から一緒のクラスの子。
私の顔まで覚えてくれてるのか。凄いな。

教室でいつもの日課を見物。
それでも確かに年少の頃より少しは成長したよう。
周囲よりワンテンポ遅れてぼんやり動いていたアイが、それなりに周囲に同化して動いている(笑)
周囲が大きな声で叫ぶように答える所ももぞもぞと口を動かし答えているふりをしている。
姑息な手でバレバレではあるけれど、年少の頃は固まってただけだったもんね。
牛歩のごとくではあるが進歩だ。(←いいのか?)

参観が済み保護者は退席。
見るとあいは机にうつぶせ泣いている。
近寄り「どうしたの?」と聞くと「おかあさんが帰っちゃうからさびしい」と泣き出す。
あはははは。なんだどうした。どういう風の吹き回しだ。
抱き寄せて「仕方ないもん。お母さんたちはもう帰らなきゃいけないから」と言うと号泣。
あははははは。なんだなんだ。年少の頃だってこんな事無かったのに。
きりが無いので「それじゃ帰るね」と教室を出る。
それでも気になって物陰からのぞいていると先生に抱かれて号泣しつづけていた。
あはははは。

年少の頃はけろっとしてたのに。これも成長なのかしらん?
思うに、赤ん坊と私が二人で帰るのに自分が帰れないのが仲間はずれみたいで寂しかったのかもな。
アイはアイなりに色々感じているのね。

年少の時と違う点。
泣きつづけるアイに女の子達が寄ってきて「アイちゃんどうしたのー?」と慰めに来た。
いっちょまえに頭撫でてくれたりして。いじらし。

子供ってほんと、成長が早い。
私はこの一年何してたんだろうなー


2003年11月10日(月) 複雑

複雑な思いで見た小久保の巨人入団会見。
あぁ妙に巨人のユニホームが似合っているのは何故。
表情もはればれしてむしろ嬉しそうなのは。
村松もどうも他球団に心移りしてるようだし。
なんとも寂しい。
こんな気分でV旅行なんて行っても楽しめないよね。
いや、別にあたしがいくんじゃないんだけど。はぁ。
なんか興ざめ。もうダイエーで買い物なんかしてやんない。




2003年11月09日(日) 人の振り見て

近所の幼稚園で今日はバザーがある。
散歩がてら行ってみようかな。
公園仲間と会えるだろうし。

そう思いながら家事を片付けているとインターホンが鳴る。
見ると同じ階のYちゃん姉弟。
あら、久しぶり。内心チッと思いつつドアを開けると二人ともあきらかにパジャマ姿。
もしやこれは、と聞くとやはり、「ママが起きないから」と遊びに来たと。はぁ。
アイは喜んでいるからまぁいいか、と遊ばせる。
バザーは10時からだし、それまでには起きてくるだろうし。

Yちゃん姉弟は遊びながらも家に様子を見に帰り「まだ起きてない」「まだ寝てる」とやってくる。
子供って意味不明。
おなかもすいてるだろうに。
仕方ないので林檎をむいてやる。が、食べない。
バナナもいらないという。うーむ。ほっといていいものか。
すると椅子に登りあたりを物色していた弟がつまみのさきいかだの豆菓子だのを発見し勝手に食べだす。
おいおい。
そうこうしてるとお昼をまわった。
どうしよう。こっちもお昼にしたいけど、一緒に食べさせるべきか。
でもそれが習慣になったりしたら嫌なのよね。
ちゃんとけじめはつけておきたい。
きっぱりここはご近所付き合いの線引きをしておきたい。
そう思う私はやっぱり意固地なのかしら。
「お昼になったからママ達起きたんじゃない?見てきたら?」と子供達をうながす。
飛び出していった子供はすぐにはもどってこなかった。

やれやれ。結局バザーはいけなかったな。
午後から行ってももう売り切れがほとんどだろうし。
そう思いながら昼食の用意を始めると姉弟が「着替えてきた」とやってきた。
おいおい「お昼ゴハンは?」と聞くと「今からおばあちゃんちに行って食べる」と言う。
つまり、ママたちのお出かけの用意が済むまでうちで遊ぶつもりなわけか。
「そう、それじゃ遊んだおもちゃを片付けようか。」と言うが無視。
「Yちゃん、おばちゃんとアイちゃんとじゃこんなにたくさんは片付けられないもの。手伝って。」無視。
はぁ。親御さんがいないところではよその子をしかりたくはないしな。
あきらめて片付けかかると無言のまま子供達は帰っていった。

なるほど。

アイにはちゃんと「おじゃまします」「おじゃましました」と自分が遊んだおもちゃの片付けと「ありがとう」ときちんと言える子に育てよう。


2003年11月08日(土)

うぉぉぉぉ欲しい(笑)
しかしこれで年賀状を出したらホークス日本一の瞬間を携帯メールで祝いあった友は皆去ってゆくだろう(笑)
いいなぁ阪神ファンが羨ましい。
貧乏球団のダイエーには無理だろうなこういうの。

村松がFAで他球団に行ってもなんだかその方が村松の為にはいいだろうなぁと思えるようになってしまった。
成績が給料に反映されないって辛いよね。
ダイエーに居ちゃ選手たちがかわいそう。


2003年11月07日(金) 錯覚

スーパーで偶然公園友達に会う。
うわぁ久しぶり。一年ぶり位じゃないかしら。
前あった時は私妊婦だったものね。

友達がベビーカーの中の赤ん坊を見て一言。
「…あいちゃん?」

そうなのだ。赤ん坊はアイに瓜二つ。
アイのコピーかクローンのように似ている。
製造元も原材料も同じだから当然かもしれないけど。

アイが幼稚園に行っている昼間。
アイのお下がりを着せた赤ん坊と二人でいると、これがアイなんじゃないかという錯覚に陥りそうになる。

アイが四歳で幼稚園に通っているなんて嘘じゃないのかしら。
これがアイで、私はまだ生まれたアイをこうやって育ててる最中で
立ったとか歩いたとか 入園式だのお遊戯会だの 全部夢なんじゃないのかしら
だって、ほら、アイはここにこうして寝転んで私を見つめているじゃない


記憶が錯乱して我が子を産んだ事を忘れる母親の話とか物語の中だけの事かと思っていたけれど、今私が精神的に病んだらきっと四歳のアイの存在を忘れてこの赤ん坊をアイと呼ぶだろう。


2003年11月06日(木)


ホークスの小久保の電撃トレードには色んな憶測が飛び交っている。
巨人の渡辺オーナーが一枚かんでいるとかいないとか色んな裏話がまことしやかにささやかれて(?)いるよう。
スポーツ界のどろどろした裏話なんて聞きたくないなぁ。
曙の突然のK-1デビューにも色んな理由があるようで。
はぁ。

日本一になった楽しみの一つ。
全国ネットのTV番組にホークスの選手が出る事だ♪
筋肉番付のリニューアル番組(?)にホークスの選手が出ていた♪
今週は野手編で城島達がストラックアウトだっけ?をしてたけど、来週は投手編で愛しの斉藤カズミ&和田投手が投げる♪ついでに和田投手とセットの新垣投手も♪
和田&新垣はTVとかではつねにセットで登場する。
ビールかけの時も二人顔を見合わせて馬鹿笑いしながらかけあっていた。
高知キャンプの時のかつおのたたきをあーん♪と和田に食べさせてた新垣。
ほんとに仲良いのねこの二人って。
来週のゴールデンマッスル(だったかな?)が楽しみ♪録画よ録画♪


2003年11月04日(火)

赤ん坊はよくしゃべる。
喃語だけれど、明らかに声を発して何かを要求する。

「おとうさんって言った!」と夫が声を弾ませる。
そんなのありえない。
「言ったって!ねぇアイ?!」

アイと二人で「もう一回言ってごらん?」と赤ん坊に向かって語りかける。
夫のその姿はTVのペット番組で「うちの猫はごはんって言えるんですよ」と言ってる飼い主を連想させる。
確かに彼方達にはそう聞こえるんだろうね。
ごめんね。あたしには動物の鳴き声にしか聞こえないの。



赤ん坊が泣く。
これは泣き声。喃語とはあきらかに違う発声。

ぼんやり泣き顔を眺める。
隣には開いたままの新聞。
「周囲の誰も知らなかった母親の心の闇」
我が子を殺害した母親の記事の大きな見出し。


誰も知らないよ。心の闇なんか。当然でしょ。自分だって知らないのに。



声が
聞こえますか
泣き声が


2003年11月03日(月) 日本一なんだろ?ホークス!

嘘だと言ってくれ小久保!!!

ホークス日本一の余韻も覚めやらぬうちにこれか!(号泣)
それにしても選手の移籍問題でいつも「球団側への不信感」ってのが移籍理由に挙げられることが多いけどこれってホークスだけ?
「君のグッズの売上が悪い」と言われても選手はどうしようもないよなぁ。
自分で買い占めろってか?
とっとと売却されてもっと金銭的に余裕のある所に引き取られた方が選手達は幸せなんじゃないかと思えてしまう今日この頃。
愛しの斉藤投手まで「小久保さんもいなくなったし」なんて移籍しちゃったりしたら暴れるぞ(涙)
こんな球団だけど幻滅しないでね和田君(涙)

勝利の女神ならぬ敗退の貧乏神(?)のように私が応援するととことん負けてしまうので、ゲンをかついで日記に野球ネタは極力書かなかった。

生後三ヶ月の赤ん坊抱いて観戦に行ったけどベビーカーは当然スタンドに入れられない為あれこれ苦労した事や、和田君グッズを買ったその日に和田君不調で二軍落ちした事や斉藤投手へ応援メッセージをダイエーで書いたとたん連勝が止まった事や友達が日本シリーズを観に行って「あなたのダーリン頑張ってるわよ〜オホホホホ」などと根性腐れの意地悪メールをいちいち送ってきた事やあれやこれや書きたい事は山ほどあったけど。
我慢した甲斐はあった。リーグ優勝のみならず日本一だものね。

それにしても阪神。どちらかというと好きな球団だった。
阪神ファンって楽しそうだもの。映画「ミスタールーキー」を観た時も「あぁ私が阪神ファンだったらもっと胸躍る爽快な映画なんだろうなぁ」と残念に思いながら楽しんだ。
正直、伊良部がちょっと好きなので、杉内vs伊良部は伊良部の圧勝だろうと思っていた。
4-3で阪神の優勝だろうなぁと八割方思っていた。
それでもいいさ、と思っていたら。
日本シリーズの応援を見て幻滅。
野次はまぁ仕方ないとしても内容が野球と無関係の選手の身体的特徴をけなす意味不明の野次ばかり。
ホークス側の選手交代の時蛍の光が流れるのの意味がわからなかった。
判らないながらも聞いていると段々と腹が立ってきた。
福岡ドームは阪神側の応援席はゴミの山だったとか。
阪神は好きだ。星野監督の為にも勝ってもらいたかった。
でもあのファンが喜ぶかと思うと腹が立った。
阪神ファン。応援の仕方を考え直して欲しい。
素直に自分の球団を応援してくれ。
相手球団をけなすのは応援とは言わないぞ。
互いに気持ちよく応援しようよ。頼むから。

あぁそれにしても小久保。
巨人行きなんて。巨人巨人と草木もなびく(涙)
工藤がいるから心強いかな。新天地でも頑張って下さい。(号泣)





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